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大忙しの蜜月旅行(忙しい蜜月旅行)
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大忙しの蜜月旅行(忙しい蜜月旅行)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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貴族探偵のピーター・ウィムジーが登場する最後の長編小説である。なんて書くとセイヤーズのファンみたいだけど、僕は短編集1冊と『ナイン・テイラーズ』しか読んだことがないので、そんな不熱心な読者にはやや不向きな本だった、というのが正直な感想だ。 文学作品や詩の引用、もじり、ラテン語などが頻出するのにもうんざりさせられた。僕はただ面白いミステリが読みたいだけで、100年近く前のイギリスの高等遊民の教養なんてどうでもいいのだ。セイヤーズが廃れた理由は、こういうところにあるのではないか? 何よりも肝心のミステリとして面白くない、というのが致命的だと思う。もともと戯曲を小説化したものらしいが、にしてもねえ…。犯人がわかったあとの後日談も無駄に長くて、くたびれた。よいところを探して感想を書こうと思ったのに、結局文句になってしまった。 | ||||
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※少しネタバレ この同じ著者の、『毒を食らわば』や『五匹の赤い鰊』で、アクロバティックなやり方で殺人やアリバイ作りをしていて、この話もそうでした。……個人的に、犯行やアリバイ作りのトリックに、アクロバティックな離れ業を使うのは、推理小説としては、マイナスだと思います…。名作と言われる推理小説は、アクロバティックな要素は全く無く、ありきたりの手口、ありきたりのアリバイやトリックで、それが思わぬところから露見する……そういうものであって欲しい。……それが名作と言われる所以だと思う。 それと、この著者の小説はどれも、読者が、容疑者の中からいろんな条件を考慮して、犯人を推理するという話ではなく、話の筋として、この人が犯人で、手口はこうでした……という結果につながっていくだけです。 更に、この小説は、ピーター.ウィムジイ卿が主人公ですが、このピーター卿という人も、イギリスの貴族の中でも最も地位の高い公爵家の次男で、“それだけ高い地位にあるのに"気さくで、他人に配慮できる繊細な神経の持ち主ということになっていますが、なんだかこのキャラ設定そのものが、貴族の地位をひけらかしていて鼻につきます。 ……いろんな意味で、消化不良になる話だった。 | ||||
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探偵小説というよりも、ピーターとハリエットの結婚とその後日談のような様相の作品である。 事件は起こるのだけれど、些細なものに感じられて、バンターとの3人の物語も、特別サスペンスがあるわけでもない。 だから、論理的な推理の物語を期待する分には裏切られると思う。 | ||||
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内容はともかくとして、創元文庫版の浅羽莢子さん役のピーターに慣れていたので、読みづらいのなんの…訳者の方には申し訳ないですが、もう少し浅羽さんに近い、こなれた訳文を書ける翻訳者の方はいなかったのでしょうか? ハヤカワ・ミステリ版の古い訳書を持っていますが、たしかに翻訳は古くても、雰囲気はあちらのほうが味わいがあって好きです。フランス語やラテン語の交じる部分など、ぎこちなくていたたまれませんでした。内容は☆5ですが、翻訳でマイナス2です。 | ||||
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ピーター・ウィムジー卿とハリエット・ヴェインは、わずらわしい報道陣や親戚連中を避けて蜜月旅行にやって来ていた。ところがトラブル続きのあげくに屋敷から死体が見つかり、2人は否応なく捜査に乗り出すこととなる…。 紆余曲折をへて結ばれた2人のハネムーンは、やはり穏やかには進みそうもない。新婚の彼らの初々しく浮かれ気味な様子もほほえましい限り。謎のトリック自体は古典的といえるものであり、ミステリファンには物足りないかもしれないが、ピーターとハリエットの新婚風景を堪能したい読者にはたいそう嬉しい内容になっている。もちろん名脇役・バンターも健在です。そもそも副題からして「推理によって中断される恋愛小説」なのだ。お2人の甘い雰囲気ににんまりしながら読んでほしい。セイヤーズ最後の長編ミステリとなった点でも思い入れ深い一冊。 | ||||
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ピーター・ウィムジー卿とハリエット・ヴェインは、わずらわしい報道陣や親戚連中を避けて蜜月旅行にやって来ていた。ところがトラブル続きのあげくに屋敷から死体が見つかり、2人は否応なく捜査に乗り出すこととなる…。 紆余曲折をへて結ばれた2人のハネムーンは、やはり穏やかには進みそうもない。新婚の彼らの初々しく浮かれ気味な様子もほほえましい限り。謎のトリック自体は古典的といえるものであり、ミステリファンには物足りないかもしれないが、ピーターとハリエットの新婚風景を堪能したい読者にはたいそう嬉しい内容になっている。もちろん名脇役・バンターも健在です。そもそも副題からして「推理によって中断される恋愛小説」なのだ。お2人の甘い雰囲気ににんまりしながら読んでほしい。セイヤーズ最後の長編ミステリとなった点でも思い入れ深い一冊。 | ||||
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