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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年



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【この小説が収録されている参考書籍】
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価: 3.41/5点 レビュー 1022件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全177件 1~20 1/9ページ
No.177:
(3pt)

頭を休ませるのには良いね

近頃は経済の本ばかり読んでいましたが…

久しぶりに村上春樹さん読んで、
若い頃を思い出しました。
脳の休憩に良いなと思いました。
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No.176:
(3pt)

SNSより面白い

久々に古本屋で「騎士団長殺し」の文庫があったので4冊購入し読み始めたら面白くて面白すぎて止まんなくなった!SNSどっぷりだったのに!いやいややっぱ村上春樹は面白いって再確認できました。これを読み終わったあとすぐに一番新しい小説家を買って読みだし、その他スマホで読みたく違う読んでなかった物語を購入し読んでる状況でございます。
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No.175:
(3pt)

冗漫すぎる

村上春樹が作中でいいこといってる。不完全でいいから、まず駅をつくれ、そうすれば電車が来る、と。創作活動ってそうだよね。「色彩を持たない……」は失敗作と思うけど。冗漫すぎる。明らかに推敲不足。
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No.174:
(3pt)

期待させられてスカされた

「読者に委ねる」と言えば聞こえはいいかもしれないが、期待ハズレ。しっかり結末まで書いてほしかった。

さすがの文章力と設定に引き込まれ、休む間もなく読んだが、解決されていないことが多すぎる。

・灰田
・緑川
・六本指

上記のもやもやにどうしても納得できない。どうしてこれらを書く必要があったのか。何度か読み返せば分かるのか?

そりゃあストーリーに関係ないシーンもあっていいと思うし、なければ文字数が足らず本にならない。でもそれにしても、期待させておいてスカされた感は否めない。
『ノルウェイの森』でも似たような感覚があった。
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No.173:
(3pt)

向井理の朗読は秀逸なれど・・

物語は村上作品としては既視感ある感じで凡作な気がしますね。
ノルウェイの森を読み終えた時のモヤモヤ感に似てるかな?
ある日突然親友達から拒絶された理由が気になってグイグイと
物語に引き込まれて行きますが、蓋を開けてみればそんな理由で?
って感じだし、それぞれの言い分もだったらフォロー入れてあげないのも
不自然な気がするし、最後のサラと会う内容も描かれず・・
まあこれが村上作品なんでしょうね。
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No.172:
(3pt)

「村上春樹らしさ」満点だが、凡人読者には不満も残る。

「不条理なストーリー」「なぜか主人公を受け入れる年上女性」「セックスのハードルが低い世界」など、いかにも村上春樹さんらしい作品。ミステリーっぽいけども、数多ある伏線が回収されずに終わり、読者の想像に委ねるラストも、純文学風で、エンタメ作品とは、一線を画している。

  このように「村上春樹らしさ」満点で、彼の作品のムードに浸るには良いと思うが、エンタメ作的に読まれると、不満の残る作なのは間違いない。純文学だと、看板を掲げてるわけじゃないので。まあエンタメ作好きな、凡人読者の感想である。
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No.171:
(3pt)

つくるの変化

再度 読みたくなり注文した
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No.170:
(3pt)

梱包がコンパクトでした。

村上春樹さんの作品としてはお薦めです。
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No.169:
(3pt)

凡人はちゃんと結末を知りたい(笑)

4人の親友から唐突に絶縁を突きつけられた主人公。その傷を引きずったまま年月が過ぎ、新しい恋人の出現によって「巡礼」のきっかけを得る。「巡礼」を終えた彼はひとつの到達点に至る。超ざっくり言うとそんなお話です。

村上春樹の長編を映像にする企画は沢山出てるんじゃないかと思うんですが、あまり実現しないのはおそらく、筋だけ追っても文学作品にならないからなのでしょう。行間にあるものというか、描写の裏に隠されたものというか、明確な主題がとっても捉えづらい。先が気になってずんずん読んでしまうわりには、「あーおもしろかった」が意外とない。

思わせぶりなラストも嫌いではないんですけどね。なんか、いっつもそうなので。理解力のせいもあるんでしょうが、で? 結局どうなったの? ってつい思っちゃう。

ちなみに映像にもなった村上作品で私が好きなのは『東京奇譚集』所収の『ハナレイ・ベイ』です。母の思いが痛いほど伝わった。長編でもたまにはそういう読後感を味わいたいというのは凡人的願望でしょうか。
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No.168:
(3pt)

没有色彩的多崎作和他的巡礼之年

シロさんを襲ったのも殺したのも灰田かと思ったけれど、そういう推理が出ないのは、時系列的に無理があるから?

しかし毎度ながら、実際にどうでもいいこと、意味のないことを、「どうでもいい、意味はない」と繰り返し述べることだけでできてる作品に思えます。

貧困も格差もここにはない。膨大な数の人々が通勤に毎日数時間を費やす無駄と不幸を取り上げても、最後は「でもそれは僕には関係のないことだ」。人々の問題を我が事と考える意識の不在。多崎と同じく自らに閉じこもるようでいて、その生き方がすべての人にかかわる異邦人のムルソーとは、根本的に異なるものがあるようです。

人が人を呑み込んで肥え太るバブルの時代なら、「自分は他人を呑み込んだり肥え太ったりしない」と宣言するだけでよかったけれど、呑み込まれたほうが飢(かつ)える時代にもなおそこで止まるのでは、呑み込むほうに与するに等しいのでは。この本の出た2013年は、どちらの時代だったのか…。
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No.167:
(3pt)

色彩をもたない多崎つくると彼の巡礼の年

登場人物全てに共感どころかイライラが募ってくるのは私が歳をとりすきだせいなのか…
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No.166:
(3pt)

べつだん何も起きない

※ネタバレを含みます

高校の仲良し5人グループから突然追放され、一時は自殺も考えた主人公・多崎つくる。なんとか死ぬのは思いとどまり、社会人にもなり漠然とした日々を過ごしていたが、年上の恋人・沙羅に促されて自らの十年以上前の過去に向き合い始める。

って、もっと早く向き合えよ…!受け身かよ。

とにかく多崎つくるをはじめ、元グループの連中がどいつもこいつも「昔は楽しかったな…」みたいに過去をひきずりまくりで全然魅力的じゃない。

いちばん線が細くて不安定な女子として登場したシロは、誰かにレイプされ、挙句の果てに誰かに殺されてしまう。

終盤でフィンランドに移住したクロを訪ねるつくる。「シロが死んだのは自分のせいかもしれない。私たちが殺したのかもしれない」などとのたまう。自意識過剰すぎの自分大好き人間しか出てこないな、このお話は。

舞台が現実世界でありファンタジー要素がほぼ無いためか、結局大したことは何も起きない。シロを殺した犯人も最後まで判明しない。「現実なんてそんなものだ、べつにおかしくはない」と教えてくれる村上春樹らしい一冊。
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No.165:
(3pt)

毒にも薬にもならない さすが村上春樹

なんかものすごい意味があるんでしょうけど、毒にも薬にもならないというところが支持されてるんじゃないかなあ村上春樹という人は。

と言いたくなるような小説でしたね。
でもやっぱり読んじゃうしみんな読んでますよね。
なんというか、読ませる買わせる技術がすごいんですよね、村上春樹って人は。
すごいことですよね、ほんとに。

でも、アンダーグラウンド以降村上春樹は変わったと思ってます。
まああれを書いて変わらないでいられたらそっちのほうがすごいですよね。
ある意味村上春樹人間宣言だったのだな。あの作品は。
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No.164:
(3pt)

肩透かし,続編があると思わせる

屋上屋を重ねるようなレビューは本来不要でしょう。
 途中まで,緊張感をもって大変に面白く読みました。名古屋,フィンランド,音楽の描写等は大変に鮮やかです。色彩を強調した展開も面白いものです。しかし,主人公が年上の女性と親しくなった点はいつものお決まりの展開で「ああまたか」と思いました。様々な重要そうなエピソードがその後,何ら展開しないまま,したがって,話が収斂しないままに唐突に終わってしまった印象があり,読者は突然に放り出され呆然とします。多分,これは続編があるはずと期待しますし,著者はその構想で格闘中なのでしょう。
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No.163:
(3pt)

気になる!

初めて村上春樹氏の本を読んだが、伏線というか、”結局あれは何だっただろう?”と思う事柄がいくつかあった。
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No.162:
(3pt)

おしゃれな言い回し

ファンタジー要素がない村上作品のひとつ。
相変わらずおしゃれな言い回しは海外文学のよう。
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No.161:
(3pt)

青春の終わりとゆくえ、社会で生き延びるということ

村上春樹が好きでほとんど読んでいる、という人はわたし以外にも多くいるだろう。
新刊が出ると心浮き立つし、どんな新しい世界を見せてくれるんだろうと期待をする。

そんな心持ちで手にとった本著は、ハルキスト視点でいうならば「いわゆるハルキ節」の小説である。
しかし、ワクワクして読めたかというと、そこまでだった。もちろん面白いのだけれども。

はじまりは、主人公である「つくる」の身の上におきた大学時代のできごとをきっかけに、彼が「心のなかの大切なものを失くし、それを取り戻そうとする姿」が描かれている。

振り返ってみると、わたしも学生時代は純粋で、これから始まる社会や未来というもの対して希望を抱いていたと思う。しかし、現実の社会は綺麗ごとだけでは済まされない。ここに出てくる登場人物も、そうした社会との接点に戸惑いながらも、自分なりの解決方法を見つけ進んでいく人たちばかりだ。

親友との軋轢でフィンランドに移住した女の子など、現実的にはなかなかありえない設定で、そのドラマティックなところがまた「ハルキ節」であるともいえよう。

社会、そして他者は思い通りになんていかない。けれど、私たちは自分ひとりでは築けない世界を構築しようと社会や他者に期待を求める。そしてうまくいかない。その繰り返し。

主人公である「つくる」氏の最後がどうなったのか、少し曖昧に描かれているところも、また「ハルキ節」であるといえよう。

社会と現実との接点で悩んだり、人間関係で辛いことがあった時に読むと、また違った視点になるかもしれない。
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No.160:
(3pt)

今一つかなぁ。

これは、彼の悪い面が出た作品だと思います。
音楽で言うカデンツアが上手く行かなかった、さらに起承転結の結が不十分ってこと。
彼には以前にもこうした作品があって、個人的にはあまり評価しない。
中盤までは、傑作になりそうな気配だったのに、少し残念です。
作品として未消化、未完成な印象ですね。
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No.159:
(3pt)

主人公が排除された理由が釈然としない

作者の作品は、「全体」よりも「部分」が面白いと感じる。
登場人物の造型、洒落た会話や表現、主人公の物の見方や表現の仕方などの「部分」が面白くて、読んでいる最中は確かに楽しめる。
一方、読み終えて、「全体」を見た場合には、主題や作者の主張などは曖昧模糊としていて掴みどころがなく、わけが分からないことが多い。
この作品でも、同様の感想を持った。

村上春樹の描く主人公は、進学校に通うような知的で内省的だが、心中に何らかの闇を抱えた人物が多い。それが「部分」が面白いと感じる要素になっている。

タイトルから、色覚異常者の話だと思っていたが、そうではなくて、高校生の時の仲良し5人グループで唯一名前に色が付いていないことを示しており、「色彩を持たない」ことは、主人公多崎つくるの人物像を象徴している。特徴なり、個性を持ち合わせておらず、影の薄い人物、少なくとも本人はそう思い込んでいる。こちらから他人に差し出せるものを何一つ持ち合わせていないということ、それが彼が抱えている問題であった。自分を空っぽの容器のように感じ、相手が自分のことを知るようになればなるほど、がっかりして遠ざかっていくのではないかと。このような意識は、現代人が多かれ少なかれ持っているのではないだろうか。そういうところに注目した作者の視線は面白いと感じた。

(以下、あらすじに触れています)
この物語の中で2つの喪失体験が語られる。
1つ目は、大学2年の時にグループのメンバーの赤松から、これ以上メンバーと連絡を取らないでくれと言われる。その理由を知らされることなく、メンバーから排除され、約半年の間、ほとんど死ぬことだけを考えて生きるが、何とか死なずにすむ。
2つ目は、大学のプールで知り合った灰田とのこと。灰田と親密な関係になるが、ある日突然、理由も告げずに彼のもとから消え去る。
2つの喪失体験は、彼の抱えている問題意識と密接に絡み合う。

大学卒業後に付き合うようになった木元沙羅から、高校生の時のメンバー4人に会って話をするように言われ、白根が死んだことを知り、青海、赤松、黒埜と会い、排除された理由を知る。これが、彼の「巡礼」なのであろう。その体験によって、生まれ変わるという意味での。

青海、赤松に会うまでの話は、つくるが排除された理由という大きな謎が秘められていて、興味深く読めた。「部分」としては、特に灰田との間で交わされる知的な会話が面白い。
フィンランドまで足を運び、黒埜と会って、白根がなぜあのような発言をしたのか、その真相を知ることになるのだが、これがどうにも解せない。また、なぜ多崎に当時理由を言わなかったのかという答えも釈然としない。そのために、評価が下がってしまった。

水曜日を迎えることなく終了、というラストも意外であった。沙羅の答えは、果たしてどのようなものだったのであろうか。
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No.158:
(3pt)

読みやすいが満足感はいまひとつ

謎解きっぽい展開で、村上春香にしては読みやすかった。ただ、灰田青年やその父から聞いたピアニスト緑川のエピソードなど、作品上の役割がよく分からないモチーフもある。でも、小説ではなく、物語を通して哲学を語ってると思えばまあいいか‥‥。心に残ったのは、フィンランドのサマーハウスの暮らし‥‥いいなぁ(笑)
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