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髑髏城



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髑髏城の評価: 3.48/5点 レビュー 23件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.48pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

まあまあ

んー、文章の形容は美しいです。 たまにそれが読みにくかったりもするけれど。 内容は面白かったですね。 犯人がわからなかった。 また、バンコランが犯人にとった行動がなんとも思いやり深かったです。 警察ではないからできた行動なのかな。
髑髏城【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:髑髏城【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488118399
No.5:
(3pt)

カーらしい作品世界に満ちた作品

ディクスン・カー名義の本作品は、1931年発表。
初期の5作品のみに登場する、アンリ・バンコランを探偵役とした作品としては、3作目にあたります。

ライン川沿いにそびえ立つ15世紀建築の「髑髏城」を手に入れた魔術師のメイルジャアは、城を自分の好みに1年かけて改築するが、ある日、乗っていた列車から転落し、ライン川には変死体が浮かんだ。
それから17年後、城を譲り受け、対岸の別荘に住む俳優、マイロン・アリソンが、城の上で炎に身をつつまれ転落し、死亡する。
事件の依頼を受けた、アンリ・バンコランの捜査が始まるが…。

カー作品には、本作品のような「古城」や、石造りの建物や塔などが舞台となったものが多いですが、これはカーの得意とする「不可能犯罪」を成立させるのに必要な、「密閉性」が高い建物であるためでしょう。

本作品でも、「髑髏城」は、川を挟んだ別荘からボートで向かうしか到達できない、という設定で、マイロン・アリソンの事件は、加害者がどうやって城の中で犯行を成し遂げたのか不明であるとともに、被害者も、いつ別荘から城にやってきたのか分からないという不可能犯罪です。
ちなみに、17年前の列車転落事件も、客車には、被害者の姿しかなく、これも不可能犯罪。
本作品では、2つの不可能犯罪の謎解きがメインストーリーとなっています。

また、古風な建物を舞台に使うもうひとつの理由は、「怪奇性」を演出するためのものでしょう。
本作品も、「髑髏城」の初代城主の忌まわしい死が、オカルト性を引き出しています。

本作品は、カーのその後の作品世界の典型が成立したものとして楽しむことができました。
ただ、トリック自体は、現在では意外性は薄いもののように感ぜられ、★は3つとさせていただきました。
髑髏城 (創元推理文庫 118-12)Amazon書評・レビュー:髑髏城 (創元推理文庫 118-12)より
4488118127
No.4:
(3pt)

ライバルに勝利を譲って密かに己の信じる最善の道を選ぶ名探偵バンコラン第三作。

英米の本格ミステリーの黄金時代に活躍した怪奇幻想と不可能犯罪の巨匠カーの長編小説第3作。本書は名探偵バンコラン物の第三作で、このシリーズは第一作がフランスのパリ、第二作がイギリスのロンドンと舞台を変えるのが特長でして、本作ではドイツのライン河畔の町コブレンツに聳え立つ不気味な架空の建物・髑髏城でフランスを代表する名探偵バンコランと地元ドイツを代表するベルリン警察主任警部フォン・アルンハイム男爵が推理合戦を繰り広げるという新たな趣向に挑戦しています。
ドイツのライン河畔にそそり立つ髑髏城の持ち主の魔術師メイルジャアがライン川に変死体となって見つかり、その十二年後あとを継いだ俳優のマイロン・アリソンが全身を火炎に包まれ城から転落する事件が起きる。ベルギーの大富豪ジェローム・ドオネイの要請により名探偵バンコランと友人マールが当地に赴き、やがて地元の警部でバンコランの旧知のライバルのフォン・アルンハイム男爵も捜査に駆けつける。
本書に於ける不可能犯罪や推理の部分は、はっきり言って大した事はなくミステリーとしてはイマイチの出来だと思いますが、著者が好んで描くおどろおどろしい怪奇幻想趣味に本領が発揮されています。髑髏城の対岸に位置する別荘に住むマイロンの妹の公爵夫人と一癖も二癖もありそうな滞在客の男女達が織り成すロマンスや人間模様も興味深く読めます。そして本書の最大の趣向である名探偵同士の知恵比べでは一旦地元のフォン・アルンハイム男爵に勝利の軍配を上げてから、敗れたと見せて最後にバンコランが身内だけに意外な真相を告げるどんでん返しが痛快な見せ場です。名探偵バンコランがプライドを捨てて名より実を取り己の信じる最善の道を選ぶ人情味を持った優しい好人物である事を知って読者は嬉しい驚きを味わうでしょう。本書は情に厚い著者の人柄を窺い知る事が出来る地味ながらも渋い大人の魅力を備えた佳作だと思います。
髑髏城 (創元推理文庫 118-12)Amazon書評・レビュー:髑髏城 (創元推理文庫 118-12)より
4488118127
No.3:
(3pt)

ライバルに勝利を譲って密かに己の信じる最善の道を選ぶ名探偵バンコラン第三作。

英米の本格ミステリーの黄金時代に活躍した怪奇幻想と不可能犯罪の巨匠カーの長編小説第3作。本書は名探偵バンコラン物の第三作で、このシリーズは第一作がフランスのパリ、第二作がイギリスのロンドンと舞台を変えるのが特長でして、本作ではドイツのライン河畔の町コブレンツに聳え立つ不気味な架空の建物・髑髏城でフランスを代表する名探偵バンコランと地元ドイツを代表するベルリン警察主任警部フォン・アルンハイム男爵が推理合戦を繰り広げるという新たな趣向に挑戦しています。
ドイツのライン河畔にそそり立つ髑髏城の持ち主の魔術師メイルジャアがライン川に変死体となって見つかり、その十二年後あとを継いだ俳優のマイロン・アリソンが全身を火炎に包まれ城から転落する事件が起きる。ベルギーの大富豪ジェローム・ドオネイの要請により名探偵バンコランと友人マールが当地に赴き、やがて地元の警部でバンコランの旧知のライバルのフォン・アルンハイム男爵も捜査に駆けつける。
本書に於ける不可能犯罪や推理の部分は、はっきり言って大した事はなくミステリーとしてはイマイチの出来だと思いますが、著者が好んで描くおどろおどろしい怪奇幻想趣味に本領が発揮されています。髑髏城の対岸に位置する別荘に住むマイロンの妹の公爵夫人と一癖も二癖もありそうな滞在客の男女達が織り成すロマンスや人間模様も興味深く読めます。そして本書の最大の趣向である名探偵同士の知恵比べでは一旦地元のフォン・アルンハイム男爵に勝利の軍配を上げてから、敗れたと見せて最後にバンコランが身内だけに意外な真相を告げるどんでん返しが痛快な見せ場です。名探偵バンコランがプライドを捨てて名より実を取り己の信じる最善の道を選ぶ人情味を持った優しい好人物である事を知って読者は嬉しい驚きを味わうでしょう。本書は情に厚い著者の人柄を窺い知る事が出来る地味ながらも渋い大人の魅力を備えた佳作だと思います。
髑髏城 (1959年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:髑髏城 (1959年) (創元推理文庫)より
B000JAS9EA
No.2:
(3pt)

古き独逸怪奇映画風

夜の湖の畔にたつ不気味な城から燃えさかる人間が落下していくシーン静寂の中に鮮烈なイメージを残す作品で、クラシックなドイツのホラー映画を見ているようですこのほかに2大探偵の対決など見るべきシーンは多いのですが内容は腰砕けです最近でた「双月城の惨劇」はこの作品のパスティーシュです。他には二階堂黎人が殺人シーンを元に「聖アウストラ~」を書いてます
髑髏城 (創元推理文庫 118-12)Amazon書評・レビュー:髑髏城 (創元推理文庫 118-12)より
4488118127
No.1:
(3pt)

古き独逸怪奇映画風

夜の湖の畔にたつ不気味な城から
燃えさかる人間が落下していくシーン
静寂の中に鮮烈なイメージを残す作品で、
クラシックなドイツのホラー映画を見ているようです
このほかに2大探偵の対決など見るべきシーンは多いのですが
内容は腰砕けです
最近でた「双月城の惨劇」はこの作品のパスティーシュです。
他には二階堂黎人が殺人シーンを元に「聖アウストラ~」を書いてます
髑髏城 (1959年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:髑髏城 (1959年) (創元推理文庫)より
B000JAS9EA

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