カリブ海の秘密

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カリブ海の秘密の評価:

4.05/5点 レビュー 39件。 B ランク

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平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全59件 41〜59 3/3ページ
No.19
(5pt)

魅力的な準主役

セントメアリーミード村から一転、陽光あふれる西インド諸島へやってきたミス・マープル。
血なまぐさい事件の萌芽は、ミス・マープルの到着を待っていたかのように成長してしまった。

ここに出てくるパルグレイブ少佐的な人物(驚くほどつまらない回顧話を繰り返す)は、
ほかのクリスティ作品にもしょっちゅう出てくるし、
『髪を染めた軽い女性』『陽気でガサツなタイプの男性』的な存在もよくみられる。
物静かで知性的なカップルもしかり。
長くクリスティ作品を読んでいると、名前だけで「あぁ、あんなタイプの人物ね・・・」と
予想できてしまう。
それでも今回のこの作品がたいそう面白いものになったのは、トリックもさることながら
一人の大金持ちのお爺さんのおかげだ。
この人は、クリスティ全作品を振り返ってみてもあまり見られない新顔キャラクターであり、
とっつきにくいのはとっつきにくいけれど、この偽悪的な人は実は頭脳明晰、
心の奥底に他人に対しての深い思いやりを持っているとても魅力的な老人だ。
そばにいたら大変だと思うけれど・・・。
二人で、お互いの持つ‘ものすごい脳みそ’を駆使しながら二人三脚で事件を解決してしまった。

この作品がおもしろかった理由は訳も与っていると思う。
こなれた会話、すいすい読ませる情景描写。
なかでも気に入っているのは、「おい、そこの人!」という呼びかけ。
原語でどうなっているのかわからないが、いかにもラフィール氏らしい口調で、
いつもここにきてはくすっと笑ってしまう。
続編『復讐の女神』も同じ役者に訳してもらいたかった
(悪いことはないけれど)。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22)) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22))より
4150700222
No.18
(5pt)

老人・老女と海

この作品を描いたときクリスティは74歳だった。マープルは78歳らしい。ということは等身大の高齢者ということになるだろう。
マープルは、たいてい椅子にいて編物をしている。読む方としては、高齢者が無理して動き回り、骨折したりするより、経験という武器を使い、いままでに蓄えた人間観察力にモノを言わせて事件を解決してゆくのを見るのは勉強にもなるのだ。マープルはイギリス人だが、日本人の感性と重なる部分が多いように感ずる。舞台はカリブ海。カリブ海の島々のなかの、英国領だった島が舞台だから、トロピカルなドリンクと食べ物、蝶や鳥、珊瑚礁の美しい海などの自然を背景に、イギリスからやってきて長い休暇を過ごす人々の人間模様が描かれる。誰も殺人事件とは思いもしなかった一人の男の突然死に、マープルが立ち止まる。偏屈、悪態をつくのが趣味のような、車いすの超老人は、マープルを噂好きな婆さん、とバカにしているが、気があうようになって老人、老女の知恵が結集してゆく。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300430
No.17
(5pt)

老人・老女と海

この作品を描いたときクリスティは74歳だった。マープルは78歳らしい。ということは等身大の高齢者ということになるだろう。
マープルは、たいてい椅子にいて編物をしている。読む方としては、高齢者が無理して動き回り、骨折したりするより、経験という武器を使い、いままでに蓄えた人間観察力にモノを言わせて事件を解決してゆくのを見るのは勉強にもなるのだ。マープルはイギリス人だが、日本人の感性と重なる部分が多いように感ずる。舞台はカリブ海。カリブ海の島々のなかの、英国領だった島が舞台だから、トロピカルなドリンクと食べ物、蝶や鳥、珊瑚礁の美しい海などの自然を背景に、イギリスからやってきて長い休暇を過ごす人々の人間模様が描かれる。誰も殺人事件とは思いもしなかった一人の男の突然死に、マープルが立ち止まる。偏屈、悪態をつくのが趣味のような、車いすの超老人は、マープルを噂好きな婆さん、とバカにしているが、気があうようになって老人、老女の知恵が結集してゆく。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22)) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22))より
4150700222
No.16
(5pt)

お年よりは身体は弱くても

お年寄りの突然死は当たり前。
いえいえ、お年寄りを見くびってはいけません。
経験と知恵、狡猾さ、正義の信念、仕事に縛られない時間を持ってます。
とても、面白かったです。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300430
No.15
(5pt)

お年よりは身体は弱くても

お年寄りの突然死は当たり前。
いえいえ、お年寄りを見くびってはいけません。
経験と知恵、狡猾さ、正義の信念、仕事に縛られない時間を持ってます。
とても、面白かったです。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22)) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22))より
4150700222
No.14
(4pt)

温かい

ミス・マープルものは温かくて
ほんわりと読める
日本の推理探偵小説は暗い〜
カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300430
No.13
(4pt)

名探偵はどこに行っても“名探偵”

旅先でもミス・マープルは有名。
現地警察官が
「えっ、ミス・マープルって、あの・・・ミス・マープル?」
と、意見を拝聴してくれるあたり、
この人はすごいなって笑いが込み上げてくる。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300430
No.12
(4pt)

温かい

ミス・マープルものは温かくて
ほんわりと読める
日本の推理探偵小説は暗い〜
カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22)) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22))より
4150700222
No.11
(4pt)

名探偵はどこに行っても“名探偵”

旅先でもミス・マープルは有名。
現地警察官が
「えっ、ミス・マープルって、あの・・・ミス・マープル?」
と、意見を拝聴してくれるあたり、
この人はすごいなって笑いが込み上げてくる。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22)) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22))より
4150700222
No.10
(4pt)

マープルおばちゃまの旅日記

ミス・マープルがカリブ海の南国に旅行に来ます。本人は若干いやがってますが…。
そこで、自分が「ちょっとめんどくさい人だなぁ…。」と思っていた人が殺されてさぁたいへん!!
おばちゃまが殺人事件を調べ始めたぞ!!

これが、作品のストーリー序盤です。
さすがプロット職人なだけあり、彼女の作品に外れはありませんね。第2部の『復讐の女神』と違って、とっても軽めに書かれた作品でした。
また、彼女に手を貸すラフィールさんが、本当は「めんどくさい人」なのではなく「ただ、ちょっとめんどくさく見せている基本いい人」なのも面白く、彼女とラフィールさんの掛け合いは、夫婦漫才のようで面白かったです。
静けさと同居しているイメージがついてまわるミス・マープルですが、ある意味これはそんな彼女の既成概念を打ち崩した作品かもしれませんね。

これを読んだ後、映像の方も同様に見てみたらいいと思います。かなり忠実に再現されていますし、おじいちゃんおばあちゃんの掛け合いがかわいくて面白いです。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300430
No.9
(4pt)

マープルおばちゃまの旅日記

ミス・マープルがカリブ海の南国に旅行に来ます。本人は若干いやがってますが…。
そこで、自分が「ちょっとめんどくさい人だなぁ…。」と思っていた人が殺されてさぁたいへん!!
おばちゃまが殺人事件を調べ始めたぞ!!

これが、作品のストーリー序盤です。
さすがプロット職人なだけあり、彼女の作品に外れはありませんね。第2部の『復讐の女神』と違って、とっても軽めに書かれた作品でした。
また、彼女に手を貸すラフィールさんが、本当は「めんどくさい人」なのではなく「ただ、ちょっとめんどくさく見せている基本いい人」なのも面白く、彼女とラフィールさんの掛け合いは、夫婦漫才のようで面白かったです。
静けさと同居しているイメージがついてまわるミス・マープルですが、ある意味これはそんな彼女の既成概念を打ち崩した作品かもしれませんね。

これを読んだ後、映像の方も同様に見てみたらいいと思います。かなり忠実に再現されていますし、おじいちゃんおばあちゃんの掛け合いがかわいくて面白いです。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22)) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22))より
4150700222
No.8
(4pt)

「復讐の女神」と化して犯人に立ち向かうマープル

マープルがセント・メアリ・ミード村を離れ、西インド諸島でのバカンス中に事件に遭遇するという楽しい設定。ホテルの滞在客を村の人々に見立てるのもマープルらしい。高級観光地の客も村人も、人間性の上では普遍的という首尾一貫したマープル物の趣旨が如実に出ている。発端は客の老少佐の死。少佐がマープルを相手に昔の自慢話をしている際に殺人の噂が持ち上る。ところが少佐が殺人犯とおぼしき人物の写真を見せようとした瞬間、マープルの背後を見てその写真を元に戻してしまう。そして、その晩に少佐は自室で亡くなる。当初は自然死かと思われたが、少佐の寝室に普段置いてない薬壜があった事、マープルに見せようとした写真が紛失している事などから殺人の疑いが高まる。マープルは慎み深い老婦人という立場を利用して、宿泊客の素性を大胆に探って行く...。浮かび上がる様々な人間模様。そして、薬壜の移動に気付いた女使用人が刺殺される...。誰の言葉が信用出来るのか否か疑心暗鬼のまま読者を引っ張って行くクリスティの筆力は流石だと思う。殺人者は過去の成功に酔い、同じパターンの犯罪を繰り返すというクリスティの従前からの主張も見事に組み込まれている。ミス・ディレクションに怪しい部分もあるが、これだけ楽しませてくれれば充分だろう。結末で「復讐の女神」と化して犯人に立ち向かうマープルだが、本作は三部作構想の初作で、次作「復讐の女神」も本作同様に佳作である。改めてクリスティの残してくれた作品群に感謝したい。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22)) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22))より
4150700222
No.7
(4pt)

「復讐の女神」と化して犯人に立ち向かうマープル

マープルがセント・メアリ・ミード村を離れ、西インド諸島でのバカンス中に事件に遭遇するという楽しい設定。ホテルの滞在客を村の人々に見立てるのもマープルらしい。高級観光地の客も村人も、人間性の上では普遍的という首尾一貫したマープル物の趣旨が如実に出ている。発端は客の老少佐の死。少佐がマープルを相手に昔の自慢話をしている際に殺人の噂が持ち上る。ところが少佐が殺人犯とおぼしき人物の写真を見せようとした瞬間、マープルの背後を見てその写真を元に戻してしまう。そして、その晩に少佐は自室で亡くなる。当初は自然死かと思われたが、少佐の寝室に普段置いてない薬壜があった事、マープルに見せようとした写真が紛失している事などから殺人の疑いが高まる。マープルは慎み深い老婦人という立場を利用して、宿泊客の素性を大胆に探って行く...。浮かび上がる様々な人間模様。そして、薬壜の移動に気付いた女使用人が刺殺される...。誰の言葉が信用出来るのか否か疑心暗鬼のまま読者を引っ張って行くクリスティの筆力は流石だと思う。殺人者は過去の成功に酔い、同じパターンの犯罪を繰り返すというクリスティの従前からの主張も見事に組み込まれている。ミス・ディレクションに怪しい部分もあるが、これだけ楽しませてくれれば充分だろう。結末で「復讐の女神」と化して犯人に立ち向かうマープルだが、本作は三部作構想の初作で、次作「復讐の女神」も本作同様に佳作である。改めてクリスティの残してくれた作品群に感謝したい。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300430
No.6
(4pt)

かんぐっても…

この作品、コアなミステリー読者ほど
ドツボにはまります。
読みなれない人だと「反則だろ!」
といいたくなるかと思います。
そんなことを言う私も
最後の最後のあの逆転劇には
「うわぁぁ!」と思ってしまいました。
この犯人やりおるなぁとも同時に。
そう、一連の事件はすべて
「殺人をそうでなくみせかけるシナリオ」だったのですから。
ただし、展開は割りとありがちな感じです。
なので、物珍しさはあまり感じないことでしょう。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22)) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-22))より
4150700222
No.5
(5pt)

海の話題の方が鉄道よりも多いかも

ミス マープルものは、イギリスの文化、風土とを知るのによい。
特に、牧師がよくでてくるし、牧師の住んでいる家もよくでてくる。
本書はその代表例ともいえる。
海の話題が鉄道よりも多いのは、ひとえにイギリスものだからだろうか。
人間性の観察にたけたミス マープルものを呼んでおくと、イギリスでの会話の話題としてはハリーポッタよりもよいと思う。
ハリーポッタは、魔法の世界なので、現実のイギリスの描写が少ない。
海外文学を、その国にいくときの話題のために読むのは邪道だとは思いますが、、、
カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300430
No.4
(4pt)

まぁまぁ。

この作品は「復讐の女神」の元となる作品です。
ラストの方は、思いっきりドキドキさせてもらったし、犯人も分からなかったけど、何だかのんびりした本だなと思いました。
勿論、殺人はお決まりの通り起こるけど、そこからラストまでが何だかほんわかしてるような感じがしました。
不謹慎だけど、途中でもう一人くらい殺されて欲しかったという感じです。
というわけで星よっつ。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300430
No.3
(4pt)

“女帝万歳、陛下に敬礼す”

 マープルが静養中に起きた事件です。事件に二つのカップルの夫婦の問題が絡んでいて複雑のように見えます。しかし、よく読むと分析すべき対象から外れている人がおり、迷宮からの脱出の助けになります。クリスティの仕掛けを探すのも一興です。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300430
No.2
(5pt)

ミス・マープルの心友登場!

ラフィール氏が登場する本作品は、とても面白い。彼とミス・マープルが協力して、極悪な犯人を追い詰めるさまは圧巻。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300430
No.1
(5pt)

ミス・マープル、駆ける!

ミス・マープルが、いつもの安楽椅子から立ち上がり、セント・メアリ・ミード村から飛び出してカリブ海に滞在しているというところからすでにおもしろい。しかも事件解決に当たっては、身体を張って大活躍!世界中から集まってきた人々のキャラクターもいいし、夢中で読みきってしまいました。次は「復讐の女神」を読むべきですね。
カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300430