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(短編集)
黒後家蜘蛛の会1
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黒後家蜘蛛の会1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 21~40 2/3ページ
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さまざまな職業の6人の仲間が、月に一度レストランの個室で例会を開く。毎回小さな謎が話題に上り、一同は謎解きに熱中する。 だがいつも鮮やかに解決するのは、給仕のヘンリーだった。 閉じた輪の中で短編を連ねていく形式だ。この趣向はけっこう好きだ。 仰天するような斬新な謎解きはないが、毎回よく考えられていて盲点を突かれる。 6人の中年男たちの人物造形が良く出来ている。気の置けない友人はいいものだ。 「会心の笑い」「指し示す指」「ブロードウェーの子守唄」「不思議な省略」「ヤンキードゥードゥル都へ行く」の五篇が特に気に入った。 このシリーズはまだ新品で入手できるようなので、全部読むことにした。肩の凝らない軽快なミステリを読みたい人にお勧め。 | ||||
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たいへん状態のいいもので、気に入りました。 ありがとうございました。 | ||||
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黒いクモのイラストがカバーに描かれていた旧装丁の版で読んで以来、本当に久しぶりに手に取り、5冊を少しづつ読んだ。 作品の特徴は、すでに他のレビューアーの方々が書かれている通りである。ミステリとしての出来にこだわる読者には、はっきりいって向かない作品だ。個々の短編によって多少の出来不出来があるといえるし、話の展開や登場人物の造形など、基本的に同じパターンで貫かれている。 しかし、読み進めるに従ってある種の「心地よさ」を感じるようになった読者には、シリーズとして手放し難い作品となる。クセのあるメンバーたちが今度はどんな会話と謎解きを繰り広げるのか、ミラノ・レストランの例会をまた覗いてみたい、という気にさせられる。 この雰囲気は、ホームズとワトソンが住むベーカー街の下宿に通じるものがあるだろうし、「水戸黄門」などのワンパターンものを楽しむ日本人の好みにもあっているのではないか。本国アメリカでは「黒後家蜘蛛」の原著はすべて絶版になっているようで、作品が今でも読めるのは日本人として嬉しいところである。 残念ながら、10年ほど前に出版された原作第6巻にあたる The Return of the Black Widowers はいまだに翻訳されていない。アシモフの死後、単行本未収録だった6編と別の作家によるオマージュ短編ひとつを収めたもので、これだけでは他の5巻よりページ数がぐっと少なくなるが、特に困ることではない。これまで個々に邦訳され雑誌等に掲載されたので翻訳権の問題があるのかもしれないが、ぜひ実現してほしいものだ。 | ||||
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部屋の中から一歩も出ないのに会話の中から見事に事件解決。 優雅で知的な気分の味わえる推理小説です。 大枠は毎回同じパターンなのにわくわくさせられる。 質のいいドラマを見ているようで、出逢った当時は夢中で一気読みしてしまったけど、 毎晩1作品ずつじっくり読むのがいいかも。 | ||||
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本書の著者のアイザック・アシモフは、SFや一般向け科学解説書、推理小説など数多くの著作で知られた有名な作家である。 評者は、SF小説にあまり興味がないから、かってアシモフの作品など読んだことがなかったが、この『黒後家蜘蛛の会』シリーズが、ミステリであることを知ったので読んでみることにした。 探偵役を務めるニューヨークのレストランの老給仕ヘンリーは、いつも謎解きへの解決に該博な知識を披歴しながらパズルを解いてしまうというストーリーである。 EQMMへ最初に掲載された、本書の『会心の笑い』を、読み始めた頃は、ま〜、なかなか面白そうだな、と思っていたが、同じ設定(月一回の会食会に集まる紳士たちが持ち寄る謎解き話)の短編ばかりを読んでいたら、1970年代に書かれたとは思えないような古色蒼然たるパズルストーリーものを読んでいるような気になってしまう。 本書9作目の『ブロードウェーの子守歌』を、読み終わり、こんな幼稚な手段で暗号を伝達するスパイがいるなどと考えられないのでは?と10作目のページを繰る手先が鈍ってしまった。 毎回毎回、老給仕ヘンリーが謎解きをしてゆくのだが、このヘンリーの慇懃な語り口で謎解きしてゆく過程が、この短編集を読み進んでゆく度ごとに鼻についてきてしまったのは、評者のようなへそ曲がりな読者だけかもしれないが・・・。 ミステリを読まない友人に、「何故ミステリを読みたくないの?」と、かって評者は訊いたことがあるが、彼は、「最後を先に読んでしまいたくなってしまうから」と言っていたが、まさに言い得て妙な返事だったと思い出しながら途中を読み飛ばしたい気持ちで大御所の短編集をようやく読み終えた。 ストーリーの展開でページを繰る楽しさを味あわせてくれるミステリが良質な作品であり、ストーリーの途中を読み飛ばし最後を読みたくなるようなレベルの作品には興趣を削がれてしまうと評者はかねがね思っているからである。 | ||||
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本書の著者のアイザック・アシモフは、SFや一般向け科学解説書、推理小説など数多くの著作で知られた有名な作家である。 評者は、SF小説にあまり興味がないから、かってアシモフの作品など読んだことがなかったが、この『黒後家蜘蛛の会』シリーズが、ミステリであることを知ったので読んでみることにした。 探偵役を務めるニューヨークのレストランの老給仕ヘンリーは、いつも謎解きへの解決に該博な知識を披歴しながらパズルを解いてしまうというストーリーである。 EQMMへ最初に掲載された、本書の『会心の笑い』を、読み始めた頃は、ま~、なかなか面白そうだな、と思っていたが、同じ設定(月一回の会食会に集まる紳士たちが持ち寄る謎解き話)の短編ばかりを読んでいたら、1970年代に書かれたとは思えないような古色蒼然たるパズルストーリーものを読んでいるような気になってしまう。 本書9作目の『ブロードウェーの子守歌』を、読み終わり、こんな幼稚な手段で暗号を伝達するスパイがいるなどと考えられないのでは?と10作目のページを繰る手先が鈍ってしまった。(ハイテク時代の今、ひょとしてこんな方法も通用しているかもしれないかな?) 毎回毎回、老給仕ヘンリーが謎解きをしてゆくのだが、このヘンリーの慇懃な語り口で謎解きしてゆくマンネリなパターンは、いくら大作家の作品でも評者の好みではなかった。 | ||||
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黒後家蜘蛛の会の会員、化学者と数学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家の六人、それに給仕の一人が 毎月一回晩餐会を開いてゲストの話を聞いては、内容がミステリーじみてくると会員それぞれが 素人探偵ぶりを発揮する。でも、いつも話の解決をするのは給仕でした。 全くといって殺人事件の無いところが、お気に入りです。 | ||||
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賛否両論あるようですが、私にとってはベストな作品の1つ。 アガサクリスティ好きが高じて、いろいろな推理小説を読み漁りましたが、 推理小説という分野だけでは語れない作品だと思います。 化学者、数学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家が、 毎月1回ゲストを呼んで、レストランで会食。 その給仕を担当するのが、ヘンリー。 ゲストの話から飛び出すほんのちょっとしたミステリーを 6人の識者が、喧々囂々と論議かつ推理する。 そこで最後に一番シンプルな答えをヘンリーが導き出して解決。 こんな風に書くと面白みも素っ気もありませんが、 6人の言葉のやり取りが本当に楽しいのです。 古臭い手法だし、華やかさやスリルとは無縁ですが、 読んでいるとホッとするし、微笑ましい作品です。 全作揃えていますが、少なくとも1冊20回は読んでいます。 | ||||
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多才なアシモフの推理短編集。 多士彩々な推理を楽しみとするメンバーが集い 美味しいディナーとインテリジェンスの高い会話で、 事件が披露、解決が展開されます。 ヘンリーの鶴の一声的な解決も楽しみですが 集う際の雰囲気や機知に富んだ会話がとても素敵です。 良き時代を覗き見る様、しばしの同席を楽しんでは。 | ||||
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10数年ぶりの再読。やはり「パズラー」ならこれ、ということを再認識しました。 大仰なトリックがある訳でもないし、意外な犯人がいる訳でもない。 いわゆるどんでん返しもない。 でも、「些細な手がかりをもとに、いかに論理的に真相を解明するか」という推理を思う存分楽しめる、ミステリ史に残る傑作短編シリーズの第1弾が本書です。 今回、読んでいて発見したのは、著者と「読者」との関係。 本書全体の「まえがき」で、著者が当惑するような手紙を送ってくる読者のことを皮肉混じりに書いていますが、その意味は、記念すべき第1作「会心の笑い」の「あとがき」で分かりました。 何と、この第1作には、「穴」があったというのです。 解決に至るまでに展開される仮説に忘れていた点があり、雑誌での作品発表後、読者の手紙で指摘され、単行本化の際に手直ししたということです。 人によっては、ここぞとばかり、作品をけなす者もいるのでしょうが、その読者はそんなことはしなかった。 しかも、著者はその批判を素直に認めて、訂正し、「あとがき」の中で「こういうありがたい読者もいる」として、「このような指摘を心から感謝」と述べています。 読者との連携プレーにより、傑作が誕生したのだと言えましょう。 著者は「贋作」にも寛容であったらしく、実際、ネットで検索してみると、「黒後家蜘蛛の会贋作集」という日本語のファンサイトがあります。 版元の東京創元社了承のうえ、ストーリーを公募、「ノベルゲーム」化し、無料で公開されています。 その作品の質は、本家に勝るとも劣らない、良作揃いです。 1992年に著者は没していますが、読者により新作は誕生しているのです。 それほどにファンを獲得している作品とは? 自分がミステリ好きだと思うなら、必読の書と言える連作短編集、それが「黒後家蜘蛛の会」です。 給仕のヘンリーのことは、一生忘れられなくなることを請け合います。 | ||||
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アイザック・アシモフといえば、SF作家とはいえ、多彩な才能で大活躍した巨人だ。これは、その中で、SFではなく、純粋なミステリー小説として書かれたものだ。それも、安楽椅子探偵もの。(ヘンリーは椅子には座っていないが。)純粋ミステリーはあまり沢山読んでいないので、これがどのくらいの位置にあるのかはわからない。しかし、最終的に謎解きをするヘンリーを描くために、黒後家蜘蛛の会のメンバーがそれぞれの推理や考えを出さなければならないわけで、それだけでもかなりのレベルではないだろうか?個人的には最初の話が好きだが、これは個人個人の好みだろう。 | ||||
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アイザック・アシモフといえば、SF作家とはいえ、多彩な才能で大活躍した巨人だ。 これは、その中で、SFではなく、純粋なミステリー小説として書かれたものだ。 それも、安楽椅子探偵もの。(ヘンリーは椅子には座っていないが。) 純粋ミステリーはあまり沢山読んでいないので、これがどのくらいの位置にあるのかはわからない。しかし、最終的に謎解きをするヘンリーを描くために、黒後家蜘蛛の会のメンバーがそれぞれの推理や考えを出さなければならないわけで、それだけでもかなりのレベルではないだろうか? 個人的には最初の話が好きだが、これは個人個人の好みだろう。 | ||||
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様々な職業の6人の人物からなる黒後家蜘蛛の会。例会ではなぜかいつも何らかの謎が提示され、皆が様々な議論をしますが、いつも最終的に謎を解くのは6人の中の誰でもなく給仕のヘンリー。 6人のメンバーの軽妙な会話、そして、ヘンリーの控えめな様子が素晴らしい雰囲気をかもしだしています。 短編集なのでそれぞれの話は短く、また出てくる謎もシンプルなので、とても読みやすくなっています。暇な時に1,2話読むのがおすすめです。 | ||||
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化学者、数学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家の六人によって構成される “黒後家蜘蛛の会(ブラックウィドワーズ)” 毎回ゲストを招いて開かれるその会合では、ささやかな謎が提供され、 全員が安楽椅子探偵としてその謎に挑戦する。 でもいつも正解を出すのは給仕のヘンリー。 ヘンリーのイメージに、森博嗣さん“S&Mシリーズ”の西之園家の執事、諏訪野さんを思いました。 短編でたまに活躍する姿がダブってみえます。 作品は1つ1つがとても短く、謎解きもシンプルなのでサクサク読めちゃいます。 寝る前のひと時や、移動中にもぴったり。 自分でも問題を解決しながら読んでいくと、ドリルを解いてるみたいな感覚でとてもおもしろいです! | ||||
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化学者、数学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家の六人によって構成される “黒後家蜘蛛の会(ブラックウィドワーズ)” 毎回ゲストを招いて開かれるその会合では、ささやかな謎が提供され、 全員が安楽椅子探偵としてその謎に挑戦する。 でもいつも正解を出すのは給仕のヘンリー。 ヘンリーのイメージに、森博嗣さん“S&Mシリーズ”の西之園家の執事、諏訪野さんを思いました。 短編でたまに活躍する姿がダブってみえます。 作品は1つ1つがとても短く、謎解きもシンプルなのでサクサク読めちゃいます。 寝る前のひと時や、移動中にもぴったり。 自分でも問題を解決しながら読んでいくと、ドリルを解いてるみたいな感覚でとてもおもしろいです! | ||||
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SF作家としての名声を確立していたアシモフは本格ミステリのファンでもあり、本シリーズは安楽椅子探偵合戦に挑んだもの。化学者、数学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家の六人が集まった「黒後家蜘蛛の会」。月一回の晩餐時に、興味ある事件について喧々諤々の議論となるのだが、結論が出ない。そして、鮮やかな解決を見せるのは決まって給仕人のヘンリーだった。 有識者が答えを出せないのに、給仕人のヘンリーが鮮やかな解決を見せると言うのがウリだが、冷静に見て、ヘンリーの解決は他の六人に比べてそれ程優れているものだろうか ? 元々この形式はA.バークリー「毒入りチョコレート事件」を短編化したものだが、流石にバークリーは結論を曖昧模糊として読者を煙に巻くと言う手法を採っている。同程度の可能性のある七つの案から一つの案を正解として選ぶのは、殆ど作者の恣意であり、書き方次第で何とでもなる。実際、アシモフは本シリーズを執筆中、周囲に、「幾つかの解決の可能性がある状況を知っていたら教えてくれ」と頼んでいたそうである(実話)。 アシモフの稚気は微笑ましいし、E.Q.M.M.への貢献度も高い。その本格好きが「裸の太陽」等にも活きているのだが、アシモフの名誉のためにも、本シリーズは早く打ち切るべきだったと思う。 | ||||
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SF作家としての名声を確立していたアシモフは本格ミステリのファンでもあり、本シリーズは安楽椅子探偵合戦に挑んだもの。化学者、数学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家の六人が集まった「黒後家蜘蛛の会」。月一回の晩餐時に、興味ある事件について喧々諤々の議論となるのだが、結論が出ない。そして、鮮やかな解決を見せるのは決まって給仕人のヘンリーだった。 有識者が答えを出せないのに、給仕人のヘンリーが鮮やかな解決を見せると言うのがウリだが、冷静に見て、ヘンリーの解決は他の六人に比べてそれ程優れているものだろうか ? 元々この形式はA.バークリー「毒入りチョコレート事件」を短編化したものだが、流石にバークリーは結論を曖昧模糊として読者を煙に巻くと言う手法を採っている。同程度の可能性のある七つの案から一つの案を正解として選ぶのは、殆ど作者の恣意であり、書き方次第で何とでもなる。実際、アシモフは本シリーズを執筆中、周囲に、「幾つかの解決の可能性がある状況を知っていたら教えてくれ」と頼んでいたそうである(実話)。 アシモフの稚気は微笑ましいし、E.Q.M.M.への貢献度も高い。その本格好きが「裸の太陽」等にも活きているのだが、アシモフの名誉のためにも、本シリーズは早く打ち切るべきだったと思う。 | ||||
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◆「明白な要素」 本日のゲストは、異常心理学の准教授・エルドリッジ。 彼は、直感的に万引き犯を感知するスーパーの店員・メアリーの話をする。 しかも彼女は、三千マイルも離れたサンフランシスコで起きた、 アパートの火事の被害状況までも予言していたという。 彼女の自作自演、共犯者との共謀、別の人間による《操り》など、 さまざまな可能性が検討されるも、ことごとく否定されてしまう。 果たして本当に、メアリーに予知能力はあるのか? アンチミステリであり、ある意味、メタミステリでもある異色作。 シャーロック・ホームズの名言“不可能をすべて消去した後に残る ものこそ、よしやいかにそれがあり得べからざることであろうとも、 真実である”を引き合いに出しているのが、心憎いです。 | ||||
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6人の紳士が四方山ばなしをするという食事会、その名も<黒後家蜘蛛の会>。 毎回ゲストを呼んで話を聞くが、ゲストの話の中になぜかいつもミステリーがあらわれて、それを会のメンバーで話し合います。 事件はすべてゲストから口頭で語られ、事件現場に行かずその場ですべて解決します。 アームチェア・ディテクティブ(安楽椅子探偵)の形式をとっています。 この会のメンバーは多士済々。科学者、小説家、数学教師、特許弁護士、画家、暗号の専門家。それにかかせないメンバーが、名給仕のヘンリー。 短編連作12編。謎は粒が大きいのから小さいの、納得度が高いものから、こじつけめいたものまで多々あるけれど、あまり気になりません。 黒後家蜘蛛はこのメンバーたちの会話がおもしろいので、メンバー同士の丁々発止のやり取りを読んでるだけでもニヤリとすることが多いです。 1巻目では「指し示す指」が話が奇麗に落ちていて好きです。 | ||||
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『ダ・ヴィンチ・コード』の訳者、越前敏弥氏にオススメされて思わず買ってしまった一冊。読めば読むほどはまっていく、蟻地獄のようなストーリーです。確かに面白い。何といっても、1話目のシュールな落ちに、思わず拍手していまいました。 いわゆるミステリーはあまり読んだことなかったんですが、こんなミステリーもあるんだ、と世界が広がりました。 舞台とかにしたら面白いと思います。 | ||||
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