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銀河英雄伝説
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銀河英雄伝説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 81~100 5/6ページ
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これも未読を恥じるSFの傑作。ファンのみなさん、ごめんなさい。俗っぽい(わかりやすい)ラインハルト・フォン・ローエングラムが主人公のBL的なスペース・オペラかと、誤解してました! もう一人のヒーロー、ヤン・ウェンリーがすばらしすw 日本SF界の巨人(文字通り)鏡明氏の解説(P375)から。 「余談だが、その結果として、私の個人的なひいきであるヤン・ウェンリーの存在理由が生まれてきたわけだ。一人のヒーローの個人的な戦いとしてのスペース・オペラでは、ヤン・ウェンリー的な人物は、サブ・キャラクターとしてしか存在できないからだ。戦略が必要とされて初めて、戦略家が存在するわけだ。そして、この理想的な戦略家は、善と悪について語らない。私がヤン・ウェンリーをひいきにするのは、彼が、この物語を象徴する存在だとおもっているからだ。」 そのヤン・ウェンリーの言葉。「恒久平和なんて人類の歴史上なかった。だから私はそんなもののぞみはしない。だが何十年かの平和でゆたかな時代は存在できた。吾々がつぎの世代になにか遺産を託さなくてはならないとするなら、やはり平和がいちばんだ。そして前の世代から手わたされた平和を維持するのは、次の世代の責任だ。それぞれの世代が、のちの世代への責任を忘れないでいれば、結果として長期間の平和がたもてるだろう。忘れれば先人の遺産は食いつぶされ、人類は一から再出発ということになる。(中略)要するに私の希望は、たかがこのさき何十年かの平和なんだ。だがそれでも、その十分の一の期間の戦乱に勝ること幾万倍だと思う。」(P183〜) 未来史を読んでいるというより、まるで古代ローマや中国の帝国物語を読んでいるようだ。鏡氏の述べるように「そしてそうした試みが、すでに二十年以上も前に(2007年の解説)、この国で成されていたということを、私たちは誇りに思っていいと信じる。」 ええ、誇りに思いますとも! 素晴らしい。 | ||||
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本作が世に出たのは確か1982年、 「スターウォーズ」やらS・スピルバーグ作品やらの成功で、 映像メディアを中心にSFブームとかいわれていた時分であり、 その後、法外な規模のプロジェクトに発展出来たのもその影響は大きい。 とはいえ小説家としてはまだまだ新鋭ミステリー作家(笑)だった著者のこと、 トクマノベルスの新書版で初めて遭遇した本巻ではタイトルもまだ、 「〜篇」もローマ数字の巻数も付いて無い『銀河英雄伝説』のみという扱い、 こりゃまた大仰な題名じゃ、と半ば呆れてページを繰り始めたものだ。 果たしてそこに展開された物語は…三国志はもとよりローマ〜欧州へと連なる近代史から、 戦史・科学史・人類文化史の壮大なパスティーシュ、悪く言えばヒトの歴史のパロディ。 筒井ならブラックに笑い飛ばしたであろうこのテーマを、 本著者は(大いにユーモアを交えつつも)大真面目に劇的に語り上げた。 その描写は人物造形・ディテール・無茶な科学考証・語り口の全てに於いて確信犯的で、 それが多くの支持を得、現在に至るもメディアの枠を超えて人気を博している。 不人気ならば全一巻で終了の可能性も少なくなかった本書では、 先述の特徴はより際立っている。演者たちはニコリともせずに悲喜劇を演じ切っていて、 それは宛らモンティ・パイソンやピーター・セラーズの笑いの如く、 マニア受けや楽屋落ちの対極に位置して、以降の作品世界を支えていると思うのだ。 | ||||
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銀河英雄伝説の内容が素晴らしいことは今更語るまでもないので、この文庫本に対する評価。 まず表紙の絵だがこのアマゾンで確認できる通りのものである。個人的な感想として、薄っぺらい絵で、全く物語を思い起こさせない。大いに不満である。 つぎに、挿絵は一切無い。それを好む人もいるかとは思われるが、まずキャラ絵などのイメージがないと執筆できないことがあるという著者。読者の中にも挿絵を含めた「絵」にこだわりを持つ方は多いはず。少なくとも私にはこだわりがあるので、不満。 最後にあとがきである。第一巻は鏡明氏が書いている。これが全く面白くない。三流コラム以下。 また、十巻すべて別々の方があとがきを担当している。あとがきはその巻に則したあとがきではなく銀河英雄伝説全体に関する論評か感想かエピソード。 トクマ・ノベルズ版では、あとがきは全て著者自身が書いており作品に対する様々な思いを知ることができるが、それに対してこの文庫ではあまりに粗末な内容。不満。 以上の理由よりこの文庫本の評価は最低の星1。 ただ名作銀河英雄伝説が、新品で簡単に書店購入できるのは素直にありがたい。作品自体はぜひ多くの方に触れてもらいたい。 | ||||
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昔アニメからファンになり、 小説、漫画と購入して もちろん同人誌も! 繰り返し読んだ作品です! 好きなキャラが 主人公の片方ラインハルト様 で大変楽しめました! 脇役を好きになったり、 ヤンを好きになると、 亡くなると読めなくなる人が多いと聞いてます! アニメで大好きな声優 堀川亮さんが ラインハルト様だったので 彼の声で読んで 楽しかった! アニマックス 銀河英雄伝説の再放送 を見ながら(^w^) | ||||
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昨日、徹夜に近い状態で読み終えた状態なので、 興奮したレビューになると思いますので、あしからずご了承を。 自治領ラントをはさんでの、帝国軍と同盟軍の銀河における戦いは、 2世紀近くも続き、戦況は膠着している。 そんなときに、銀河帝国に現れた金髪の美貌の青年、ラインハルトン。 彼は、下級貴族の生まれながら、優れた軍事能力を持ち、頭角を現していく。 一方、自由惑星同盟にも、天才的な用兵家ヤンが脚光を浴びるようになっていた。 対照的な二人の英雄が、銀河の戦場で合間見えることになる。 帝国軍と同盟軍、なんて聞くと圧倒的に前者が悪者で、後者が善ってイメージなんですけど、 意外とどっちもどっちな、どろどろの状態で、 そんじゃあ、自治領ラントが、いい者なのかというと、こいつも私利私欲に走ってるしたたか者で、 どう転んでも、私たち一般国民は辛い目にあうのね、って感じ。 唯一の希望は、同盟国の勝利よりも平和を望んでいるヤンにあるのですが、 残念なことに、ヤンは権力もないし、あっても使いたくないタイプ。 いささか、立場が弱く旗色が悪い。 一方のラインハルトンは、積極的に権力を得て、勢力を増していく。 あらゆるものを手に入れようとするラインハルトンは、恐ろしいけど惹きつけられる。 どんな結末が待ってるのか、今すごいわくわくしてる。 もう読破してしまった人は、きっと私がうらやましいんだろうな、と思ってニヤニヤしてしまう。 | ||||
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お話は抜群に面白いです。 ただ 文章が回りくどく、どうでもいい描写も多く、読んでて疲れます。 それでもやはり、抜群に面白いです。 | ||||
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懐かしさとうろ覚えな記憶を掘り起こしつつ読んだのですが、 やっぱ面白い! 1度は読んでおくべき本ですね。 | ||||
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久しぶりに読みましたが、面白くて一気に読んでしまいました。 第1巻だけ見れば、コンパクトな分量に係わらず、導入部とクライマックスの2回に渡る艦隊決戦、要塞攻略といった戦闘シーン、背景となる政治情勢、主要登場人物の生い立ち、暗躍する第三勢力の存在など、バランス良く盛り込まれています。 全10巻、外伝5巻の長い物語の始まりにふさわしく、今後の展開を期待させるラストと、娯楽を追求するという意味では完成度はかなり高いといって良いでしょう。 | ||||
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どんなジャンルの小説を読んでいる世代にも、また性別の垣根なしに読んで楽しめる可能性ある傑作です。 国語なり道徳なり社会なりの授業教材にしちゃっていいんじゃない?と思えるほど、正統なシナリオと歴史劇が楽しめます。 でも正統とはいっても、物語で語られる歴史には、ゴジップもあれば色恋もあり。 心の繊細さを楽しむ女性にも、おいしく読める作品と思います。 私にとっては、所属していた吹奏楽部の練習部屋がテーブルロールプレイングゲーム場と化してしまうわ、タレント ウッチャン・ナンチャンが熱に魘され(?)コスプレして公共電波(TV)に乗り出してしまうわと、色々賑わいを与えてくれた問題作でした。 | ||||
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この作品、私も学生時代、夢中で読みました。若い人にこそ読んで欲しい作品。至福の読書になる事間違い無し。 ただし、少々お歳を召した方々には絶対にお勧め出来ない。若い頃に読んで「お、懐かしいな。また読んでみるか」とか、「(他の方のレビューを読んで)そんなに面白いのか。田中芳樹という作家の作品は初めてだが、読んでみようか」とかいう軽い気持ちで見たりすると、絶対後悔する。 文章がくどい(例えば、毎章・毎巻毎に主人公ラインハルトの容姿をベタ褒めする、作者の主義主張を、キャラクター達に読者がうんざりする程囀らせる等)・登場人物達は殆ど賢い人か馬鹿な奴の二種類しか登場しない・戦略の描写に難有り等々・・・。 結論:田中芳樹の作品を読めるのは、多分20歳台半ば迄が限界だと思う。 | ||||
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多くの方と同様、中学生の時に一気に読破しました。当時はオーベルシュタインの、過激なマキャベリズムと、その裏にあると思われる絶対平和主義が好きでした。構成やキャラ立てが絶妙で素晴らしい完成度の高さなのですが、当時は友人と、宇宙戦争が二次元だったり、中途半端なワープやレーダーの設定、変な兵器や情報インフラ、時間や惑星運動の矛盾を笑い話にしていました。著者の田中さんも数々のSF設定の矛盾は織り込み済みで、思い切って捨象しているのも面白かったです。 | ||||
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15年近く前に読んだ小説なのですが、今でも読み返したくなります。 科学考証を度外視し、はるかな未来の宇宙を舞台に歴史小説スタイルで描かれた歴史群像。 今でもこうのようなスタイルの小説はほとんどないように思います。 初めて読んだときはその横文字の登場人物の多さに少々辟易した記憶がありますが、 何度も読んでみると、その一人一人が実に活き活きと描かれています。 アニメ、ゲーム、同人誌など多くの分野の派生したことで、もちろん得もしているのですが、 ややオタク色の強い作品と思われ、損をしている気もしていました。 今回このような硬派な装丁で再版されることになり、純粋に小説として新たな読者の目に触れてくれれば、昔からの読者としては嬉しい限りです。 | ||||
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この作品の魅力は、挙げるときりが無い。 あえて挙げるとすれば、スペースオペラという舞台設定での戦記物で、尚且つ破綻が無く面白い事と、少し固めの濃い文体、圧倒的な数のキャラがそれぞれ個性的で魅力的だということだろう。 とくにキャラクターに関して言えば、天才的だと思う。 キャラクター作りはさることながら、それの動かし方がすばらしい。 これだけ壮大なストーリーとなると、魅力的なキャラクターでも動かずにただいるだけとなってしまう場合もあるが、皆がそれぞれ、自分の性格と状況に即して動いている。 だが、この物語は戦争物なのである。 この作品にはご都合主義と言う物はなく、戦争というものは相手の人間を殺す事なので、バッタバッタとお気に入りのキャラも含めて死んでいく。 あるキャラが死んだときは、本当に死んでしまったのか5回くらい繰り返して読んだものだ。 他の作品にあるように、実は捕虜になったとか、蘇生できたとかなく、本当に死んでしまうのだ。 作者の伝えることは他にあるのかもしれないが、自分にとっては反戦と平和の尊さを教えてくれた最高の物語だ。 | ||||
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三国志にはまった方は間違いなく楽しめると思います。 私も中学校時代に、はまりにはまり 登場人物のプロフィールは、ほぼ暗記していました。 娯楽小説をとして、ファンタジー版三国志として すごく楽しめます。 次に、創竜伝を読むことをお勧めします。 そうすれば、田中芳樹氏を卒業するか信者になるか結論が出ると思います。 思い出の作家です。 | ||||
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この物語は宇宙の歴史を物語るだけでなく二人の主人公ラインハルトとヤンの戦争と平和に対する考え方や生き方の違いも描いてます。この二人は白い巨塔の財前と里見の関係にとてもにています。財前の出世欲や権力志望はラインハルトに、そして里見の出世や権力よりも患者の命を助けふれあうことを優先する所はヤンの富や権力には無関心で軍人の名誉よりも民衆の平和を願ってる所によく似ています。白い巨塔に似ているのはそれだけではありません。白い巨塔が富や権力に人間がいかに弱いかを伝えている所は、銀河英雄伝説の権力者の腐敗や戦争を繰り返す人間の愚かさを伝えてる所にとても似てます。 | ||||
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「銀河英雄伝説」は、1983年に徳間ノベルズから、2000年に徳間デュアル文庫からも出版 されましたが、いずれも絶版になっていました。その「銀河英雄伝説」を、2007年に創元 SF文庫が、新しい装丁で再版したものが本書です。底本は徳間デュアル文庫版です。本 シリーズは、外伝5巻を含めシリーズ全体で15巻からなるシリーズです。 宇宙に進出した人類が築いた「銀河帝国」と反帝国の「自由惑星同盟」との、宇宙を舞台 にした攻防の物語です。両軍を率いる両陣営の英雄たち、特に帝国側のラインハルトと自 由同盟側のヤンの2人を主人公にした物語です。 戦闘だけでなく、戦闘に至るまでの政治闘争や国家戦略なども描いています。むしろ、政 争や権力権力争いのほうに多くのページが費やされています。 スパッと善悪がわかってしまい、結末も予想できてしまう単純な物語ではありませんので、 じっくり楽しめます。 「帝国=悪」という簡単な設定のもとに、ヒーローが次々を悪者をやっつける痛快娯楽小 説ではありません。帝国側にも同盟側にも優れた人材がおり、利己的な人間も、愚鈍な人 間もいます。1人の人間の中にも、賞賛されるべき資質と疎ましい気質が同居しています。 帝国側の物語と、同盟側の物語を、交互に描くことにより、主人公=正義といった単純な 図式にならないように書かれています。 | ||||
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スケールの大きい作品なので、最初は横文字の登場人物の多さに辟易するかもしれません。しかし、少し我慢して読み進めていけば、そのストーリーの魅力にひきつけられること請け合いです。 主要な脇役が早い段階で死んでしまう珍しい小説ですが、それがいかにこの作品に潤いと深みを与えていることか。また、主人公が死んでしまってからも、作品が少なからず続くことも珍しく、それから後の巻で筆者が語りたかったことも、メッセージ性にあふれています。 内容の本格さから、(特に最初)軽々しくは読めないかもしれませんが、なんとか文庫系の手軽に読めるものとは全く違った濃密さとワクワク感を持てると思います。ぜひ、読んでみてください。 | ||||
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わたしは、この作品を高校時代に読みました。 主人公の一人であるヤン・ウェンリーは、死去するまでに、ほとんど肉体労働をしてません。 ほとんど寝てるといって過言ではない!なのに、作品世界内で、この男ほど人々から愛された人間はいません。 | ||||
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高校時代に読んだ本ですが、私個人の中ではいまだに最高傑作です。他に東野圭吾やら現代小説も読みますが、この作品の世界観は圧巻。イメージ的には、文学史上にときたま登場する時勢を鋭く切ったニヒルな名作に共通する雰囲気があるといえばいいでしょうか。題名が「銀河英雄伝説」と、なんか二流SFくさいのが玉に瑕ですが、他の田中芳樹作品の何倍も豊潤で、それでいて真摯なメッセージに溢れています。一作目が彼の最高傑作になってしまっているのはやや悲しいことでもありますが(私の感想です)。 この作品は、昔の戦国武将の物語に心ときめかした少年のような気分を味わえ、また世の中の腐敗、巨悪に対する正義感が培われるような、日本文学史上でも稀有な存在です。若いうちなら、絶対に読むべき作品です。 | ||||
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最初の方は読むのが辛いです。私も1回挫折しました。しかし、是非、がんばって最低2巻までは読んでみてください。そうすれば銀河英 雄伝説のおもしろさが分かると思います。 私は2巻の最後、全10巻のうち最大の見せ場の一つがあり、それがために銀河英雄 伝説にハマリ、アニメ版も見ることになりました。 2巻まで読んだ方は多くの人がハマルと思います。また、そうでない人も、それだけの 価値を得ることができるでしょう。 この1巻に対しての評価は2巻までを読むことを前提に星5つとしました。 | ||||
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