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四つの署名
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【この小説が収録されている参考書籍】
四つの署名の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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ワトスンとメアリ・モースタンのロマンス、ホームズの推理と変装など、時折、心を明るいもので満たしてくれるいい場面もありました。また、執筆された1889年当時のロンドンの雰囲気が、作品のそこかしこに感じられるところも良かったです。 どうにも楽しめなかったのは、結構長々と語られる最終章のくだり。ヤな話が延々と続くなあって感じで、途中から読むのがしんどかったです。 色んな画家の挿絵が23枚も掲載されていたのは、良かったですね。なかでも、フレデリック・ドー・スティールと、フレデリック・ヘンリー・タウンゼンドの挿絵が気に入りました。 日暮雅通(ひぐらし まさみち)の訳文。 読みやすかったですね。違和感なく、引っかかることなく読んでいくことができました。 | ||||
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ホームズ物は少年時代にほとんど読みましたが、本書だけ読み残しており、ええ年になってしまった今、やっと読了。相変わらず19世紀のロンドンの描写は素晴らしいし、ホームズとワトソンのやり取りも面白い。また当時のインドでの出来事などもなかなか興味深い。しかし、面白かったかと問われると、うーん。個人的には満足しましたが、小学生の我が子に本書を勧めようとは思わない。麻薬や差別的な描写も気になるし。 | ||||
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本書は The Sign of Four の最新訳です。この作品ではホームズに雇われて情報収集 にあたる Baker Street Irregulars なる浮浪児グループが登場する。本書の訳は「ベ イカー街不正規隊」に「イレギュラーズ」とルビをふっただけ。面白みに欠ける。 既存の邦訳は、irregulars を特務隊、遊撃隊、少年探偵団、少年隊など工夫をこら したものが多い。本書もひと工夫してほしかった。 ほかに気になった点をあげると、たとえば「ほっそりとした白い指が繊細な動きで ~」とか「ほっそりとした白い手を小瓶に伸ばした」という言葉づかい。のちにワ トスン先生の奥さんになるミス・モースタンの話ではなく筋骨たくましい名探偵ホ ームズのことを言っているのだから、違和感を覚える。訳者は long を「ほっそり」 と訳している。 昔の訳にくらべれば、進歩しているのは確かだが、「四つの署名」という題名には 異議がある。原題は The Sign of (the) Four。本文には「四人の符号」(the sign of the four)という言葉が7、8回 出てくる。これは財宝を盗んだ4人の男の名前の 前に書かれていた符号である。四人の名前は主犯格の男が自分と仲間のために署名 したのだが、一人の男が書いたのだから、署名が四つあることにはならない。語学 的にはThe Sign of (the) Fourを「四つの署名」とするのは誤訳である。新訳なの だから、長年にわたる誤訳を孫引きするのではなく、新訳にふさわしい新しい題名 をつけてほしかった。 | ||||
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緋色の研究に続き二作目のホームズ。 相変わらず表紙が素敵。表紙下部に数字を浮かび上がらせているのいいですね。 それにしてもこの古風な新潮訳……落語とかを聞いている気分になるなー。「とっつぁん」とか、銭形警部を思い出しちゃったよ。 緋色の研究の時も思ったが、著者コナン・ドイルの歴史小説家としての一面が物語に深みをもたせているように思う。犯人の背景はイギリスを飛び出して世界の様々な場所を舞台にして語られる(今回は主にインド)。実際にあったインド大反乱を物語にからませているわけで、当時の読者にとってはかなりリアリティが感じられたんじゃないかな。 でも相変わらずミステリとしてはあんまり上手くない気がする。読者も推理に参加できるわけでもなく、一体誰が!?/どうやって!? と謎に驚かされるわけでもない。……まあ、これはフェアな評価ではないかな。そもそも当時の常識や風俗、ロンドンの地理が推理部分に密接に関わってくるので当時のロンドン市民ならいざ知らず、現代日本人が謎そのものを楽しんで頭を捻って真相を考えるのは無理があるだろうから。 とりあえず「四つの署名」とか「アグラの大財宝」とか、読者を惹きつける舞台装置は上手いと思う。 | ||||
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私が大好きな江戸川コナン君が大好きなシャーロック・ホームズで中でもコナン君が特に好きな話がこの本らしい。正直、、、、つまらなかった。やっぱり海外であり時代風景がイマイチピンと来ない。ホームズが凄いのはよくわかる。でも飽きる。ワトソンのことを暇潰し程度に推理するシーンが1番好き。だから本編はイマイチ。コナン君が好きだからホームズシリーズ買い漁っちゃったよ。内容はイマイチだったけどコナン君が好きだから星3つあげる。ちなみに私は内田康夫の浅見光彦シリーズと歌野晶午の家シリーズが好き。 是非読んでちょ。 | ||||
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謎が目の前にあるとすぐ頭の中で情報が整理され関連付けられるホームズは読んでて愉快です 今作は犯人との船での緊張感あふれる追走劇とワトスンの恋愛面に大きく比重が置かれている感じでホームズの推理や活躍がもう少し見たかったという感じでした 前作から続けて読んだのでマンネリなのか緋色の習作を読んだ時の感動はなかったです | ||||
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カバーのイラストが気に入っています。やはり延原謙の訳が私のホームズ像にはぴったりです。 | ||||
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文庫版を読んでいる途中で、放置気味になり、その後Kindle版を購入し、再び最初から読み始めました。 内容についてはまだほとんど未読ですのでここでは触れませんが、ひとつ気になった点として、Kindle版には文庫版に含まれる挿絵、巻末のエッセイが含まれていないようです。購入の際はご注意を。 | ||||
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ホームズものの中でも、これは特に冒険活劇の要素がつよい作品ですね。 アクションシーンあり、お宝あり、ワトスンの恋愛あり。 もっと推理が欲しかったので星3つにしました。 でも陳腐なストーリーかというとそんなことはないです。 独特の不気味さにつられて、どんどん読んでしまいました。 しかもお子様向けかと思いきや、コカインに始まりコカインに終わるという(笑)…。 ホームズとワトスンの関係が、他のホームズ作品にはない複雑なものになっています。 最後の場面が印象的。 なかなかにビターな作品だったのだなぁと思いました。 挿絵について。 この作品ではまだ、人気のシドニー・パジェットが挿絵を手掛けていないので、 別の何人かの挿絵が収められています。 それが面白いとも言えるのですが、 あまりにコロコロ変わるので、私はちょっと落ち着かないです。 | ||||
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ホームズシリーズの第2作目にして、第2の長編。 ホームズシリーズを改めて読み返し、 短編の「冒険」、「回想」、「生還」、 長編の「緋色の研究」と来て、 本書を読みましたが、 つくづく「トリック」を使った作品が少ないなあ、 と感じています。 本書もしかり。 題名にもなっている「四つの署名」についても、 意外な真実というほどのものはありませんでした。 また、ホームズは推理しますが、 読者に手がかりが示されているわけではないので、 「事件の意外な解決」という展開はありません。 犯人の遺留品を基に猟犬を使って追跡したり、 船を使った追跡劇が展開されたりと、 冒険小説的な展開に重きが置かれているようです。 扱っている題材こそ違え、 「緋色の研究」に似た展開 (前半が犯人の追跡劇及び逮捕劇、後半が犯人の独白) になっているように感ぜられ、 前作よりインパクトが弱いように思いましたので、 ★3つとしました。 | ||||
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最終章の有名なシーン。依頼人との結婚を告白するワトスンにホームズが冷たい言葉を発する。それに対するワトスンの所感、「わたしは、ちょっとむかついた」。うーん、「むかつく」かあ。「むかっとした」、「傷ついた」などほかにも適当な言い方はあると思うのだが、はたしてヴィクトリア朝の紳士が遣う言葉だろうか。訳者の日本語のセンスを疑わざるを得ない。 | ||||
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この作品における出来事を知っていると他の作品で言及があったときにより楽しめる。 もちろんホームズ物語としてもきっちりとした出来なので、これだけでも十分面白い。 買って損はないと思う。 | ||||
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ホームズ譚2作目であり、前作「緋色の研究」と同じく長編小説です。毎年同じ日に謎の人物から贈り物が届くという婦人の依頼で、謎の人物との面会に同行することになったホームズ達は財宝の絡んだ殺人事件に遭遇するというお話です。前作の欠点は作者自身も認識していたらしくホームズの言葉を借りて批判を加えているのは面白いところでしょう。また、ホームズが麻薬を使用しているという新しいエキセントリックな面や前作では肩を負傷していたワトソンが以降脚の負傷に変わっているなど人物設定が確立した作品であると言えるかもしれません。 | ||||
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