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(短編集)
黒後家蜘蛛の会1
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黒後家蜘蛛の会1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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評価が高かったのでまとめて買いましたが、無駄金使ってしまいました。 半世紀前の作品なので当然かもしれませんが、2020年台においては楽しめるレベルに達していません。 オチありきで組み立てた話ばかりで、一話読み終わるたびに首を振ってため息をついてしまいました。 登場人物の書き分けができてなくて誰が誰かいつまで経っても頭に入らないのも、 作者の手腕のせいでしょう。 高い評価を下している人はおそらくかなり高齢の方だと思います。 このシリーズを読むなら、他にもっと読むべきものがたくさんあり、 このシリーズは時間潰しにもならない人生の無駄遣いです。 まとめ買いだけはなされぬよう、私は後悔の一言です。 まとめて捨てました。 | ||||
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安楽椅子探偵物の12話の短編集だが、推理物として読むのは辛い。 私は3話目を読み終えたところで読むのをやめた。 あえて1話目のネタバレを書きますので注意。 ある探偵の元へ依頼がきた。 「何か盗まれたけど、盗まれた物が分からない。」 「怪しい行動をしたあとに笑っていたので盗んだのは間違いない。俺は確信してるんだ。」 探偵は色々と調べたけど分からない。 そこで黒後家蜘蛛の会で推理してもらうが分からない。 だけど探偵は知っていた。この会のメンバーの一人が窃盗の犯人だということを! 何を盗んだか分からないから犯人き聞いてしまおう。驚きの作戦である。 「何を盗んだんだい?」 「何も物は盗んでいません。私が盗んだのは心の平和だけです。」1話完!! 誰もが思い浮かべるであろう「依頼者の妄想で、何も盗まれてないんじゃね?」が答えで、 推理自体無意味で謎解きの一切ない話なので、真面目に読んで損した。 オッサン達の会話を楽しむ小説なのかもしれないが、翻訳物のため伝わりにくい表現も多く面白くなかった。 | ||||
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本書の著者のアイザック・アシモフは、SFや一般向け科学解説書、推理小説など数多くの著作で知られた有名な作家である。 評者は、SF小説にあまり興味がないから、かってアシモフの作品など読んだことがなかったが、この『黒後家蜘蛛の会』シリーズが、ミステリであることを知ったので読んでみることにした。 探偵役を務めるニューヨークのレストランの老給仕ヘンリーは、いつも謎解きへの解決に該博な知識を披歴しながらパズルを解いてしまうというストーリーである。 EQMMへ最初に掲載された、本書の『会心の笑い』を、読み始めた頃は、ま〜、なかなか面白そうだな、と思っていたが、同じ設定(月一回の会食会に集まる紳士たちが持ち寄る謎解き話)の短編ばかりを読んでいたら、1970年代に書かれたとは思えないような古色蒼然たるパズルストーリーものを読んでいるような気になってしまう。 本書9作目の『ブロードウェーの子守歌』を、読み終わり、こんな幼稚な手段で暗号を伝達するスパイがいるなどと考えられないのでは?と10作目のページを繰る手先が鈍ってしまった。 毎回毎回、老給仕ヘンリーが謎解きをしてゆくのだが、このヘンリーの慇懃な語り口で謎解きしてゆく過程が、この短編集を読み進んでゆく度ごとに鼻についてきてしまったのは、評者のようなへそ曲がりな読者だけかもしれないが・・・。 ミステリを読まない友人に、「何故ミステリを読みたくないの?」と、かって評者は訊いたことがあるが、彼は、「最後を先に読んでしまいたくなってしまうから」と言っていたが、まさに言い得て妙な返事だったと思い出しながら途中を読み飛ばしたい気持ちで大御所の短編集をようやく読み終えた。 ストーリーの展開でページを繰る楽しさを味あわせてくれるミステリが良質な作品であり、ストーリーの途中を読み飛ばし最後を読みたくなるようなレベルの作品には興趣を削がれてしまうと評者はかねがね思っているからである。 | ||||
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