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(短編集)

パーク・ライフ



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【この小説が収録されている参考書籍】
パーク・ライフ
パーク・ライフ (文春文庫)

パーク・ライフの評価: 3.17/5点 レビュー 130件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全130件 81~100 5/7ページ
No.50:
(4pt)

読むのが遅い自分にとって

読むのが遅い自分にとって、この作者の作品は速く読み進むことができます。それは何故かというと易しい言葉を使っているというのではなく、これまで自分が生きてきた中で言葉で上手く表現できないでいた感覚や感情が、不自然ではない書かれ方で所々言葉にして表出してくるからではないかと思っています。
この作品には、誰某がどういう事をする話という確たるものがないように思います。が、読んだ後でふと思い返すことがあった時に、登場人物の些細な仕草や言葉が、この先の何かに繋がるんじゃないかと色々想像できる味わい深さがあります。私達が日頃過ごす中でも、友人知人や親のちょっとした事で何かを連想し、行動に移すことがあります。それらと似ている、というより同じ事がこの何気ない生活の中で書かれていると感じた時、この作品はぐっと自分との距離が近くなるのです。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.49:
(3pt)

芥川賞

日常を描くことに徹した小説。とにかく、何が起こるわけがないというか、何も起こらない話なので、そういうのが嫌いな人には表題作は少しきついかも。
 個人的にはflowerのほうが面白かった。夏の仕事場での、どろどろしたいやらしさなんかがよく書かれていたなぁと。この主人公はじつは、流されやすくて、妻にも同僚にも結局流されてるだけで、シャワー室のシーンでそれから一歩踏み出すと。なかなか奥深いかなぁと。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.48:
(2pt)

わかりたいとは思うけどやっぱりわからん

「芥川賞受賞作品」っていうのに惹かれて読んだのが良くなかったのか、わたしの感性が鈍感なのか分かりませんが、読み終わった後「だから何?」ってツッコミいれたくなる気持ちになりました。
ストーリーは単調すぎてつまらんけど、さらさらと流れるような情景描写はきれい。それが余計に、この作品を薄味のコーヒーみたいにしているような気もしますが。「パレード」や「最後の息子」などを先に読まれたほうがいいかもしれませんね。これ、どなたかのレビューにもありましたがほんとにそう思います。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.47:
(2pt)

評価はいまいち・・・

同じ公園に同じ時間に行くと、同じ人に会うということはないだろうか?言葉は交わさなくても、気がつくとその人を見ている。どこでどんな生活をしているのだろう?ここに来て何を思っているのだろう?自分がそう思うとき、相手も同じことを考えているかもしれない。作品に出てくる二人は、これからも公園で会うのだろうか?ちょっと気になる。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.46:
(2pt)

???

不思議な読後感です。果たしてこれは小説なのだろうかと思えるほどの何もなさ。私がアホなのか、この作品のテーマらしきものが全く分からない内に本が終了してしまいました。同時収録の「flower」をしばらくパークライフの続編・・・と誤解してしまうほど、一話が完結してない印象を受けてしまった。これが芥川賞作家・・・・。受賞の肩書きだけで作家を選びたくはないけど、一応、初めて読む作家のガイドラインくらいには・・と思っていたが、意味無いなと思ってしまった。残念!このやたら詳しい都会の描写とかってアメリカでいえば、J・マキナニーあたりと同種の作家ととらえれば良いのだろうか?でもマキナニーの作品の方がもうちっと意味があったよな・・・なんて思ってしまった。でも日比谷公園の描写。私もよく自転車で通るので、その情景は非常にイメージしやすかったかも。でもそんなの別に文章で読みたくないし・・・。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.45:
(2pt)

田舎くさい作品。

コーヒーショップのスタバに
一々意味をもたせるところが
今更ダサい。芥川賞の審査員の年配のかたがたは
「これが現代の都会の若者だ!」とか
っておもちゃったのかな?
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.44:
(5pt)

芥川賞受賞。。。

日常的というのか非日常的というか(それはないか)なぜこんな、濃い内容でもなく、なにかが起こるわけでもなく、そんな話を本にするのか。。。。とも思いますが、一文一文に濃く、深いものがあると思います。それに吉田さんの作品ですしvvしかし、意見は一刀両断。。。
自分は好きですvvすごい想像しやすくて、なんともいえないセリフばっかで。。。日常的な話を読むのはあまり好かないという方は、中古で買ったり、借りてみては??
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No.43:
(4pt)

この作品から伝わってきたもの

この作品は、私達が慢性的に抱えていて、もはや麻痺してしまった迷いや停滞をサラッと表現しているような気がしました。作者と同じ感性、または近い感性を持たないと分かりづらい作品かもしれないし、人によって受け取るイメージが異なるかもしれないけれど、この作品が伝えたいメッセージはたしかにあると思います。それに気づくか、気づかないかは私達が自分達の人生を毎日どのように考えながら生活しているか、それにかかっているような気もしました。表現力がある文章で、登場人物のキャラクターもつかみやすかった気がします。また、作者の方はきっとやさしい人なんだろうなという感じが、文章から垣間見られました。
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No.42:
(4pt)

文章の面白さだと思います。

結構好きでした。
ストーリーの面白さを求める人は、満足しないかもしれない。
私は、本書のいたる所に散りばめられてる感覚的な描写とか、それが何の違和感もなく繋がっていく様に「上手いなあー」と思った。
後半から、理屈が露骨になってきて「詰まったのかな」とかちょっと思ったけど。ちょっと手荒だったね、後半。
納得いかねえよな、くっつかないとな(笑)
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No.41:
(5pt)

都市に住む人々を描く

私は小説を読むたびに思うことがある。小説家は白紙の状態から叙述、描写、会話などを駆使することでリアリティあふれる表現を用い、読者に感動を与える。彼らの表現力にはいつも驚いている。私は日比谷公園には行ったことがない。しかし著者の表現力は人々が行き交う日比谷公園を脳裏に生き生きと浮かび上がらせる効果を持っていた。そのため、この作品には、特別なリアリティあふれる表現力を強く感じ、印象に残る作品となった。この作品は行く先々が見えない現代社会を表現する。女性は主人公に対し「何を考えているのか。見えていない」との発言が、このことを示す。同時に、登場する者は各々孤独な生活を送っている人物ばかりである。これらがまさに孤立して人とのかかわりを避けている都市にすむ現代人を映し出す表現であろう。同時に、女性の「スターバックスには自分がたくさんいる」という発言も都市の性質を映し出す表現である。公園という切り口で作品を作り上げた内容と表現に著者の想像力や観察力の鋭さを感じないではいられない。公園には現代の縮図的描写が見られるように感じた。作品中では様々な人々が生き生きとしている様子が鮮やかに浮かび上がっている。他の特徴として、主人公の女性に対する恋愛感情が芽生えていたとしても、この作品はあえて、これを如実に表現していない。その特徴がむしろ作品に新鮮さを付与しているように思われる。どちらかというと、近年の作品には現代の病理的側面を描くものが多かった。そのため、この作品が、病理的側面を持たず、むしろ新鮮さを包含していることで、また違った味わいをかもしだしている。この作品を読むと近所の公園に行って、作品内容と現実が類似しているかどうかを確かめたくなる。公園という面白い切り口で表現したことが、読者に対し公園という空間に足を運ばせるのではないか、そんな想像を抱かせる作品である。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.40:
(5pt)

ほんとうにちょっと変わった日常

最初に受けた印象は詩的だってことですね。文章がきれいというか、客観描写なんだけど味があるというか。話としてはウディ・アレンと村上春樹を足した感じ。ほんとうにちょっとだけ変わった日常を書いていて、それがエピソードとともにいろいろな方向へ広がっていくんだけれどもあくまで「日常」からは抜け出さない。そこはウディっぽいし、登場人物の感じや読後感は村上春樹に似ている感じがした。実は普段の生活に事件はあふれているんだけれども、それに無自覚な人々を書いている。つまり、それが現代人なんでしょうね。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.39:
(3pt)

公園の生活

“書ける”作者だと思います。が、設定・人物・プロットどれをとっても、特に感じるものはありませんでした。登場人物それぞれ、それなりに、都会生活に適合しつつ生きてますが、そのなり行きを順繰りで見せられて、途中でブッツリ切られた感じ・・・特に結末が知りたいということも無い展開に、後は自分で考えて余韻を楽しめというならばちょっと酷です。あと、女性登場人物がチェーンの某コーヒーショップの味が分かる女になったというような事を思わせぶりに言うくだりは、可笑しさを通り過ぎて少し引きました。おいしいコーヒーショップですが、コーヒー文化はもう少し奥が深いです。恐らく、作者は実生活でコーヒーを余り飲んでこなかった人のように思われます。From:
牛角の味が分かる男
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No.38:
(3pt)

薄くて、しかも、その薄さが味になってない

まあ、サクッとは読める作品なのだが、印象に残るようなフレーズ、会話などもないし、もちろんストーリー展開がほとんどない、というぐらいの予備知識はあったものの、最後まで「ふーん」という感じで終わってしまう。 ダヴィンチの人体解剖図、ラガーフェルドという名前の猿や、スターバックスコーヒー、スポーツジムなどの設定がことごとくカチンとくるというか、神経にさわるいうか、田舎っぽい。新しい人と人との距離感を描きたかったのかもしれないが、最初からセックスレスになりそうな30代の男女のラブストーリーを苦労して軽く描いても「不毛だ…」としか思えない。きっと不毛じゃないんだといいたいんだろうが、だとしたら筆力が足りない。 もう一作収録されている『Flowers』はもっと出来が悪いし、キャラも魅力ではない。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.37:
(4pt)

幅の広さを感じさせる

「パーク・ライフ」「flowers」の二編を収める。「パーク・ライフ」では、電車内の失態を取り繕ってくれた見知らぬ女性との付き合いを描く。村上春樹風のいやらしさを持った作風かと思いきや、「flowers」では肉体労働者の鬱屈を骨太に切り取り、幅の広さを感じさせる。二編とも導入部が素晴らしい。興味を惹きつけられる。導入部で読者は登場人物の設定を読み取ろうとするが、「flowers」ではそれを逆手にとって落差をつくり読者を引き込む(高級ホテルの描写から入るが、実は…)。都心の公園を舞台とした妙な交遊を描いた「パーク・ライフ」には芥川賞受賞作らしい目新しさはあるものの、ひたすら受身の主人公にはやや物足りなさを感じた。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.36:
(2pt)

うーん困った

読み終わって困ってしまった。最初から最後まで、魅かれるフレーズ、挿話が一つも無かった。表題作のパークライフ。平凡なサラリーマンが、特に変化の無い暮らしをしていて、公園で少々変わった人達に出会う。それだけ。こうした設定ならば、登場人物、特に公園で出会った女性についてもう少しその人となりを表すエピソードがあってこそ、読者の関心も持続すると思うけれど、ここには全くそういったものが無い。だから、読んでいて、ただ文章の羅列を目で追っているだけで、はっとして立ち止まったり、繰り返し読んでみたりするような場面も皆無でただ退屈。正直がっかりした。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.35:
(3pt)

描写が上手だと思う

実は、本のカバーのおもしろい絵に惹かれて購入した。
とくにドラマチックな展開でもなく、都会に住む
普通の男女の出会いの話。
でも、いいな~って思える描写が結構多かった。
さらりと読める小説。
しかし、大きく心揺さぶられる感じはなかった。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.34:
(1pt)

2回は読みましょう

女に出会うところ意以外はドラマ仕立てではなく鬱陶しくなくて押し付けがましくなくて期待しすぎて読んでいくとつまんないかもしれない。主人公が目は開けていながら目に映っている景色や動くものを追っているわけではなく「ボーッ」としている時に思考停止しそうになった脳があわてて作動した結果、意識の中に写し出された本人だけに見えている景色、風景、場面をボーッとしている主人公の姿を想像しながら読むと自分がそうしている時の姿も想像できておもしろい。第三者からは「あいつボーッとしてる」って見えても本人の中ではすっごいいろんな事がグルグルまわっている事ってたしかにある。そこを活字にしたのはすごいと思うし素人にはできない。日常の先にある将来への不安をあおるわけでもなく何箇所か「プッ」笑うところもあった。主人公の日常の中には公園があり私の日常の中に本屋さんがありそんななかで普通に出会った一冊であったし、芥川賞が何だかよくわからなかったし期待して読まなかったのも良かったのかもしれない。他人の日常だものね。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.33:
(2pt)

う~ん・・・・

著書の[パレード]に、何となく惹かれる部分があったので、表題作[パーク・ライフ]が、同じような感覚をもてそうで購入しました。
普通に、さらっと、主人公とスタバ女の距離感は、心地良かったし、同じように、公園で、過ごしてみたい気がしました。何も起こらないし、気分の高揚もないけど、読み物として好きでした。
ただもう一つの収録作[flowers]は、苦手です。淡々と感情が無い様に人を欺いて?みたり、相手の領域に入らないのは受け取れるけれど、入り込んで、なお知らぬふりで日常を過ごせる感じは読んでるだけでも、嫌な感じがしました。なんで、これを書かなければならないんだろう?私が鈍感なのか、なんか嫌な気分で読み終えました。
これにこそ、文庫特有の解説が欲しかったけど、無くって残念。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
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No.32:
(4pt)

微妙な距離感

主人公の“ぼく”と公園で知り合った女性との微妙な距離感。
その女性に、恋心を抱くわけでもなく、
彼女に惹かれていく主人公になんとなく共感できました。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
4163211802
No.31:
(3pt)

読解力がないのだろう

この小説が入学試験に出たと仮定する。作者の言いたいことを述べよ、と。
ぼくはきっと途方にくれて白紙で提出してしまうだろう。読みやすく、おもしろいのだけど、「芥川賞」というのがひっかかる。
深く考えないで読書を楽しもうっと。
パーク・ライフAmazon書評・レビュー:パーク・ライフより
4163211802

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