鏡は横にひび割れて

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評判

鏡は横にひび割れての評価:

4.31/5点 レビュー 71件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.31pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全147件 101〜120 6/8ページ
No.47
(5pt)

文庫収集

一冊つずつ集めてアガサの世界を堪能しています。どの刊も最高です。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19)) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19))より
4150700192
No.46
(5pt)

とても好きな話

女優のファンというだけのただの無害なミーハーおばさんが
なぜ殺されないといけなかったのか??
誰も殺すような理由などないはずなのに・・・
最後の最後で、ミスマープルがその理由をスバリ指摘します。
真相がわかった時は、ぞくっとします。

もしかしてクリスティも、この被害者のような空気の読めない人に
辟易していたのかもしれませんね。
悪気がないのに他人に迷惑をかける人って、古今東西どこにでもいるものです。
鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU
No.45
(5pt)

とても好きな話

女優のファンというだけのただの無害なミーハーおばさんが
なぜ殺されないといけなかったのか??
誰も殺すような理由などないはずなのに・・・
最後の最後で、ミスマープルがその理由をスバリ指摘します。
真相がわかった時は、ぞくっとします。

もしかしてクリスティも、この被害者のような空気の読めない人に
辟易していたのかもしれませんね。
悪気がないのに他人に迷惑をかける人って、古今東西どこにでもいるものです。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.44
(5pt)

とても好きな話

女優のファンというだけのただの無害なミーハーおばさんが
なぜ殺されないといけなかったのか??
誰も殺すような理由などないはずなのに・・・
最後の最後で、ミスマープルがその理由をスバリ指摘します。
真相がわかった時は、ぞくっとします。

もしかしてクリスティも、この被害者のような空気の読めない人に
辟易していたのかもしれませんね。
悪気がないのに他人に迷惑をかける人って、古今東西どこにでもいるものです。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19)) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19))より
4150700192
No.43
(5pt)

異例の動機

看護助手でもあったクリスティならではの話でしょう。
オリエント急行やアクロイドのような意外な犯人を期待していた人には
肩すかしだったかもしれませんが、犯人が意外なのではなく
動機が意外なのです。
しかし、突拍子もない動機というわけではありません。
60年前に書かれた作品ですが、現代でも起こり得る話なのです。
中学生〜高校生女子の課題図書にしてもいいくらいです。
鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU
No.42
(5pt)

異例の動機

看護助手でもあったクリスティならではの話でしょう。
オリエント急行やアクロイドのような意外な犯人を期待していた人には
肩すかしだったかもしれませんが、犯人が意外なのではなく
動機が意外なのです。
しかし、突拍子もない動機というわけではありません。
60年前に書かれた作品ですが、現代でも起こり得る話なのです。
中学生〜高校生女子の課題図書にしてもいいくらいです。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.41
(5pt)

異例の動機

看護助手でもあったクリスティならではの話でしょう。
オリエント急行やアクロイドのような意外な犯人を期待していた人には
肩すかしだったかもしれませんが、犯人が意外なのではなく
動機が意外なのです。
しかし、突拍子もない動機というわけではありません。
60年前に書かれた作品ですが、現代でも起こり得る話なのです。
中学生〜高校生女子の課題図書にしてもいいくらいです。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19)) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19))より
4150700192
No.40
(3pt)

「クリスティ」の名が泣くかも。完成度が低い。

個人的な感想です。

・途中まではストーリーの展開に期待を膨らませながら読むことができたが、読み続けていくと急につまらなくなる。

・読者を惑わすため、としか思えないエピソードが盛り込まれている。

・「予告状」が興ざめ。この作品の雰囲気をぶち壊している。

・「動機」は読んでいて途中で予想がついた。この小説が書かれたころは「意外な動機」だったのかもしれないが。

全体に、ストーリーの練り不足、推敲不足という印象が残った。多作の弊害だろう。
鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU
No.39
(3pt)

「クリスティ」の名が泣くかも。完成度が低い。

辛い評価としましたが、あくまで個人的な感想です。

・途中まではストーリーの展開に期待を膨らませながら読むことができたが、読み続けるにつれてだんだんつまらなくなっていく。

・読者を惑わすため、としか思えないエピソードが書かれている。

・「予告状」が興ざめ。

・「アレ」が動機にい関係していそう、というのは読んでいて予想がついた。

全体に、ストーリーの練り不足、推敲不足という印象が残った小説だった。多作の弊害だろう。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.38
(3pt)

「クリスティ」の名が泣くかも。完成度が低い。

辛い評価としましたが、あくまで個人的な感想です。

・途中まではストーリーの展開に期待を膨らませながら読むことができたが、読み続けるにつれてだんだんつまらなくなっていく。

・読者を惑わすため、としか思えないエピソードが書かれている。

・「予告状」が興ざめ。

・「アレ」が動機にい関係していそう、というのは読んでいて予想がついた。

全体に、ストーリーの練り不足、推敲不足という印象が残った小説だった。多作の弊害だろう。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19)) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19))より
4150700192
No.37
(5pt)

タイトルがいかにもミステリーっぽい

長編の中では一番好き。
セントメアリーミード村が
『書斎の死体』時よりも
年月が経って、
どんな風に変わったのかが描写されている。

しかもミス・マープルは
メイドの娘たちに話を聞いたり、
昔の映画雑誌や少ない情報から
現場に殆んど行かずして解決してる…恐るべし
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.36
(5pt)

タイトルがいかにもミステリーっぽい

長編の中では一番好き。
セントメアリーミード村が
『書斎の死体』時よりも
年月が経って、
どんな風に変わったのかが描写されている。

しかもミス・マープルは
メイドの娘たちに話を聞いたり、
昔の映画雑誌や少ない情報から
現場に殆んど行かずして解決してる…恐るべし
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19)) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19))より
4150700192
No.35
(5pt)

方向は違っていても

この本は私が初めて読んだミス・マープルシリーズであり、私の一番好きな話でもある。何故好きなのか、上手く説明は出来ないが、クリスティー作品を半分ほど読んだ今でも、この話への愛着は変わらず、何度も読み返している。この話の犯人の動機は、他の方のレビューにもあるが、女性の作家でないと、思いつきにくいだろう。しかし、女優のジーン・ティアニーのように(彼女について調べて、この話と色々な点で一致していることに驚いた。クリスティーは彼女の身に起きたことを知らなかったが、アメリカの読者はクリスティーを無神経と批難したそうだ。アメリカ人が如何に、自分中心の考え方をするかと言う良い例だろう)、犯人の動機となる出来事は、世界の至るところで起きていたのではないだろうか。そして、美しいが我が儘で不安定な女優のマリーナと、行動的だがお節介の過ぎるヘザー、この2人は、向いている方向は違っても、とても似ている……どちらも、自己愛が非常に強い。マリーナの自己中心的な振る舞いは言うまでもないが、ヘザーも、「人助けをする優しい私」に酔っているだけで、本心から、人の為に尽くす人間ではないのだろう、と思った。矢張り、クリスティーは人間性を巧みに描く作家だ。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19)) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19))より
4150700192
No.34
(5pt)

方向は違っていても

この本は私が初めて読んだミス・マープルシリーズであり、私の一番好きな話でもある。何故好きなのか、上手く説明は出来ないが、クリスティー作品を半分ほど読んだ今でも、この話への愛着は変わらず、何度も読み返している。この話の犯人の動機は、他の方のレビューにもあるが、女性の作家でないと、思いつきにくいだろう。しかし、女優のジーン・ティアニーのように(彼女について調べて、この話と色々な点で一致していることに驚いた。クリスティーは彼女の身に起きたことを知らなかったが、アメリカの読者はクリスティーを無神経と批難したそうだ。アメリカ人が如何に、自分中心の考え方をするかと言う良い例だろう)、犯人の動機となる出来事は、世界の至るところで起きていたのではないだろうか。そして、美しいが我が儘で不安定な女優のマリーナと、行動的だがお節介の過ぎるヘザー、この2人は、向いている方向は違っても、とても似ている……どちらも、自己愛が非常に強い。マリーナの自己中心的な振る舞いは言うまでもないが、ヘザーも、「人助けをする優しい私」に酔っているだけで、本心から、人の為に尽くす人間ではないのだろう、と思った。矢張り、クリスティーは人間性を巧みに描く作家だ。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.33
(5pt)

ドラマ性の高い作品

本作品をミステリとして評価する場合、さほど高い評価は得られないのだと思う。
犯人はすぐに見当がついてしまうし、トリック(と呼べるものかどうかわからないが)もありきたりなものだ。
ところが、”なぜ殺したのか?”その理由がなかなかわからない。
ある知識が当たり前のごとく頭の引き出しの中に入っている人ならば、すぐに見当がついてしまうのだろうけれど(現に、その知識を職業柄知っていて当然だった知人はすぐに犯人とその動機が分かったそうだ)そうでなければ、マープルが謎解きを終えた後にかなりの衝撃を受けるのではないだろうか。
動機を解明するヒントはほとんどが序盤に明示されているが、なかなかそれを殺人の動機と結びつけることができない、そこにこの作品の面白さがあるように思う。
タイトルは、アルフレッド・テニスンの「レディ オブ シャロット」からの引用。
第一の犯行の際、ある人物が見せた奇妙な表情を”鏡は横にひび割れぬ 「ああ呪いがわが身に」と、シャロット姫は叫べり”というフレーズを用いて説明している、そしてこの秀逸なタイトルは物語に独特の雰囲気を与えることに成功しているように思う。
この作品のラストは「レディ オブ シャロット」の最後の一節で締めくくられる、そしてその独特の余韻がすばらしい。
また、本作品では序盤、マープルが足を痛めてしまい事件の情報はほとんどが通いのお手伝いのチェリーや旧友のバンドリー夫人、そして「予告殺人」で知り合ったクラドック主任警部からもたらされる。
それらの情報は正確さに欠けていたり、主観が混じっていたりするためマープルもなかなか謎を解くことができない。

新しく変わっていくセント・メアリ・ミードの様子や、マープルの周りの人々が巧みに描かれているあたりも私的には好印象。
晩年のクリスティ作品はミステリ性よりも、ドラマ性を重視したような作品が多くなるが、本作はドラマ性を重視した作品のなかでもかなり秀逸な作品なのではないだろうか。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19)) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19))より
4150700192
No.32
(5pt)

ドラマ性の高い作品

本作品をミステリとして評価する場合、さほど高い評価は得られないのだと思う。
犯人はすぐに見当がついてしまうし、トリック(と呼べるものかどうかわからないが)もありきたりなものだ。
ところが、”なぜ殺したのか?”その理由がなかなかわからない。
ある知識が当たり前のごとく頭の引き出しの中に入っている人ならば、すぐに見当がついてしまうのだろうけれど(現に、その知識を職業柄知っていて当然だった知人はすぐに犯人とその動機が分かったそうだ)そうでなければ、マープルが謎解きを終えた後にかなりの衝撃を受けるのではないだろうか。
動機を解明するヒントはほとんどが序盤に明示されているが、なかなかそれを殺人の動機と結びつけることができない、そこにこの作品の面白さがあるように思う。
タイトルは、アルフレッド・テニスンの「レディ オブ シャロット」からの引用。
第一の犯行の際、ある人物が見せた奇妙な表情を”鏡は横にひび割れぬ 「ああ呪いがわが身に」と、シャロット姫は叫べり”というフレーズを用いて説明している、そしてこの秀逸なタイトルは物語に独特の雰囲気を与えることに成功しているように思う。
この作品のラストは「レディ オブ シャロット」の最後の一節で締めくくられる、そしてその独特の余韻がすばらしい。
また、本作品では序盤、マープルが足を痛めてしまい事件の情報はほとんどが通いのお手伝いのチェリーや旧友のバンドリー夫人、そして「予告殺人」で知り合ったクラドック主任警部からもたらされる。
それらの情報は正確さに欠けていたり、主観が混じっていたりするためマープルもなかなか謎を解くことができない。

新しく変わっていくセント・メアリ・ミードの様子や、マープルの周りの人々が巧みに描かれているあたりも私的には好印象。
晩年のクリスティ作品はミステリ性よりも、ドラマ性を重視したような作品が多くなるが、本作はドラマ性を重視した作品のなかでもかなり秀逸な作品なのではないだろうか。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.31
(3pt)

旧作ファンには懐かしい顔ぶれ

本書には『書斎の死体』と同じゴシントン・ホールを舞台に同書のヒロイン(笑い)バントリー夫人が再登場し、また『予告殺人』『パディントン発4時50分』に続きクラドック警部が三たび登場、その上『牧師館の殺人』の登場人物たちのその後の消息が伝えられるなど、旧作ファンには嬉しい限りだろう。

しかし、シリーズとしてではなく単独作品としての本書には、動機が一風変わっているという以外、見るべきものが何もない。

まず第1に、同様のプロットの作品レビューでも言及していることだが、このプロットは必然的に犯人が露呈してしまうため、犯人の意外性は期待できない。

また、第1の殺人の後、コーヒーにヒ素を入れたり第2の殺人で青酸を用いたりするのは不自然。
何種類もの毒薬を入手するのは手間と発覚のリスクを伴うので、誰でも入手できる第1の殺人と同じ毒を用いるのが自然というものだろう。

さらに、第2と第3の殺人の被害者たちはどうやって犯人を恐喝していたのだろう? 
犯人にはある人物が危惧を抱いてぴったり貼りついていたはずで、両者がコンタクトをとるような機会はなかったはずである。
同じ理由で、そのある人物の目を盗んで犯人が犯行に及ぶのも無理に思う。
鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU
No.30
(3pt)

旧作ファンには懐かしい顔ぶれ

本書には『書斎の死体』と同じゴシントン・ホールを舞台に同書のヒロイン(笑い)バントリー夫人が再登場し、また『予告殺人』『パディントン発4時50分』に続きクラドック警部が三たび登場、その上『牧師館の殺人』の登場人物たちのその後の消息が伝えられるなど、旧作ファンには嬉しい限りだろう。
しかし、シリーズとしてではなく単独作品としての本書には、動機が一風変わっているという以外、見るべきものが何もない。
まず第1に、同様のプロットの作品レビューでも言及していることだが、このプロットは必然的に犯人が露呈してしまうため、犯人の意外性は期待できない。
また、第1の殺人の後、コーヒーにヒ素を入れたり第2の殺人で青酸を用いたりするのは不自然。
何種類もの毒薬を入手するのは手間と発覚のリスクを伴うので、誰でも入手できる第1の殺人と同じ毒を用いるのが自然というものだろう。
さらに、第2と第3の殺人の被害者たちはどうやって犯人を恐喝していたのだろう? 
犯人にはある人物が危惧を抱いてぴったり貼りついていたはずで、両者がコンタクトをとるような機会はなかったはずである。
同じ理由で、そのある人物の目を盗んで犯人が犯行に及ぶのも無理に思う。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19)) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19))より
4150700192
No.29
(3pt)

旧作ファンには懐かしい顔ぶれ

本書には『書斎の死体』と同じゴシントン・ホールを舞台に同書のヒロイン(笑い)バントリー夫人が再登場し、また『予告殺人』『パディントン発4時50分』に続きクラドック警部が三たび登場、その上『牧師館の殺人』の登場人物たちのその後の消息が伝えられるなど、旧作ファンには嬉しい限りだろう。
しかし、シリーズとしてではなく単独作品としての本書には、動機が一風変わっているという以外、見るべきものが何もない。
まず第1に、同様のプロットの作品レビューでも言及していることだが、このプロットは必然的に犯人が露呈してしまうため、犯人の意外性は期待できない。
また、第1の殺人の後、コーヒーにヒ素を入れたり第2の殺人で青酸を用いたりするのは不自然。
何種類もの毒薬を入手するのは手間と発覚のリスクを伴うので、誰でも入手できる第1の殺人と同じ毒を用いるのが自然というものだろう。
さらに、第2と第3の殺人の被害者たちはどうやって犯人を恐喝していたのだろう? 
犯人にはある人物が危惧を抱いてぴったり貼りついていたはずで、両者がコンタクトをとるような機会はなかったはずである。
同じ理由で、そのある人物の目を盗んで犯人が犯行に及ぶのも無理に思う。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.28
(4pt)

憎悪が生んだ悲劇

普通ミステリーって犯人にはお世辞にも
同情できないものが大多数を占めていますが、
この作品に関しては例外ですね。
真実を知ったとき、非常に悲しいものがありました。

それは読者が後半部分で犯人の真意がわかれば
おのずとうなずけてくるはずです。

ただこの作品、あまりトリックはひねりはありません。
読んでいて次々ページを繰る感じにはあまりなれなかったので
星は1個マイナスです。
鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU