■スポンサードリンク
魍魎の匣
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
魍魎の匣の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全186件 161~180 9/10ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
重さも肩凝りも何のその,映画を読んでいるようで,頁を繰る手が止まらず,じっくりと楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京極夏彦の作品と言えば、「重い、暗い、長い」の三重苦。文庫のくせに携帯に適していないこの厚さ・・どうなってるの?しかし、ご安心ください。この作品は一気に読めてしまうから。とにかくストーリーに勢いがあります。途中にお勉強になることがはさまれていません。(あんまり)だから、宗教?戦後?妖怪??と??続きで、キーってなりそうな人および、京極作品は初めてなのって方にお勧め!レギュラー陣もほぼ出てくるし、ばっちりです。どうぞ、夜を徹してはまってくだされ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文庫本にして1060ページ。凄まじい分量です。ですが、それこそ、「何かに取り憑かれたように」読みました。文体とか用語とか、そういったものの影響なんでしょうけど、どんどん読ませる筆力のある作家だと思います。読んでいるうちに、気分が少し変なところへ飛んで、なにやら「もうりょう憑き」にでもなった気分です(笑) 一作目の『姑獲鳥の夏』を読んだのは、もう2年ぐらい前のような気がしますが、前作より間違いなく面白いですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本推理作家協会賞を受賞し、このミステリーがすごい!でも話題となった本書の内容については今更語ることはない。語るとしたらやはり装丁のことだろう。『愛蔵版 姑獲鳥の夏』と同様、そこここに魍魎の絵があしらってあり、更に今度は『百鬼夜行 陰』収録の『小袖の手』の豆本が応募者全員サービス。愛蔵版だけでなく豆本まで自装という辺り、著者の装丁家としてのこだわりが随所に見られる。 しかし、京極夏彦といえば中高生の読者も多いというのにそれを全く無視した値段と、部数が少なく手に入りにくいのは良くない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本推理作家協会賞受賞で傑作の誉れ高い本作。あまりの厚さに敬遠していましたが他の作品の直木賞受賞をきっかけにやっと手にとりました。読書の悦楽を存分に味わえる一冊です。京極堂の語るウンチクなどペダンティックなところはちょっと小栗虫太郎を連想しますが小栗のような読みにくさはありません。むしろ横溝正史のような(よい意味での)通俗的な面白さ・スリルに満ちています。読むにはノベルス、保存用にはハードカバーか文庫をお奨めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
心地よさと気だるさが妙に呼び起こされる結末に満足。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
独特の言い回し、世界観などなど面白いには面白いです。読んでる最中とか読後も不思議な世界にいる気がする。「ハコ」という言葉に敏感にもなる。ただ、少し冗長すぎないかな?と思うのは僕だけでしょうか。純粋にストーリーだけを見たとき、僕にはこの話の面白さがあまり伝わってきません。面白いとは思います。でも、講釈が多すぎ、ストーリーがぶれてしまうような気がします。何か煙に巻かれた感じがぬぐえません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人の問題になるかもかもしれませんが、小説冒頭で一番身近に感じるのは、小説家の関口巽だったのですが、小説を読み終わるころには、憑き物落としの京極堂こと中善寺明彦が一番身近に感じられた。それは、たぶん、物語が進行するうちに、自分の中で魍魎という概念が、育ったからなのではないかという気もします。兎に角、キャラクターが立ちまくっている。妖怪は出てきません。ミステリーらしいミステリーです。事件は複雑に絡み合い、猟奇的な殺人事件が主軸です。一言が気になり、読み返したくなる読後感があります。それが、京極堂化してるってことなんでしょうか??本も製本の限界にチャレンジって感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は京極夏彦の中で最高傑作だと考えています。理由は単純に面白いからです。また、一旦、読み始めると止められません。読まずにいると苦痛を感じますから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おどろおどろしくて、背筋がさむくなりましたが、不思議と最後まで面白く読みました。かなりのページ数ですが、夢中にさせるものがあるので、長さを少しも感じさせません。むしろもっと読みたいと感じさせます。設定はグロテスクで非現実的なのですが、少しも不自然さを感じさせず、物語の中に入っていけます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
衝撃のデビュー作から僅か4ヶ月。2作目にして、京極夏彦の名を世に知らしめた記念碑的傑作です。日本推理作家協会賞も受賞しました。 デビュー作が、元々作家になるつもりなど毛頭ない中で趣味的に書き上げた作品だった(本人談)のに対して、こちらは初めから商業出版物にする目的をもって創出された作品です。で、前作以上の奥行きと構成力、エンタテイメントとしてのキャッチーさが加味された結果、恐るべき破壊力を備えた傑作が誕生しました。「マジでか!」な真相のインパクトは凄まじい。 僕にとって、結末に到ることなく、いつまでも読み続けていたい、と思わせてくれた久々の作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長い。とにかく長い。友達には「国語辞典読んでるのか」と言われたほどだ。まあ、京極小説は初めてだから、第一印象としては当然と言えば当然だろうが。 登場人物、探偵・榎木津や、作家・関口、刑事・木場、そして京極堂それぞれに偏った個性が盛り込まれている。木場の場合は話の序盤と終盤で比べてみると面白いね。常は冷酷でいる木場も、人の子だと思わざるを得ない。 多分シリーズ全部だと思うが、見物は京極堂の叙述だろう。長い蘊蓄、発展していく事件。そしてラストがある。難解さはあるが、叙述を読み進めていけばしっかりと分かる。浸かってしまえば自分のように出てこれない事もあるのではないか。 長さに圧倒されず読み進めて行ければ、それなりの面白さはあるはずだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
マイクロソフトが、アジア市場を統一させるために、中国と周辺国の漢字を一つに統一しようと画策したことがあったらしい。ただの噂かもしれないが、いかにもな話だ。明治時代には、国語を英語にしようなんて運動もあったくらいだし。それを受けて、ちょっと思ったのはこういう京極さんみたいな漢字の語感を見事に使う人がいる限り、そんな無意味な普遍化統一化はぜってーやっちゃいけないとおもった。だって、この作品のハコ(変換できない(笑))は、あの漢字じゃないとだめな感じがしません?(笑)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の厚みにうんざりしながらどうでもいいような薀蓄を読み飛ばしている内にラストページに到達。一応読み終えたんだな、という達成感だけが印象に残った。これ以降、この作者が書いたものは触ってもいません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
独特の読後感に、何日かは苛まれます。京極堂の憑物落しが効いてすっきりしたような、でもまだ何か残っているような。そう感じる私は、すでに京極堂の術中に嵌ってしまっている訳ですね。「ほう」、この言葉、響き、忘れられません!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ中唯一、昔のSF的な要素を含む作品です。結論が見えてくるに従って、「おいおい・・・」と言いたくなりました。結局、京極堂の術中からは逃れられず、1作目よりぶ厚いにもかかわらず、やはり一気に読んでしまいました。面白いのです。前作では、鬱病の文士「関口」の内面が描かれていましたが、本作では人の情景記憶が見える探偵「榎木津」と、暴走刑事「木場」が活躍します。そして幕引きは、京極堂の「憑き物落とし」と、シリーズの形式がここで完成します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の厚さを感じさせない作品です。言葉がもたらす映像のイメージに魅せられあっというまに読み終わりました。京極堂シリーズの中でも物語性が非常に高い作品だと思います。読み終わった後に思ったのは、ブラムストーカーのドラキュラであったり、ブラッドベリのオーバーザミッドナイトだったりオースターのミュージックオブチャンスだったりです。本当に文を読むにつけ、その読んでいる人の体験にもとずいたイメージが広がる感覚。一度味わってください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズの中でもっとも好きなタイトルです。理由のひとつは、おそらく唯一、榎木津礼二郎の考えや思いに直接ふれることができるからです。物語の中盤に弁護士増岡の訪問をうけますが、そこで彼の心の中が地の文で書かれています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作の「姑獲鳥の夏」から言えることだが、京極夏彦の作品は実際の伝承などに符合している為ある程度かじった者が読んでも違和感が無い。これは綿密な構成と著者の造詣の深さなくしては得られないものだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京極夏彦氏の著作はほとんど読みましたが、(もちろん好みはあると思いますが、)そのアイディア・構成・面白さ・完成度が一番高いのはこれではないでしょうか?「面白いって良く聞くけど、こんなに厚いんじゃ読みとおす自信がないよ~。」と言う方や、とりあえず一冊だけ京極作品を読んでみようと言う方にはこちらがお勧めだと思いますよ!☆5つあげちゃいます!! | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!