カリブ海の秘密
評判
カリブ海の秘密の評価:
4.05/5点 レビュー 39件。 B ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 41〜59 3/3ページ
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カリブ海の秘密の評価:
4.05/5点 レビュー 39件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
血なまぐさい事件の萌芽は、ミス・マープルの到着を待っていたかのように成長してしまった。
ここに出てくるパルグレイブ少佐的な人物(驚くほどつまらない回顧話を繰り返す)は、
ほかのクリスティ作品にもしょっちゅう出てくるし、
『髪を染めた軽い女性』『陽気でガサツなタイプの男性』的な存在もよくみられる。
物静かで知性的なカップルもしかり。
長くクリスティ作品を読んでいると、名前だけで「あぁ、あんなタイプの人物ね・・・」と
予想できてしまう。
それでも今回のこの作品がたいそう面白いものになったのは、トリックもさることながら
一人の大金持ちのお爺さんのおかげだ。
この人は、クリスティ全作品を振り返ってみてもあまり見られない新顔キャラクターであり、
とっつきにくいのはとっつきにくいけれど、この偽悪的な人は実は頭脳明晰、
心の奥底に他人に対しての深い思いやりを持っているとても魅力的な老人だ。
そばにいたら大変だと思うけれど・・・。
二人で、お互いの持つ‘ものすごい脳みそ’を駆使しながら二人三脚で事件を解決してしまった。
この作品がおもしろかった理由は訳も与っていると思う。
こなれた会話、すいすい読ませる情景描写。
なかでも気に入っているのは、「おい、そこの人!」という呼びかけ。
原語でどうなっているのかわからないが、いかにもラフィール氏らしい口調で、
いつもここにきてはくすっと笑ってしまう。
続編『復讐の女神』も同じ役者に訳してもらいたかった
(悪いことはないけれど)。