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ハピネス
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ハピネスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全126件 41~60 3/7ページ
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一気に読んでしまいました。 面白かった。けれど、前半部分は読んでいてかなり辛いと感じました…! 殺人事件が起こるわけでも無く、孤島などの特殊な状況設定もありません(自分の状況とかけ離れ過ぎた設定は、アトラクションのようでむしろワクワク読めます)。主人公はスパッとしたかっこいい人物でも無ければべつだん俗悪でも無い、多少依存心が強く自分に自信が無いという程度の普通の人物です。 なので…だからこそ怖かったです。 あまりにも現実味がありすぎ。卑近すぎて。 他人からは一笑に付されるであろう、よくありがちな(けれど実際自分に起こったら気の滅入る)人間関係のしがらみを読んでいると、主人公と一緒に真綿でじわじわ首を絞められているような気分になってきます。 実は主人公の首を絞めているのは自分の(そして属しているコミュニティーの)信念なのですが…。 後半、タワーマンションの高層階で狭い人間関係にからめとられながら、宙ぶらりんに浮いていた主人公は、文字どうり「地に足をつけていく」事になります。 作者は闇落ちしてる現実の女性(もしかしてVERY読者に多そうな…)に、一つの抜け道を示したかったのかな、とも思いました。 私は後半、こんな状況の中でもこうして前進していけるんだ…!と、霧の晴れる思いがしました。 また夫の収入などで格付けしあう女たちには、「選ばれる性」である悲しさを感じ、いつも根底にフェミニズムを感じる作者らしいテーマの作品だと思いました。 そして続編「ロンリネス」を調べて、まだ出版されていないと分かり歯嚙みしました。早く読みたい!! 文庫版は、斎藤美奈子さんが解説を書かれているのも良かったです! ちなみにこの作品のamazonのレビュー欄は、架空の登場人物に対してさえ感情的に反応しているものも多く散見され…この反応を引き出す作者に改めて非凡な才能を感じ、ぞくぞくしました…! タワマンに住み、一見幸福そうだけれど、けして幸福で無い。それどころか窒息寸前になりもがいている…。そんな幸福といえない主人公たちに対してもなお感情的に嫉妬を禁じえない人々の心理にも興味しんしんになりました…! | ||||
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ママさんたちの幸せの裏側に持つ秘密が描かれた、面白く、怖い物語。 高級タワーマンションに暮らす幼い子供を持つママさんたちが幸せの裏側に持つ秘密が少しずつ明らかにされる。 主人公の岩見有紗は海外出張中の夫を持つ、一児の母親なのだが、誰にも言えない過去と現実があった。そして、ママさん友達のリーダー格の幸せの絶頂にいる竹光裕美には…有紗のママ友の栗原洋子には… まるで砂上の楼閣か蜃気楼のような儚い幸せと、そんな儚い幸せの裏側、不幸の裏側には必ず幸せがあるという人生の機敏が描かれている。 | ||||
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掲載されている雑誌の読者層に合わせると、こんな感じに仕上がったのでしょう。 まったく理解の範疇を超えた主人公がハピネスを手に入れるという話は、むなくそ悪いです。 しかし、新潟よりも町田の方がポイント高いと思っている主人公とか、江東区のタワマンの西だか東だかで差異を感じて卑屈になっている主人公とか、狭ーいコミュニティでオロオロしている様子が面白いかな。 そして急に友達のコネでパートに出ることになって、子供が激戦であろう保育園に運よく入れるんですが、保育園落ちた日本死ねって言ってる人が読んだらどう思うかしら。 真面目に苦労して生きている人は嫉妬するかもしれないです。 | ||||
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桐野さんはこんな薄いテーマを描く作家ではない。 と評価されてる人がいます。 それ、言い得てる。 が、そこまで裏切られた感はない(参考になった。同意できるとこがあるので押しましたが) 桐野さんのような天稟の物書きは雑誌連載の仕事などの寄り道をして欲しくないと思ってる。 でも、ごくたまに、彼女の仕事には晴天の日にスケッチを描くようにサラサラとした内容のものがある。 安請け合いというのか、(特に)邦画など観て、いい役者さんだなと思っても、 安いドラマやバラエティーの番宣などで観るとシラケる。 それと似てるかも。 この人は「ゾーン」に入ったとか、なにかに取り憑かれたのではないのか、 どこからそのアイデアや文章が出てくるのかとゾクゾクされられることが多いが、 この本は違う。 なんとも平たい。 (以下、ネタバレ含みます) シャベルとか離婚とか大きな問題があってどーなるのだ?という期待に反して 解決というか、サラと過ぎていく。 そして、ママ友間ではカリスマ的存在のいぶママ。 そしていぶパパと不倫する美雨ママ。 これもいぶママ一家の引っ越しという本編からドロップアウトする かたちで有耶無耶。 リアルワールドみたくストーリーにケジメがない。 よって読了後の驚きもない。 ただ、一流の作家の文章だけに費やした数時間は惜しいとは思えない。 数ある作家の中ではこれぞ小説といえる文章の美しさ。 (ストーリーが薄ペラくても、極端に言えばストーリー無しでも、 この方が書けばそれなりのいち小説が書けて成り立つ) 花奈がストーリーの流れの中で違和感なく成長している表現など さすがとしか言い様がなかった。 | ||||
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率直に「ハピネス」には二つの読者意見があると思いました。 まず、桐野さんの本来を作品をあまり知らない人・・・ にとっては、まあまあ面白いという感想が得られるのではないでしょうか? しかし、本来の桐野作品を知り尽くしている人には 「なぜ?桐野さんがVERYに・・・」 という疑問というか、怒り?が沸いてくるのではないかと思われました。 確かに、今までの桐野作品は凄みやエグさ、ブラック感が満載で 引き込まれてしまう魅力がありました。 ただ、VERYの連載小説としては 「OUT」や「グロテスク」みたいな凄みは当然却下されるであろうし、 かといって、淡々と書くには面白さが欠ける。 正直、失礼ながら中途半端な作品だったという感想です。 他の方のコメントにもありましたが やはり、この手の作品は林 真理子さんあたりが打ってつけだったと思います。 しかし、現在VERYで連載されている「ハピネス」第二弾 「ロンリネス ハピネス2」 でしたっけ? かなり人気あるみたいですね・・・・・ | ||||
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ママ友の微妙な距離感を描いた作品であるにもかかわらず、ひとりひとりの描写が浅い。 また、主人公にも共感できない。 離婚したがっていた主人公の夫が翻意した理由も曖昧だし、主人公自身が変わっていくさまも少し唐突で、最終的には丸く収まっちゃうのも、座りが悪い。 …と、悪いことばかり書きましたが、暇つぶしに読むには、読みやすくていいかと思います。 直前に、こちらもママ友同士の確執と孤独を描いた、角田光代さんの「森に眠る魚」を読んだばかりで、こちらがとても良かったため、較べてしまっただけかもしれません。 | ||||
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もったいない この設定で林真理子さんが書いたら、ものすごーーく面白かっただろう 登場人物のキャラ設定が甘いので、ストーリーが陳腐になっている ありがちなキャラをもっと複雑にして、もっと心理描写を掘り下げていけばいいのに 雑誌の編集者から依頼されたから、なんとなく書いてみました、みたいな軽い感じが否めない セリフなども不自然だし、作者が心から理解しているキャラクターと思えない もったいない・・・ | ||||
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花奈ちゃんおしゃべりが上手になったようだね。ママとパパが仲直りできそうで良かったね。ハピネス独り占めしていいよ。 PHP:ピース・ハピネス・プロスペリティがキーワードとなり読み始めた。 著書が女性だからか乳幼児の仕草・乳幼児同士の関係・幼児の心の動きが母親の気持ちを通して行われていることが非常にリアルに描写されていた。親子は絆を越えて体の一部なんだろう。 ママとパパの間に何があったのか読み進めるうちに気になるところとなってきた。雄大の登場で謎解きが始まる予感。 過去があり現在があり未來がある。ママ友の世界だけではなく男の世界も狭い。 解説の冒頭の言葉が全てではないか。「本当は怖い 絵に描いたような幸福」でも子供たちだけには幸福をと願いたい。 | ||||
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私は展開がハラハラして面白かったです。 主人公に共感出来ることは少なかったけど 登場人物各々の心の闇が見えて興味深かったです。 ママ友の不倫の内容が後半もう少し詳しく知りたかったです。 | ||||
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個性的な女性が何人も登場してくるのでもっとそれぞれ多角的に描かれている話かと思ったけれど結局は主人公の女性の視点のみ。登場する人々それぞれの描かれ方もなんとも薄っぺらで表層的な物語という印象が否めない。。 それならそれで主人公の夫婦間の問題だけでももう少し掘り下げて描かれているのかといえばそれもない。 この辺りに意外性とかなにか訳ありとかちょっと期待したけれどびっくりするほど拍子抜けした。 「俺はもう無理、離婚してくれ」なんてメールだけを送って音信不通だったのにいきなり帰ってきて「やり直そう」とか全く理解不能な主人公の旦那。 本当は今でも愛している・・・なんてよく言うよって思う。 この旦那が帰国してからの二人のやりとりに相当いらいらさせられた。どうでもいい他人の痴話げんかに付き合わせられているような気分になった。 それも主人公の女性になんら共感も感情移入もできないからだと思う。 お話的には一番大事なところ、いわゆる山場だったのかもしれないけれどもうどうでも良すぎて。 ただこの小説はおしゃれな女性誌に連載されていたものだと後の解説で知ったのでなるほどとは思った。 桐野作品と思って読むとかなり肩透かし食らう感じだけど女性誌で連載された小説として読むならそれなりに楽しめる感じ。 桐野夏生氏の小説だけに期待が大きかったけれどこのくらいライトで納得。とても読みやすかったし後に引きずるものがないのは良いかも。 | ||||
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興味深いテーマではあったけれど、期待していたほどではなかった。 | ||||
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普通に楽しく読みまして、何となくレビューみたら、ビックリ! 桐野さんにしてはあっさりした、とか、いっぱい書いており、それだけ作風が幅広いかつファンが多いってことなんでしょうねー。 他の作品もよんでみようと思いました。 以下内容の感想 駄 個人的に一番イラついたのは音信不通の主人公の旦那でした。 一番嫌いなのはイブパパかなー。 私男なのでつい男の降るまいが気になっちゃいます。 旦那のお父さんは立派でしたね。 | ||||
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読む人によって受ける印象が異なる作品ではないかと 思います。 ママ友同士の見栄の張合い、子供を介しての 親の付き合い方など、経験者なら思わず頷く場面も多い と思います。 ただその後が無い、と言うかイヤミスでもないし あとに何も残らない作品です。 | ||||
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幼稚園入園前の世代の娘を持つママ友5人は,リーダー格の「いぶママ」(いぶきのお母さん)のもとで常に行動を共にしている。有紗は,ベイタワーズマンションに賃貸で入居している点で,いぶママら3人より格下に扱われており,他方,マンションの住人ではない美雨ママには優越感のようなものを感じている。いぶママにはオシャレな「いぶパパ」がおり,みな幸せそうなのに,有紗だけは,アメリカに単身赴任中の夫から「離婚したい」とメールがあったきり,全く連絡が取れない状態になっており,娘の花奈と2人,これからどう暮らしたらいいか,全く未来が見えない状態になっている。 ストーリーとしては,有紗が生活を立て直すことができるのかという辺りで進んでいくが,そういうメインのストーリー以上に,互いを「いぶママ」「美雨ママ」などと呼び合い,表面上は仲良くしつつ,それぞれの優劣を値踏みし,グループの中で浮いてしまわないようにいつも神経を張り詰めていなければならない生活の気持ち悪さ,閉塞感が強かった。 なお有紗の夫が「離婚したい」と言い出した理由はともかくとして,かわいい盛りの娘と何年も顔を合わせずに暮らすということはあり得るのだろうか? | ||||
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VERYの連載で豊洲の文字をみて近くに住んでいるので興味を持ちました。 舞台が豊洲ということで、豊洲の働くママと保育園戦争あたりの 別のヒエラルキーの場外乱闘があるかと思いきやそこは完全スルー 舞台も、微妙にこれ豊洲じゃなくて××のツインタワーじゃねーのとか ららぽのあそこってそういう店だっけ・・・?と、わざわざ豊洲・ららぽと連呼する意味もわからず。 いろいろ喰い足りませんでした。 ハピネス2とやらが始まっているらしいのでそちらには期待したいです。 | ||||
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あまりに、陳腐。 薄っぺらい設定。 または、 設定を中途半端なセレブにすらなりきれない、庶民の足の引っ張り合い的なものにしたのは、桐生さんの雑誌ベリーへの皮肉でしょうか?であれば、納得ですが。 所詮サラリーマン同士がマンション※しかも高級エリアでもない。 ※部屋で格ずけしあってるのが、滑稽。 しかしながら、リアル社会もそんなもんで、ママ友トラブルは上流でなく中流でおこってる。 そういうことへの皮肉なんであれば少し納得です。 馬鹿馬鹿しい。 これを連載してた雑誌も。 登場人物も。 | ||||
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都心のタワーマンションのママ友グループ. 表面上は仲良し,しかし,裏にはカーストあり,不倫あり, そして主人公にも過去と現在に秘密を抱えている. ストーリーはママ友グループの中でうまく立ちまわることで 頭がいっぱいの主人公の悩みからスタートする. 子供を抱えて頼る身内もいない母親の悩みと ママ友カーストを背景にしたドロドロが描かれるのかと思いきや 主人公自身の秘密が少しずつ明かされていく. 中盤まではこの秘密の暴露がストーリーのテーマとなっている. 中盤以降は,主人公自身の問題の終結とママ友グループが崩壊する結末が描かれる. 両家の親の間で揺れ動く主人公の心理が丹念に描かれ, ある種の人間的成長も感じさせるストーリーとなっている. 読者の関心を維持しつつ,秘密を小出しにしていくストーリーテリングはさすがにうまいが, 一方で,予定調和的な印象は否めないし,何より強烈な毒のあるキャラクターがいないため, 桐野作品としてはかなり穏やかなストーリーと言える. | ||||
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育児をしている中買いました。 実際の方がもっとどろどろしていて複雑なのでしょうが、なるほどと思わされます。 読みやすい文体でドキドキと前へ進まされ2日で一気に読み終わりました。 普段小説は全く読まず何年ぶりかなのですがそういう人にも良い実用書となってくれるでしょう。 ラストや面白さで言えば主人公よりも目立っていてキャラの濃いいぶままやみうままを主人公にした物語の方が読んでみたいと思いました。 | ||||
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なんか尻切れトンボのような終わりかた… ひとまず、美雨ママみたいなクソビッチ女は私は大嫌いです。 | ||||
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面白かったです。 こういうのある有るって感じです。 最後はちょっと、、、って気もしましたが、止まらなくなりました。 | ||||
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