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(短編集)
ブラジル蝶の謎
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ブラジル蝶の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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実は、私が始めて読んだ有栖川作品。これまでは氏の関連書籍(『作家の犯行現場』メディアファクトリー)や、対談、ガイドブックなどは読んでいたのだが肝心の小説がまだだった。まずは試しにと、この短編集から読み始めた。氏が書いた最初のシリーズ、推理作家の有栖川(「私」)と江神コンビに続く第二シリーズ、有栖川&犯罪学者火村英生コンビの第二短編集。正直言って、これは嬉しい驚きだった。面白い。文章も、勝手に抱いていたイメージ(日本の推理作家の文章は何故かよみにくい)に反して、読みやすい。そして、デビュー当時からの「本格推理の旗手」という評はまさしくその通りだった。カー、クイーンなどに代表される純粋なロジック、パズラーの楽しみを存分に味わえる。この本の表題作にみられるような(犯罪現場の天井一面の蝶の標本!)特異な舞台設定もそうだ。とかくリアリズム、社会性重視に偏り勝ちな昨今の推理小説界の中でも貴重な、「いい薫り」のする推理小説。 | ||||
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