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猫と鼠の殺人
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猫と鼠の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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ディクスンカーならではの斬新な本格ミステリー。 あれっ?と思ったのは同じ欺く者の座。 同じ作品が翻訳者の手によって勝手に変更される。困ったもの。 カーの作品が夥しいのはわかりますが、そういえば、青ひげの花嫁と、分かれた妻たちと同じ。悩ましい限りですが、初心者の方はご注意を。 | ||||
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ハウダニットの作品が多いカーにして、これは珍しくフーダニットに力点を置いた作品ではないかと思います。 ハウのほうは、後から唐突に出される物証がいくつかあって、読者に対してフェアとは言えませんが、フーの魅力がそこを補っています。 少ない登場人物ながら、それぞれに均等に入り込んで描写しているせいもあり、読者は心理的に特定の人物に嫌疑をかけにくい。 (犯人はすぐに目星がつく、という人の鋭さには本当に脱帽( ;∀;)) 本作にはいつもの相棒、ロンドン警視庁のハドリー警視が出ないし、初期作品のような濃厚な怪奇趣味もなく、少々寂しさを感じるのは事実。 しかし、この作をカーではない別の作家の作品として読めば(意味あるか?)、とてもすっきり愉しめる謎ときだと思います。 我ながら変な褒め方ですが。。。 | ||||
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判事の別荘で娘の婚約者が射殺体で発見され、現場にいたのは判事ただひとりという状況の中、当然ながら判事に容疑がふりかかる。判事は無罪を主張するが...。 本書は登場人物が少なく、作者作品としては比較的すっきりして読みやすく、しかしその分、犯人の意外性はあまり感じられない。意外なのは真相の別部分にあり(本書のミソはここだろう)、私は本書を読んで、昔読んだ森村誠一の『人間の証明』を思い出した。森村も本書を読んでいたのかも知れない。 なお、訳者はあとがきで本書をカーのベスト10に推すと記している。しかし、それがあくまでもカー名義の作品だけに限れば人によってはその評価もありかも知れないが、私はそれ程までの作品とは思わないし、カーター・ディクスン名義の作品を加えれば、それは絶対無理である。 各名義別に名作・傑作を集めると、それぞれで容易にベスト5(とそれに準ずる作品)が集まり、それらによってベスト10(と次点候補数作)が構成され、本書がベスト10に入り込む余地はまったくないからである。 | ||||
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