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ハピネス



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【この小説が収録されている参考書籍】
ハピネス
ハピネス (光文社文庫)

ハピネスの評価: 3.43/5点 レビュー 126件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全126件 121~126 7/7ページ
No.6:
(4pt)

まぁまぁかな。

確かに、最近の桐野さんのは、あたりはずれがあるというか、outの頃とは違って、いろんな切り口を模索してるんではないかな?

桐野さんのは、ネットで買い漁り、レディコミの原作本まで遡って全部読んだけど、作風は変遷してるの明らかで、それも興味深くフォローしてます。

ハピネスは、やはり一日で読むくらい面白かった。なにかこう、次にまた一段と女性の心理に踏み込んだ、思い作品がでてきそうな予感も感じられたし。

おんなは辛いね。見栄、それから男へのヒステリーな感じはみんな同じなのかなと。

若い女の子は花そのもので、なんのどろどろもないように感じるけど、トウがたつ年齢になると性根がはっきりする。こわいよ。

そんな本、もっとかいてほしい。誰も丁寧にはかけてないからね。
ハピネス (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ハピネス (光文社文庫)より
433477234X
No.5:
(3pt)

主人公が…

図々しくて最後まで感情移入は出来なかったです。 むしろ、いぶママを主人公にした話が読んでみたかったです。 もっと泥沼化したんじゃないかな…
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433477234X
No.4:
(1pt)

理解出来ませんでした。

全く共感出来ませんでした。 美雨ママは人の旦那を寝取った報いは無く、いぶパパは不倫の償いをせず、主人公は怠惰で見栄を張った生活をしていたことの償いをしていません。 主人公が本来おとなしい性格の男にDVを働かすようにまで追い詰めたことへの総括もなく、いぶママは根本的に罪は無いのに一番不幸になっています。 VERY読者層のコンプレックスの発散の為の物語じゃないでしょうか。 著名な作家だし読んでみましたが、2ちゃんねるを読んでるような浅はかさを感じました。 これが狙いなら商魂逞しいと言う評価は出来るとおもいます。
ハピネス (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ハピネス (光文社文庫)より
433477234X
No.3:
(1pt)

ああ、またつまらない…

OUTを読んでからの大ファンで、グロテスク、残虐記、ダーク・・・と貪るように読んできました。
過去の作品には、色々な状況下で、だらしないダメ人間には救いなく、足掻こうとする人間には自力で足掻いただけの結果が与えられる(それは必ずしも良い結果とは限らない)といったような、冷静な目線での平等さがあったと思います。

まさしく因果応報というか、ご都合主義のない展開が面白く、そこに共感が生まれ、そしてそこが桐野先生の作品の面白いところであったと私は思うのですが、「アイムソーリー、ママ」以降の作品は以前の面白さがまったくといっていいほど無くなったように思います。

本作も同様、正直言ってつまらないし、納得のできない中途半端な作品です。

主人公はなんでも人任せ、人のせいにする被害妄想の見栄張り女ですが、それがまともに職を見つけて働くまでの心境の経緯がすっぱ抜けているせいで結局どんな人間だったのか、失敗したくないという以外に何を思い、どうなりたくて何がしたかったのか全くわからない。当然主人公としての魅力もなければ共感もない。なんで最後いきなり普通の人っぽくなっちゃってんの?という感じ。
そしてなぜ人一倍努力してきたであろういぶママが、最後に堕ちないといけなかったのかもさっぱり理解不能。

もう以前のように、寝食忘れて読みふけてしまうような面白い作品は、桐野先生からは生まれないのかと思うとさみしさでいっぱいです。
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433477234X
No.2:
(5pt)

これも、優れた「東京物語」だと思う。

「ハピネス」 桐野夏生 著

 一粒の鮮やかな美しいチョコレート。
しかし、口に含むと違和感があり、噛みしめると厭な苦みが広がり、飲み込めない。
そんな小説だ。桐野夏生の筆法は鋭く、甘えを許さない。

 豊洲のタワーマンションを中心とする、若く美しいママともたちの物語だ。大変な子育てを、
助け合いながら楽しくすすめるという華やかな「衣」のしたに、見栄と打算と、一人一人のママ
の孤独と、悩みがある。

 ある時はママともに甘え、ある時は「みんな不孝になればいい」と呪詛する。
桐野夏生は「正解のない迷いの中にいる」若いママともたちの心の内を鮮やかに描き出しす。
そして先輩として小説の中でキッパリと言う。あんたたち、もっと正直に生なよと。

 桐野夏生は、「今」を描ききるトップランナーの小説家だと思う。
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No.1:
(5pt)

即読

ずーっと言い出せなくてあれやこれやと考えた挙句、言ったらトラブルになるに違いないと口をくづんでしまう事。 それは腹の底にとどまり、長いこと胃をもやもやさせる。 「そんな小さいことにこだわっていたの」といわれてしまいそうな事におびえて人に話せない事なんて誰もがもっている。 しかし、とある単純なきっかけでわだかまっていた事がするっと解けてしまう瞬間。 抱えていたものが何の抵抗も無く、手を離れて、心が動く瞬間を見た気がしました。 爽快な読後です。
ハピネス (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ハピネス (光文社文庫)より
433477234X

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