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キドリントンから消えた娘
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【この小説が収録されている参考書籍】
キドリントンから消えた娘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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すごく何回も「これですっきりとすべてわかった!」「これですべてがきちんと収まるころに収まる」ようなことが何回も何回もあり、その度にあえなく沈没。 大騒ぎ自信満々、本の残りページを観ながら「これで解決ってことはないよね。」と思い、案の定「私が間違っていた。」って・・・・。 前作に比べて面白く読みました、途中までは。 残り三分の一は、多少の期待を込めてすっきりするためだけに読んだけど、全然消化不良でした。 | ||||
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非常に評価が高いのだが、面白いのはモースという人物だけ、という気がした。他のどなたかもおっしゃっていたが。 鋭いようで頓珍漢、教養は高いが好色で酒飲み、思い込みが激しい。思いっきり的外れな推理で突進したりするのは面白い。 しかし、前作といい今作といい、肝心の事件とその解決した結果が、今一つピンと来ない。 今作の場合、迷走の果てにたどり着いた真実に、疑問点が残りすぎてしっくり来ない。 | ||||
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文庫裏表紙の惹句には「アクロバティックな推理が未曾有の興奮を巻き起こす現代本格の最高峰」とある。ポケミス版で出た1977年以降、評者も時折「すごい本格推理」との評判を聞いていて、いつかは、と思ってようやく手に取り、多少時間をかけて通読した。しかし読後は、率直にいって肩透かしを食ったような気分。「現代本格の最高峰」というより「本格推理のパロディ」みたいな作品ではないか、とすら思った。 2年間消息を絶ったままの女子高校生から、無事を知らせる手紙が届く。女子高生は健在で自ら便りを出したのか、すでに死んでいて誰かが女子高生をかたって手紙を偽造したのかーー。探偵役のモース主任警部の推理は二転三転、四転五転し、推理を間違えては意気消沈し、しかし翌朝には立ち直って推理の修正に乗り出す。その右往左往ぶりが読みどころかもしれないのに、訳文に狼狽の模様をおかしく描写するユーモアが感じられず、どこかちぐはぐなまま。結末で明かされる真相は、そのモース主任警部が大きく遠回りさえしていなければ、もっとあっさりと分かっていたものかもしれず、その辺りも歯切れがよくなかった。 | ||||
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「ウッドストック行き最終バス」に続く作者の第2作目。作者はクロスワード・パズル(イギリスでの人気は日本では想像できないくらい高い)の鍵作りの名手としても知られている。デクスターはクィーン等の古典的本格派の後継者として日本でも人気が高い。だが、私の評価は低い。デクスターの小説で面白いのは、普通の事件を独自の推理で難解な事件にしてしまうモース警部の性格・行動ぶりだけだ(我が黒星警部に似ている)。前作にしても、本作にしても警察が普通の捜査をすれば、すぐに解決してしまう類の事件なのだ。そして、本作が致命的なのは、最後の解決(これがモースが途中で発案する突拍子もないアイデアに優るとは言えない)に至る論理的推論に誤りがある点だ。本作にしても、前作にしても見掛けだけ立派な作品をすぐ褒めてしまう日本ミステリ界の評者に問題があるのではないか。 | ||||
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「ウッドストック行き最終バス」に続く作者の第2作目。作者はクロスワード・パズル(イギリスでの人気は日本では想像できないくらい高い)の鍵作りの名手としても知られている。デクスターはクィーン等の古典的本格派の後継者として日本でも人気が高い。だが、私の評価は低い。デクスターの小説で面白いのは、普通の事件を独自の推理で難解な事件にしてしまうモース警部の性格・行動ぶりだけだ(我が黒星警部に似ている)。前作にしても、本作にしても警察が普通の捜査をすれば、すぐに解決してしまう類の事件なのだ。そして、本作が致命的なのは、最後の解決(これがモースが途中で発案する突拍子もないアイデアに優るとは言えない)に至る論理的推論に誤りがある点だ。本作にしても、前作にしても見掛けだけ立派な作品をすぐ褒めてしまう日本ミステリ界の評者に問題があるのではないか。 | ||||
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