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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年



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【この小説が収録されている参考書籍】
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価: 3.41/5点 レビュー 1022件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1022件 541~560 28/52ページ
No.482:
(2pt)

バブル世代を抜け出せない?

謎が謎のまま終わってしまうのはまぁこの方の場合そんなモンだと
思いますが・・・、なんだろう、恵まれて育ったのに、突然切り捨て
られて、それが衝撃的すぎて、子供のまま16年経ってしまった。
36歳になった今も、リア充のくせにそれに気づかず、今さらのように
恋に恋しちゃったよ俺どうしよう!的な、その年齢の大人として
どうなのよってツッコミどころ満載です。

普通に挫折経験のある人ならわかると思いますが、もう死んでもいいと
思うほどの事があった人ほど、反比例して人恋しくなって、程なく
人に惹かれるものじゃないでしょうか?
それを、16年も本人的な時間がストップしてて、でも、自己陶酔だけは
一丁前。
本来なら、若ければ若いほど、どうして?何故?って追求が激しいと
思うのです。ある程度年齢が行くほど、追求しなくなるのは不思議でも
ないのですが。20歳で謂われのない切り捨てられ方とすれば、とにかく
追求するのが自然だと思いますが、主人公はそれもしません。

かといって、そこで時間が止まってる割には、社会的地位は割としっかり
していて普通の社会人でいられることにギャップを感じます。

端的に言えば、若いくせにろくすっぽ追求もしないで、この不況の時代に
一人バブルな言動。何もかもがお洒落で、非現実的。
まぁ、ツッコミどころを面白がる意味で読むには面白い本かもしれません。
作者はバブルから抜け出せないのでしょうね。常にテーマは孤独でお洒落。
現実は孤独ならQOLも下がる物なのですけどね。
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年Amazon書評・レビュー:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年より
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No.481:
(2pt)

がっかりしました。

久しぶりの春樹さんの新刊だったので、早くから注文をしたのですが、全然読み進むことができなくて、途中何度もほおり出しました。
村上春樹本では珍しいです。1Q84さえ一気3巻を読んだのに。

私の方が彼に飽きたのか、私の読解力が落ちたのかわかりませんが、ともかく、村上春樹は卒業します。
10年以上前からほとんど(翻訳本も含めて)読んで来たのですが。

ねじまき鳥・・辺りで、彼は語り尽くしてしまったようにも感じます。
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No.480:
(5pt)

最もリアリティと心の傷の救済効果がある村上春樹作品

毀誉褒貶いろいろありますが、村上春樹作品が一貫して取り組んできた、テーマを最もリアリティある形でコンパクトに表現されたエンターテイメント小説だと高く評価します。
本作品も大奥の村上作品のように、地方から東京の大学に出てきて、故郷の仲間から疎外された痛みを抱えた大人がその傷に向かい合います。より現実に近い設定故にいろいろな意見が生まれてくるのでしょうが、美しく加工された思い出、そして心の傷が受け入れられ昇華されていく描写に、似たような痛みを持つものは、心の救済を覚えました。
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No.479:
(3pt)

羊をめぐる冒険

みたいな作品がまた読みたい!

サラッとしていて読みやすい。
もう少し長くて、内容が濃いともっと面白かったなー、と思います。
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No.478:
(4pt)

ものたりない感はあるものの・・・

村上春樹本来の作品が好きな人には物足りないというか、彼の作品にしては読み手の期待を良い意味でも悪い意味でも裏切る作品でした。
あっけない・・・というか。作品自体は読みやすいので村上春樹初心者にはおすすめです。彼の作品がこの本とはかけ離れているものが多いので
この本が好き!という方には他の本はおすすめしません。それぐらい読みやすく、ファンには少し物足りない感が残る作品でした。
とはいえそれなりのメッセージ性のある作品だと思います。彼の作品に共通する主人公は「孤独」それも半端なく孤独。
今回も序盤はそんな重苦しい雰囲気で始まりますが、終盤につれ、時が止まった16年前からココロに血がかよう描写は個人的に好きです。
(突然、僕が俺になったり、恋愛に悩みいてもたってもいられず真夜中に電話してしまう・・・など)
自分自身もちょうど、多崎つくると同世代、高校生の頃を思い出し、少し甘酸っぱい気持ちになる作品ではありました。
クロとあったことでつくるの止まっていた時間が16年前から動き出す(血が通いだす)あたりからは清々しささえも感じました。
が、欲を言えば村上春樹特融の言い回しがくどい(この作品では特に!)のともう少しシロの人物像を丁寧に表現してほしかったです。
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No.477:
(3pt)

1Q84よりは、面白かったです。

外国人の友達が、村上春樹の小説を読んでいて、日本人としては読んでおかないことには
何のコメントもできないのはさみしいかなあと思い、1Q84を読んでみたのですが、イマイチ
面白いとは思えず、でもSFじみた設定の1Q84が特殊な本なのかもしれないと思い、新作で
あるこの本が本屋さんで平積みになっていたので、つい買ってしまいました。
日本人だから最初に読めるんだという優越感からでしょうか、動機は全く不純でした。全体の
3分の2くらいまではやっぱり面白くなく、いちいち表現が大げさなのにも閉口しました。
海外に出たこともなかった主人公が、いきなりフィンランドに一人旅して、海外慣れした様子
にはツッコミどころ満載といった感じだったのですが、後半になって結構、引き込まれました。
いろいろなツッコミどころはさて置いてといった感じで、面白く読めてしまいました。

 それにしても、万事大げさな日本語表現は、外国語に翻訳されることを意識して書いている
のかなあ。ノーベル文学賞?海外の人は何か勘違いしているのではないかなあと思います。
あと、ちょっと病的なセックスの妄想が気持ち悪い。映画でいうと、R18指定の描写あり
という感じでしょうか。
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No.476:
(3pt)

共感を誘わない主人公の設定

主人公の多崎つくるが高校生のとき他の4人の男女高校生とともに体験した「乱れなく調和する共同体」とはなんであろうか。その共同体から理由も告げられず突然彼は弾き飛ばされる。そのトラウマを抱えて孤独に生きる彼は、恋人に促され16年前の真相を突きとめるべく、昔の仲間のもとを尋ねて回る。関係における喪失と回復が縦につらぬく大きなテーマである。
 だが私には、高校生5人が共有した至福の関係というのがさっぱりわからなかった。作品のなかで語られる「共同体」という大げさ言葉の中身も、およそ陳腐なせいぜいが大の仲良しという程度の想像しか誘わない。それが永遠に値するものとはとうてい思えない。だから主人公のトラウマも絶望も再生も何か空々しく感じられる。「色彩をもたない」とは、そういう意味なのかとも思ったが、まさか作品そのものの空しさを指すものではないだろう。
 さらに、主人公の独白や登場人物の科白が大げさになるほど、道徳的な説教臭さや硬直した観念性を帯びるのにも白けてしまった。たとえば、終幕近く主人公は自らに次のように語りかける。「僕らはあのころ何かを強く信じていたし、何かを強く信じることのできる自分を持っていた。そんな思いがそのままどこかに虚しく消えてしまうことはない」。甘い自己陶酔にしか思えない。
 批判ばかりしてきたが、ストーリーとは直接関係なくて印象に残るエピソードがいくつかあった。灰田の父が死神の取り憑いた男と出会ったシーン、6本指をめぐる考察などである。著者の作品に頻出する「謎への嗜好性」があって、ここでも読みながらワクワクしたことは付け加えておきたい。
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No.475:
(4pt)

読みやすかったです。

最近話題の本で期待した内容でした。さらに次なる続刊が楽しみです。
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No.474:
(1pt)

悲しいです。

母に請われ購入したものの、本棚に並べる気になりません。
こんな薄い内容のものが、小説と呼ばれて良いのでしょうか。
生命を燃やして書いているような跡がどこにも見受けられません。
もっとも、スマートに書く、ということを目標とされている方なのかも知れませんが。
結局馬鹿にされていると思います。どこにも切実な良心というものが見当たりませんもの。
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No.473:
(4pt)

村上春樹の中では かなり読みやすく 解り易いのではないかな

とりあえず 村上作品は 全て読んでいますが  今回のは読みやすく 解り易いのではないのかな。

全部読んでいますが 好きというわけではなく ただなんとなく 読みたくなる・・・ 

ある意味 不思議な作家です

僕は 村上春樹さんの作品は 長編よりも短編  短編よりもノンフィクション(アンダーグラウンド等)  それよりも旅行記

(辺境 近境 や 雨天炎天 など) が好きです。  俺って 変だよね。

でも そうなんだよなー
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No.472:
(5pt)

待望の新作

ネタばれになるので、内容は書きませんが、発売日から数日購入が遅れましたが
amazonにだけ在庫があり、すぐに入手できてよかったです。
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No.471:
(4pt)

自信と勇気

こんなことくらいで…というようなことで、人生が終わったと感じてしまう喪失感を感じたことのある人。

頭ではこんなことくらいでなんて自分は弱いんだろうってわかってはいるし、どうすべきかは
わかっているんだけど、どうしても戻ってしまうトラウマがある人。

そういう想いをしたことのある人には、大きな大義とかではなく、何かしら響く言葉が拾えそうな小説だと感じました。

「君に欠けているものは何もない。自信と勇気を持ちなさい。君に必要なのはそれだけだよ。」

私はこの言葉を拾いました。


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No.470:
(5pt)

買ったあなたが負けです。

村上春樹です。多かれ少なかれ春樹です。☆ひとつで悪たれる人も、☆五つを評価する人も、買った時点で祭りの参加者です。小中学生も読んでるんだろうなあ。久々に庄司薫と、橋本治を思い出しました。赤青白黒桃色。今現在の日本国を代表する作品です。販売部数も含めて。
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No.469:
(1pt)

村上春樹は完全に終わった

前作「1Q84」でも天吾と青豆(それにしてもなんてネーミングだ)がずっと離れていながら互いに強く
惹かれあっているというのがピンとこなかったが(単なる設定にしか思えなかったが)、今回も
主人公の言う「完璧な五人組」とかヒロインへの想いとかがピンと来ない。要するに書き込みが
適当で、こちらに訴えかけてくるような描写が一つもない。小説の魂というのは細部の一つ一つに
宿るのではなかったか。これは、筋書きを頭の中でこねくり回しただけの駄作だ。

昔の村上春樹なら羞恥心がこんな小説は書かせなかっただろう。今では、「村上春樹だった人が
村上春樹っぽい文章を書き連ねてる」という印象しかない。悲しい話だ。

村上春樹はたぶん、死ぬまで国民的人気作家であり続けるだろう。ヘミングウェイみたいに。そして
死後はほとんど振り返られることがなくなるだろう。彼の作品から、文章の当たり触りの良さを
取ったらほとんど何も残らないから。「羊をめぐる冒険」までの作品は支持するけど。

そうはいっても、長い間読んできた作家なので新作が出たらまた読んでしまうと思う。
ただ、今の若い人がこの本で初めて村上春樹を読んで「なにこれ全然面白くない」と思っても、
大丈夫、その感想は間違ってません。
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No.468:
(1pt)

ですね。

すでにあまたのレビューがあるしレビューを書くことに時間は割きたくないけど
評価1に一票。
ノーベル賞が聞いて呆れるぜ
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No.467:
(1pt)

自分の設定した虚構を必死で弁明する村上春樹。

市立図書館に予約をいれておいたら、漸く、順番が回って来ました。現在、予約は230件以上、入っているとのことです。いやあ、凄まじい人気ですね。
 高校時代に、男3人、女2人から成るグループがあり、本文では、「乱れなく調和する共同体みたいなものを、僕らは維持しようとしていた」とありますが、高校生にもなって、そんな小学生じみた仲良しグループを結成する人間がいるとは、全く、現実感のない話です。そして、大学二年生の夏に、他の四人から、「きっぱりと、妥協の余地もなく」絶縁され、それ以後、半年ほど、この主人公は「ほとんど死ぬことだけを考えて生きていた」とのことです。随分、大袈裟な書き方ですね。普通、大学生がかつての友人から絶交されたら、若干、失望こそすれ、仕方がない、今の環境で精一杯、生きていこう、過去にはこだわるまいと、考える人が殆どであると思います。この程度のことで自殺を考えるとは、ちょっと、設定に無理があります。以後、この作品はこの設定をいかに合理的に説明するかに腐心することとなります。途中で登場する秋田出身の灰田君も緑川もいつの間にか消えています。村上さん、もう大変です。最初に大風呂敷を広げたばっかりに、細かいところにまで気が回らないのです。しかし、そんな中でもお約束の性描写はしっかりとしつこく描いています。でも、村上さん、いいことを思い付きました。かつてのグループの一員がフィンランドに住んでいるということにしたのです。主人公をフィンランドへ旅行させる!フィンランドへの旅行記を挿入すれば、本のページが水増しされ、最初の設定の不自然さから読者の目を逸らせることができるではありませんか。「話が行き詰ったら、舞台を海外へ!」。これ、所謂、「村上の鉄則」です。でも、フィンランドでのクロとの会話は悲惨なまでに冗漫です。フィンランドの情景描写も、村上さん本人が、はるばる、フィンランドまで行ったのかもしれませんが、単調なこと夥しいです。こんな描写なら誰でも書けそうですね。それから、結末部分で、沙羅からかかってきた電話に出たいけれど、出ないという場面があります。本文には「沙羅、と彼は思った。君の声が聞きたい。他の何よりも聞きたい。でも今は話すことができないんだ」とあります。意味が判りません。読んでいて苛々します。村上さん、これこそ、純文学的解決法だ、と書いた時にはガッツポーズを取ったのかもしれませんが、本質的には、村上さん、あなたは純文学の作家ではなく、恋愛ファンタジーの通俗作家なのです。余り、純文学を意識しない方が宜しいかと思います。人間、ときには潔さが必要です。今後は胸を張って、「大衆文芸の村上春樹です!」と云いましょう。
 尚、甚だ個人的な予想ではありますが、この次、ノーベル文学賞を日本人で獲得するのは、古井由吉か谷川俊太郎、もしくは別役実、あたりか、と思います。
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No.466:
(5pt)

村上ワールドは素晴らしい

読み進むにつれて、どんどん惹き込まれた。期待をもって読み進めるのが楽しみになり、結局、徹夜で、読んでしまいました。
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No.465:
(1pt)

話題作品だったので、惰性で購入し、読んだ本

村上さんの小説を読んだのは初めてでした。いつもは、専門書ばかりですが、移動が多いので、
小説を買ってみました。話題作品だったので、期待しすぎました。男の妄想、悲劇のヒロイン化、
自分にとっては、非常に退屈な作品でした。AMAZONのレビューを読んでおけば良かったです。
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No.464:
(5pt)

人間心理の微妙さ!

村上作品はどれも人間の奥底を描いており、やや難解に思っていたが、この作品は主人公とそれを取り巻く友人達との心の葛藤を描いていてわかり易く、面白かった。、主人公が心の巡礼に出る訳だが友人の一人が殺されたりして、これ推理小説のジャンルに迷い込むのではないかと思わせる場面もあった。ところでこの主人公は何でこんなに鉄道の駅に惹かれたのか?最後までよく判らなかった。
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No.463:
(4pt)

つくるさんの小宇宙

特に村上氏の小説の熱心なファンではなく、中古品が安くなるのを待っていたのですが、皆さんのレビューに待ちきれず、購入しました。きれいな商品でした。おわけして下さった方、ありがとうございます。
彼の小説を読み込んでいるわけではないので、新鮮な気持ちで接しました。構成が上手くて、引き込まれるように読みました。
カティーサークがどんな味か知らなくても、そういうディーテイルが物語の味付けをしていると思います。
つくるさんを渦巻く人と人のつながりがもたらす物語の進行は、虚構ではありますが、必然的に存在し得ると思えます。ハッピーエンドを見なくても、この物語は完結していると思います。この物語のミステリー的な要素などを除いて核となる人と人のケミストリーがつくる小宇宙。それは、物語のようににかっちりと完成したジグソーパズルのようでなくでも(欠けているパーツもあるかもしれませんが)、いろんな形で、誰にも存在し得るするものだと思います。
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