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四つの署名
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【この小説が収録されている参考書籍】
四つの署名の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 1~20 1/4ページ
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長編第2作。ホームズの盟友・ワトスンが依頼者の女性に恋して 結婚する経緯をここで知らないと以後の短編などが理解できない。 テムズ河上のランチの追跡劇も迫力満点。 | ||||
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ワトスンとメアリ・モースタンのロマンス、ホームズの推理と変装など、時折、心を明るいもので満たしてくれるいい場面もありました。また、執筆された1889年当時のロンドンの雰囲気が、作品のそこかしこに感じられるところも良かったです。 どうにも楽しめなかったのは、結構長々と語られる最終章のくだり。ヤな話が延々と続くなあって感じで、途中から読むのがしんどかったです。 色んな画家の挿絵が23枚も掲載されていたのは、良かったですね。なかでも、フレデリック・ドー・スティールと、フレデリック・ヘンリー・タウンゼンドの挿絵が気に入りました。 日暮雅通(ひぐらし まさみち)の訳文。 読みやすかったですね。違和感なく、引っかかることなく読んでいくことができました。 | ||||
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<ネタばれ注意> 中盤までの犯人を見つけ出す所までは、観察・推理と聞き込みによる謎解きで、普通に面白い。 ところが、終わり三分の一ほどは、延々と犯人の独白で、事件にいたる経緯・因縁が語られる。ホームズは座ってそれを聞いているだけ。 そして、その独白の内容も、「四つの署名」という意味深なタイトルのわりには「すごく興味深い」というほどでもない。 犯人が他の3人に対して義理堅すぎること、少佐を簡単に信用してしまうこと、奪い返した財宝をあっさりと捨ててしまうこと、何でも包み隠さず正直に話してしまうこと… ワトソンと嬢が(恋に落ちるのはまぁ良いとして)交際期間もなく婚約してしまうこと… …などなど、人物造型が単純すぎる。 ホームズ物が好きだからと言って、「贔屓の引き倒し」はしたくない。 | ||||
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創元推理文庫の「シャーロック・ホームズ」シリーズを持っていたのですが、それがずいぶん経年劣化してしまったのでこのシリーズを買いました。このシリーズは訳が大変読みやすく、お薦めです。 この話には「名探偵コナン」でも紹介されているホームズの有名な台詞 When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth. (不可能な物を除外していって残った物が、たとえどんなに信じられなくても、それが真相なんだ) と、ほぼ同じ意味の台詞(当てはまらない事柄を一つ一つ消去していけば、最後に残るのが事実に他ならない)が出てきます。そんなオタク的な部分でも楽しめる話ですが、他の方も指摘しているように最初と最後にコカインやヘロインの話が出てきます。「憂国のモリアーティ」という漫画にも描かれていますが、シャーロックはいささか薬物依存の気があるんですよね。今では絶対そんな設定は許されないでしょうが、当時は許されたのでしょう。この点は心してお読みください。 | ||||
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ホームズは面白いです | ||||
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いろいろな方の翻訳で読みましたが、何の違和感もなく物語の世界に入りこめました。翻訳者がこの世界に精通している方だからなのか、益々ホームズに夢中になりそうです。オススメです! | ||||
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また読みます。 | ||||
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本作はシャーロック・ホームズ・シリーズ屈指の傑作だと思います。 とにかく最初のほう、事件の依頼人としてホームズ&ワトスンの住まいを訪れたミス・メアリ・モースタンの不思議な話から引きつけられます。 そして、ロンドン下町にあるサディアス・ショルトー邸での不可解な物語、ポンディシェリー壮での奇怪な殺人事件と、読者は推理小説 + 怪奇小説の世界へと否応なく引きずり込まれていきます。 殺人現場で色々と調べていくうちに、70ページでワトスンはとうとう事件の複雑怪奇さに音(ね)をあげてしまい、「解きがたい謎だな。何かはっきりするどころか、ますますわけがわからなくなる」と言う。 ところが、ホームズは「逆だよ。だんだんはっきりするどころか、あと二、三のことさえわかれば、事件の全体像がつかめそうだ」と言い放つ。 この部分はまさに天才ホームズと普通人ワトスンとの差が歴然と出ていてすごい!と思いました。 後半、インド王族が秘蔵していた五十万ポンドの重い宝石箱をめぐって繰りひろげられる、テムズ河での蒸気艇による追跡劇は本作のクライマックス。文字どおり手に汗握ります。 最後、悪党ジョナサン・スモールの身の上話も面白い。このスモールという男は悪党ではあるけれど、どこか憎めないキャラで、仲間を絶対に裏切らないという誠実さが光っています。 ホームズ・シリーズ屈指の傑作ここにありです。 | ||||
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ホームズものとしては2作目ということで、ホームズの推理編と原因となる物語の二本立てだった1作目の緋色の研究と違って、うまく1つの話にまとめられていて、気持ちよく読める。 | ||||
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ホームズ第2作目の長編。1890年発表。1、やはりホームズは冒険小説であることを再確認。2,発表1887年(作中時)当時ではほぼリアルタイム小説でありながら、現在からみると、英国のタッチ、在りし日の風俗、街並みなどを肌で感じ取る楽しみがある。 1については、後の、そして現在の狭義の推理小説の範疇ではなく、真犯人探求、方法の純粋推理志向していない。いわゆる「捕り物」の感じが濃い。「推理小説」というより「探偵小説」、魅力的な好人物・悪人たちが活き活きとあの日々の倫敦を駆けまわる「冒険小説」というほうがしっくりくる。本作でも後半にテムズ河を舞台にした大捕り物(汽船チェイス)がある。 2については、いわゆるセポイの乱が背景にあり、当時の英国と諸外国との関係をうかがわせ、英国気質、世界とのかかわりをそれとなく感じさせる。当時の国内外情勢・政情に翻弄された、あるいは夢見た個人の悲哀めいたものにも触れる。1作目の長大なある人物の懐古部分のように、本作にもインド、アンダマン諸島における事件の萌芽が短いながら描かれ、読むものを歴史の間隙へ誘う。 そして最後に触れておかないといけないのは、ホームズ、ワトソンはじめ人物造形の実感・説得力・語り口。ホームズ物は筋よりもこの部分が読ませる。1作目とややことなり、全12章のうち11章でホームズらが活躍し、彼らの関係もよりこなれ、深まる。ワトソンの恋(顛末は本書にて)がスパイスになり、本作に奥行きを与える。ネットにて当時の倫敦、テムズ河の画像をみながら読むと楽しい。延原謙=訳、1953年刊行、1991年延原展=改訂、2011年改版、新潮文庫。西浦玉美さんの統一感ある装幀が美しい。 | ||||
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光文社文庫は読みやすい現代文、シドニーバジェットの挿絵入りというところが気に入って、買い進めています。 光文社文庫のシャーロックホームズを読むのであれば、本書は2冊目におすすめです。 1冊目:緋色の研究、シャーロックとワトスンの出会い。 2冊目:本書、四つの署名。ワトスンの婚約者との出会いが書かれています。 3冊目には「シャーロックホームズの冒険」を。 こうすることで、時系列的に読むことができ「〜冒険」でときおり出るワトスンの妻の話等もすんなり受け入れられます。 | ||||
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『緋色の研究』に続くシャーロック・ホームズシリーズ第2作の長編である。 冒頭と末尾にホームズのコカインへの愛着が描かれ、ホームズの偏った人物像が改めて示されるが、本書ではホームズの物証重視の科学捜査が詳しく紹介されているのがまず関心を惹く。例えば、冒頭の導入部では140種類もの煙草の灰の区別、石膏による足跡の型取り(いわゆる「ゲソ痕」)、職業が手の形に及ぼす影響などについてホームズは論文を書いているという。そして、極めつけは犯人追跡で重要な役割を果たす犬の臭覚である。当時のイギリスには警察犬はまだ採用されていない。警察犬を最初に導入したのはドイツで1896年、イギリスは1906年である。本書が出版されたのが1890年だから、著者コナン・ドイルの科学捜査への興味関心の高さと先見性がよくわかるだろう。 また、本書は、第1作の『緋色の研究』が第2部で事件の背景となるアメリカでの物語を詳しく書いたように、事件解決後の犯人の長い独白でインドのセポイの反乱当時に遡る事件の背景を描き、犯人とその同伴者の数奇な運命を物語っている。著者はたんなる謎解きの推理小説ではなく、その時代と人間の生き方を写し出す19世紀的本格小説(ロマン)として作品を構想したのであろう。大英帝国のインド統治の一端をうかがわせる興味深い物語ではあるが、事件解決後の長大なエピローグのようになっており、小説の構成としてはいささか緊張感を欠くように感じる。 | ||||
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きれいでした。ありがとうございました。 | ||||
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お気に入りの巻 | ||||
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子供用ですが、面白いようで何度も繰り返し読んでいます。 | ||||
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駒月雅子さんによる新訳である。 しっかりと正確で、なおかつ読みやすい訳だと思う。ホームズやワトスンらのキャラクター性もよく伝わってくる。 また、書かれた1890年当時のロンドンの雰囲気を再現することにも成功しているのではないか。 訳注は邪魔にならない最低限のものが付けられている。 | ||||
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作品の解説というのは往往にして作品そのものよりも何段も出来が落ちるものであるが、これはあまりにも酷かったのでレビュー。まずオックスフォード版の解説は退屈だが、それはいいとして、なんだかぶつ切り感が気になってよく見てみれば解説を省略しましたとある。(なんじゃそら…)しかしそんなものが気にならなくなるほど酷いのはその後の訳者の解説(?)。中学生が酔っ払って書いたのだろうかと思わせる文章がひたすら続く…。というか、シャーロキアンとかいうのはホームズのファンか何かだと思っていたが、作家が売文業だとか書いていいんかいな。なんかホームズ(というよりドイル)を憎んで稚拙かつ悪意ある解釈を書き散らす週刊誌読んでる気分になりました。本文だけ読んで解説は飛ばすの推奨。こんなしょーもないの読んで作品の余韻を壊すの勿体無い。何より時間の無駄。 | ||||
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つ、つまらない...、これが世界中で指示されつづけている小説なのか...。 つまらないと胸をはって言うためだけに最後まで読みましたよ... なんか哀しい。 自分の他にも星1つの方がいて安心しました。 | ||||
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ホームズ物は少年時代にほとんど読みましたが、本書だけ読み残しており、ええ年になってしまった今、やっと読了。相変わらず19世紀のロンドンの描写は素晴らしいし、ホームズとワトソンのやり取りも面白い。また当時のインドでの出来事などもなかなか興味深い。しかし、面白かったかと問われると、うーん。個人的には満足しましたが、小学生の我が子に本書を勧めようとは思わない。麻薬や差別的な描写も気になるし。 | ||||
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緋色の研究もそうですがね、ホームズとワトソンが出てこない部分が長いんですよね。 こどもの頃に読んだ時は、「ホームズ読んでたのに、別の話しが間に挟まってる。しかも、面白くない」と感じました。 勿論、ちゃんと話しとして繋がっているんですがね。 もし、お子さん用に買うなら、短編集の方が良いですよ。 こどもは、やっぱりホームズが活躍しているところを読みたいんですよね。 | ||||
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