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銀河英雄伝説
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銀河英雄伝説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 101~107 6/6ページ
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この作品が世に出たのは、かなり前のことです。私が初めて読んだのは10代半ばで、 この作品で感想文を書いて先生を驚かせた事を今も覚えています。その位衝撃的でした。 つまらない教科書をたらたら見るより余程、歴史と政治の勉強になるでしょう。第一巻の最初は、銀河系の歴史を語る序章から始まっていますが、ここでくじける方も多いのではないでしょうか。 反則かもしれませんが、私は第1章から読み始めて、背後やこれまでの事が知りたくなった時点で 序章を読めばいいんじゃないかと思います。そして、手に入れやすいデュアル文庫より、できればこちらで読んで欲しい。デュアル版は前後に分かれているので、 どうも巻を移る時に、温度差が生まれる気がします。できれば一気に、読んで欲しいので。 読み終わった頃には、今までよりニュースや新聞が面白く感じられるでしょう。 世界が、日本が大きく揺らいでいる今だからこそ、読んで欲しい作品です。 | ||||
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田中氏の小説をちゃんと読むのは初めてです。銀英伝の存在は知っていたので、機会があったら読んでみたいと思っていました。 この文庫版を選んだのは挿絵がないため。先入観で人物のイメージを固定したくなかったので。ただ、1枚だけカラーの口絵がついてます。小林智美さんの描く、ラインハルト、キルヒアイス、アンネローゼの麗しい3ショット。挿絵のないのを選んだくせに・・・繊細で美しいイラストは私の好みだったりします。 この巻では、銀英伝の世界、銀河帝国と自由惑星同盟について、ラインハルトとヤンが天才と言われる所以等、多くの人物を登場させつつ説明してくれます。序章、のせいか、まだ「ぐいぐい引き込まれる」という感じはありませんでした。今後の展開に期待というところでしょうか。 | ||||
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はじめの読み始めはかったるいかも知れません・・・・ しかし・・・・・・凄いんです。ほかの方のレビューにもありましたが”自分の絶対的価値観”を徹底的に打ち砕いた作品です。 多分はじめて(中学位)読んでから 15年以上たっていますが、いまだに読みたくなります。(実際に買ってしまったりして(昔買っているにもかかわらず再購入)・・・金銭を考えると”作者に敗北”した感が強い) 価値観を打ち砕いた点としては特に、以下民主主義:みんなで考えて多数決で決めていこう!!!~~~~ (その内、楽をして甘い汁を吸う人間が出てくる。 つらいことはうまいこと、他の人間に押し付けてしまえ~ ~~) 絶対君主制:すべて俺(君主)のものだ~~~!!! すべての責任は俺(君主)がとる!! (人間・土地・金・名誉・技術も~~~、不良債権も、過 失責任も) と、この二つの異なる政体について、”最良の絶対君主制”と”最悪の民主主義”を対比して、多分作者の好みを添えて意見を述べられています。(作中の主人公の言葉として)これってそのまま自分の短い人生の中での指標になったりしてしまいました。(結構小説などの信じられない設定の”変な上役”って案外リアルです。(実際にいます。))この本を読んでいると自分がわからなくなりました。 なにせ・・・”自分にとって(自分の価値観にとって)敵と考えていい人間を好きになってしまったり、(本を読んでいて何でもない脇役を好きになってしまったり)周りから「悪い人間」といわれている人間が、影で匿名で「善人」をしていたりします。*(田中芳樹さんの場合、そういう人間のタイプって、登場人物のほとんどが実在の人間のアレンジみたいなので実際に過去(少なくとも西暦内には)そういう人間がいた! と思えるので人間も捨てたものではないな~~~と思ってしまったりします。正直、この本は女性には受けないかも知れません。 (妹&周囲の女性)には不評でした。男性の場合普通に活字好きならはまってしまうのではないかと思います。まだこの本を読んでいない方に対して、言葉を送れると思います。 (多分)これは、何かの本に対して誰かが言っていた言葉をそのまま書くのですが・・・・・・・・・。すなわち ”まだこの本を読んでいない人間は幸いだ・・・・読むことではじめての興奮を味わえる” となるかと・・・・ | ||||
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田中芳樹の代表作といったら、間違いなくこの作品があげられると思う。登場人物の多さも、精密な歴史設定も、政治システムに対する考察、それにかかわる人々の行動。 田中芳樹という奇抜ではないユニークさを際立たせた最高傑作だ。150年続いた戦争状態の為に、ゴールデンバウム朝神聖銀河帝国と自由惑星同盟は、双方において社会システムが崩壊してきている。慢性的な慣例と特権階級という社会不平等の前に恐竜のように肥大化した帝国と、当初の理念を見失い、腐敗と汚職と扇動政治が横行する同盟。その間で甘い汁を吸いつづける自由商人の国家フェザーン。しかし、停滞した歴史の歯車をすすめるべく、帝国・同盟において英雄と呼ばれる人が現れる。 銀河帝国軍上級大将ラインハルト・フォンメーエングラム。彼は幼い頃、姉アンネローゼを皇帝に奪われた。彼は皇帝から姉を奪還するために、皇帝そのものを倒そうと志す。また彼は不平等かつ腐敗した社会そのものを改革しようと、腹心キルヒアイスとともに戦場で戦う。逆にヤンは、運命のいたずらで軍人になってしまい、みんなが失敗しているときに、誰にも非難されようもない武勲をたてて、階級を上げ、その反骨精神ゆえに上司には嫌われている。二人の英雄は対比的な存在として描かれる。 ラインハルトは幼い頃の誓いをたのみに、ただひたすら至高の地位を目指して驀進する。「ルドルフにできて、俺にできないと思うか」 という台詞からも、自信と覇気に溢れている。 一方、ヤンのほうは軍人という職業そのものに疑問をもち続け、戦いに勝利するというよりも、負けるわけにはいかない状況で立ち上がる。 「人間にはできることと、できないことがある」 生涯、完璧主義を忌避し続けた。ラインハルトが運命を引き寄せようとするのに対し、ヤンは運命に受動的だ。またこの巻は、その密度において他の巻に勝る。 ヤンとラインハルトの数少ない直接対決となるアスターテ星域会戦。 ヤン半個艦隊による難攻不落のイゼルローンの攻略作戦。そして、同盟軍最大の軍事侵攻作戦とそれを完膚なきまでに撃退するラインハルト率いる帝国軍の戦いアムリッツア星域会戦。ほぼ軍事的には同盟と帝国の雌雄は決したといっても過言ではない戦いの連続である。また、この作品は価値観の絶対化というものを粉々に打ち砕いた人生に関わる作品にもなった。絶対正義も絶対悪も存在しない。後の巻でラインハルトが皇帝となると、戦いは「清冽な新生銀河帝国と腐敗した民主政治の戦い」となる。 それでもヤンは敬慕する国父アーレ・ハイネセンの思想信条の為に戦い続けるのだ。カリンがいう「世界の半分の思想」を支えて。僕はヤンが好きだ。紅茶好きも彼の影響だ。 そして彼の影響で歴史も好きになったと思う。作者には言いたいことが山ほどあるけれど、でも、この作品はスペースオペラとして、歴史ものとして最高傑作だと思う。最後に、銀河帝国皇帝フリードリッヒ三世が死去した。 帝国は後継者争いの真っ只中に陥る。 | ||||
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原点はここです。この1冊なくして、銀河の歴史は始まらない(笑) 1巻は一番力が入っているんですよね。 | ||||
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内容は挿絵が省かれている以外は、新書版と同じです。文庫版になって、より小さく安くなっています。巻末に竹河聖氏の解説が載っています。解説自体は短いものなので、このために買うのが意味がないでしょう。 | ||||
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この作品が発表されてから、もう15年以上経過します。にもかかわらず色あせることのないそのストーリーは、一度読んだら必ずやもう一度読んでみたくなるに違いありません。「戦争の天才」と謳われる若き青年ラインハルトと親友キルヒアイスの活躍、一方「不敗の軍師」とされ英雄となったヤン。彼らを取り巻く政略、派閥闘争、戦争。ただのSF以上に政治とは?平和とは?について考えさせられる部分もあります。しかし、圧倒的な展開と彼ら天才同士のそれぞれの活躍に時間を忘れて引き込まれることでしょう。 | ||||
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