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テミスの剣



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【この小説が収録されている参考書籍】
テミスの剣
テミスの剣 (文春文庫)

テミスの剣の評価: 4.15/5点 レビュー 96件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全96件 61~80 4/5ページ
No.36:
(1pt)

無理すぎる結末

9割は冤罪が抱える問題について、当たり前すぎるような展開。最後にどんでん返しを入れようとしたのか無理な終わり方。読んでいて、味方のようで最後になんかあるんだろうなと思わせる内容。この作家の本は好きなので期待しただけに残念だった。
テミスの剣Amazon書評・レビュー:テミスの剣より
4163901493
No.35:
(4pt)

冤罪が起こるプロレスが上手く描かれた小説

この作品に対しては内容の深さよりよくこのボリュームで話を上手く収束させたなと感じた。
人間の心の内というのは誰にもわからない。だからこそ限りない黒であっても慎重に捜査を進めないと行かない。しかし刑事側にも時間に猶予がなく、誤認逮捕となれば自分の名に傷がつく。今更引き返せない。縄張り争いにも似た環境も相まって結論をさらに急いでしまう。わからないでもないが本来の目的を履き違えてないかと思う。また検察についても起訴した裁判の有罪率99.9%というある意味恥ずべき数字があることによって自分が起訴した被告人が無罪になると槍玉に上がることは目に見えている。証拠書類をすべて提示しなくてもいいので都合の良いものばかり提示し、裁判官や弁護士では提示された証拠品から吟味せざる負えないので弁護の材料は乏しくここでも冤罪が起きやすくなっている。刑事がひとつでっち上げをしようと思うものならそのままブレーキがきかずストレートに有罪となることが罷り通ってる現状のシステムがよく理解できた。
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No.34:
(5pt)

重厚さと面白さと感動を備えた比類なき名作として是非オススメです(^-^*)/

中山七里さんお得意の重厚な名作ミステリーです(^-^*)/
主人公は他の作品でもお馴染みの敏腕刑事・渡瀬さんでして、今作品は渡瀬さんが敏腕に覚醒する過程を描いた作品でもあり、
且つ、冤罪作品としても優れた内容でありながら、それだけに留まらず、驚愕の第二部が存在します。

他の作家さんなら冤罪を存分に書き上げた第一部の内容で終わるところを、更にスリリングな展開と謎と結末を加えた第二部と併せて、稀代の重厚な名作と化した点が心底素晴らしいです!

また、今作品は著者の『静おばあちゃんにおまかせ』に出てくる元裁判官の静さんの現役時代の最重要事件であり、『静おばあちゃんにおまかせ』を読んだ者には更に深く楽しめましたし、
『静おばあちゃんにおまかせ』自体はラストのどんでん返しが個人的に残念で売ろうと思っていましたが、
今作品との深い繋りがある以上、『静おばあちゃんにおまかせ』も揃って蔵書するようにし、売る前に今作品に出会えて良かったです♪

そして更には、テーマ的に辛い終わり方となるのは当然ですが、エンディングでもサプライズがあって嬉しい限り!個人的にはとても感動しました!

また今作品のテーマの一つに『正義とは?』というものがあり、警察の正義という意味で考えると、
個人的にはお巡りさんの善意で何度か人生の窮地を救って頂いた事があるので、僕個人としては警察=正義ですが、
性犯罪という観点で言えば、扱いは個々の警察官の知識や認識に一任されており、担当官次第で対応は180度変わり、認識不足の警察官に当たった場合は被害届すら受理されないケースも多く、警察=正義にならないケースを聞いた事が多々ありました。

また、社会全体の正義で言えば、組織の属地域が変わったり、上司が変わったりすると、組織理念の正義もコロコロと変わり行くのは珍しくなく、
過去、個人的に改革を行った事も、改革を握り潰された事も、自身が気付かぬ間に歪んだ事も様々あり、永久不変の正義の難しさを実感するばかりですが、
今作品の渡瀬刑事のように自身の正義がせめて歪まないように生きるためには、様々な知識や体験を知って感覚を磨く事も重要であり、その手段として様々な本を読む事はとても有効だなと、読書の有り難さを再確認した作品でもありました。

深いテーマと驚愕の謎と真相!悔恨を抱えながらも良い読後感!
重厚さと面白さと感動を備えた比類なき名作として是非オススメです(^-^*)/
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4163901493
No.33:
(2pt)

著者の本の中では凡作。本の後ろ拍子にどんでん返しの帝王と書いてあるのもいただけない。

著者の本の中では凡作。本の後ろ拍子にどんでん返しの帝王と書いてあるのもいただけない。勘でわかりました。ただそれ以上に、あるものの見方を安っぽい正義感と切り捨てたり、連続殺人犯の戯言を評価したり幼稚な部分もありました。ほかにも意外と世間知らずな知識を書いていたり興ざめする部分もありました。いまどきの定年前の警察官の給料は安月給とは言えませんよ。少しは庶民感覚を知った方がいいと思いますね。あと最後のどんでん返しはすごく強引です。少し最近多作過ぎて失速してきましたね。
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No.32:
(5pt)

中山七里に夢中

1ページ目からラストまで、とにかくページをめくる手が止まらない、久方ぶりの推理小説一気読み。
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No.31:
(4pt)

グイグイ引き込まれる流石の出来!

冤罪事件を描く作品は多々あれど、流石は中山さん!一味違う真相が隠されてます。
詳しくは書きませんが、冤罪が生まれるところの展開は、読んでいてその重みに苦しくなるほどです。はたして事件の裏に隠されている真相は?読めば解りますが、驚きの展開が待っています。重めの作品を希望の方、オススメです。
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No.30:
(4pt)

冤罪とトリック、二つ楽しめます。

不動産業を営み、裏では高利貸しをやっていた男とその妻が自宅兼事務所で刺殺される事件が。
警察はその借りていた顧客が怪しいという事で顧客リストをあたった。その中でアリバイがはっきりせず、その金庫に指紋が付いていた人物を重要参考人として取り調べ。

他に容疑者もいない物だから、警察はその男を犯人と決め付け、暴力と圧力で何とか自首させようとする。休憩なし、睡眠もほとんどとらせずに三日三晩と言わず取り調べ、意識がもうろうとしてきた段階で、「ねつ造」した決定的な証拠をぶつけ、しかも「ここで一旦自供して楽になれ。裁判で否定すれば必ず助けてくれる」という甘い言葉に騙されついに自供。

そのまま裁判になり、いくら否定しても証拠と自供が揃っているので、裁判官も有罪を告げるしかない。第二審の裁判官は、その容疑者が本当はやっていないのでは?と思ったがやはり証拠は犯人と告げているので二審も有罪。最高裁は差し戻して有罪が決定。その男は絶望して留置所で自殺してしまう。

何年か後で、空き巣の殺人事件がまた発生し、どうもあの昔の事件と手口が似ている…と思った当時の担当警察が、カマをかけてみると見事に大当たり。こいつがあの事件の犯人で、あの自殺した男は無罪だったのだ…。

これを公にすると、警察・検察・裁判所すべてに世間の批判が集中し罰せられる人も多数…と言う事で、何とかもみ消そうとするのだが、主人公の警官は自分の信頼する検事にすべて打ち明け、検事がマスコミに流すと同時に事件として取り上げ、ものすごい嵐のような粛清人事が行われる。

その後、その自白した犯人が無期懲役の刑の途中で模範囚と言う事になり早期に出所。そしてすぐに何者かに刺し殺される。当然疑われるのはこの死んだ犯人の被害者の家族なのだが、最終的には「えっ」というトリックがあり真犯人が見つかる・

冤罪をテーマにした小説では異色と思えるくらい、トリックが凝ってい一気に読ませてくれます。
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No.29:
(4pt)

一気に読ませる構成と文章力

初めて読んだ作家さんですが、久々に読ませる文章でした。ものの数分で物語に引き込まれ、その後暫く現実に戻ってこれなくなりました笑
登場人物も魅力的で、主人公含め皆それぞれ信念のもとに行動していることがひしひしと伝わってきます。特に主人公の渡瀬、一癖も二癖もありますが、とても人間臭い。自分を客観的に捉えようと努めながらも、自責の念に飲み込まれそうになりながら藻掻く姿はこの上なくリアルでした。
ただ、「どんでん返し」をうたうほど驚きの結末ではなかったのでー★とさせて頂きます。
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No.28:
(1pt)

因果関係が、よく分からん。

迫水の、犯行と、真犯人(?)のスキャンダルと、因果関係が、分からん。真犯人が、迫水と仲良しなら、ともかく、まったく赤の他人で、ちょろっと目撃されただけ。真犯人が迫水をけしかけてどうのこうの、というならまだわかるが、迫水の犯行と真犯人のスキャンダルは、別件なんだよな。
まぁ立場上、黙っていたらイカンというのはわかるが、大雨の中の、曖昧な目撃証言を、わざわざ自らの下の話を暴露してまで、しようという酔狂など、この世にいないだろう。結局、あの人は単なるエロオジサンだった、みたいな感じで、どんでん返しという割に、悪が小粒なんだよな。
そもそも、そんな一瞬、目撃されただけで、迫水みたいなDQNに、ゆすってやろうとか、知能あるだろうか?そんな大雨の、曖昧な目撃証言が証拠になるだろうか?
まー、ともかく、どんでん返しの、ためにする作品という感じでしたな。
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No.27:
(5pt)

負のスパイラルを止めるためには

一つの冤罪によって人生を狂わされ、贖罪、再生していくようなイメージでした
法治国家である現在の我が国に冤罪などあってはならない
しかし、人間にはミスをすることがある
組織で隠蔽するのではなく、万が一そういうことがあれば現実社会では冤罪のない世の中にと願うばかりだ
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4163901493
No.26:
(3pt)

概ね楽しみました

「一 冤罪」がどうにもこうにも余りにけったくそ悪くて、ここを乗り越えて本論に入るまでやたらと読むのに時間を要したw
そこからは普通に楽しみました
離婚届突きつけらたシーンで「そら、君、当たり前だろう。自分の行動を振り返れ」と、思ったトコであ、自分主人公移入型じゃなくて傍観者で読んでるなー。の感触でした。
エピローグの「おまけ」が何とも嬉しい感じでした。途中で全く気付いていなかったw
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No.25:
(4pt)

ラストがありきたり

後半は、まさかあの人が?って想像しながら読みました。
時間と記憶の風化。
残された家族の痛み。
哀しい作品でした
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No.24:
(4pt)

独特の迫真性を堪能

しらない言葉も結構あったりで辞書を座右においての読書って感じもあります。それも手伝ってか内容の骨太さが堪能できました。
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No.23:
(3pt)

まずまずですね

この著者はいま、かなり好きです。本作品も期待して読み出しましたが、途中からは結末が見えてしまい、驚きの結末にはなりません。意図的な流れなのでしょうが、読者目線では無理矢理な豹変ぶりな登場人物もいました。全体的にちょっと狙いすぎかなーって感じで、読後感はいまいちでした。
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No.22:
(4pt)

この国と人間の本質

主人公が刑務所に行き、ある受刑者と面会します。

そしてそこで、その受刑者が人間の本質を語ります。

まさに本作品の核心をついた言葉で、私が常々思い巡らせていたことでした。

勘のいい人なら着地地点がなんとなく分かってしまいますが、それ以上のものを得られる至高の1作品だと思います。
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No.21:
(4pt)

良かった

個人的に今イチオシの中山七里さん。
冤罪と司法制度に迫った作品です。
どんでん返しの帝王の名前の通り、
まさかの結末に今回もやられました。
とても面白かったです。
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No.20:
(5pt)

初めての作家の初めての作品

初めての作家の初めての作品です。最初から最後まで、興味深く読めました。警察と司法の隠蔽や不正に立ち向かう刑事は、読み物としては痛快なので面白いですよね。ただし、刑事自身も冤罪に加担した加害者の一人という設定なので、悩みや迷いや正義が混在し、ストーリーに深みを持たせている。別の作品も読んでみます。
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No.19:
(5pt)

感想

終わりに近づいて、だんだんこの結果にならないでって思って、でもそうなってしまった結末。渡瀬さんが居れば大丈夫って思えるのがきっと救い。やっぱり読んで良かった作品。
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4167908042
No.18:
(2pt)

引き込まれ一気に読んだけど…

初めてこの作者の作品読んだんだけど、
前半、メチャ引き込まれた。人間の描写に釘付けになった。
でも後半、別の人が書いたのと思うくらい「あれ?」という感じになった。
(やっぱというか雑誌に連載したのをまとめたやつなんだね。
たぶん、その時々の評判とか聞いて書いちゃってる感が凄い。)

「どんでん返し」、
この作品に関しては、返された、というより
すじつま合わせ感が凄い。

前半に惹かれただけに、こんな否定的な意見になってしまって、ごめんなさい。
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4163901493
No.17:
(3pt)

なかなかの出来栄え

なかなかの出来栄えではないか。あまりひねった展開ではないので、数時間で一気呵成に読める。ストーリーをさらに深化させ、肉付けが出来れば、より良い作品が生まれるだろう。
テミスの剣 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:テミスの剣 (文春文庫)より
4167908042

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