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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1023件 501~520 26/52ページ
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アベノミクス効果の中で、ちょっと浮かれた感じになれましたが、時代劇の違いを痛感しました。今の若い人は、あまり車に興味を持たない人が多いようです。 | ||||
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読み進むうちに「あれ?どっかで読んだような....」 としばしば思いました。 ダンスだったりねじまき鳥だったりノルウェイだったり。 それはいいんですが、5人が過ごしたのが名古屋!! これには番茶を吹きそうになりましたね、 しばらくでも名古屋に住んだことのある方なら皆さんそうなんじゃないかしら? だって、彼らの会話がもし名古屋弁でかわされていたとしたら........ つくるとアオの会話も名古屋弁だったら......ぶはっ。 えー、長きに渡り村上春樹の読者でしたが、 「ねじまき鳥」でそれは終わったかもしれません。 | ||||
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3年振りの書き下ろしの小説。期待以上のものを与えてくれました。特に装丁がシンプルで綺麗なので素晴らしいとおもいました。 | ||||
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引き込まれてから数年になります。1Q84よりライトで読みやすかったです。 | ||||
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不条理な絶交を受け入れながらも苦悶しているつくるの心理に疑問を持ちつつ、絶交の原因を早く知りたく読みきった感じ | ||||
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とても楽しみにしていました。村上春樹は大好きで全部読んできましたが、いつもまにか、文章を素直に読んで素直に楽しむという読書の楽しみ方ができなくなってしまっていました。何か・・・言葉の裏側にあるものを探ってみたり、なにを言おうとしているんだ!と比ゆ的なものを求めてみたり。でも、この本は素直に村上作品と共に過ごす時間を楽しみました。 初めて村上作品に触れるという方にもおすすめしたい一冊です。 | ||||
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少なからず私はハルキストだと思っている。 短編や翻訳は除いて、 長編作品は全て読んできた。 同じ作品を何度も読んでいる。 この作品は最低の村上作品だ。 一言で言えば過去の作品を混ぜただけ。 自分としてはノルウェイ+スプートニクの恋人=本作。 そう感じた。 正直、がっかり。 悲壮感とか生と死とかの 夢の中での性描写等。 お得意の要素満載である。 シニカルな意味で。 これからも村上氏はこんな作品を書くのだろうか? 本当につまらない作品です。 以上。 | ||||
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正直1700円も出して買うほどのものじゃないなと思いました。 この内容でこれだけレビューがあって、それに比例して買われているんだと思うと宣伝効果はすごいですね。 本の内容よりもテレビ効果とかが重要ってのが悲しくなります。 テレビに騙されずアマゾンレビューの評価見てればまだ買わずにすんでたんだろうなー。 | ||||
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(大いにネタバレ) この小説は推理小説的要素が強い。 インタビューなどから推測するにそういうエンターテイメント性に挑戦したものと思われる。 本文で明らかにはされていない部分を補足すると、シロをレイプしたのは産婦人科医のシロの父、そして日常的に性的虐待(人間の持つ悪魔的な所業)を受けて性格変容していった。そこから逃げたシロを(自分から逃げたことを怒って)父は殺害した。この事実を知っているのはクロとシロの姉(小説内に明記されている)。そしてシロの姉はおそらく沙羅である。そして沙羅は父(=シロの父)と仲良くやっている(当然性的関係にもあるだろう)。 それをわざと、つくるに見せつけている。 (死亡現場にタバコが落ちていたので、殺害したのはつくるの父という説もあり得る。そうなるとつくるの父はその断罪のために死亡した?シロの部屋に入れないから違うか・・・) もともと沙羅とクロはグルであり(もしかしたら父と性的関係にあった?シロは国内だがクロは旦那という存在や海外に逃げた?)、沙羅はつくるを使って海外に逃げたクロを追い詰めている。悪い。 そう考えるとフィンランドでクロが何としても沙羅を追い詰めて真相を暴いてやれと言っているようで、言葉の裏には恐ろしいものを感じる。 ここで最終的には沙羅がつくるに近づいた理由がわからない。グルである父親を断罪してほしいというくだりはないし。 「沙羅と父親の二人でつくるに断罪されたい」ということなのだろうか(そういう異常な精神を描いている?) 沙羅は良いやつという解釈がどうしても腑に落ちない。どういう目的でつくるに近づいたのか。 なにをしようとしているのか。そこには現代社会のもつ闇の部分、ゆがんだ精神構造が関連しているように思える。 たぶんエンディング後に会いにいくと父親が同席していて、二人を断罪させたのち、つくるはひとりになる。 日常を超越したものを見守るつくる。異常なものの前で孤独を感じる必要はないというのがメッセージなのか。 村上春樹の文学的な評価の高さは現代の社会の抱える問題を上手に抽出し、軽やかなストリーで提示することである、とされる。 とすると今回はやはり沙羅の底知れぬ黒い悪意だけが気持ち悪く残る。 | ||||
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もう30年来、ずっと村上春樹のファンで私と村上春樹の電子メールのやり取りが本となる(夢のサーフ・シティ)位の大ファンである。 1973年のピンボールの頃から新刊が出るたびに楽しみにしている。 その期待を明らかに裏切ったのは「ノルウェイの森」でこれは詰まらなかった。 しかしそれ以降は毎回の新刊ごとに正に「最良の村上春樹は最新の村上春樹」ではないか、と思うほどに楽しませて貰っている。 勿論、本作もそう感じた。 1Q84程の骨太なテーマは無いにしても、今回の新作は身の回りに良くある題材をいつもの通り上手く料理しており、読者の誰もが登場人物の中には何人かは「あいつじゃないのか」と読んでて感じる事だと思う。 恥ずかしながら本作を読んでいて涙が出てしまった。 駅を作る過程での現地での調査の描写など、施工管理員だった私もなかなかリアリズムのある描写だな、と感じた。 その一方で山に関するレトリックは、多分、村上春樹は3000mを超える山々を登った事がないだろう、現実とは違う。ただこれもいつもの「仕込み」かもしれないが。 本作を批判する人が多いが、これを読んで詰まらないと感じた人は人間的な心が無いか、人間的な経験をしていないか、或いは全く村上春樹と相性の悪いかのどれかだと思う。 村上春樹だけが小説家ではないので、もしも本作が全くつまらないと感じたなら、他の作家を読まれた方が人生は有意義に暮らしていけると思う。 | ||||
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今読了したところです。読後感は何か釈然としませんでした。面白いのは面白かったのですが。要は名古屋とフィンランドにいる旧友に自分がどうしてぐるーぷからのけものにされたのかを確かめに行くという話です。筋としては複雑ではありません。ただ、どうして多崎つくるがシロをレイプしたことにされたのか、それに対して多崎つくるは当然もってもいい怒りを感じられなかった。他の3人は多崎つくるが冤罪だと分かっていたのになぜ彼をレイプ犯ということにしたのか?しかもその3人には謝罪の言葉もなかった。ここらへんがどうもひっかかるのである。それと多崎つくるの恋人である沙羅とは結局どうなるのかは後に含みを残しながらそこで終わっているのは何か消化不良のような気がする。全体的には読みやすく面白かったけれど釈然としない内容の小説で、これはとても村上春樹の代表作にはなりえない作品だと感じたのは私だけでしょうか? | ||||
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いつもの世界観に触れられるし、面白かった。 マスコミが過剰に騒ぐから、批判する人も出てくるのかな? 野球で言うと、2塁打ぐらいの面白さだった。 | ||||
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集団催眠にでもかかってるのではないでしょうか? この本のいったい何が面白いのでしょうか? 未だに謎です。 | ||||
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「う〜ん。面白かったけど、村上さんの作品としてはイマイチの出来。一回読んだら充分。」 と先に読み終えた村上春樹好きの友人の一言。 それに対し、私の感想を一言で述べるなら、 「この作品は名古屋への贖罪だろう。かつて貶した名古屋への『御免なさい』だ。」 かつて村上氏は都築響一氏と吉本由美氏の3人で「東京するめクラブ 地球のはぐれ方」という本を出している。 この本は3人で観光名所?へ行って遊ぶ旅行記だが、その中で名古屋が登場してくる。 その中で名古屋の事を「日本の脇の下」「偉大なる失敗作」「道路を横断している間に○○○○が萎えてくる街」と笑いモノに。 タモリの名古屋評などカワイイレベルで、名古屋出身で愛郷心が強い人が読めば憤激する代物で、個人的に「村上春樹さんが暗殺されるとしたら国粋主義者ではなく、名古屋人だろう」と内心思っている。 今回の作品は名古屋が重要な位置を占めていて、閉鎖的な街であるけど主人公が爽やかな青春を過ごした街として描かれている(厳密には名古屋の郊外だけど)。この作品は、名古屋を物語の舞台に上げる事により「地球のはぐれ方」で貶し過ぎた事への贖罪としたのだろう。 作品自体は他の村上作品の代表作に比べると難解ではなく、理解力が足りない私でもスラスラと読めたのだが、不満な点がある。 村上作品の秀逸な点として「登場人物の心証描写の比喩表現」が簡潔で且つ解りやすいのだが、今回の作品は『アレッ?この描写、村上さんにしては手抜きじゃないの』と思えた事。これは本当に残念。 あと疑問と言うか「そんな馬鹿な!」と思ったのが、主人公が仕事が忙しくなった理由。 〜地下鉄線との相互乗り入れ計画で、車両の形状の違いによってもたされる安全性がらみのいくつかの問題点が明らかになり(どうしてそんな大事な情報がもっと前に与えられないのだ?)、それを解決するためにいくつかの駅で、プラットフォームの部分的改修が緊急に必要になった。その工程表を制作しなくてはならない。〜 車両の形状の違いなど、鉄道会社の相互乗り入れで基本的過ぎる所で、主人公が勤めていると思われる大手鉄道会社がそんな事を見落としていたなど考えられないのだけど・・・・。 | ||||
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1Q84を2冊目まで買ったけど、私は3冊目を購入する前に売ってしまった人間です。 結構高値で売れたし、あの時に売っておいてよかったな、とも思いました。 村上春樹は、私の元彼が好きで新刊が出る度に本を買っていた作家さんです。 それで自分も1Q84が出た時に購入して、初めて村上春樹を読んでみたのです。 彼の使う比喩表現は確かに「凡人には思い浮かばない知識が詰まっているな」という感じで、 そこに非凡さと才能は感じたのですが、それが魅力的かというと私にとってはそうでもなく。 他にも女性の描写なんかは、女性側としてはたくさんの突っ込みどころを感じてしまったりで。 「ん?ここ変だな。でも男だから女性に夢を持ったまま都合よく解釈してるのかな」と。 それでもなんだか違和感を感じてしまったり。 私自身はその世代に生まれた人間ではないので、なんというか 「都合良いよな」「世代が違うな」という感じなんですよね。 そこが、村上春樹世代の男性にとっては、 「大切にしたい作家さん」ということなのでしょうけれど。 私の意見を言えば、この本は私が買って持っておく本じゃないな、という結論です。 図書館でちら読みして、「ふーんこんな感じかな」程度。 彼の知識や経験を、本を通して租借したいとも思いません。 感想を誰かと語り合ったりする類の本でもない感じ。 この本を好む人というのは、自分の中で楽しむために読むのではないだろうか、と感じました。 私は正直、楽しめませんでしたが・・・・・・。だから買わない。 ただ、彼を尊敬する人々の気持ちは、なんとなくですが分かります。 凡人にはない文章の才能や能力があるから、こんなに本が沢山売れるわけですし、 彼が生きている限り、まだまだ彼の本は売れ続けることでしょう。 村上春樹とその文章自体が、社会に対する大きな影響力を持つことも否定はしないし、 そこは大いに肯定されるべき部分じゃないのかな、と私は感じていますけれど。 でも、買うことはないな、という感じ。 だって、こんな本を読まなくても、現実の世界の方が もっと楽しくて面白いことは、たくさん転がっていますからね。 そうじゃない人が買って読んで、持っておけばいい本なんじゃないのかな、と思います。 | ||||
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例えばデビュー当時の五輪真弓さんは好きだったのだが『恋人よ』から距離を置くようになった。村上春樹で云えば『ノルウェイの森』だろうか。どちらも本人の想像以上に売れてしまい。自分の抱えているファン層が読めなくなった作品である。表現者にとってそれは恐ろしい出来事だったろう。語りかけている対象が一気に何倍にもふくれあがると云うことは。それ以来迷走は続いている。というか創作をビジネスとして割り切ってしまったのかも知れない。今回の作品もブツブツ呟きながら読み終えてしまった。読ませるのはあいかわらず巧いというのが感想である。 | ||||
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春樹ファンとして待望の1冊。読み始めると止まらず、一気に読みました | ||||
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評価が分かれていたのでどうかなあと思いながら、村上春樹フリークとしては読まないという選択肢がないので読んでみた。 重箱の隅をつつくようだけれど、ところどころに悪い意味での村上春樹的表現が見られうざく感じるところもあったけど、 全体的なストーリー展開は面白く読めた。名古屋の印象が無いので感情移入がしづらい点を差し引いてみてもまあ納得って感じかな。 この作品に限ったことじゃないけどエンディングを読者に任せるってのはちょっとなぁ。 語彙読解力検定2級レベルだと読み解けないな。 | ||||
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これは、まさに「ノルウェイの森」の続編である。 ノルウェイの森には、村上の自伝的要素が多く含まれている。 ノルウェイは、村上が38歳のときに書いたものだが、 20歳ころの友人や恋人の自殺(喪失体験)を村上が乗り越えないまま、あるいは、 十分に消化しきれないまま、書き綴った物語であった。 ノルウェイを読む限り、38歳の村上は、その喪失体験を乗り越えたように思えない。 それは、最後の場面で「僕はいったいどこにいるんだ」と 20歳の主人公に言わせることで明白になる。 38歳となった主人公が、20歳のころを書く小説が、この形で終わったと いうことが、まだ乗り越えられていない喪失を抱えていることを思わせる。 そして、64歳の村上が書いた「色彩をもたない・・・」である。 20歳のときに親密な5人のグループからの排除され、 その喪失感をひきずったまま36歳となった主人公の「つくる」。 失うことを恐れて、だれとも深い関係を築くことができない「つくる」。 これは、ノルウェイの主人公のトオルが、そのまま年をとった姿である。 サラとの出会いで、「つくる」は、巡礼の旅に出る。 いままでの「つくる(トオル)」にはなかった、主体的な行動である。 そこで、グループのメンバーたちと再開し、喪失体験の再解釈(和解?)を行う。 「人生には、どうにもならないことが起こるものだ。だが、そういったものも 無駄なものではなく、自分には必要なものであった。」 「自分は、無意味な存在ではない。からっぽの容器でも、 何を入れても素敵に見える容器になればいい。」 そして「つくる」は、人を愛せる人間になりつつあった。 自分の中に閉じこもって、失うことを恐れていた「つくる」(トオル)が あきらかな成長をとげたようにみえる。 沙羅との関係がうまくいっても、いかなくてもそれは、どうでもいいことなのだ。 「つくる」は、沙羅との恋に失敗したら、もう死んでしまうというが、 本気の恋は、いつもそのように感じるもので、失敗しても、どうせ立ち直るものである。 傷つくことを覚悟して本気で他人と関わることに踏み出したことに大きな意味がある。 まとめると、64歳の村上が20歳の喪失体験をのりこえ、 38歳のときに書いたノルウェイの森を再構成して、 「他の人と傷ついても積極的に関わっていくことの喜び」を読者に示した作品である。 さらに、村上自身が持っている「とりえもない、からっぽの人間」というコンプレックスを払拭し、 「何を入れても素敵に見える容器(小説家)」としての自分を全面肯定した作品である。 さらに深読みすると、村上が自分自身を癒し、許すために書かなければならなかった物語りなのかもしれない。 全体にねちっこい性描写や、ひねりすぎた会話、奇をてらった描写が少ないのも、 比較的素直に、すんなりと書いたからではないか。かなり、ストーリー重視の内容である。 最後の巡礼先のエリに会いにいく場面では、ノルウェイの森(深くて暗く心の闇)を通り抜けて、 隣の国のフィンランドの湖畔(人々が交わり生活する明るい場所)にたどりついた、 という意味もあるのだろう。 ノルウエイの森を読んで、絶望感にさいなまれながらも、 なぜかくり返し読んでしまったノルウェイ中毒者に、 やっとさしのべられた救いの手とも言える作品(笑)。 そんな読者に強く響く作品だと思われます。 読めて良かったです。 | ||||
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二度とこの人の作品は読みたくないと思いました。 これを文学作品というのでしょうか? 話題になっていたので購入して読んでみましたが、 がっかりを通り越して、お金と時間を費やした腹立たしさで 怒り心頭です。 | ||||
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