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狂骨の夢



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狂骨の夢の評価: 4.08/5点 レビュー 77件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(1pt)

狂◯の夢

実際の執筆は姑獲鳥の夏を執筆した人とは別の人物に外注してますね。ベストセラー、人気シリーズは起爆剤的に原型となる第1作目を専門に発注する場合がよくあり、人気が出てくるとそれ以降には第1作目作者の意図から逸れるものを量産し利益を上げる手法は珍しくない。姑獲鳥の夏で提示されていた世界観や、氷山の一角に過ぎない作品の、水面下に隠された膨大な知識が無い他の人物が、人気に便乗して続編を濫発するという日本式出版業のカゲをありありと反映している典型作品。
姑獲鳥…はユングやフロイトを引用する似非学者への批判か皮肉を含んでおり、作中の時代設定によって真っ向からは断じないでやり過ごしている。一方この狂骨…に於ける心理学や精神分析は知識も理解も極めて皮相的で貧相なのに分量と解り難さで知ったかぶりを誤魔化している。作中人物の人格が複合して混乱する様相には、執拗なストーカーに辟易しあの手この手で追い払い立ち去らせようとする被害者の苦労を多重人格呼ばわりする加害者の、思慮欠如を想起する。その点でも姑獲鳥…とは全く異なる視点から執筆されている。
京極堂による謎解きとされるが、ストーカーの一方的な勘違いを勿体つけて壮大なスケール⁈って感じ。
ある遺骨に関する捜査をストーカーに妨害されていた時に、骨にまつわる心理学や神話のトピックをテキトーに並べて、ストーカーによる解釈(ノゾキ活動成果レポートはメジャーにリリースされたりする迷惑行為。ストーカーの活動資金源にもなっているらしい) をミスリードしていたことを思い出しました。犯罪の調査や捜査を妨害するのでストーカーは、クラスに必ず一人以上配置されていていつも困りました。(某小学生探偵とか絶対に不可能なんだけどな!誰が立案した企画なのかって考えちゃうよね)。
狂骨の夢 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:狂骨の夢 (講談社ノベルス)より
4061818449
No.4:
(2pt)

途中からつまらない。

確かに怒涛の展開ではあるが、京極堂が登場した辺りから急激に話がつまらなくなってしまった様に感じました。
最初の方は面白かったのですが憑き物落としのくだりの辺りはクドさばかりが目立ち段々と読むのが面倒になって来ました。
それに1作目2作目に比べ関口氏が余りにもトロ過ぎる設定でイライラさせられます。
木場氏の態度も横柄過ぎますね。
単なる無礼者でしかない感じで奥行きを感じません。
段々とキャラの設定が雑になって行ってる様に感じました。
狂骨の夢 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:狂骨の夢 (講談社ノベルス)より
4061818449
No.3:
(1pt)

電子書籍の素晴らしさ全否定の分冊版販売

Kindlefire購入で京極夏彦を電車で楽に読めるはずが思わぬ落とし穴

なんだこのセンスの欠片もない表紙は
こんなのがズラズラとならぶのは我慢ならない、狂骨夢て…

なんだこの値段設定は
分冊版の利点は持ち運びやすいことだろう
だけど紙代がかかる、だから分冊版が合冊版より高いのは当然
そして同じ理由で電子書籍が書籍より安いのもまた当然
で、どうして分冊版の電子書籍が合冊版の書籍より高いのか
電子書籍だぞ?分冊にしなくても持ち運び安いんだ、電子書籍は
そして、紙代もかからんだろ
ユーザーにとって分冊で購入するメリットは皆無!

というかライブラリでかさばるデメリットが大きすぎる
分冊版購入で本棚がかさばるというデメリットがそのまま端末にぶち込まれるんだから

もしも、合冊版と分冊版二種類売ってたら誰も分冊版を買わない事は明白
それを分かっててやってるとしか思えない、酷い商売

こんなんじゃおとなしく合冊版を読んでいても不満を感じてしまう
分冊文庫版 狂骨の夢 上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:分冊文庫版 狂骨の夢 上 (講談社文庫)より
4062751569
No.2:
(2pt)

詰め込みすぎな感じが。。

今さらながら一作目から読んでいますが、前の二作ほどスピードに乗れず、読むのに時間がかかりました
(まあ某作家の「コズミック」ほどではないですが)。

色んな八百万の神様の名前やらフロイトやらユングやらキリスト教やら出てきて、ちょっと衒学的すぎてついて行くのに疲れたせいもあるかもしれませんし、またトリックに関しても途中でなんとなく分かってしまったせいもあるかもしれません。
(復員兵の方のトリックは「えええそんなんでいいの?」っていう感じでしたが)

第二作は一見関連性のある事件が全然ばらばらの話だったのに対し、こっちは別々の事件が全部一つに集約して行くという点では対照的ではあるものの、ちょっと無理矢理すぎのような気も。

あと関口は一人称だと微妙にごまかしているものの、三人称で書かれるとやっぱり痛い人なのだなと思いました。

以降の作品も同じパターンだったらもういいかなという感じです。
本が厚くて通勤鞄も膨れるし、次の作品に行こうかどうしようか迷い中です。
狂骨の夢 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:狂骨の夢 (講談社ノベルス)より
4061818449
No.1:
(2pt)

敢えて面白くない!と言わせてもらいます!

姑獲鳥の夏、魍魎の匣と読んできたが、本作品は自分はあまり面白いとは思わなかった。まず警官の木場と探偵の榎木津、そして小説家の関口という3脇役の描き方が単純過ぎる。別に彼らはいてもいなくても大してストーリーに影響を与えない。また京極堂がスーパーマンすぎるのが面白くない。一人で最初から全部分かってしまっている。ありえない。セリフが長すぎる。密教やフロイト心理学の勉強をしたければ、ちゃんとした本を読みます。

最後に、京極堂は「拝み屋」ということになっているが、人を看破することで憑き物を払うという論理なので、この作品は全くホラーではない。むしろアームチェア・ディテクティブ系(自分は何もしないで人の話を聞くだけで犯人を読み当ててしまう)に近いと思う。

なんかダメだしの嵐になってしまいました。魍魎の匣は面白かったんですよ。もっと登場人物が生きていたし。でも今後この調子が続くのであれば、時間とお金を投資して、鉄鼠の檻には行こうとは思わなくなってしまいました。飽きたからかな?
分冊文庫版 狂骨の夢 上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:分冊文庫版 狂骨の夢 上 (講談社文庫)より
4062751569

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