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ドラゴンの歯
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【この小説が収録されている参考書籍】
ドラゴンの歯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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国名シリーズの『スペイン岬の秘密』のちょっと後、そして大きく作風を変えて新たな境地を拓いたと誉れ高い『災厄の町』のちょっと前、そんな1939年に発表されたエラリイ・クイーンの作品。あまり知られていないけれど、地味ながらなかなか読ませる傑作ミステリである。 エラリイと共同で探偵社を始めたボー・ラムメル君の奮闘が、生き生きと描かれる。物語は莫大な遺産に絡んだ殺人事件の発生を得て、おなじみのクイーン警視らの登場となり、最後はクイーンらしいロジックの妙が炸裂する。その淀みないストーリーテリングは、80年近い歳月を経た今読んでも鮮やかだ。 「しかしいったい全体、きみはどうしてそこに気がついたのだ?」とエラリイの謎解きに驚くラムメル君に、エラリイはこううそぶく。「別に種も仕掛けもないさ。ただポアロ先生が口癖にいう小さな灰色の細胞があるだけだ」(P321)。細胞じゃなくて脳細胞がより的確な訳だと思うけど、とにかくこれはクイーンのユーモアだろう。 この読書を機に、今まで読んでいないエラリイ・クイーンを、しっかり読んでみようと思っている。というか、本棚に積読が何冊かあるので、読まないなんてもったいない! と思った。ちなみに『ドラゴンの歯』というタイトルは、地上にまかれた竜の歯がトラブルを巻き起こすというギリシャ神話のあるエピソードから採られている。 | ||||
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最近、クィーン物を年代順に読んでいます。この前がハリウッドシリーズ2作品を読んだ後だったので、この作品は普通に面白かったと言う感じでした。ハリウッド物は中々読み進まなかったのですが、この「ドラゴンの歯」はすぐ読み終わってしまいました。相棒のボー君も中々良かったですよ。 | ||||
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エラリイが二人になってしまいました。 しかも偽のエラリイさん、事後途中に遺産相続候補の 姪の方を好きになってしまったからさあ大変なものです。 謎がさらに謎を呼びます。 不可解なもう一人の遺産相続候補の死 そして、危機に落とされるその姪ケリイ。 そのどれもが流れるように展開されていて 無駄がありません。 そして事件の解決もまた 大々的でなおかつ読者をひきつける。 できすふぎといえばできすぎですが もはやお見事としか出てこない。 それぐらい解決するとすっきりします。 ただ少し長いのが難点。 でも読んだ分のおつりは帰ってきます。 それは我慢しましょう。 | ||||
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エラリイが二人になってしまいました。 しかも偽のエラリイさん、事後途中に遺産相続候補の 姪の方を好きになってしまったからさあ大変なものです。 謎がさらに謎を呼びます。 不可解なもう一人の遺産相続候補の死 そして、危機に落とされるその姪ケリイ。 そのどれもが流れるように展開されていて 無駄がありません。 そして事件の解決もまた 大々的でなおかつ読者をひきつける。 できすふぎといえばできすぎですが もはやお見事としか出てこない。 それぐらい解決するとすっきりします。 ただ少し長いのが難点。 でも読んだ分のおつりは帰ってきます。 それは我慢しましょう。 | ||||
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この作品でエラリーはボー・ランメルという青年と共に探偵事務所を設立します。どちらかと言えば主人公はボー・ランメルでエラリーは裏方という感じですね。これは、恋愛に比重を置いた作品作りとする為の方策であると同時に、マンネリ回避にうまく寄与しているようです。 エラリーらの探偵事務所を尋ねた富豪が、まだ何の事件も起きていないのに、捜査を依頼したいと言うという不思議な発端。間もなくその富豪は実際に死亡し、後には莫大な遺産が残されます。遺言書に書かれた相続条件がこれまた風変わりなもので、それを巡って新たな事件が勃発します。そんな中で愛する女性が無事に相続を受けられるように奮闘するランメルの姿がいじましいです。 | ||||
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