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(短編集)

パーク・ライフ



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【この小説が収録されている参考書籍】
パーク・ライフ
パーク・ライフ (文春文庫)

パーク・ライフの評価: 3.17/5点 レビュー 130件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全130件 101~120 6/7ページ
No.30:
(4pt)

読んだあとに思うこと

まだ学生だった頃、「されどわれらが日々」を読んで同じ気持ちになった。読んでいるときよりも、読後「それでなんだったんだろうか・・・」と。cafeの雰囲気も、写真展の場面も、あとから自分の中で重なって思い出される。都会で暮らしていなくても、わたしもこの気持ちが共感できそうだ。ドラマのような展開はないけれど、日常はこんな展開をしていくものかもしれない。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.29:
(2pt)

消化不良

芥川賞受賞という帯に魅かれて買ったが、この作品のどこが評価を得られたのかよくわからないというのが正直な感想。駄作というほどまでではないが、ありがちな短編小説という印象しか受けない。何を筆者が表現したかったのかがいまだによくわからない。結末も結末だと気づかないような終わり方で読後感もすっきりしない。2編目のflowerの方が読める気がする。
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No.28:
(2pt)

読みが甘いのかな……

どうしよう。私には何か、基本的な感受性みたいなものが欠けているのだろうか。いや、確かに面白かった。私にとって『パーク・ライフ』の読書は決して無益ではない。(私には比較的身近な)日比谷公園を舞台にした人々の交流、そこに散りばめられたちょっと小粋でちょっと意外な挿話。併録の『flowers』も、幼くして両親を亡くした少年の真直ぐな成長ぶりに慰められる。ただ、それらは悉く、「決定的」ではない。「普段」「普通」「日常」を丁寧に、かつ少しだけ捻って淡々と描いていることがこの小説の醍醐味なのかもしれないが、私には「だからなんだ」的な印象しか持ち得なかった。挿話の数々も、それらが有機的に絡み、ストーリーをクライマックスへ向けて盛り上げていくような役割は果たしていない。面白いけどそれだけ。……きっと私の感覚が鈍いに違いないのだ。肝心なところを読みきれていないに違いないのだ。そうでなければ、この作品が芥川賞を受賞するなんて……考えられないから。
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No.27:
(4pt)

安心して読める

インパクトのある人物は出てこないし、ストーリーもないに等しいけど、なんでもない普通の日々がとても丁寧に表現されている。言葉にするのが難しい内向きの感覚、感情が上手く表されている。
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No.26:
(4pt)

都会の香り

ちょっとだけ都会に住んでいた私にはこの「パーク・ライフ」は、すっと心に馴染んで入り込みました。
都会的な暮らしの出来なかった私は、この登場人物の方々にただ憧れ、素敵な時間を読む時だけ共有できたのではないかな、と思っています。何もないところから始まる出会いや別れ、いかに日常を有意義に過ごすか、そんな柔らかい課題を与えてくれた、そんな小説です。
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No.25:
(5pt)

やっと現れた安心して任せられる表現者。

吉田氏、この前の朝日新聞のインタヴューで一つ一つの街を一人一人の人間のパーソナリティーに乗り移らせることで「その街っぽい人」を主要なキャラクターにしていると述べていたが、この作品も例外ではなく、街の意志を継ぐ者がフラフラするお話です。なんか椎名林檎とかもそうだけど、最近この手の東京の情緒に異常な執着心を感じる人って多いのかな、なんて思います。地方者ならまあマズ誰でも一度は感じたことある大都会に対する憧れ、普通そういう想いってのは激しく表現されるのですが、この人の場合は静かな人がそうする姿を一歩下がって背中からモノクロで撮影したようなイメージです。退屈と感じる人、多いと思います。そしてそれっていうのは間違いじゃないと思いますが、そこから発している強烈なイメージには惹き付けられずにいられません。この作家の表現方法は一見ケタ違いの斬新さがあるように目には映りますが、実はなんてことない誰でもが持ってるが当たり前すぎるが故に一々気にしていない部分の精神描写をタンタンと行っているだけで、その流れ作業のような一定リズムの中に心地良さを見出すことが狙いという、なんともまあ単純なんだか深いんだか、少なくても明らかに狙いは達成してます。1つ明らかに言えることは、この作家はまだまだ伸びるし、厳しい変動を余儀なくされている現代文学の基礎と成りうるような存在なわけで、それはPOPミュージックに例えるならミスチルなんかに類似点を感じます。村上龍は芥川選考の際、「理由不明の不安感がよく出てる」との賛辞を述べましたが、同感です。一見ポケっとしてるしがないサラリーマンが内に秘める人類に対する不安感が漠然でるが故にピンポイントで描かれていて、それっていうのはもしかしたら芥川龍之介の「ぼんやりとした不安」という遺言にすら通づるのやもしれません。この作家に対する僕の勝手なイメージ : TMネットワーク+梶井基次郎+フジテレビの連ドラ+東京+武田真治+篠山貴信+初期のヘミングウェイ、とにかくポップとかアンダーグランドとかメジャーとかマイノリティーとかたくみに超越しちゃってます。
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No.24:
(1pt)

本当に評価分かれる作品だと思う

今一瞬だけ、瞬間だけが主人公にとって重要で
未来への展望や夢に興味が無い
彼女との関係は本音を語らない関係なのも
将来が二人にとって意味がないんだと思わせる
感情を内に秘めているぶんはいいが
外に出すとき暴力的になる
屈折した主人公を丁寧には描いている
芥川賞が好きそうな作品だと思った
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No.23:
(5pt)

何故?

言わずと知れた芥川章受賞作。そして私の一番好きな吉田さんの作品。にもかかわらず評価が分かれる作品だ。それは恐らく、一番最後の場面ではないか。あの場面に納得する人とそうでない人。むしろ私はそれに至るまでの主人公のの日々の生活に共感を覚えた。都会で暮らすにあたって、もっとも理想とするような、穏やかな、しかし実際は難しい生活。ちなみに私はこの作品がきっかけで猿を真剣に飼う事を考え始めた・・・
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No.22:
(4pt)

一読の価値あり

実に描写的でいて、なおかつ心象的な印象を受けました。日々の見逃しがちな、あるいは流してしまいそうな、ありふれた心の動きを丁寧に写し出していると思います。断片的なシーンを通してテーマ性を問うアメリカ映画にありがちな構成のような気もしますが、そこには行き過ぎた作為的ないやらしさは無く、日常に対する独特の優しさも感じました。もう一編『FLOERS』も載っていますが、これもなかなか良いです。
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No.21:
(2pt)

もうこの程度では癒されない。

終わらない退屈な日常。
どこにでもいる自分。
そしていつか死んでいく。
僕だけがこんな絶望的なのか?
僕はこの本で癒されない。
こんなもんで小説はいいのかな?
ねー村上龍さん?
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No.20:
(4pt)

これは有り得ないフィクションのエンターテイメント作品

というのは、この主人公の男性はちょっとカッコつけすぎている。
大体にして、女性に興味があるはずなのに下半身に関する部分が
どうしてこんなに希薄なのか。
唯一出てきたのは母親が選び出した「プラトニックセックス」のみ。
男だからそのくらいは読んでますよ程度なのか。
インターネットを見るやつならエロサイトくらい覗くだろ普通。むしろセックスに恐怖心を抱いていたり、コンプレックスを抱いているなら
それはリアルなのかもしれない。ただ、芥川賞を狙うにはお笑いで言えば
欽ちゃんである必要があったのかもしれない。この作品においては。
まあ、そう言う意味で、この作品は架空の産物だと思ったのですよ。で、そういうことを前提にこの作品を読むと、非常に嘘臭いさわやち?さに貫かれていて、それでいて情景描写や心理描写が細かくて、しかも読みや
すい文章回しに感動するのですよ。そう言う意味で、芥川賞を与えた人がどう思って与えたのかは知りませんが、
少なくともリアルな東京に住む現代人の心理とはかけ離れた人物を、リアル
に描いたとても素晴らしい小説だと思いました。★5つにするには決してセックスシーンはいりませんが、いやらしいことをいつどんなとき
どのくらい思ったか正直に描かないと差し上げられません(笑)
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No.19:
(3pt)

確かに微妙

他の評価者達が書いているように、登場人物は普通の人たちだし、何か事件が起こるわけでもない。
そこに共感する人もいるだろうし、鼻持ちならない記述の羅列と感じる人もいるだろう。この小説に限ったことではなく、恐らく作者の分身であろう「僕」(概してクールで物事の分析をしたがるようなキャラクター)が日常を綴ったような小説はたくさんある。こういった小説の良し悪しは、一体、どこで決まるのか?微妙です。
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No.18:
(4pt)

不安定と不安を具象で言語化した作品

この芥川賞受賞作は、小説として不自然である。視点人物が、いわゆる主人公らしくない。公園で風船を飛ばしているおじさんのほうが、よほど小説の登場人物らしいのである。
 事件もイベントも何も起こらない。ごくあたりまえのシティ・ライフがごく当たり前に流れていくだけだ。読み終わって、ふーん、と思って終わる。
 だが、そこには少し不気味さがある。何でこんな小説なんだ?こんなんでいいのか?
 問いは都市生活者の胸に反転してくる。こんな生活をしていて、いいのか?いいしれない都市生活者の根無し草のような不安が、軽い物語全体に偏在している。
 年配の読書家が「こんな芥川賞は認めない!」と激怒していたので、逆説的に人を突き動かす力のある小説だなあと思った。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.17:
(5pt)

ぎっしり

芥川賞受賞ということで読んでみました。
はじめて吉田修一さんの本を読んだのですが
さーっと流し読みしてみると、「うーん、なんかただ日常生活
つづっただけじゃんねぇ」というかんじで、たいして心に残りませんでした。けれど、日が経って再読してみると、みずみずしく描写がされているし、プロットもきっと丁寧につくりこんだんだろうなと思われる話の流れ方で、受賞の時絶賛されていたのがわかるような気がします。
起伏の激しい、ストーリーありきの小説を書くより、こういう特に
事件は起こらないのだけど、隅々にまで身の詰まっている小説を書くほうが格段に難しいはずです。
エンタメではなく、まさに純文学としての旨みがつまった小説です。
でも、世間はやはりわかりやすい、!エンタメを好むようで、
パーク・ライフへの酷評をみるたびに、なんだかとても残念です。
もっと読み込んでくれる人が増えてくれるといいんですけどね・・・。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.16:
(2pt)

小説っていったい何なのか

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No.15:
(4pt)

読めば読むほど

一読しただけだと「あれ、これで終わり?」と物足りなかったのですが、その後、読めば読むほど、味が出てきました。
公園と、臓器移植と、自分達、その共通項など、「なるほど」な部分がとても多いのです。
なんでもない日常を描く筆力も、「さすが吉田修一」と思わせます。ただ、スタバを今時の女性の象徴のように登場させるあたりは、ちょっと古いかも・・・。(書いた当時を考えても)
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.14:
(3pt)

普通なようで 普通でない

確かに、この本は「曖昧」です。
内容もほんとに「フツー」。だけれども、普通のことを面白く書くのにはそれなりの技術がいります。
奇抜な設定にすれば、話は自然と面白くなるのですから。
「パークライフ」は、フィクションなのにあえて「普通」にこだわっています。でもだからこそ、この作品は普通な人にうけ、芥川賞に選ばれたのではないでしょうか。個人的には、あいまいな感じも読者に「その後どうなったんだろう」と考えさせる余白を与えてくれていて、好きです。
ストーリーははっきりしてないとイヤ!という人にはオススメできないかも。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.13:
(4pt)

少しだけ変化のある日常

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No.12:
(1pt)

結局何が言いたいの

新聞の書評等で評判だったので読んでみたけれど・・・。
 読みながら次のページから別のストーリーが始まったときはびっくりしました。え!もしやこれで終わり!?って。
何が言いたいのか全然わかりませんでした。何回か読むとわかるのでしょうか?もう2度と読む気にはなれないけど。 何が言いたかったのか著者の意図するところがわかった方、教えて下さい。
 同時収録の中編もところどころのエピソードは面白いのに、全体を通してみると・・・???。後味悪かった。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.11:
(1pt)

星一つでも、多いと思う。

芥川賞を取ったから、購入したわけでもなく
ただ、興味があったからというのが本音
前から「賞を取ったからといって、面白いとは限らない」と思っていました
が、やっぱりそうでした。
確かに、本というのは人によって、面白い・面白くないという風に分かれますが・・・。
これは、はっきり言ってなんの変化もない、環境ビデオをただ本にしただけのような気がする。これからの作者の作品に期待したいと思う。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
4163211802

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