■スポンサードリンク


(短編集)

黒後家蜘蛛の会1



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

黒後家蜘蛛の会1の評価: 4.19/5点 レビュー 48件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 41~48 3/3ページ
<<123
No.8:
(5pt)

生き返れアシモフ!

各巻に1話は超能力や超常現象のトリックを暴く話があるのが素晴らしい。
死後の世界は存在しないというヤツも書いて欲しかった。
完璧に思える超常現象肯定論があったとしても、
そのトリックを見破れるアシモフなら、
自分の臨死体験さえトリックであったと説明出来るだろうから、
生き返って、復活の奇蹟のトリックを暴いて欲しい(w
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)より
4488167012
No.7:
(5pt)

もっと…(;_;)

SFとミステリーをさりげなく融合させ楽しませてくれたアシモフ!なぜ、もっと書いてくれなかったのかという思いが読むたびにします。科学エッセイをあんなに多く書くよりSFミステリーの巨匠としてのアシモフが好きな私は、このシリーズや「ユニオン・クラブ綺談」をもっと書いて欲しかった。たまに、そんなオチでええんかいっ!?と思う結末もあるし、舞台を宇宙旅行の中継ステーションのバーや銀河間を航行する長距離貨物船のキャビンにしてヘンリーという名前のアンドロイドが最後にいつも解決する…という設定のSF小説にもなりそう。でも、読むたびにいつも思ったのは会員としてあの場で食事をしながら酒を飲みたいっ!でした。難しいこと考えずにヘンリーに会いに行きましょう!雰囲気は20世紀前半のミステリー好きな英国紳士風メンバーによる食事会での謎解き…といったところです。ディープなミステリーファンには物足りないかもしれませんが、ウィットに富んだ軽めのミステリーが好きな人にオススメします。
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)より
4488167012
No.6:
(4pt)

「ベスト」ではないけど、何回でも楽しめる短編集

「ミラノ・レストラン」に毎月集う7人の「ブラック・ウィドワーズ」
−弁護士、暗号専門家、化学者、画家、作家、数学教師、そして給仕のヘンリー。
毎月のゲストが語る「不思議な出来事」をみんなでつつきあう。
でも最後に解決するのはいつも給仕のヘンリー
このパターンは一緒ですが、全然飽きない。
アシモフの博学な知識と「ブラックウィドワーズ」のたのしいおしゃべりの雰囲気、
そしてヘンリーの慎ましやかな口調から出る鮮やかな解決。
これらを楽しく味わえる人にはおすすめ。
それに対して、
「なにこれ?こんなの全然事件じゃないじゃないの!」
という人にはおススメできません。
私はすでに5巻までそろえました。
寝る前に2−3篇ずつ、繰り返し読んでいます。
全然飽きません。
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)より
4488167012
No.5:
(5pt)

見方を変えてみよう

アシモフといえばSF作家という印象が強いが、この「黒後家蜘蛛の会」は本格ミステリです。
直接話法を多用しており、短篇で一話ごとが短いので、とても読みやすく、活字離れの激しい人にも御勧めできます。
有名で名作と言われるミステリの中にも、勧善懲悪や差別発言を多用する作品も多いのですが、「黒後家蜘蛛の会」シリーズは主に弱者の視点から(時には犯人の視点から)物事を捕らえている話が多く、好感が持てるのです。
特に「会心の笑い」は、大概の作品につきものの弱い=可哀想な被害者という単純な構図ではなく、立場は流動的な物だと言う現実的な考え方が特に評価できる。
人間心理を知り尽くした善良な犯人の復讐には末恐ろしさすら感じた。
まさに「黒後家蜘蛛の会」を象徴する名作です。
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)より
4488167012
No.4:
(5pt)

探偵チーム(?)と名探偵による推理合戦

SF作家として有名なアシモフの非SFなミステリ連作短篇集です。女性禁制の会・黒後家蜘蛛の会=ブラック・ウィドワーズの6人+給仕が、身近に遭遇した謎をネタに真相を推理するが、いつも謎を解くのは給仕のヘンリー、という構成です。特許弁護士、暗合専門家、作家、有機化学者、画家、数学者、そして給仕と、職業もバラエティに富んでいるし、個性豊かな面々の議論だけでも楽しいのですが、謎そのものも殺人よりも日常の謎系だし、主要人物が同じなので、横文字嫌いの私でもキャラクターを覚えやすいのがいいです。また、趣向としてアンチ・ミステリっぽいとこもあり、ミステリのジャンルとしても好きなタイプ。おしゃべりなアシモフらしく、各短篇それぞれにあとがきで作品にまつわるエピソードがあるのも嬉しい。
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)より
4488167012
No.3:
(5pt)

ミステリ作家・アシモフの傑作

アシモフといえば『私はロボット』など、博士の資格を持つ科学者だけに、膨大な作品においてもSFの第一人者というイメージが強いが、私は断然、ミステリをお勧めする。 この短篇集(5巻まで)は、安楽椅子探偵となる登場人物たちがいつもの クラブで、ときとして、否ほぼ常に喧々囂々となる四方山話に花を咲かせつつ、古典的なものから科学的なものまで様々なトリックにメンバー各々が挑戦する仕立て。 最終的に見事な名推理を披露して、自尊心の高いメンバーをも唸らせ、 一目置かれる存在となっているのは、クラブで完璧な給仕をする控えめなヘンリー。 毎回ひとりのゲストが登場して、(結果として)解き明かすことになる謎を提示する形がほとんど。 また、各ストーリーの最後には、執筆時の思い出や雑誌連載時のタイトル採用、掲載にまつわるちょっとしたエピソードなどが添えられていてこちらも楽しみだった。 今回3度目になるが、久しぶりに読み返してみて、『いつまでこのシリーズを続けるか』という読者からの問いに対して応えるアシモフの『私が死ぬまで続けるであろう』という約束が今はもはやかなわないことが、残念でならない。
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)より
4488167012
No.2:
(5pt)

安楽椅子探偵はサーヴィス中!

この名前からして一体どういう集まりなのか?と気になる短編集。アシモフが実在する女人禁制クラブをモデルに(内容は全く違う)作り出したクラブ。弁護士、画家、数学者、暗号専門家、科学者・・・職業も興味もバラバラで、単に親睦を深めるための集まりなのだが、月一度の会合の席では何故かいつもミステリアスな事件が飛び出す。そして各人の推理合戦と化すのだが、いつもあっさりと謎を解いてしまうのは控えめな給仕のヘンリー!謎解きも面白いが、勝手な推理を展開する面々に対して、見事に解き明かしてしまっても控えめなヘンリーの対比が面白い。しかも事件のバリエーションも豊富。アシモフの推理短編は傑作揃いで、本当に多才な人だと思う。彼が編者の短編集『16品の殺人メニュー』は、食べ物飲み物を利用したミステリ集で、こちらも多士済済。この「黒後家蜘蛛」同様に、探偵自身の個性は出てこず、謎だけが次々と解けるタイプのものでは、バーテンがヘボ探偵の持ち込む難事件をあっさり解決してしまう「三番館シリーズ」(鮎川哲也)がある。こちらも肩が凝らず、おすすめ。
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)より
4488167012
No.1:
(5pt)

黒後家蜘蛛の会

個性豊かな面々が集う会食に毎週一人のゲストと一つの謎が提出され、それを皆が知恵を絞って解いていく連作短編集の第一巻。昨今では推理小説といえば殺人もの、と相場が決まっているが、そのお約束を取っ払うだけでこんなにもバラエティあふれるミステリがつくれるんですね。
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)より
4488167012

スポンサードリンク

  



<<123
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!