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ダイスをころがせ!



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ダイスをころがせ!の評価: 3.53/5点 レビュー 30件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.53pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 1~20 1/2ページ
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No.30:
(1pt)

こんな下手な文章の小説、初めてです

以下は、私個人の感想です。

この作者さん、受賞歴もあって、過去の作品には映画化されたものもあり、ベテランの人気作家さんのようですが・・・・・・それが、信じられないくらい、文章が下手です。え?新人?または素人?と思うレベルでした。

出てくるキャラクターがみんな没個性。一切の人間味も魅力も感じられません。
心理描写は稚拙です。
なので感情移入が出来ず、退屈です。

なんと言っても、衆議院議員に立候補する達彦のキャラがブレることブレること。
始まりの方では、「レースの駆け引きのうまい」要領のいいタイプと書かれているのに、ちょっと話が進むと正義感が強く融通の利かないタイプ、に急にキャラ変します。
政治家になることに意欲的なくせに、自身のホームページにコラムを載せることになっただけで「仕事が増えたことに達彦は驚いた」って・・・・・いやコラムくらい驚かずに書けばよくない?

そういう細かいブレがたーっくさん出てくるので、読み手はキャラクターを頭の中に想像するのがとっても困難です。
達彦のマニフェストも良くわかりません。
達彦の祖父は知事をしていて、汚職に関わったせいで知事を辞めたという過去があるんですが、「本当に汚職に関わっていたのか、その事件の真相を知りたいのです」ってHPに意見を出すんですけど、いや、そんなのあなた個人の問題でしょうよ。有権者には関係無いし。

しかも達彦はこの祖父の汚職事件のことを健一郎(主人公で達彦の秘書になる)が秋浦市に来るまで黙ってるんです。卑怯ですよね。だってこの事件のせいで落選するかもしれないのに。
なのに健一郎は怒りもせず、「選挙で自分の祖父の事件の真相まで突き止めようとするなんてすごい」「舌を巻いた」とか考えてるんです。意味不明。

地方の共同購入の市民団体に、憲法や税制や自衛隊について、どう思うか詰め寄るシーンもあるんですが、それも意味不明。共同購入の団体よ?それ訊いてどうするの?そして人に訊いておいて、達彦自身がどう思うかは書かれていないんです。
ここで達彦は市民オンブズマンについても急に言及して、自分から言及しておいて、やっぱり自分の意見は言わないんです。この人が何を考えてるかさっぱり分かりません。
私だったら投票なんかしません。

他にも、興覚めなのは、健一郎にはちゃんと逃げ道があること。
達彦が落選したら、健一郎には入れる会社が用意されてるんです。当選しなきゃ先がない、背水の陣で挑むからスリリングで楽しいのに。
なんでこんな展開にしたのか謎です。

更にウンザリするのは女性キャラの扱い方。
達彦に好意を寄せるマキって離婚歴のある女性が出てきます。
マキの好意を利用して、達彦と健一郎はマキを無給で働かせるんですよ。健一郎には妻と娘がいるから、って理由で給料が支払われます。マキは1円も貰えません。

そして、同窓会シーンでは、元クラスメイトの女性たちが料理を作ってふるまいます。
その料理を健一郎は、
「つまんでみると、これがなかなかにいけた。二人とも結婚して、鍛えられたらしい」
作ってもらっておいて、なんですか、上から目線のこの態度。
他にも活動中に、健一郎の母親が差し入れにおにぎり作って来たりするんですよ、当たり前のように。

既婚の女が、無料で料理を作ってやるのは当然なんですかね?
女性が無給で働いてやるのは当然なんですかね?

事務所の物件を見学しに行ったときは、
「マキはバーゲン会場を視察する主婦のように、鋭い視線を投げかけた」
バーゲン会場を鋭く見る主婦・・・・・いつの時代のイメージ?
これが昭和の時代に出版された本ならまだ納得できますが、
2013年の作品です。2013年でジェンダーについてこの程度の認識?呆れます。

他にも欠点は山のようにある作品です。
同じような内容の文章を繰り返したり、登場人物が同じ討論を繰り返したり。
もっと作品を推敲したらどうでしょうか?編集者はなぜこの内容でOKを出したのでしょうか?

上巻だけ中古で安く買いましたが、これにお金を使った自分に腹が立ちます。
もちろん下巻を買おうとは思いません。

まあ、これから作家を目指す若い人にはお勧めします。
「こんな下手な文章しか書けなくてもプロになれるなら、自分だってなれる!」と希望を持てることでしょう。
ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)より
4062775999
No.29:
(3pt)

選挙結果の結末は不明

いよいよ立候補、そして選挙運動。
新人への嫌がらせや、妨害、果ては放火に至るまでとめどない。
しかしこの嫌がらせなどは意外な人物の仕業だった。
選挙運動と並行して土地問題の疑惑追及はなかなか核心にたどり着けなかったが、最終日に市長の親族であることを突き止め盛り上がりが一段と増す。
選挙結果は作品で述べられていないのが中途半端なのかわざと避けたのかは不明。
一般文学通算1795作品目の感想。2016/12/28 16:50
ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫)より
4062776006
No.28:
(3pt)

若手新人の衆院選出馬物語

新聞社を半ば頸になり政治家として身を立てる決心をした天地達彦は高校のライバルであった駒井健一郎に選挙参謀を頼み込む。
遅くとも1年後に行われる衆院選出馬に向け行動を開始する。
果たして無名、無所属の候補は?。
出馬決意からまだ三か月くらいしか経過しない内容を一冊で表現するのは読むほうも疲れ切ってしまう。
後半がどうなるかを期待するしかない。
一般文学通算1795作品目の感想。2016/12/27 09:45
ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)より
4062775999
No.27:
(3pt)

最後が微妙…

職を失った男が、同級生の衆議院議員立候補を手伝うために秘書として奮闘する物語。

現在の選挙における問題点や矛盾点などが多く盛り込まれていて、政治への批判本として読むことも出来る。
無所属の場合、政党に所属しているよりも不利なんだなぁと改めて勉強させられる。
作品自体がとても長いので、読みごたえはある。展開が遅くてじれったいところもあるが…。

個人的には結末に納得がいかなかった。ここまで引っ張っておいて…みたいな。
もうちょっと展開や結末について考えてもらいたいと思った作品。
ダイスをころがせ!Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!より
4620106542
No.26:
(5pt)

選挙制度の矛盾。それでも、無所属で立候補する。

選挙を これだけ 丁寧に書くのは おもしろいですね。
選挙制度の矛盾が 緻密に書かれている。
無所属で立候補する というのは 並大抵ではないことをしる。
天知達彦 東大卒 新聞記者が 無所属で立候補する。
故郷の静岡県秋浦市で 老人ホーム計画の内実を暴いたが
その老人ホームが 大型開発に変更される。
真実は どこに・・・・。
理想をもって 正々堂々と戦おうとする。
高校のとき ライバルだった コマケン に秘書として手伝ってほしいと依頼する。
コマケンも 商社から 子会社に飛ばされ リストラにあっている。
家族を 東京に残して 故郷に戻り。
なかなか大人になれない 自分を いらだたしく思っている。
達彦のおじいちゃんだった 祖父が 静岡県知事だった。
しかし、疑いをかけられて 辞職している。
そのなぞを 個人的にも明かしたいと思う。
選挙は 自分だけでなく 自分の家族の歴史も明らかにされていく。
それは やむをえないことだ。
なぜか ひたすら 前向きな姿勢に 共感を覚える。
ダイスをころがせ!Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!より
4620106542
No.25:
(5pt)

文句なしにおもしろい!

真保裕一作品はじめて読みましたが、
実にこの本はおもしろかった!
先へ先へと読みたくなる展開が続くし、
いろいろな伏線もあるし、
現実とかけ離れた理想論ではなく、
すごくリアリティのある小説で、
あっという間に読めました。

おすすめです!
ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)より
4062775999
No.24:
(4pt)

結末を書かないところ

賛否の分かれるところではあると思いますが、
結末は何もはっきりしないまま。
選挙で勝ったのか負けたのか。
それぞれの結婚、仕事、この先は??

最後に一抹の物足りなさを感じたものの、
結論じみたものを全部書いてしまうと、
ハッピーエンドにしてもそうならないにしても
なんかうそ臭く思えてきそう。
そうしたリスクを考えたら、
結末はぼやかした形にしたのは
ある意味では正解だったのかもしれないと思った。

それが気に食わないという人は多いと思いますが、
はっきり結末を書けばそれはそれで気に食わない、
という人も出てくる。

この本のテーマは選挙で勝ったか負けたのかではないのだから、
プロセスで終わっても私はいいと思います。
ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫)より
4062776006
No.23:
(3pt)

選挙の知識は増えるが

主人公の一途さなどはわかるが、ゼロから始めて最終的に当落上まで上り詰めるところは荒唐無稽な感じ。
地道な活動の重要さや戦略などは非常にリアルだが、おそらくこんなに簡単に票は集まらないと思う。
よほどの風が吹かないと(駅前開発がそうか?)、こんなにならない。
市議選と衆議院選をちょっとだけ裏方で見てた立場からの感想でした。
ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)より
4062775999
No.22:
(5pt)

天知達彦の主張は一貫性があってよかった

選挙をテーマとしたエンターテイメント小説なのだが、お堅い話がなく軽快なストーリで非常に読みやすかった。金もなく、コネもなく、理想だけで日本の政治を変えようと無所属から立候補した天知達彦陣営の選挙運動の様子がこと細かく、分かりやすく描かれていて楽しめた。最後は、せっかくここまで書いたのなら達彦と健一郎の「その後」をきちんと描いてほしかったが、それでも十分に満足できる作品だった。
特に天知達彦の主張は一貫性があってよかった。自分の預金残高の残金を正直にホームページ上で報告したり、自分に不利になる祖父の不祥事についても包み隠さず正直に報告する姿勢は非常に共感できた。また、「政治の質を政治家に問うことも必要だが、まずは国民の政治を見つめる質を問うことが必要だ。国民は一票という大切な権利を持ってるにも関わらず、信頼できる候補者がいないという理由で行動を起こさない。それでは日本の政治は何も変わらない。選挙は、国民が票という形で意思表示をする唯一の機会だから自ら行動を起こしてほしい」という、国民が政治を変えていくという考え方も賛同できた。
ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫)より
4062776006
No.21:
(3pt)

選挙ってなんや?

府知事選が明日(H20.1.27)なので、つい手にとって読んでしまった……。

 事業失敗のツケを払わされる形で仕事を辞めてしまった駒井は、静岡県秋浦市の市長選に立候補するという元新聞記者の友人の天知に無理矢理誘われる形で秘書として参戦。
 巧くいかない夫婦関係や、現状の政治への不信や、色々な思惑が蠢く選挙戦をスピード感たっぷりに描いた作品。

 オチが無いなんてレビューもありますが、安易なオチが必要な作品だとは思えません。「サンデー毎日」連載当時に政治事情を踏まえて、政治ってなんや、選挙ってなんやという曖昧で一般市民から遠く、汚く隠されたものを小説という形で可視化していることに意味があると思います。
 とは言え、面白さという意味ではもう一歩足りません。題材が題材だけにちょっと説教っぽいかなぁ。

 ……さ、明日、ちゃんと投票にいってこよ。
ダイスをころがせ!Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!より
4620106542
No.20:
(4pt)

おもしろかった。でも結末には不満。

選挙ものの小説はこれまでにいくつか読みましたが、それらのどれとも違うテイストで楽しめました。お金もコネも限られている状況でどう知恵を絞って準備、競争するか、有権者を集めたミニ集会、街頭演説、マスコミへのPR等々選挙運動をどう進めるか、とても具体的な課題が次々に浮上。主人公と立候補者、その他支援者との人間模様も面白いプロットで描かれている。「資金繰りを1円単位で情報公開する」という試みは小説ながら、なるほどそれは面白いと思わされました。気持ちと理想のみを掲げて選挙を戦う姿勢は、青臭いと言ってしまえばそれまでですが感情移入させられる部分も多々ありました。 ぐいぐい引き込まれ、最後までハラハラさせられつつ読みましたが、最後のこの終わり方には疑問を感じます。入り組んだ人間関係も、選挙結果もそのまま置きざりにされて、ぱたっと話が終わるのです。ものすごく楽しみながら上下巻読んで、これで終わり?と思わざるを得ません。最後以外は圧巻の内容だったのに大いに残念。
ダイスをころがせ!Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!より
4620106542
No.19:
(5pt)

選挙ものの小説

選挙ものの小説はこれまでにいくつか読みましたが、それらのどれとも違うテイストで楽しめました。お金もコネも限られている状況でどう知恵を絞って準備、競争するか、有権者を集めたミニ集会、街頭演説、マスコミへのPR等々選挙運動をどう進めるか、とても具体的な課題が次々に浮上。主人公と立候補者、その他支援者との人間模様も面白いプロットで描かれている。「資金繰りを1円単位で情報公開する」という試みは小説ながら、なるほどそれは面白いと思わされました。気持ちと理想のみを掲げて選挙を戦う姿勢は、青臭いと言ってしまえばそれまでですが感情移入させられる部分も多々ありました。
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4062775999
No.18:
(3pt)

これで終わり?

上巻にぐいぐい引き込まれ、下巻も最後までハラハラさせられつつ、感情移入しつつ読みましたが、最後のこの終わり方には疑問を感じます。入り組んだ人間関係も、選挙結果もそのまま置きざりにされて、ぱたっと話が終わるのです。ものすごく楽しみながら上下巻読んで、これで終わり?と思わざるを得ません。最後以外は圧巻の内容だったのに大いに残念。
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4062776006
No.17:
(2pt)

最悪

途中までは面白かった。政治への後半にかけての盛り上がりや、政治にかかわる恋愛、家族もようの語り口や進め方など。

だが、最後の終わり方はなんだろうか。読者への裏切りとしか感じない。

物語には起承転結があって、読み進めてくうちに最後を想像しながら読むのが小説の楽しみ方のひとつである。

この物語には最後の最も大切な「結」がない。選挙結果にしても、人間模様にしてもすべてがあいまいなまま終わるのだ。

どんな物語であっても、最後は最も大切で、白黒つけてしまうと一気に陳腐といってはおかしいかもしれないが、ありきたり感、あぁやっぱりね、という感じが出てしまうものであるが、それを避けるために作者は最後をあいまいにしたり、時に主要人物の死という形で終わるとこがある。ただ、この作品に関してはそれは読者への最大の裏切りだと思う。

たとえばこの物語が短編であるならば、それでもいいかもしれない。しかし、上下巻という長い物語を、読者は何時間も、あるいは何日もかけて読むのである。それでこの終わり方は納得できなくて当然だろう。

こんなに後味が悪い物語もめずらしい。
ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫)より
4062776006
No.16:
(4pt)

それでも俺たちは選挙に出る!

政治と言う硬質なテーマ性、34歳の主人公たちの心象描写。

二本の軸に準拠した、まさしく「働く世代の青春小説」です。

特徴的なのはその膨大な選挙に関するデータ。「資金繰りを1円単位で情報公開する」という姿勢は

あくまでフェアな立場から作品作りに取り組むと言う筆者の意思表明とも取れます。

そのアティテュードは登場人物たちの政治姿勢にも一貫して現れており、

「政治家・天知達彦」の主張は徹頭徹尾フェアプレイ。若干やりすぎ感すら漂います。

あくまで清廉潔白を貫くその姿勢に共感できるか否かで作品に対する評価も大きく違ってきます。

大衆の考える「汚さ」なんぞは織り込み済みでこそ一介の政治家よ、と考えている私には

いささか青臭く感じられてしまいましたが、そうした諦観を何かしら穿つのがこの小説の目的なのかもしれません。

少なくとも自分の持つ選挙権の意味・重さというものを反芻する契機になりました。

エンターテイメントとしてはフットワークの鈍さを感じてしまうことが多々あったのですが、

「読んで良かった」と思えた小説であることは間違いありません。

政治に興味のある人以外でも、何かしらの形で

「一歩を踏み出したい」と考えている人にとって意味のある小説です。
ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)より
4062775999
No.15:
(3pt)

面白かったが・・・

自分と同年代の34歳という設定にも惹かれた部分も有り一気に読破しました。
政治家のあり方、選挙のあり方を再認識し自分に足りない物を補うには最適な本でした。
ただ残念なのが、随所に出てくる安っぽい恋愛物語。確かに10代のころの恋愛を懐かしく思ったりする時もあるが、この年齢になると苦い想い出もおもしろおかしく話せたりするんじゃないかな~って思えるのは私だけでしょうか?
主人公と同じ妻・娘のいる私としてはその部分に感情移入することが出来ませんでした。
ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫)より
4062776006
No.14:
(4pt)

面白い!

この本は会社を辞め、妻子とは別居している主人公が高校時代のライバルに請われ、彼の出馬を助ける秘書となって様々な問題に立ち向かう小説です。気持ちがいいのは、お金やコネを一切使わず、理想のみを掲げて選挙を戦う姿勢です。この姿勢は現在の政治に嫌気がさしている人にも共感できるところだと思います。敵陣営に色々邪魔されながらも頑張っていく姿勢には共感できます。あっという間に読み終えてしまいました。お勧めです。
ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)より
4062775999
No.13:
(4pt)

おもしろい!

この本は上巻の続きです。選挙出馬をするライバルの家の過去との対決、さらには主人公が会社を辞めた原因が地元の財政界と繋がっていることもわかる。ポスターや選挙カーな妨害は続くのですがそれらにひるまず選挙戦を続けるのは素晴らしいです。お勧めです!
ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(下) (講談社文庫)より
4062776006
No.12:
(5pt)

あなたもダイスを持っている

二十歳以上の皆さん、投票には必ず行っていますか?
「忙しくて」「興味がない」
「投票したいと思わせる立候補者がいない」
「自分が投票しなくても大丈夫」など、
様々な理由で棄権したことのある方も多いのではないでしょうか。表題の「ダイス」とは、二十歳以上の誰もが持つ「一票」のことです。元・新聞記者の天知達彦が、同級生の駒井健一郎を秘書に迎え、
多くのボランティアに助けられながら臨む選挙戦。
作中に何度も出てくる「34歳」という年齢は、
何かを始めるには遅い年齢なのか、間に合う年齢なのか。
衆議院選挙への立候補ともなると、普通の転職とはわけが違います。
何かと物入りで人手の足りない選挙運動、
有権者を集めたミニ集会、街頭演説、マスコミへのPR、数々の困難。
「立候補者ってこんなに苦労してるんだ!」
と驚かされます。「選挙」が主題ですが、同時進行の人間ドラマあり、
ミステリーの要素あり、で楽しく読めてしまう作品です。あなたもダイスを転がしてみませんか?
ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!(上) (講談社文庫)より
4062775999
No.11:
(1pt)

この作者の作品は・・・

だいたい最後があっけない。字数制限でもあるんだろうか?最後に強引に結末に導く手法はもういい加減飽き飽きです。だいたい話が完結してない。黄金の島でも同じような後味でした。
ダイスをころがせ!Amazon書評・レビュー:ダイスをころがせ!より
4620106542

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