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大忙しの蜜月旅行(忙しい蜜月旅行)
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大忙しの蜜月旅行(忙しい蜜月旅行)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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無事に到着しています。 ピーター・ウィムジー卿ものは、学生の頃、"ホームズのライヴァルたち"シリーズで一冊ありましたが、今こんなに出てるんだな。と。 なんと恋愛ミステリ? ハリエット・ヴェインってなんだ? アイリーン・アドラー? 相変わらず全く読んでないのでまちがってたらすみません。 | ||||
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『ナイン・テイラーズ』を読んだのは、もう何十年前になるでしょう? あれでおしまいだと思っていたら、こんな“完結編"があったなんて! 何故今頃になって出す、創元さん!? まあでも、ピーター卿とハリエットの愛が無事、大団円を迎えられて良かったです。 そう、本作は男女の愛というミステリーに挑んだ作品で、467頁の二人の会話が全てを物語っているのですね。変わり者だけど高潔なハリエットを丸ごと理解して受け入れられるピーターって、本当に素晴らしい男性だなぁ~ああ、羨ましい…… と言って、殺人事件の謎解きの方にも手抜きがないのは、流石セイヤーズですよねぇ。 唯一点、気になるのは、事件発生の翌朝にどこからともなく現れて、ピーターの肩の上に居座ってた“しょうが色の猫ちゃん"。カバーイラストにも登場していたので、てっきり二人の飼い猫になって、事件解決にも“猫の手"を貸してくれるのか、と思いきや… それっきり何処かへ消えてしまったのは、何故? 猫好きとしては、あんまりだ! と思うのですけど… | ||||
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最近は、なるべく原書のkindle版で作品を読むようにしている(安いし、未訳のものが読めるし、なんとなく語学の勉強にもなる気がするから)が、ドロシー・L・セイヤーズだけは訳文で読みたいと思っている。というのも、相当の文学的、言語的、歴史的、哲学的素養が求められるためだ。特に本作は今までになく古典からの引用が多く、英文学専攻の方でも読み下すのに相当な労力を要されると思う。 いつも通りウィムジィ卿をはじめとする常連の登場人物への著者の思い入れたっぷりの書きぶりは健在。シニカルでユーモラスなストーリー展開も素晴らしい。 結婚して新たなステージに進んだピーターとハリエットの読んでいて胸やけするほどのラブラブぶりには若干辟易しないでもないが、著者の分身とも著者の憧れの人物とも言われるピーター・ウィムジィ卿の最後の長編ともなれば、それもご愛嬌かと。 実は別の訳書をずいぶん前に購入していたのだが、どうにも、いつもとテイストが異なり読み終えることができなかったが、今回は楽しく読み進むことができた。 どの訳文が好きかは人それぞれとは思うが、私自身は、シリーズで出し続けているこちらの出版社の気概を感じる出来映えに、購入して損はなかったとしみじみ感じている。 とにかく、教養不足の私にはありがたい刊行で、訳者のご尽力にも感謝するばかり。 好きな推理小説は多々あれど、こちらのシリーズは見事な人物造形で、何回読み返しても飽きることがない。 キャラクター設定がしっかりしていると長く書き続けられるし、読者にも愛されるものだなと思う。 | ||||
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思えば第一作『誰の死体?』創元版の出版が1993年のことでした。 以下に創元版ピーター卿長編リストを挙げます。 1.『誰の死体?』1993/287p. 2.『雲なす証言』1994/389p. 3.『不自然な死』1994/369p. 4.『ベローナ・クラブの不愉快な事件』1995/353p. 5.『毒を食らわば』1995/353p. 6.『五匹の赤い鰊』1996/500p. 7.『死体をどうぞ』1997/622p. 8.『殺人は抗告する』1997/506p. 9.『ナイン・テーラーズ』1998/492p. 10.『学寮祭の夜』2001/717p. 11.『大忙しの蜜月旅行』2020/601p. 10作目のGaudy Nightの訳書出版から20年近くが経過してしまいました。 その間に10作目までの翻訳者・浅羽莢子さまは鬼籍に入られてしまいました。 浅羽莢子さま、長らくお世話になりました。 貴女の翻訳で多くの書籍を楽しく読むことができました。 そして、本作の翻訳者・猪俣美恵子さま、ご苦労様でした。 シリーズ物のワンポイント・リリーフ、しかも日本シリーズ3対3で迎えた7戦目9回裏、決勝戦の勝敗を決する場面でのワンポイント・リリーフみたいなもので、やり難いところもあったのではないかと、勝手に勘ぐっております。 たまたま本屋で見つけて、そのままレジに直行しました。 が、まだ読めておりません。 二十年振りのピーター卿です。 一作目から順に読み直して、と思っているのですが、なかなか果たせておりません。 一応十作目の翻訳が出た時点で、早川版『忙しい蜜月旅行』を入手、読了しております。 なので、一応、ピーター卿長編全作読み終わってはいるのですが。 しかし、別のレヴュアーの方も仰られてますが、訳文が創元版と違い過ぎて。 余り訳文の差など気にしない、粗忽者なのです。 でも、翻訳された時代の違いもあってか、今回は、流石にこれはっちょっとという感じでした。 そんな凸凹感のない読書が今回はできると信じています。 | ||||
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20年ほど前から創元社の文庫をシリーズで購入していて、この作品の翻訳ものがなかなか出版されないので、しびれを切らして他社の翻訳ものは購入したのですが、文体が違って違和感があって完読しないまま本棚に眠っています。このシリーズをずっと翻訳していらした浅羽さんは、お亡くなりになっていたのですね。 本屋が近くに無い所に居住しているので、Amazonでたまたま見つけて、文庫本にしては高価ですが迷わず購入ボタンを押しました。コロナウィルスの影響で自宅に籠っているので、ゆっくりじっくり読めます。 | ||||
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『毒を食らわば』の事件で出会ってから、ようやく結婚へとこぎつけたピーターとハリエット、まずはめでたいですね。新婚旅行はハリエットが幼い頃に住んでいた田舎で過ごそうと二人はそこへ向かうが(もちろんバンターはいっしょ)、到着早々問題が次々とおこり、さらには死体まで・・・。甘い蜜月旅行中も事件はピーターを放っておいてくれないよう、地元の警察に協力し事件の調査をはじめるが・・・。 貴族探偵ピーター・ウィムジィ卿が活躍する最後の長編です(ピーターとハリエットのその後を描いた短編はあります)。 殺人のトリックは、今読むと時代がかったちょっとお粗末な感じもうけ不満もありますが、あちこちに古典や文学作品の引用がちりばめられ、さらには事件担当の警官との引用合戦、ピーターとハリエットの会話、バンターの苦労と活躍など、そのトリックを解明するまでの過程が軽妙に書かれていて、いかにもセイヤーズらしく抜群におもしろい。また、事件解決後、犯罪を犯した者とはいえ人一人を絞首台に送ることになったピーターの苦悩、言葉をかけたくともジッと我慢して優しく待つハリエット、二人が結婚とお互いに対する主張と妥協についてなども、とても興味深く読めました。さらに、ピーターとバンターの出会いについても触れられていて、これはとても感動的です。 ピーター卿最後の長編という大舞台だけあって、まさに総決算とよぶにふさわしい質・量ともにとても充実したできばえ、傑作です。 | ||||
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ピーター卿はようやく一目惚れしたハリエットと結ばれハネムーンに旅立ちますが・・・ 事件の方はピーター卿を忘れてはくれず結局は蜜月旅行が台無しになるような事態に・セイヤーズは同世代のクリスティに比べると日本ではマイナーですが その文章力はクリスティを凌ぎ、筋立て・構想・人物描写と全てにおいて抜群の切れ味です。 ピーター卿最後の長編ともなるこの作品では 文章も非常に上手ですが、反面長いのが欠点。もうすぐセイヤーズ死後50年で著作権フリーになるのですが HPBで出版している早川は先手を打って 新訳でこの作品を出版してきました | ||||
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ピーター卿はようやく一目惚れしたハリエットと結ばれハネムーンに旅立ちますが・・・ 事件の方はピーター卿を忘れてはくれず結局は蜜月旅行が台無しになるような事態に・ セイヤーズは同世代のクリスティに比べると日本ではマイナーですが その文章力はクリスティを凌ぎ、筋立て・構想・人物描写と全てにおいて抜群の切れ味です。 ピーター卿最後の長編ともなるこの作品では 文章も非常に上手ですが、反面長いのが欠点。 もうすぐセイヤーズ死後50年で著作権フリーになるのですが HPBで出版している早川は先手を打って 新訳でこの作品を出版してきました | ||||
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「学寮祭の夜」のあとに続くピーターとハリエットのハネムーン旅行。珍しく創元社文庫ではなく早川ミステリー文庫からの出版物。1958年より改訂されていないため、少々古風な文体です。時間の流れがゆったりしていて 登場人物も丁寧に書かれています。セイヤーズのファンならば一見の価値あり。推理を楽しむ事 プラス ハリエットとの温かいやりとりもあり、これは他ではみられません。 | ||||
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「学寮祭の夜」のあとに続くピーターとハリエットのハネムーン旅行。珍しく創元社文庫ではなく早川ミステリー文庫からの出版物。1958年より改訂されていないため、少々古風な文体です。時間の流れがゆったりしていて 登場人物も丁寧に書かれています。セイヤーズのファンならば一見の価値あり。推理を楽しむ事 プラス ハリエットとの温かいやりとりもあり、これは他ではみられません。 | ||||
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