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ダイスをころがせ!
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【この小説が収録されている参考書籍】
ダイスをころがせ!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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選挙を これだけ 丁寧に書くのは おもしろいですね。 選挙制度の矛盾が 緻密に書かれている。 無所属で立候補する というのは 並大抵ではないことをしる。 天知達彦 東大卒 新聞記者が 無所属で立候補する。 故郷の静岡県秋浦市で 老人ホーム計画の内実を暴いたが その老人ホームが 大型開発に変更される。 真実は どこに・・・・。 理想をもって 正々堂々と戦おうとする。 高校のとき ライバルだった コマケン に秘書として手伝ってほしいと依頼する。 コマケンも 商社から 子会社に飛ばされ リストラにあっている。 家族を 東京に残して 故郷に戻り。 なかなか大人になれない 自分を いらだたしく思っている。 達彦のおじいちゃんだった 祖父が 静岡県知事だった。 しかし、疑いをかけられて 辞職している。 そのなぞを 個人的にも明かしたいと思う。 選挙は 自分だけでなく 自分の家族の歴史も明らかにされていく。 それは やむをえないことだ。 なぜか ひたすら 前向きな姿勢に 共感を覚える。 | ||||
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真保裕一作品はじめて読みましたが、 実にこの本はおもしろかった! 先へ先へと読みたくなる展開が続くし、 いろいろな伏線もあるし、 現実とかけ離れた理想論ではなく、 すごくリアリティのある小説で、 あっという間に読めました。 おすすめです! | ||||
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賛否の分かれるところではあると思いますが、 結末は何もはっきりしないまま。 選挙で勝ったのか負けたのか。 それぞれの結婚、仕事、この先は?? 最後に一抹の物足りなさを感じたものの、 結論じみたものを全部書いてしまうと、 ハッピーエンドにしてもそうならないにしても なんかうそ臭く思えてきそう。 そうしたリスクを考えたら、 結末はぼやかした形にしたのは ある意味では正解だったのかもしれないと思った。 それが気に食わないという人は多いと思いますが、 はっきり結末を書けばそれはそれで気に食わない、 という人も出てくる。 この本のテーマは選挙で勝ったか負けたのかではないのだから、 プロセスで終わっても私はいいと思います。 | ||||
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選挙をテーマとしたエンターテイメント小説なのだが、お堅い話がなく軽快なストーリで非常に読みやすかった。金もなく、コネもなく、理想だけで日本の政治を変えようと無所属から立候補した天知達彦陣営の選挙運動の様子がこと細かく、分かりやすく描かれていて楽しめた。最後は、せっかくここまで書いたのなら達彦と健一郎の「その後」をきちんと描いてほしかったが、それでも十分に満足できる作品だった。 特に天知達彦の主張は一貫性があってよかった。自分の預金残高の残金を正直にホームページ上で報告したり、自分に不利になる祖父の不祥事についても包み隠さず正直に報告する姿勢は非常に共感できた。また、「政治の質を政治家に問うことも必要だが、まずは国民の政治を見つめる質を問うことが必要だ。国民は一票という大切な権利を持ってるにも関わらず、信頼できる候補者がいないという理由で行動を起こさない。それでは日本の政治は何も変わらない。選挙は、国民が票という形で意思表示をする唯一の機会だから自ら行動を起こしてほしい」という、国民が政治を変えていくという考え方も賛同できた。 | ||||
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選挙ものの小説はこれまでにいくつか読みましたが、それらのどれとも違うテイストで楽しめました。お金もコネも限られている状況でどう知恵を絞って準備、競争するか、有権者を集めたミニ集会、街頭演説、マスコミへのPR等々選挙運動をどう進めるか、とても具体的な課題が次々に浮上。主人公と立候補者、その他支援者との人間模様も面白いプロットで描かれている。「資金繰りを1円単位で情報公開する」という試みは小説ながら、なるほどそれは面白いと思わされました。気持ちと理想のみを掲げて選挙を戦う姿勢は、青臭いと言ってしまえばそれまでですが感情移入させられる部分も多々ありました。 ぐいぐい引き込まれ、最後までハラハラさせられつつ読みましたが、最後のこの終わり方には疑問を感じます。入り組んだ人間関係も、選挙結果もそのまま置きざりにされて、ぱたっと話が終わるのです。ものすごく楽しみながら上下巻読んで、これで終わり?と思わざるを得ません。最後以外は圧巻の内容だったのに大いに残念。 | ||||
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選挙ものの小説はこれまでにいくつか読みましたが、それらのどれとも違うテイストで楽しめました。お金もコネも限られている状況でどう知恵を絞って準備、競争するか、有権者を集めたミニ集会、街頭演説、マスコミへのPR等々選挙運動をどう進めるか、とても具体的な課題が次々に浮上。主人公と立候補者、その他支援者との人間模様も面白いプロットで描かれている。「資金繰りを1円単位で情報公開する」という試みは小説ながら、なるほどそれは面白いと思わされました。気持ちと理想のみを掲げて選挙を戦う姿勢は、青臭いと言ってしまえばそれまでですが感情移入させられる部分も多々ありました。 | ||||
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政治と言う硬質なテーマ性、34歳の主人公たちの心象描写。 二本の軸に準拠した、まさしく「働く世代の青春小説」です。 特徴的なのはその膨大な選挙に関するデータ。「資金繰りを1円単位で情報公開する」という姿勢は あくまでフェアな立場から作品作りに取り組むと言う筆者の意思表明とも取れます。 そのアティテュードは登場人物たちの政治姿勢にも一貫して現れており、 「政治家・天知達彦」の主張は徹頭徹尾フェアプレイ。若干やりすぎ感すら漂います。 あくまで清廉潔白を貫くその姿勢に共感できるか否かで作品に対する評価も大きく違ってきます。 大衆の考える「汚さ」なんぞは織り込み済みでこそ一介の政治家よ、と考えている私には いささか青臭く感じられてしまいましたが、そうした諦観を何かしら穿つのがこの小説の目的なのかもしれません。 少なくとも自分の持つ選挙権の意味・重さというものを反芻する契機になりました。 エンターテイメントとしてはフットワークの鈍さを感じてしまうことが多々あったのですが、 「読んで良かった」と思えた小説であることは間違いありません。 政治に興味のある人以外でも、何かしらの形で 「一歩を踏み出したい」と考えている人にとって意味のある小説です。 | ||||
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この本は会社を辞め、妻子とは別居している主人公が高校時代のライバルに請われ、彼の出馬を助ける秘書となって様々な問題に立ち向かう小説です。気持ちがいいのは、お金やコネを一切使わず、理想のみを掲げて選挙を戦う姿勢です。この姿勢は現在の政治に嫌気がさしている人にも共感できるところだと思います。敵陣営に色々邪魔されながらも頑張っていく姿勢には共感できます。あっという間に読み終えてしまいました。お勧めです。 | ||||
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この本は上巻の続きです。選挙出馬をするライバルの家の過去との対決、さらには主人公が会社を辞めた原因が地元の財政界と繋がっていることもわかる。ポスターや選挙カーな妨害は続くのですがそれらにひるまず選挙戦を続けるのは素晴らしいです。お勧めです! | ||||
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二十歳以上の皆さん、投票には必ず行っていますか? 「忙しくて」「興味がない」 「投票したいと思わせる立候補者がいない」 「自分が投票しなくても大丈夫」など、 様々な理由で棄権したことのある方も多いのではないでしょうか。表題の「ダイス」とは、二十歳以上の誰もが持つ「一票」のことです。元・新聞記者の天知達彦が、同級生の駒井健一郎を秘書に迎え、 多くのボランティアに助けられながら臨む選挙戦。 作中に何度も出てくる「34歳」という年齢は、 何かを始めるには遅い年齢なのか、間に合う年齢なのか。 衆議院選挙への立候補ともなると、普通の転職とはわけが違います。 何かと物入りで人手の足りない選挙運動、 有権者を集めたミニ集会、街頭演説、マスコミへのPR、数々の困難。 「立候補者ってこんなに苦労してるんだ!」 と驚かされます。「選挙」が主題ですが、同時進行の人間ドラマあり、 ミステリーの要素あり、で楽しく読めてしまう作品です。あなたもダイスを転がしてみませんか? | ||||
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商社をリストラされた健一郎は、新聞社を辞して衆議院選挙に挑む達彦の秘書として国政選挙に討って出る。 夢・理想・熱い想いを胸に選挙に立ち向かう彼らに対し、現職に有利な選挙制度の壁、悪質な嫌がらせ、ままならない家族関係、かつての恋人を巡る確執などの難問が次々に降りかかる。政治は僕たちにとって縁遠いものと思われていますが、僕たちの生活に非常に密接に結びついているものです。一人一人がもっている「一票」という武器を使わなければ、世の中は変わらない。「文句をいってもはじまらない。変わるべきは有権者の意識の方だ!」という主張には胸が熱くなります。真保さんらしく緻密に調査された「カネがかかる」選挙制度の実際に驚くと同時に、次々に起こる事件に一喜一憂させられますし、市の再開発を巡る疑惑のミステリー要素などもあり、エンターテイメントとしても良くできています。ひねくれ者の自分としては、ちょっと青臭い民主主義信仰が気になりますし、ラストも爽快感に欠ける点が不満といえば不満ですが、それ以上に楽しめ、かつためになるエンターテイメント小説です。この小説を読んだ人は次の選挙に必ず足を運ぶことでしょう。 | ||||
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34歳の主人公たち(中年かな?)が、衆議院議員選挙という舞台で活躍する青春小説です。 大人の行動を求められつつも、青春時代の純粋さが僅かながらでも残っているこの年代が、 コトを起こすに当たって、真っ向勝負できる最後の年代かもしれません。 コトを起こすことの重要さが伝わってくると同時に、勇気付けられます。 一旗上げてやろうかと思っている、20代30代のあなた! 元気を出すためにも、一読してみてください。本書でもう一つ重要なのが、選挙制度についての部分です。 ここでは、著者の現行の選挙制度に対する疑問がそのまま表現されているようです。 無所属で立候補するから見えてくる様々な矛盾、大政党優遇の既得権保護の制度が垣間見えます。 野党民主党の話を聞いてるだけでは、絶対分からない部分です。 それを知る意味でも読む価値ありです。 | ||||
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久々に満足のいく長編小説であった。衆議院議員を目指す34歳の元新聞記者、その恋敵でもある同級生の(商社でリストラに遭った)秘書、そして同級生達が繰り広げる人間模様。思うに34歳という年齢には特殊な意味があるのだと感じる。人生のやり直しが効く最後の歳であり、自分自身の力量を自覚し、今後の人生を測る歳でもあるのであろう。選挙の状況そのものは、やはり小説だとおもわせる偶然や恋愛沙汰が織り交ぜられており、面白いのであるが、実際の選挙のルポには迫力の面では到底及ばないように感じた。例えば、大前研一著「敗戦記」などにみられる迫力に欠けるように思えるのである。さらに、純主人公の元新聞記者が何故問題となっている地方の選挙ではなく、国政選挙に立候補したのか、衆議院議員として何をやろうとしているのかがあまり明快になっていないと感じる。私自身もご多分に漏れず34歳の年は自分の人生において激動の年であった。以前より大前氏が東京都知事選で落選して、「無党派層」を含めた日本の政治、選挙民そのものに愛想を尽かしていた記憶が、本小説を読んで蘇ってきた。私の34歳は、10年勤めた企業を退職して日本を離れ、職のあても無く連れ合いと5歳になる息子とともにオーストラリアへ移住を決断した年でもあった。オーストラリアの国政選挙では、投票率は95%を超える。もちろん投票棄権に対しての罰金刑があるのが、その投票率の高さの理由でもある。しかし、政治に関する感心は日本に比べ明らかに高い。本書に示されているような、無党派層の票の取り込みが(投票日の天候なども含めた)投票率に左右されること自体が日本の集団IQの低さを物語っている、というのは言い過ぎだろうか。 | ||||
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選挙を題材にした小説、ということで関心を持ち読んでみました。政治に対してまったく関心のなかった主人公が、高校時代の同級生に 声をかけられ、選挙事務局長として地元静岡から衆議院選挙を高校 時代の同級生と共に選挙戦を戦い抜く。 立候補者の祖父に関する疑惑や、地元の不正解明、久々に再会した同級生同士の人間模様、主人公の家族との確執などのエピソードも あり、最後まで一気に読んでしまいました。 「無所属で」立候補するという設定には現在の政党政治に対する 著者の姿勢が表れているのかもしれません。政治に対するあきらめと期待という日本人の政治意識に対しての 意見も、主人公や登場人物の言葉を借りて語られています。「ダイスをころがせ!」というタイトルは、「自分のことを決める のは、自分自身だ」というメッセージです。 政治というと、すぐ「国会」しかも「衆議院」というイメージが 一般的にあり、私としてはちょっと抵抗があるのですが、それに 関してもある程度納得のいく説明がありました。政治や選挙に関する細かい描写もあり、勉強にもなりました。私も選挙の経験が何回かありますが、立候補届出書類や選挙中の必要作業などは、読んでいてそれぞれ共感できるものでした。 これから政治や選挙の勉強をしようという人は、これをまず最初の 取り掛かりとして読んでもいいかもしれません。なによりも小説として良くできており、選挙や政治に関心がない人でも最後まで飽きずに読むことができると思います | ||||
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週刊誌連載小説であったために、ところどころに読ませるポイントがちりばめられぐいぐい読まされてしまいました。しかし、そのために結末のひねりのようなものはいまいちかもしれません。高校時代の同級生が国政選挙への立候補を決め、これを助けるため旧友たちが集まってくる。選挙をめぐるどろどろした裏事情、地域開発の暗部、それに同級生たちの必ずしも順調ではない生活とが絡み合ってストーリーが進んでいきます。 | ||||
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