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ハピネス
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ハピネスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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まず、主人公に共感できなかった。過去を隠して結婚することも、離婚を切り出された時の話し合い延期も、夫の両親に生活費を頼るところも、すぐにタワーマンションを出て出費を抑える、資格取得などを考えるなど自分自身で対策を講じないことも。不倫相手のいる主婦、完璧を装う主婦、すべてが自分の感覚からは、ずれている。不倫は大人の遊び、相手や相手の家庭に一切迷惑をかけないのが不文律だと思うし、そもそも完璧な夫婦や家庭などありえないのだから、それを装うのも不毛だと思うし、最後の終わり方もなんとなくすっきりしなかった。それなり小説の中の出来事と割り切って読めば、面白いとは思うが、自分の中では現実離れしていて読後感はもやもやした。 | ||||
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主人公の女がしょーもなすぎる。 しかし、私は思った。 これは女性ファッション誌の連載小説。 読者がこれを読んで「この女より自分はマシ」とマウンティングするためなのだと。 担当さんと筆者が結託して、このキャラとこの世界観を創り上げた。 桐野さんは本来、自発的にこんなくだらんもんを書く人ではないと思う。過去作見ればだれでも分かる。 本についてる帯に雨宮処凛さんの絶賛コメントがのってる。 雨宮さんも、こんなもんを絶賛する浅い人格ではないと思う。 よって、結論。 雑誌を売るためだけに書いた、筆者も納得してない本。 | ||||
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桐野夏生さんの本です。 タワマンに住むママ友の話ですね。 主人公は賃貸のタワマンに住む有紗だが、ママ友たちが、自分をハブっているのでは、という思いがある。でも、ママ友たちは切れない。 この有紗、実は夫がアメリカに行ったままになっていて、夫婦の危機でもある。 しかし、ママ友たちにそのことを相談できるはずもなく、子どもの花奈も、ちょっと情緒不安定なところもあったりする。 そういう感じで、ママ友たちとの、濃密な人間関係での苦しみみたいなのが語られていきます。 キツそうですよね。 こういう、人間関係の微妙なマウンティングだの、そういうのを書かせたら、桐野夏生はキレキレですね。 次から次へと事件がおこり、飽きずに読んでしまいました。 こういう悩み(人間関係の悩み)で、本気で悩んでいる人は、たぶん、もっと悩んでしまうので、おすすめできませんが、 野次馬的に、ママ友たちの確執だのを楽しむ人には、楽しく読めると思います。 | ||||
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主人公(有紗)の最初の印象と途中からの印象が全く違うのに、 その変化を説明できる事由が見当たらず困惑しました。 程度の差はあるが、出てくる人全員の人物像が何となく中途半端 というかはっきりしません。 そして物語も終盤に差し掛かってはっとしました。 わざとこうしているのではないか、と。 他の方のレビューにある通り、もちろん桐野さんには他に 比べ物にならないくらい良い本が沢山あるとは思います。 けれど、これはこれでいいのでは、と最後には感じさせて しまうのが桐野さんのすごいところです。 | ||||
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桐野先生らしい、独特の熱量やハラハラ、ギリギリ、グログロ感はほぼ見られない本作。 30代ミセス向け雑誌「VERY」で連載…ということから読者層を意識した感は否めない。 が、桐野先生初心者の方には比較的、読みやすくて良いのでは? ただ、なぜ表紙で井川遥が微笑み、リッチでオシャレな主婦向け雑誌に桐野先生を召還したのか…(笑) 雑誌も先生も歩み寄り方が少し違う気がしたが、最後まで一気に読めるような文章の惹き付け方は流石です。 続編、連載中ということらしいのですが今度こそタワマンで殺人事件など起こることを期待しております! | ||||
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率直に「ハピネス」には二つの読者意見があると思いました。 まず、桐野さんの本来を作品をあまり知らない人・・・ にとっては、まあまあ面白いという感想が得られるのではないでしょうか? しかし、本来の桐野作品を知り尽くしている人には 「なぜ?桐野さんがVERYに・・・」 という疑問というか、怒り?が沸いてくるのではないかと思われました。 確かに、今までの桐野作品は凄みやエグさ、ブラック感が満載で 引き込まれてしまう魅力がありました。 ただ、VERYの連載小説としては 「OUT」や「グロテスク」みたいな凄みは当然却下されるであろうし、 かといって、淡々と書くには面白さが欠ける。 正直、失礼ながら中途半端な作品だったという感想です。 他の方のコメントにもありましたが やはり、この手の作品は林 真理子さんあたりが打ってつけだったと思います。 しかし、現在VERYで連載されている「ハピネス」第二弾 「ロンリネス ハピネス2」 でしたっけ? かなり人気あるみたいですね・・・・・ | ||||
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ママ友の微妙な距離感を描いた作品であるにもかかわらず、ひとりひとりの描写が浅い。 また、主人公にも共感できない。 離婚したがっていた主人公の夫が翻意した理由も曖昧だし、主人公自身が変わっていくさまも少し唐突で、最終的には丸く収まっちゃうのも、座りが悪い。 …と、悪いことばかり書きましたが、暇つぶしに読むには、読みやすくていいかと思います。 直前に、こちらもママ友同士の確執と孤独を描いた、角田光代さんの「森に眠る魚」を読んだばかりで、こちらがとても良かったため、較べてしまっただけかもしれません。 | ||||
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個性的な女性が何人も登場してくるのでもっとそれぞれ多角的に描かれている話かと思ったけれど結局は主人公の女性の視点のみ。登場する人々それぞれの描かれ方もなんとも薄っぺらで表層的な物語という印象が否めない。。 それならそれで主人公の夫婦間の問題だけでももう少し掘り下げて描かれているのかといえばそれもない。 この辺りに意外性とかなにか訳ありとかちょっと期待したけれどびっくりするほど拍子抜けした。 「俺はもう無理、離婚してくれ」なんてメールだけを送って音信不通だったのにいきなり帰ってきて「やり直そう」とか全く理解不能な主人公の旦那。 本当は今でも愛している・・・なんてよく言うよって思う。 この旦那が帰国してからの二人のやりとりに相当いらいらさせられた。どうでもいい他人の痴話げんかに付き合わせられているような気分になった。 それも主人公の女性になんら共感も感情移入もできないからだと思う。 お話的には一番大事なところ、いわゆる山場だったのかもしれないけれどもうどうでも良すぎて。 ただこの小説はおしゃれな女性誌に連載されていたものだと後の解説で知ったのでなるほどとは思った。 桐野作品と思って読むとかなり肩透かし食らう感じだけど女性誌で連載された小説として読むならそれなりに楽しめる感じ。 桐野夏生氏の小説だけに期待が大きかったけれどこのくらいライトで納得。とても読みやすかったし後に引きずるものがないのは良いかも。 | ||||
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興味深いテーマではあったけれど、期待していたほどではなかった。 | ||||
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普通に楽しく読みまして、何となくレビューみたら、ビックリ! 桐野さんにしてはあっさりした、とか、いっぱい書いており、それだけ作風が幅広いかつファンが多いってことなんでしょうねー。 他の作品もよんでみようと思いました。 以下内容の感想 駄 個人的に一番イラついたのは音信不通の主人公の旦那でした。 一番嫌いなのはイブパパかなー。 私男なのでつい男の降るまいが気になっちゃいます。 旦那のお父さんは立派でしたね。 | ||||
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読む人によって受ける印象が異なる作品ではないかと 思います。 ママ友同士の見栄の張合い、子供を介しての 親の付き合い方など、経験者なら思わず頷く場面も多い と思います。 ただその後が無い、と言うかイヤミスでもないし あとに何も残らない作品です。 | ||||
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雑誌連載なので、しかたがないし、雑誌のイメージから想像できそうな・・。 内容はよくあるママ同士の いざこざ・・・みんな独身時代はこんな主婦には なりたくない!!って思っているけど、自分だけの繋がりでなく我が子がらみ だから・・・面倒になる。 美容院などで読むにたりる一冊。 桐野夏生さんは、もっと深い一冊がある! | ||||
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連載が面白かったのに、結末が大きく変わっていて残念でした。 辻褄が色々合わなくなったとも思います。 VERYの結末にして欲しい! | ||||
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欠かさず読んでいる桐野さんの長編小説です。 今回はママ友がテーマ 良くありがちなテーマですが、そこは桐野さん ママ友メンバーの人物描写も巧みで、主人公の有紗、いぶママ、芽玖ママ、真恋ママ、美雨ママが 実際に存在しているかの様な錯覚に陥ります。 ママ友に限らず、女性がつく嘘、妬み、嫉妬等の感情が要所要所に表れ改めて女性の怖さも感じます。 リアリティに溢れていますが、実際はこの小説に出て来るより更に上を行くママ友もいました。 この小説では虚栄心からの嘘が多いけれど、実際のママ友の世界では 相手を嵌める、陥れる嘘を付く人が信じられないくらい多いです。 それを思えば、まだまだ物足りなさが残る作品かも知れません。 桐野さんの作品にしてはややパンチが足りなかった様な気がします。 | ||||
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欠かさず読んでいる桐野さんの長編小説です。 今回はママ友がテーマ 良くありがちなテーマですが、そこは桐野さん ママ友メンバーの人物描写も巧みで、主人公の有紗、いぶママ、芽玖ママ、真恋ママ、美雨ママが 実際に存在しているかの様な錯覚に陥ります。 ママ友に限らず、女性がつく嘘、妬み、嫉妬等の感情が要所要所に表れ改めて女性の怖さも感じます。 リアリティに溢れていますが、実際はこの小説に出て来るより更に上を行くママ友もいました。 この小説では虚栄心からの嘘が多いけれど、実際のママ友の世界では、相手を嵌める、陥れる嘘を付く人が信じられないくらい多いです。 それを思えば、まだまだ物足りなさが残る作品かも知れません。 桐野さんの作品にしてはややパンチが足りなかった様な気がします。 | ||||
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欠かさず読んでいる桐野さんの長編小説です。 今回はママ友がテーマ 良くありがちなテーマですが、そこは桐野さん ママ友メンバーの人物描写も巧みで、主人公の有紗、いぶママ、芽玖ママ、真恋ママ、美雨ママが 実際に存在しているかの様な錯覚に陥ります。 ママ友に限らず、女性がつく嘘、妬み、嫉妬等の感情が要所要所に表れ改めて女性の怖さも感じます。 リアリティに溢れていますが、実際はこの小説に出て来るより更に上を行くママ友もいました。 この小説では虚栄心からの嘘が多いけれど、実際のママ友の世界では、相手を嵌める、陥れる嘘を付く人が信じられないくらい多いです。 それを思えば、まだまだ物足りなさが残る作品かも知れません。 桐野さんの作品にしてはややパンチが足りなかった様な気がします。 | ||||
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とにかく主人公にまったく共感ができない。 彼女は自分のとても重要な過去を夫に話さずに結婚し、 結婚後にそれがバレて夫婦仲がおかしくなっていくのだけど、 「私、あなたにそんなに酷いことをした?」とほざく神経が理解できない。 その過去というのはバレたら離婚もありえるくらいの大きな秘密なのに、よくもまぁそこまで居直れる・・・。 そんな人が最後は考えを改め、自立し、自分の力へ前へ進もうとしても、応援する気持ちになれません。 ここに出てくる主婦たちはどこにでもいる主婦たちだ。 自分を取り巻く小さな世界からはみ出すことのないように気を使って生きている。 でも、なまじ中途半端なセレブなので、妥協はしたくない。負け組には絶対になりたくない。 もっとドロドロした展開になるのかと思いきや、期待したほどの桐野さんらしさは見られず、ファンとしては物足りません。 でも、もともとは「VERY」に連載されていた作品だということを知り、すべてが納得できました。 この雑誌の読者なら、おおいに共感する部分はあるでしょう。 とにかく私とは住む世界や価値観が違う人達のお話でした。 | ||||
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私とは別世界の話なので驚いてしまったが ラストの選択がそれでいいのか 納得いかないような。 主人公がどんどん成長していく点は 羨ましいと思った。 | ||||
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こちらの作品は雑誌Veryに連載されていたようですが、Veryが掲げる「セレブ嗜好」「何でもおしゃれに」「見栄をはるのはいいこと」というようなイデオロギーに対し、批判するでもなく追随するでもなく、中途半端な状態になっています。もっと生々しく「身の丈に合わない生活をしているとどうなるか」「見栄をはりまくるとどうなるか」のような内容にしても面白かったと思います。また、主人公が自立(シングルマザーとして就労する)を拒む理由と動機が全然つかみ所の無いもので、全く共感できませんでした。そういう意味で、皆の憧れの的である「いぶママ」(まさに、Veryが掲げる理想のような女性です)と、彼女の生活の崩壊を描いたほうが、小説としては面白かったかと思います。 子育て中の母親を悩ますものを描いたというジャンルでは、軽めですが加納朋子さんの「七人の敵がいる」のほうが現実的で興味深く読めるかもしれません。期待していただけに、残念な読後になりました。 | ||||
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がっかりしたのは期待の反動だと思います。 都会的で育ちの良さげなスマートな男と、美人でおしゃれで気が利いていて非の打ち所の無い妻が 1組の夫婦として登場し、その夫と、少々粗野で荒削りな性格の主婦が不倫カップルになる辺りが 桐野作品の最高傑作「柔らかな頬」と設定に共通点もあり、期待しすぎたのかもしれません。 これは女性誌での連載だそうですが、いっそ女性誌が理想とするようなおしゃれな女が夫に浮気され 価値観を変える話にしてもよかったのでは? しかし主人公はそのどちらでもなく、傍目が気になって仕方のない自信が無くもやもやした主婦。 やがて彼女のそのもやもやの背景が語られ、彼女が自分を取り戻す過程が語られる。 高層マンションでの住居棟による階層、会う度に解説されるおしゃれなママたちの服装、子どもを どこの幼稚園に入れるか、些細な差異が当人たちにとってはインドのカーストよろしく世界を分ける、と。 こういうことって、きっと囚われてる人にとっては大問題だし、どうでもいい人にとっては バカバカしいのひと言ですが、子育て期は確かにある意味、閉じてる世界なので、その辺りをもっと 徹底して「グロテスク」ばりの奇妙な歪んだ世界ならそれはそれで面白かったと思います。 けれども、なんとも中途半端な彼女を主人公にして、中途半端な囚われ方と、中途半端な立ち直りを 描くことで、う〜ん、何を描こうとしたんだろう? | ||||
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