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ダイスをころがせ!
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【この小説が収録されている参考書籍】
ダイスをころがせ!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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商社をリストラされた健一郎は、新聞社を辞して衆議院選挙に挑む達彦の秘書として国政選挙に討って出る。 夢・理想・熱い想いを胸に選挙に立ち向かう彼らに対し、現職に有利な選挙制度の壁、悪質な嫌がらせ、ままならない家族関係、かつての恋人を巡る確執などの難問が次々に降りかかる。政治は僕たちにとって縁遠いものと思われていますが、僕たちの生活に非常に密接に結びついているものです。一人一人がもっている「一票」という武器を使わなければ、世の中は変わらない。「文句をいってもはじまらない。変わるべきは有権者の意識の方だ!」という主張には胸が熱くなります。真保さんらしく緻密に調査された「カネがかかる」選挙制度の実際に驚くと同時に、次々に起こる事件に一喜一憂させられますし、市の再開発を巡る疑惑のミステリー要素などもあり、エンターテイメントとしても良くできています。ひねくれ者の自分としては、ちょっと青臭い民主主義信仰が気になりますし、ラストも爽快感に欠ける点が不満といえば不満ですが、それ以上に楽しめ、かつためになるエンターテイメント小説です。この小説を読んだ人は次の選挙に必ず足を運ぶことでしょう。 | ||||
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34歳の主人公たち(中年かな?)が、衆議院議員選挙という舞台で活躍する青春小説です。 大人の行動を求められつつも、青春時代の純粋さが僅かながらでも残っているこの年代が、 コトを起こすに当たって、真っ向勝負できる最後の年代かもしれません。 コトを起こすことの重要さが伝わってくると同時に、勇気付けられます。 一旗上げてやろうかと思っている、20代30代のあなた! 元気を出すためにも、一読してみてください。本書でもう一つ重要なのが、選挙制度についての部分です。 ここでは、著者の現行の選挙制度に対する疑問がそのまま表現されているようです。 無所属で立候補するから見えてくる様々な矛盾、大政党優遇の既得権保護の制度が垣間見えます。 野党民主党の話を聞いてるだけでは、絶対分からない部分です。 それを知る意味でも読む価値ありです。 | ||||
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選挙率が50%を切る時代……そんな今だからこそ本作の価値は大きいでしょう。純エンターテイメントとして面白いだけでなく、現行の選挙制度への疑問、投票率への強い危機感といった問題意識がぎっしりと詰め込まれています。それでいてエンターテイメント路線を見失わないのは、さすがは真保裕一といったところでしょうか。同著者の、いわゆる「小役人シリーズ」ほど重厚な内容ではありませんが、さりとてお気軽なテンポというわけでもない。夢を追う主人公たちが魅力の本作は、同著者の名作「奪取」にも通じる熱い面白さがあります。現行の政治に不満がある方には是非とも読んでいただきたい作品。 星3.5個。 | ||||
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サラリーマンが国政選挙に立候補するとう設定にひかれて読んでみたけど、物語としても、社会評論としても、オチも全て最悪でした。 もうこの人の作品は読む気がしなくなった。 | ||||
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久々に満足のいく長編小説であった。衆議院議員を目指す34歳の元新聞記者、その恋敵でもある同級生の(商社でリストラに遭った)秘書、そして同級生達が繰り広げる人間模様。思うに34歳という年齢には特殊な意味があるのだと感じる。人生のやり直しが効く最後の歳であり、自分自身の力量を自覚し、今後の人生を測る歳でもあるのであろう。選挙の状況そのものは、やはり小説だとおもわせる偶然や恋愛沙汰が織り交ぜられており、面白いのであるが、実際の選挙のルポには迫力の面では到底及ばないように感じた。例えば、大前研一著「敗戦記」などにみられる迫力に欠けるように思えるのである。さらに、純主人公の元新聞記者が何故問題となっている地方の選挙ではなく、国政選挙に立候補したのか、衆議院議員として何をやろうとしているのかがあまり明快になっていないと感じる。私自身もご多分に漏れず34歳の年は自分の人生において激動の年であった。以前より大前氏が東京都知事選で落選して、「無党派層」を含めた日本の政治、選挙民そのものに愛想を尽かしていた記憶が、本小説を読んで蘇ってきた。私の34歳は、10年勤めた企業を退職して日本を離れ、職のあても無く連れ合いと5歳になる息子とともにオーストラリアへ移住を決断した年でもあった。オーストラリアの国政選挙では、投票率は95%を超える。もちろん投票棄権に対しての罰金刑があるのが、その投票率の高さの理由でもある。しかし、政治に関する感心は日本に比べ明らかに高い。本書に示されているような、無党派層の票の取り込みが(投票日の天候なども含めた)投票率に左右されること自体が日本の集団IQの低さを物語っている、というのは言い過ぎだろうか。 | ||||
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あくまで選挙小説であってミステリではないけれど、作劇手法は真保裕一のスマッシュヒット『奪取』を換骨奪胎したって感覚で読める点で、ジャンル外でもこういうのありかなって感じ。遅れてきた青春小説としても秀逸。若い読者に迎合してないで、中年への入り口に立つオヤジ予備軍と青春を懐かしむ世代には素直に受け入れられる一歩引いた熱血小説ってのがいいじゃん。34歳。作者と共通する世代なんで描きやすかったってのもあるのではないかな。年月を隔てたクラス会で確認する歳月の重み。若い奴らには分かって貰わなくても結構。リストラ世代の仲間入りした34歳に『ようこそ』と言おう。それでも、34歳にはまだ反発力が残っていた証明。若さと甘さを残しつつ、燃え尽きる寸前の線香花火的な切なさをバックグラウンドに疾走する放たれたダイスたち。転がる先は国会か、はたまたハローワーク? ほろ苦い清涼感を存分に味わえる面白本である。 選挙小説の体裁を採るゆえ、ミステリ的要素はあくまで風味のままである。スパイは誰であるとか、掘り出された事件の真相なんてものは地方自治レベルで、作者としては、そんなことよりも選挙関連の情報&教養小説としての側面と、夢と情熱を追う青春小説の部分を大事にした作品なのだ。あれこれ教えてもらっても右から左へ抜けちゃう選挙システムを分かり易く、大筋分かっちゃいるけれど実は詳細は分からなかった部分に日を当てる真保裕一の企みは成功しているようである。この本をシュミレーションにして実際に選挙に立つ連中がいてもおかしくはない内容なのよ。個人的には、カミさんの友人の旦那がこの小説の主人公たちと同世代の代議士だから余計そんなこと考えちゃうのさ。 こういう本を出すってことは、まだ、ミステリの枠を抜け出そうなんて考えるほど、行き詰まってない作者が手探りで他ジャンルを吟味してる段階だと思ってますが、桐野夏生みたいな例もあるから、目を離しちゃいけない作家ではあるな。最近、我が町田市でも市長選挙があったりなんかして、地方自治の原点に返る意味でもちゃんと投票に行かなくっちゃいけないよなあ。本書にも出てくるけれど、そろそろホームページでの選挙活動を認めても良い頃だと思うのよね。今の公職選挙法に胡座をかいてる政治家どもと対等に、この際、草の根政治家にも道を開くべきでありますぞ。 | ||||
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選挙を題材にした小説、ということで関心を持ち読んでみました。政治に対してまったく関心のなかった主人公が、高校時代の同級生に 声をかけられ、選挙事務局長として地元静岡から衆議院選挙を高校 時代の同級生と共に選挙戦を戦い抜く。 立候補者の祖父に関する疑惑や、地元の不正解明、久々に再会した同級生同士の人間模様、主人公の家族との確執などのエピソードも あり、最後まで一気に読んでしまいました。 「無所属で」立候補するという設定には現在の政党政治に対する 著者の姿勢が表れているのかもしれません。政治に対するあきらめと期待という日本人の政治意識に対しての 意見も、主人公や登場人物の言葉を借りて語られています。「ダイスをころがせ!」というタイトルは、「自分のことを決める のは、自分自身だ」というメッセージです。 政治というと、すぐ「国会」しかも「衆議院」というイメージが 一般的にあり、私としてはちょっと抵抗があるのですが、それに 関してもある程度納得のいく説明がありました。政治や選挙に関する細かい描写もあり、勉強にもなりました。私も選挙の経験が何回かありますが、立候補届出書類や選挙中の必要作業などは、読んでいてそれぞれ共感できるものでした。 これから政治や選挙の勉強をしようという人は、これをまず最初の 取り掛かりとして読んでもいいかもしれません。なによりも小説として良くできており、選挙や政治に関心がない人でも最後まで飽きずに読むことができると思います | ||||
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週刊誌連載小説であったために、ところどころに読ませるポイントがちりばめられぐいぐい読まされてしまいました。しかし、そのために結末のひねりのようなものはいまいちかもしれません。高校時代の同級生が国政選挙への立候補を決め、これを助けるため旧友たちが集まってくる。選挙をめぐるどろどろした裏事情、地域開発の暗部、それに同級生たちの必ずしも順調ではない生活とが絡み合ってストーリーが進んでいきます。 | ||||
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