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(短編集)
どこの家にも怖いものはいる
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どこの家にも怖いものはいるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 21~40 2/3ページ
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けれど常に第三者視点のため登場人物と語られる世界に心が入れ込めず、読書感想文を読んでいるような感覚で終わってしまった。多分語り手として登場する作者の日常に怪異が障りを起こす部分がもっと多いほうがわたしにはあっていたのかもしれない。 | ||||
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5編の短編を幕間でつないでいくパターン。話そのものよりも読んでいるとこちらも危ないかも、という怖さですかね。 なんとなく話が似ているという5つの話を並べ、その真相を探るために、それらの文章から筆者とその友人が共通点や時代を推理していくので、ホラーというよりはミステリ要素のほうが強い気もしました。 実話なのかそうではないのかはよくわかりませんが、現象がちょっと現実離れしすぎていましたし、最後のほうの推理合戦に若干疲れたというのもあり、私としては夜中に読んでいても全く怖くはなかったかなあ、という印象でした。 | ||||
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うーん… 起承転結の転がそっくりそのまま抜け落ちてるようなそんな印象 どこか共通点のあるも不完全なエピソードを5つ集めたはいいが そこから発展もせず盛り上がるような節なく終わってしまった オチも読者の大半が最初に思うような想定内のオチで しかもその持って行き方が非常に強引でこじつけと言われても仕方ない というかオチのきっかけになる第五話に記された 「精神病者の私宅監置」なんて細かい文献まで調べて手がかりを得てる割に もっと明らかに記録が残ってるであろう一話目の男児行方不明事件について 一切触れられてないなど矛盾も多く作品の推敲も甘く感じた ということで序盤はそこそこ面白かったが後半一気に下り坂な低評価に 文庫版で読んだけど最後の大島てるの駄文解説で一気に冷めてしまった | ||||
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著者の本をはじめて読みました。 初めに小野不由美さんの「残穢」を読んでいたので、確かに似てるな…という印象。 それでも充分怖いんですが(大佐木夫人の日記や、光子の家の話は特に)、最後の著者さんと編集さんの話、なんだか駆け足で、近畿の件りとか少ししらけてしまいました。 ちなみに、「忌録」を読み終わったらオススメに出てきたので、何か関係あるのかと思って読んでみたのですが、著者さんは同じ方でしょうか。 トラウマ級のホラー小説、期待しております。 | ||||
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この面白さ、不可解さ、胃の腑に溜まる不気味さが癖になりそう。 読み終わったあと、どうか恐ろしい目に会いませんようにと心の中で神様にお願いしている自分がいました。 ひょっとすると、これって実話なのでは…とも疑いたくなるような確りした作り込み、流石です。 私がこどもで、しかも男の子じゃあなくて本当に良かった。障りがあるかもしれませんからね。 | ||||
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モキュメンタリーホラー小説。 怪談好きの若い編集者の三間坂秋蔵と意気投合した小説家の三津田信三。その縁で三間坂が手に入れた日記と速記原稿を読むことになる。二つの話は、人物・時代・内容などバラバラのはずなのに、奇妙な共通点があった。さらに調査を続けていく中で、第三、第四、第五の奇妙な話を見つけるが……。 本書は、三津田と三間坂が奇妙な話について議論する現代パートと、三津田たちが読んだ五つの話で構成されいています。 五つの話は、 ①新居に引っ越しした主婦の日記 ②死者の少年が霊媒師の口を借りて語った話 ③幽霊物件に住む大学生の体験談 ④新興宗教にハマった家族を救う為に単身乗り込んだ少女の記録 ⑤超能力を持っていた少女が引き起こした出来事 ホラーとして最も楽しめた話は①でした。姿の見えない何者かと会話する幼い娘の描写にゾクゾクし、行方不明事件の真相が気になってページをめくる手が止まりませんでした。しかし、①だけでは真相が明らかにならず、最終章で解明されることを期待しました。 ②は、それまで冷静に体験を語っていた少年が突然「うわあぁぁぁ」と叫ぶ場面で終了したので不自然でした。語り手の実体験を装っていたはずが、作り話になってしまい、白けました。 ④は怪異現象そのもののより語り手である少女の行動が怖い。家族がいるか否かを確認するだけでいいはずなのに、無人の家にずかずか入り込んで、勝手に受話器を取って、ソファで休憩して、カップラーメンとクッキーを食べる。シャワーを浴びながらお漏らしする。胡散臭い新興宗教の家だとしても、やって良いことと悪いことがあるのでは? ⑤は真相。座敷牢に入れられた女性の怨念が怪異の原因では?と推察する程度。 現代パートで三津田たちが出した推論は、読者から見ると自明のことで、その先を期待していたのでがっかりしました。五つの話の所在地が同じ、怪異の原因が同じ人物だなんて当たり前すぎます。 さらなるどんでん返しや展開があるのかと思いきや、「これ以上調査したら危ないからやめよう。とりあえず本にしよう」で終了。①の行方不明事件の真相も分かりません。作者が執筆に飽きたような印象を受けました。 後半の尻すぼみがなければ★5を付けたい内容だっただけに、惜しい小説でした。 | ||||
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何気に買ったものだけど、すごく面白い!と思ってよく考えたら、私は小野不由美の「残え」(漢字が出ませんでした)が大好きだからでした。出てくる資料が一緒!びっくりです。これを読んだ後、この作者の本を一気買いしてしまいました。これから読むので楽しみです。 | ||||
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謎が収束していくところは流石。 少し謎が残るところも後を引く。 もう一歩、怖ければなお良かったかな。 | ||||
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「忌録: document X」と関係があると、どこぞのサイトで見て、読んでみた。 しかし、どこが関係あるのか、さっぱり分からなかった。「光子」という名前だけじゃん。 それでも単独の作品として怖ければ楽しめたけれど、ちっとも怖くない。 もしこんな体験をしたら、そりゃ体験した本人は怖いだろうけど、他人が読んでもちっとも怖くないし、「誰かが書いたもの」という形を取っているせいか文章が稚拙で読みにくい。書きようによっては、もうちょっと怖く書けただろうに。 5つの話の関連性も、思いっきりこじつけだし。 | ||||
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一言でいうとホラーに解釈を加えていく作品です。たしかに野暮かもしれませんが、この小説はすごいです。 普通に怖いバラバラなホラー五編がある解釈をしたら、怖くなくなるどころか更にとんでもなく怖くなってしまうのには感心しました。 なにより面白かったのは幕間の解釈パートです。ホラーの体裁だからこそ許される解釈の飛躍は意外性だらけでページをめくる手が止まりません。手がかりがきちんと記述されているのも良いですね。 後の「テープ起こし」や「忌み家」もこの作品と同じような構成をしていますが、面白さではこれが群を抜いてました。深読みすればするほど面白い、老若男女にオススメできる著者の傑作の一つだと思います。 | ||||
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三津田先生は、原因も何もわからない怪異が一番怖いと、何かで書いていました。 この本は現代の怪談、都市伝説に近い形の話の集合体。それが、根っこでは繋がっていたんじゃないかという、お話です。 二人の主人公が、各々の考えを提示しながら進んでいくのは、新鮮でした。三津田先生の作品は、まともなバディ出ませんから(笑) 直接的なショックをうける描写でなく、得体の知れない物がまとわりつくような恐怖に感じました。 蒸し暑い夜には、いいかも | ||||
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いつ怖くなるのかなと思いながらドキドキして読んでいたけど、え?これで終わり?という感想。 期待しすぎました。 | ||||
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まず特筆すべきは、主人公が作家と同じ名前&同じ職業とした上で、様々な設定も付随させた事によるリアル感が素晴らしいです!作者の実体験?!と思わずにはいられない迫り来る恐怖が本当に怖い! 加えて五つの幽霊屋敷話も見事に面白く恐ろしく、最後に5つを見事に結び付けるラストも見事! ホラーの手法としては真新しさはなく、使い古された内容ではありましたが、見せ方が真に秀逸で久しぶりに純粋なホラーを楽しめました(^-^*)/ 同じ設定の続編『わざと忌み家を建てて棲む』も同様のクオリティのホラー名作でしたが、 ラストの集約感は今作品の方が優れていたので、こちらの方がよりオススメかと! 誰にでもオススメしたいホラー神作品です(^-^*)/ | ||||
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それぞれの怪異譚自体の怖さはそれなりにあり、良かったのですが如何せん終盤の結論づけがあまりに脈絡が無く、強引すぎる。 もっと理詰めで怪異の正体に迫っていく展開を期待していただけに、そこが何より残念でした。 また作中かなりの頻度で過去の著作に触れており、他シリーズからのファンである方には嬉しいサービスなのかもしれませんが、この方の著作を初めて読む自分に取ってはストーリーの展開上あまり必要性も感じられず疑問を感じずにはいられませんでした。 加えて私自身が怪奇・怪談系の読み物に興味を持つきっかけとなった小野不由美の「残穢」と内容的にダブる部分が非常に多く感じられたのも気になりました。 著者の実体験であるという形で、読者から寄せられたものなど共通点のある複数の怪異譚から構成され、怪異の起源に土地の穢れ・曰くや私宅監置が大きく絡む。 残念ながら、悪い言い方をしてしまうと掘り下げ不足の二番煎じ、という印象が読み進める程に拭えない一冊でした。 | ||||
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二回読まないと私には怖さがわからなかった。あまり怖くなかったかな。 | ||||
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こんなに怖い本があるのか、と感動するくらい怖かったです。 特に、光の家が・・・。 これ以後、しばらくこの作者の本を買うのを控えています。 でも怖い本好きにはそれくらいおすすめです。 | ||||
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初見は比較的さらりと読めるのですが 何でもないときにふと 異次元屋敷や光子の家を思い出します。 しばらくたって全編読み返してみると 決まって異次元屋敷の恐怖に戦慄します。 小説の仕掛けは一度しか楽しめませんが あくまで隠し味程度のものです。 ひとつひとつの物語をじっくり堪能すると 無限にお話が広がっていくように 不条理がわいて出そうで怖いです。 | ||||
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基本的には5編の怪談風短編集と思っていいでしょう。 そのどこか似たような要素を持つけれど、時代も場所もバラバラな5編に、 実ははっきりしたつながりがあることを、著者自身が語り手となって解明していくメタなミステリが縦糸としてあります。 怪奇とミステリ両方を味わえ、著者が自身のある作品の三部それぞれで(日記や語り、原稿と)手法を変えるなど拘ったといいながら、 偶然手に入ったはずの5つの話でも同じように形式を変えたりしている遊び心も楽しめます。 唯一残念なのは、メタを押し進めて、ホラーなどにたまにある読者もそこに巻き込む手法を最後に取ってしまったことでしょうか。 そのやり方のせいで、特に私のように、作中でも出てくる「フィクション・ホラーを楽しむけれど、現実にはまったく信じていない」人間からすれば、 怖くもない上に、せっかく見事に5編をつないだミステリ部分がぶれたと感じられてしまいました。 | ||||
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実話っぽくするならもう少しリアティの出しようがあったかなと思います。 筆者と若手編集者が共通点を感じる怪談についてやり取りするのですが、筆者がちょっとラノベの主人公のような感じで少し違和感を覚えました。 一応語り手の時代、年代に合った書き方をしようとしてはいるようですが、かなり中途半端(筆者曰くほぼそのまま載せているらしい)で現代から遠い時代では語り手の話し方や書き方があまり合っておらず、後半につれ冷めてしまいました。 残穢よりは読みやすいものの、残穢ほど「どこかでこれが起こった/起きている」のだという現実感はありません。 始めはどこかの誰かから聞いた「もしかしたら本当かな」と思ってしまうようなぞっとする気味悪さがあったのに、後半につれあからさまにエピソードの恐怖度合いは増していくものの、勢いがなくなってしまいました。最後は五話書き終えていい加減筆者が飽きたか疲れたのかと思えるような力業のこじつけとよくあるパターンのオチに。 一連のやり取りを読まずに一つ一つの話だけを読んでいたなら、良い怪談だったと思います。 | ||||
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失敗しました。以前この本の著者の「蛇棺葬」を読んだときに中盤までは、怖い雰囲気を醸すのがうまいなと思いながら読みました。しかし、終盤で怪異の原因を解き明かす推理物に変貌してしまってガッカリしたことを憶えています。しかも、その解明に無理があるから余計興ざめしました。その後、同著者の別の本(書名は失念しました)も読みましたが、登場人物の名前が凝り過ぎていて読んでいる間中その名前の読み方を確認するために前のページに戻るという作業がわずらわしくなって途中で投げ出したことがあります。それ以降この著者の本には、手をださなかったのですが・・・アマゾンのレビュウーで「怖い」という評価が多かったので、3度目の挑戦をしてみました。しかし、怖くない。そして、本文中に幾度も著者の作品名が出てきて、鼻につきました。自分のほかの著書の書名を出さなくても話は、展開できるのだから自著宣伝ですよね。本著書に関する失望の極め付きは、巻末に繰り広げられる怪異現象に対する主人公の作家のこじつけ・・・全然説得力ありません。恐怖描写は、上手なのだから、金田一耕助のような謎解きをしなければ良いのにと思いました。 | ||||
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