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髑髏城
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髑髏城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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悪訳です。文を学していません。この様では古典に興味を持った若者達にそっぽを向かれてしまいます。 | ||||
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バンコランがドイツの名探偵と戦います。エキサイティングな内容ですがバンコランシリーズの最高傑作は私的には次の作品です。カーはなぜか名探偵役を初期はバンコランその後フェル博士とHMにしましたが私的にはバンコランシリーズが大好きです。 | ||||
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友人に勧められ、こちらの本を購入しました。 あまりこの手の本は読まないのですが、面白かったです。 読み進めていくほど続きが気になり、読む手が止まりませんでした。 あまりネタバレなどはしたくないので、詳しくは書けないのですが ライバルとの対決や、事件の考察など読んでいてとても面白く、読み終わった後とても充実した気分でした。 状況の表現も私はとても気に入って、より世界観に入りこめた気がしました。 そして購入する際に、他の方のレビューも見てみようと思い、レビュー欄を漁って思ったことが3つあるので書かせていただきます。 ある方が、低いレビューを他の日用品にもしているようですが一言なのにこの本に対しての低いレビューにだけ時間をかけている事と、 全然この手の本のレビューをしていないにも関わらず、急にこの本へ批判レビューをしていることがとても不思議に思いました。 その方のレビューの内容が、よくわからず調べてみるとあまり詳しくない?というかただ単に批判したいために書いているような気がしました。 そのレビューが不自然で逆に買ってみよう!とも思い購入したのですが、実際とても面白かったです。 なのである意味そちらのレビューを投稿された方には感謝しております。 | ||||
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p178「石壁を巡らした高台へようやくたどりつくかなり前に、ある問題が自己解決できた」の文章に、日本語にこなれていないのではないのかと思ったり、p208「刹那だが、グラスごと飲んでしまうんじゃないかと、ぎょっとさせられた。」の「刹那だが」の訳に引っかかったり、翻訳に引っかかって内容が頭に入りづらかった。原書の文章を尊重したためなのかなとも思ったが「訳者あとがき」で読んだ和爾桃子さん本人の文章も分かりにくかった。一例を挙げる。 p284「蛇足ついでに、バンコランの代名詞であり、『ファウスト』でおなじみの悪魔メフィストフェレスはなかなかに変幻自在らしく、国ごとに容姿が違う。欧州ではおおむね小鬼じみた男で、本場ドイツでは金髪白皙の絵もまま見受ける。一方で、バンコランの容姿はアメリカに出回っているメフィストフェレス像そっくりだ。」 「蛇足ついでに」は「蛇足ついでに言うと」ではないか。 また、「国ごとに容姿が違う。」の後を受ける文章としては「一方で、バンコランの容姿はアメリカに出回っているメフィストフェレス像そっくりだ。」ではなく「一方で、アメリカに出回っているメフィストフェレス像はバンコランの容姿そっくりだ。」ではないのか。 翻訳者は英語に長けているだけでなく日本語の文章センスに優れている必要がある。その点で野爾桃子さんの翻訳者としての資質に疑問を感じた。 | ||||
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この新訳版 待ってたのよ 旧訳版は 噂に拠ると 妙訳版 今回のは完訳版 まあそれはそれとして 訳が一皮むけて 活き活きして 活劇場面が楽しめる 怪奇とロマン カーの才気溢れる初期傑作 | ||||
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新訳ってことですが、すいません!読みづらくて最後まで行けませんでした… 現代的な翻訳じゃなくて、格調高い雰囲気な訳なので、慣れていない人はやめておいたほうがいいかもしれないです。 | ||||
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処女作『夜歩く』では、密室に男の首なし死体が転がり、続く『絞首台の謎』では、喉を切られた死人の操る車が街を疾走する。そして本作『髑髏城』では、火だるまになった男が城の胸壁から落下する。 初期のカーの作品は、過剰なまでの恐怖と戦慄が支配する世界だ。探偵アンリ・バンコランは、その悪魔の物腰と加虐的な言動により、悪夢のような雰囲気を一層煽り立てる。 この作品を謎解き推理小説として真面目に読もうとすれば、あまりに現実離れしすぎているし、伝奇小説のような復讐譚まで登場する展開に至っては、前時代のミステリーに先祖返りしたかのように感じられる。 しかしそれでも面白い。そして本来のミステリーとは、謎と恐怖とスリルとサスペンス、そして冒険が大事なのだという、確信犯的な作者の主張がうかがえるようだ。 もちろん謎解きの部分は読み応えがあるし、ラストもこの作者にしては洒落ている。 何より印象的なのは登場人物の三人の女性だ。 「威勢はいいが男運は悪い」、「型破りな城の型破りな女城主。葉巻とポーカーをたしなむ」、「夫がしおれるほどに咲き誇る花」。 この登場人物欄の紹介文のとおり、三人とも生き生きと描写され、物語に花を添え盛り上げる。 本書は、その昔に評判が良くなかった作品(恐怖描写のやりすぎ)で未読のままだったのだが、読了後は、なぜもっと早く読まなかったのかと後悔した。 | ||||
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んー、文章の形容は美しいです。 たまにそれが読みにくかったりもするけれど。 内容は面白かったですね。 犯人がわからなかった。 また、バンコランが犯人にとった行動がなんとも思いやり深かったです。 警察ではないからできた行動なのかな。 | ||||
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1931年発表(原題 Castle Skull ) パリの予審判事アンリ・バンコランが登場するカーの第三長編。 ライン河畔にそびえる髑髏城の胸壁から火だるまになり転落する人間鮮やかな視覚効果も抜群の導入部、列車内からの人間消失、仏独二大名探偵の推理合戦。探偵小説ファンの心を躍らせる趣向と完璧な舞台装置が揃う。冒頭に掲げられた作者自身によるユニークな登場人物一覧のエスプリも愉しい。 難を言えば、いささか凡庸に思われるトリックと中盤やや物語が停滞する構成は残念だが、精彩に富んだ個性豊かな人物描写や大胆な伏線の妙、多重解決の趣向の面白さ、そして終盤明らかになる劇的で異様な真相など予想以上に愉しめた。エンターテイナーとしてのカーの旺盛なサーヴィス精神が堪能出来る作品だ。そしてアメリカ人であるカーの欧州文化への熱烈な憧憬が後年の作品より濃厚に感じられるのも興味深い。 | ||||
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表紙が写真と違いました。これなら、安い方で頼めましたので、残念です。 | ||||
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都会から夜の闇が無くなって久しいけれど、むかしは夜というのは暗いものだったし、昼でも家の内部というのは薄暗いのがあたりまえだった。まして、ライン河畔の古城とくれば、これはもうすこぶる暗い、昼も夜も。 カーはこの古城の深い闇と、それを背景にゆらめく蝋燭やランプの光、その光にほの暗く照らされる不気味なオブジェたちをしつこいぐらいに描写する。この光と闇のコントラストとその揺らぎの絵画的な描写でもって不安や恐怖を煽る技法は、まさに英国ゴシック・ロマンの本流を行くものだ。 この辺の描写を楽しめるか、カッタルいと感じるかで、カーの評価は変わる。 デビュー3作目にしてすでにカー特有のグロテスク志向は充満しているが、一方、カーのもう一つの特徴である不可能興味や派手なトリックはまだ表面に出てきていない。魔術師メイルジャアの消息をめぐるコノテイションが背景にあるが、殺人方法やトリックに破天荒なところはなく、推理モノとしてのプロットはごく標準的なフー・ダニットものだ。 そのあたりはカー自身も自覚していたのか、プロットの平板さを補うために、バンコランとフォン・アルンハイムの推理合戦という趣向を導入している。この趣向が、(面白さという意味での)リーダビリティーを一段アップしていて、僕は楽しく読めた。 本書と次作の『蝋人形館の殺人』は、バンコランがある種の超法規的な結末を演ずるところは同じだが、犯人の処し方が正反対なのがおもしろい。興味のある方は、ぜひ『蝋人形館の殺人』(新訳が出ています)もどうぞ。 | ||||
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ディクスン・カー名義の本作品は、1931年発表。 初期の5作品のみに登場する、アンリ・バンコランを探偵役とした作品としては、3作目にあたります。 ライン川沿いにそびえ立つ15世紀建築の「髑髏城」を手に入れた魔術師のメイルジャアは、城を自分の好みに1年かけて改築するが、ある日、乗っていた列車から転落し、ライン川には変死体が浮かんだ。 それから17年後、城を譲り受け、対岸の別荘に住む俳優、マイロン・アリソンが、城の上で炎に身をつつまれ転落し、死亡する。 事件の依頼を受けた、アンリ・バンコランの捜査が始まるが…。 カー作品には、本作品のような「古城」や、石造りの建物や塔などが舞台となったものが多いですが、これはカーの得意とする「不可能犯罪」を成立させるのに必要な、「密閉性」が高い建物であるためでしょう。 本作品でも、「髑髏城」は、川を挟んだ別荘からボートで向かうしか到達できない、という設定で、マイロン・アリソンの事件は、加害者がどうやって城の中で犯行を成し遂げたのか不明であるとともに、被害者も、いつ別荘から城にやってきたのか分からないという不可能犯罪です。 ちなみに、17年前の列車転落事件も、客車には、被害者の姿しかなく、これも不可能犯罪。 本作品では、2つの不可能犯罪の謎解きがメインストーリーとなっています。 また、古風な建物を舞台に使うもうひとつの理由は、「怪奇性」を演出するためのものでしょう。 本作品も、「髑髏城」の初代城主の忌まわしい死が、オカルト性を引き出しています。 本作品は、カーのその後の作品世界の典型が成立したものとして楽しむことができました。 ただ、トリック自体は、現在では意外性は薄いもののように感ぜられ、★は3つとさせていただきました。 | ||||
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英米の本格ミステリーの黄金時代に活躍した怪奇幻想と不可能犯罪の巨匠カーの長編小説第3作。本書は名探偵バンコラン物の第三作で、このシリーズは第一作がフランスのパリ、第二作がイギリスのロンドンと舞台を変えるのが特長でして、本作ではドイツのライン河畔の町コブレンツに聳え立つ不気味な架空の建物・髑髏城でフランスを代表する名探偵バンコランと地元ドイツを代表するベルリン警察主任警部フォン・アルンハイム男爵が推理合戦を繰り広げるという新たな趣向に挑戦しています。 ドイツのライン河畔にそそり立つ髑髏城の持ち主の魔術師メイルジャアがライン川に変死体となって見つかり、その十二年後あとを継いだ俳優のマイロン・アリソンが全身を火炎に包まれ城から転落する事件が起きる。ベルギーの大富豪ジェローム・ドオネイの要請により名探偵バンコランと友人マールが当地に赴き、やがて地元の警部でバンコランの旧知のライバルのフォン・アルンハイム男爵も捜査に駆けつける。 本書に於ける不可能犯罪や推理の部分は、はっきり言って大した事はなくミステリーとしてはイマイチの出来だと思いますが、著者が好んで描くおどろおどろしい怪奇幻想趣味に本領が発揮されています。髑髏城の対岸に位置する別荘に住むマイロンの妹の公爵夫人と一癖も二癖もありそうな滞在客の男女達が織り成すロマンスや人間模様も興味深く読めます。そして本書の最大の趣向である名探偵同士の知恵比べでは一旦地元のフォン・アルンハイム男爵に勝利の軍配を上げてから、敗れたと見せて最後にバンコランが身内だけに意外な真相を告げるどんでん返しが痛快な見せ場です。名探偵バンコランがプライドを捨てて名より実を取り己の信じる最善の道を選ぶ人情味を持った優しい好人物である事を知って読者は嬉しい驚きを味わうでしょう。本書は情に厚い著者の人柄を窺い知る事が出来る地味ながらも渋い大人の魅力を備えた佳作だと思います。 | ||||
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英米の本格ミステリーの黄金時代に活躍した怪奇幻想と不可能犯罪の巨匠カーの長編小説第3作。本書は名探偵バンコラン物の第三作で、このシリーズは第一作がフランスのパリ、第二作がイギリスのロンドンと舞台を変えるのが特長でして、本作ではドイツのライン河畔の町コブレンツに聳え立つ不気味な架空の建物・髑髏城でフランスを代表する名探偵バンコランと地元ドイツを代表するベルリン警察主任警部フォン・アルンハイム男爵が推理合戦を繰り広げるという新たな趣向に挑戦しています。 ドイツのライン河畔にそそり立つ髑髏城の持ち主の魔術師メイルジャアがライン川に変死体となって見つかり、その十二年後あとを継いだ俳優のマイロン・アリソンが全身を火炎に包まれ城から転落する事件が起きる。ベルギーの大富豪ジェローム・ドオネイの要請により名探偵バンコランと友人マールが当地に赴き、やがて地元の警部でバンコランの旧知のライバルのフォン・アルンハイム男爵も捜査に駆けつける。 本書に於ける不可能犯罪や推理の部分は、はっきり言って大した事はなくミステリーとしてはイマイチの出来だと思いますが、著者が好んで描くおどろおどろしい怪奇幻想趣味に本領が発揮されています。髑髏城の対岸に位置する別荘に住むマイロンの妹の公爵夫人と一癖も二癖もありそうな滞在客の男女達が織り成すロマンスや人間模様も興味深く読めます。そして本書の最大の趣向である名探偵同士の知恵比べでは一旦地元のフォン・アルンハイム男爵に勝利の軍配を上げてから、敗れたと見せて最後にバンコランが身内だけに意外な真相を告げるどんでん返しが痛快な見せ場です。名探偵バンコランがプライドを捨てて名より実を取り己の信じる最善の道を選ぶ人情味を持った優しい好人物である事を知って読者は嬉しい驚きを味わうでしょう。本書は情に厚い著者の人柄を窺い知る事が出来る地味ながらも渋い大人の魅力を備えた佳作だと思います。 | ||||
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ある意味、やさしいバンコランを 垣間見ることができます。 ただ、そのやさしさを見るには 本当の後半部分にしか存在しないため、 苦手な人には苦しい本かもしれません。 ちなみに事件の舞台は ミステリー好きにはたまらない仕掛けが 満載の「城」になっていて 読む意欲をかきたててくれています。 犯人のほうはカー作品を読んでいる人には 大体想像がつくはずだと思います。 カーの著書は読みなれてくると 犯人がワンパターンだということに気づきますからね。 バンコランが苦手な人は読まないほうがよいかも。 | ||||
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ある意味、やさしいバンコランを 垣間見ることができます。 ただ、そのやさしさを見るには 本当の後半部分にしか存在しないため、 苦手な人には苦しい本かもしれません。 ちなみに事件の舞台は ミステリー好きにはたまらない仕掛けが 満載の「城」になっていて 読む意欲をかきたててくれています。 犯人のほうはカー作品を読んでいる人には 大体想像がつくはずだと思います。 カーの著書は読みなれてくると 犯人がワンパターンだということに気づきますからね。 バンコランが苦手な人は読まないほうがよいかも。 | ||||
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初期ディクスン・カー(john dickson carr:1906-1977)作品を彩った、フランスの名探偵アンリ・バンコランが活躍する長編5作品のうちの1つ。 これは初期カーの傑作でありながら、この作家の全時代にあっても重要作というべき作品。 カーを未読の方はこれともう1つ、“絞首台の謎”という作品も一読して欲しい。本作“髑髏城”と同じく1931年発表である事と、後述する登場人物(語り部)に共通点がある。尚、この創元推理文庫で読む場合、翻訳者が異なります。“髑髏城”は宇野利泰さん。“絞首台〜”は井上一夫さん。 訳文の腕前は正直にいって宇野さんに軍配が上がる。内容の説明は差し控えますが、ライン川からコブレンツへ舞台を移したシーンなどおそらくカー自身の原文もさることながら、訳文の日本語が非常に美しい。私はカーの叙景の素晴らしい表現力に舌を巻きました。 一方、上記“絞首台〜”は概して評価の芳しくない作品ですが、本作同様バンコランの知人ジェフ・マールという味のある登場人物の告白体によって文章が進められる。バンコランのみならず、このマールも忘れ難い印象を残す好人物であり、訳文の日本語に躓きながらもカーの怪奇趣味が横溢する世界観は見事で、読了まで類稀な恐怖を味えます。 | ||||
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初期ディクスン・カー(john dickson carr:1906-1977)作品を彩った、フランスの名探偵アンリ・バンコランが活躍する長編5作品のうちの1つ。 これは初期カーの傑作でありながら、この作家の全時代にあっても重要作というべき作品。 カーを未読の方はこれともう1つ、“絞首台の謎”という作品も一読して欲しい。本作“髑髏城”と同じく1931年発表である事と、後述する登場人物(語り部)に共通点がある。尚、この創元推理文庫で読む場合、翻訳者が異なります。“髑髏城”は宇野利泰さん。“絞首台〜”は井上一夫さん。 訳文の腕前は正直にいって宇野さんに軍配が上がる。内容の説明は差し控えますが、ライン川からコブレンツへ舞台を移したシーンなどおそらくカー自身の原文もさることながら、訳文の日本語が非常に美しい。私はカーの叙景の素晴らしい表現力に舌を巻きました。 一方、上記“絞首台〜”は概して評価の芳しくない作品ですが、本作同様バンコランの知人ジェフ・マールという味のある登場人物の告白体によって文章が進められる。バンコランのみならず、このマールも忘れ難い印象を残す好人物であり、訳文の日本語に躓きながらもカーの怪奇趣味が横溢する世界観は見事で、読了まで類稀な恐怖を味えます。 | ||||
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ドイツのライン河にたたずむ髑髏城。そこはかつて魔術使とよばれた男の城。ある夜、城から火をつけられた男が転落する。あきらかな殺人。はたして犯人は――? いよいよカーの本領発揮! いったいカー以外のだれがこんな舞台を描けるというのだろう?! ほとばしりでる城砦建築の知識は作者の歴史好きをうかがわせる。まさしくカー独自の世界! とはいえ、ミステリとしてたいしたことのないのもまた事実。 でもカー自身は絢爛豪華な作品を書き上げてやったと、自信満々でしょう。 | ||||
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ドイツのライン河にたたずむ髑髏城。そこはかつて魔術使とよばれた男の城。ある夜、城から火をつけられた男が転落する。あきらかな殺人。はたして犯人は――? いよいよカーの本領発揮! いったいカー以外のだれがこんな舞台を描けるというのだろう?! ほとばしりでる城砦建築の知識は作者の歴史好きをうかがわせる。まさしくカー独自の世界! とはいえ、ミステリとしてたいしたことのないのもまた事実。 でもカー自身は絢爛豪華な作品を書き上げてやったと、自信満々でしょう。 | ||||
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