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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年



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【この小説が収録されている参考書籍】
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価: 3.41/5点 レビュー 1023件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1023件 601~620 31/52ページ
No.423:
(1pt)

ストーリーの切り貼り。

これまで書いてきたストーリーを切り貼りしただけ。こんなおもしろくなかったのは初めて。
最後の盛り上がりのとことか、一頁進むのが苦痛だった。
なにがいいたいのかも分からないし、なにも伝わってこなかった。
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No.422:
(1pt)

人気ほどの作品ではない

まったく読むに値しないものでした。
なぜ村上春樹が人気なのかわからない。
時間の無駄でした。
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No.421:
(5pt)

ユズを殺したのは

ユズを繰り返しレイプして殺したのは、彼女の父親だとしたらこの物語の色彩はかなり違ったものになってくるだろう。
彼女が妊娠を畏れるあまり拒食症になったのだとしたら、犯人は彼女の身近にいて彼女を繰り返しレイプできる環境にあったという可能性があり、また、精神分析学的に拒食症の代表的な原因は親の過干渉であるることを鑑みると、彼女の父親の存在を考えざるを得ない
 
 また、前作1Q84でのフカエリと父親の関係を思い起こすと村上春樹の熱心な読者は無意識的にこの関係性の可能性を受け取ってしまうだろう。
 
 今作、あまり深く人物描写がなされていない木元沙羅ですが、沙羅双樹の華の色がシロであり、木(の)元沙羅、白(い)根(の)ユズの名前を意味を考えると木元沙羅はユズのシンボル若しくは、彼女の2歳年上の姉である可能性が高い。また、沙羅が一緒に過ごしていた年上の男性はシンボルとして彼女の父親か若しくは実際に彼女の父親である可能性が高い。

 人が自分の人生を振り返る時、巡礼を行う時。自分を中心にして自分の人生を振り返ると大事なことを見落とすことがある。そう考えるとつくるが結局のところユズや沙羅を失い、損なってしまうことも必然である。

 本当に他者を愛し求めるならば人は最も深いところにある疵によってしか繋がれないのかもしれない。

 今後の村上作品に期待するのは、超越するもの、飛躍するもの。ドフトエスキー、三島、氏の父親、仏陀、緑川、羊、フカエリの父親、ニコライ・スタヴローギン、影、悪の視点からの物語である。

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No.420:
(3pt)

素敵な文章と、意外な結末

いつもながら綺麗な言葉を選んでおられるのは、さすがだな~って感じました。 結末は、流れから期待していたものではなく、やはりその意外性が村上春樹さんなんだろうな、と思いました。 その不完全燃焼な部分を鑑み、生意気ではありますが、普通とさせていただきました。
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No.419:
(5pt)

感銘を受けました

今まで村上春樹さんの作品に触れていませんでした。この作品の話題性から読んでみたのですが、自分の心に染み込んでいく感じがよかったです。疑似体験をしているような描写もとてもよかったですね。賛否両論はあるようですが自分の心の中に引っ掛っている何かを時間の経過に任せて埋もれたままにするのではなくて、解き明かしていく・・・そういったことが人生で必要なんだと感じました。
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No.418:
(4pt)

はずれのない村上作品

おもしろいし、期待は裏切らなかったけど、すごく良かったとまでは言い切れない感じ。
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No.417:
(3pt)

良くも悪くも村上作品かな

さらっと流し読みした感想です。

私自身、村上作品は好きでいろいろ読んではいます。

みなさんがおっしゃるように
とにかく登場人物の話し方がみんなくどいというのは私も思います。
現実的にはありえないしゃべり方です。
小説なのだからと言われればそれまでですが。

この小説のストーリーは好きです。
村上作品はほとんどどれもそうですが、
現実と幻想の境目にちょうど位置しているような、
ぼんやりして掴みどころがない、マボロシのようなストーリーが多いわけで。
なんかそれがすごい居心地がいいというか・・。

ラストも推理小説のように100%スッキリせず消化不良で終わります。
「え?おわり?」という感じでした。
続編ありき?
後日談を続編として出してほしいような、
このままぼんやりしたまま終わってもいいような。
スッキリはしませんが、イライラもありません。

ただ、村上春樹の新作が出るたびに
ニュースで話題になったり、品切れになったりするほどのものなのか不思議です。
これだけ批判されてるわりには売れてるという矛盾。
固定ファンが多いということでしょうかね。

ちょっとクセが強いので他人にはオススメはしませんが、
過去の村上作品と波長が合う方は読んでみていいかもしれません。
定価で買うと1800円するので、中古か文庫化されるのを待つのがいいかも・・。
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No.416:
(3pt)

続編を期待。

文章の読み易さは評価しますが、内容的には物足りなさを感じました。

物語は中断されている感があるので、作者は続きを考えているのではないでしょうか。

続編で、作者の言いたいことが集約されて読み手に明確に伝わることを期待しています。
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No.415:
(2pt)

ゴーストライター(下手な)では……?

今作は、「読者が集まって(これまでの村上春樹要素を寄せ集めて)会議して書いた本だ」とか、「ゴーストライターが書きました」と言われても納得する。最後の夢の描写も、「ほんとうかよ??」と思ってしまうほど平板で、読者でも思いつくだろう。実験的要素があればまだ許せるが(「アフターダーク」)、何もない。「3人グループから5人にしたらどうなるか」(というか、ほとんど「ノルウェイの森」を書き換えたような部分が多い)「名前に色があったら面白いかもしれない」からやってみただけ。しかも、特に面白くない。「おもいつき」レベルの完成度。短編ぐらいの長さならまだよかったかもしれない。小説というよりは、説明文や解説文のような弾力(壁)。壁を抜けきっていない感じ。

音楽が物語に一貫して流れ続ける(「巡礼の年」)のは曲目が変わっただけで、別の作品「ねじまき鳥クロニクル」でも同じようにクラシック曲が流れていた。また、3人のグループ(「ノルウェイの森」)から5人のグループになっただけ。レズピアンの話(「スプートニク」)から、ゲイ的な要素を周辺に配置した話(アカがゲイ、前作「1Q84」でもタマルがゲイ)。シロが狂ったり犯されたりするが、なぜかはわからないという要素(村上春樹のいうところの「ブラックボックス」)なんかは、これまで何度も出てきたし(前作では、青豆の友人になった女性警察官の中野あゆみなど)読者だって思いつく。

ただ、「国境の南、太陽の西」などのように、クライマックスは個人的に好き。俺なら、こんな中ぐらいの長さなら、5人グループの話をこんなに中心に持ってはこないで、ベタでも沙羅との交流の機微を描く。あのグループがどうとかいわれても、ほとんどわからない。感情移入ができない。もっと丹念にあのグループでの出来事など、交流を描くべきだろう。あるいは、それをあえてしないのであれば、キーとなる人物を増やすなど別のアプローチが必要。灰田なんか出している場合ではない。出したかったら前作ぐらいの長さにすべきだろう。最初は「死にたかった」ほど悩んだのをツラツラ書きつらねて(村上春樹は内面描写やら、近代的「自我」やらが嫌だったんじゃないのか?)「仲間はずれマジツライわぁ」とかいいながら、灰田とであったら彼の親父の話に数十ページあてるし、散漫な感じがする。体の周りからオーラがでてそれに色があるんだというのは、色のテーマに準じるんだろうが、強引。伏線としては、回収もされなかった。灰田が彼の父親と同じように消えましたというだけ。

おしなべて、これまでの作品の中で最高の駄作。多崎つくるというより、全体が空っぽ、あるいは散漫な作品。残念。唯一の救いは、物語の終わらせ方。何もかも失ったり、過ぎ去ったりして(村上春樹の十八番のテーマ)、最後に沙羅が残った。「きみしかいないんだ」。電話をかけてしまう、かかってきても出れない(メールが少ない…)。ただ、もしも、似たようなグループでどうとかいう経験が読み手にあれば、もしかしたら別の感覚があるのかもしれない。
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No.414:
(5pt)

久しぶりに気持ち良く読めました。

久方ぶりの村上春樹さんの作品。
今回は気持ち良く、一気に読むことができました!!!
1Q84はあと少しなんだけど。。。
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No.413:
(1pt)

なぜにこうかっこつけたがるのか

結局何だったんでしょうか。
読み終わりましたが何も残っていません。

彼の小説からセックスとキザな言い回しを取ったら、何も残らないのでは?

カフェで、ブックカバーつけずに村上春樹読んでる俺、かっこいい!
そんな奴をみると錆びた釘バットでかっとばしたい気分になります。
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No.412:
(2pt)

p51の15行目

p51の15行目辺りまでの内容で終わる短編だったらわりと好きだったと思います。
主要人物の5人は「中の上」の家庭とのことですが、どう見てももっと上。
色々と庶民の感覚からはかけ離れていると感じました。

彼女に強ーく勧められるまで放置してたような十数年も前の出来事は、今更
金と時間をかけてほじくり返して整理しなくても生きていけます。やはりもっと
現実的なことで悩む小説の方が自分には合っているようです。駅の設計を
志したが経済的な事情で大学には通えず、高卒で就職した会社は倒産。バイトを
しながらハローワーク通いを続けているが、仕事なんかねーよ!みたいな。

ということで、つくるさんが暗い海をどうやらひとまず泳ぎきったっぽい
p51までで満足しました。クロさん辺りが電話で3分ぐらい話せば済むのに
そこまで全力で真相を伝えない意味って何だ。あ、それはp52以降でしたか。
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No.411:
(3pt)

しょうがない、村上春樹だから

親しい人々が手のひらを返すのに直面すると、心の一部が壊死してしまいます。私も遠くない過去、そういうことを経験しました。あの日の前と後とでは、世界は違って見えます。その断絶は今後、ほかの人々と近しい関係を築いても心に残り続けるだろうと思います。何を食べても砂を噛むようで、寝ても目が覚めるのが怖いような日々。そこを掬い取ってあったことが、私にとっては救いになりました。

村上春樹の描く孤独は自己陶酔的で、出てくる女性は常に男性に都合よすぎで、リアリティもありません。その「しょうがなさ」は『ノルウェイの森』あるいはもっと前のデビューの頃から言われていたことです。私は女性ですが、多崎つくる、あるいはすべての村上作品の主人公のような男性が身近にいたら「めんどくさい」「鬱陶しい」と思うことは必須です。村上春樹が世界で読まれるほど、日本の女性は妙な誤解、妄想の対象にされている気がしなくもありません。海外在住の私は迷惑だと思うこともあります。

ただ、それでも村上春樹という作家が何をどう言われても、同じようなテーマと主人公で同じようなことを語り続けるそのしつこさに、呆れながらも、新作を買い続ける読者との関係が独特の「境地」に入っている気がします。何十年も何作も「読んでガッカリした」とファンは言い続けているのに村上春樹は商売が成り立っています。そして未だに若い世代にそのような読者が再生産されていることに驚愕を禁じ得ません。私もそういう二十年来のファンです。外国で前宣伝は日本ほど耳に入ってきませんが、気づくと一時帰国の際に、平積みの新作本を手に取って、レジに持って行っていました。

そして、読んでいるうちに、この人の作品じゃなければ癒せない何かが自分にあることにいつものように気づくのです。何に似ているかと思ったら「親」でした。私の親はもともとしつこいのですが、年を取るごとに、同じ事をクドクドクドクド、繰り返して話すようになりました。会話として何の生産性もありません。だけど会った後で気づくのですが、そういう親じゃないと癒せない何かが自分の奥深くにあるのです。終わりの見えない親の話の何かが、自分の中のどこかを包み込んでいたことに後で思い当たるのです。

村上春樹はそういう「老境に足を踏み入れた親」みたいです。しょうがないがゆえに、かけがえがないのです。
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No.410:
(4pt)

読みやすかったけれど

読みやすかったけれど・・読みやすかった分少し物足りなかったです。1Q84がすごすぎた。
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No.409:
(5pt)

今の自分を信じられる本です

読み終わりが近づくにつれ、身体の毒素が徐々に溶かされていくような、清々しさを覚えました。まさに読書しながら、巡礼を共にした気持ちです。

人生において全てがクリアになる訳ではない、でも生きるに必要なことは理解し得る(あるいは受容できる)、そんな世界観が心地良かったです。

固い表現が多いですが、文章は分かりやすいです。登場人物の話す言葉が、全て同じ思考から生み出されたしか言いようがなく、‘他者’を感じられませんでした(笑)

村上さんの本を読みたくて読んだのだから、それで十分と納得しています。

六本指の人は普通に存在すること、不思議は不思議で在ること、自分が思う自分と他者から見る自分の違いなど、この世界をまっすぐ見つめる視点は王道ともみえ、安心しました。
この作品を出逢えて、毎日をまた新鮮に生きてみようと思えました。
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No.408:
(1pt)

未熟文学

村上春樹の作品の主人公(今回多崎つくる)には、いつもある一定の傾向がみられます。

・弱くて傷つきやすい(p.37 「僕はそこまで強くなかったんだ」とつくるは言った。)
・でも「他人と違った特別さをもっている」と思っている(p.14 周囲の人々とは少し違う、あまり普通とは言えない部分が自分にはある(らしい)。)
・自分のしていることおよび感じていることは「正しい」と思っている(p.7 五人はそれぞれに「自分は今、正しい場所にいて、正しい仲間と結びついている」と感じた。p.329にも同様の箇所あり。)
そして、これが最大の問題ですが、
・自分は傷つきやすいにもかかわらず、他人の痛みにはおそろしいほど鈍感。
p.131からp.134にかけて、つくるは婚約者のある女性と合意の上で交際していますが、裏切られた婚約者のことなど一度も考えたことがないようです。これは1Q84の青豆や天吾も同じです。自分に殺された人や、人妻GFの旦那の気持ちなど考えたこともないに違いありません。

上記のような特徴はひとことで「未熟」と言い表せると思いますが、実際にこのような人は周囲にかなりの頻度でいます。「村上作品の主人公に感情移入できる」という人たちだと思います。現実にはこのような人たちは、その未熟さゆえに、上司や先輩と常に齟齬や摩擦を起こしています。本人は「自分は正当に評価されていない」と感じており、40歳近くにもなって、職場と転々としたり、結婚したり離婚したり、大概満足できる状況を得られていません。

しかし、村上作品主人公は違います。

(p.232 三十六歳で、一見優雅に独身生活を楽しんでいる。身体は健康で、贅肉もついていないし、病気ひとつしたことがない。躓きのない人生だ、普通の人はそう考えるだろう。
 たしかに多崎つくるはこれまでの人生において不足なくものを手に入れてきた。)
学卒後電鉄会社に勤務し続け現在は課長補佐、父の遺産の自由が丘のマンションで清潔な一人暮らし、夜は恵比寿か広尾で年上の彼女とデート・・・ってこんな人はやはり稀ですよね。でも読者は「自分は本来ならこうあるはず」を提供されるのでうれしいのではないでしょうか。

まあ百歩譲って、「未熟な心性でありながらこういうオシャレな生活をしている人」がいるとして、

決してありえないのが、村上作品には、必ず主人公を理解し、励まし、問題の解決(?)に導く「老賢者」が登場することです。つくるの場合は沙羅(エリも少し)がそれにあたります。
30歳も過ぎた未熟な人間に「そのままでいいんだよ」「勇気をもって」なんていう老賢者はこの世に存在しません。でも読者は「こういう人を待っているんだ!」とシビレるのかもしれませんね。

私は、村上作品がこんなに支持を得るのは、主人公と同じ未熟な心性の読者を「理解者に恵まれ、オシャレな暮らしをする」という理想郷に連れて行ってくれるからだと思います。しかしそれはこどもの理想郷であるがゆえに、リアリティと普遍性を全く欠いています。

詳しくは知りませんが、村上作品はどんなに人気があっても、文壇で高く評価されていることはないのではないかと思います。成熟した良識あるおとなを納得させるだけの普遍性に欠けていると思います。「人の心は、傷と傷、痛みと痛み、脆さと脆さによってこそ、深く結びついている」わけがないと思います。もしかしてこのことは村上春樹自身わかっているのではないでしょうか。
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No.407:
(2pt)

村上春樹のリアルなものはいまいちだと思う

村上春樹の小説はかなり読んでいるが
ノルウェーの森やこの小説のようなリアル
なものはいまいちだと思う。異次元的な
世界が出てくるものが私は好きだ。ところで
星1つをつけてるレビューをいくつか見たが
アンチの人は女にまるで縁のない人が多い
らしい。自分ももてないほうで、小説の中の
人物が不自然にもてることには前から違和感
を感じてきた。日本のアニメにもそういう
設定のものがあるがしらけてしまう。村上春樹
の小説にきざな印象を抱く人も多いが、村上氏
はフィッツジェラルドやレイモンドチャンドラー
の影響を受けている。アメリカのこういう作家
の書いたものだときざなセリフも違和感がない
のだが日本人がこれをやると日本人から見ると
じつに不自然な印象を受けてしまう。海外の
人はそうでもないのだろう。外国で人気なのも
わかる。
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No.406:
(3pt)

自分が他人に与るべき物があり、他人との幸せな関係を受け取れるという事。

私は26の男性です。
多崎つくるとおかれた立場は違うが、この小説を読んでいて、妙に感情移入してしまった。

私は、小学生から中学生に掛けていじめられた時期がある。
高校入学以降は、新しい環境になり、特にいじめられる事も無くそれなりに楽しく過ごしていった。

しかし、いじめられた経験から、素直に自分の気持ちを伝える事が怖く、
今でも他人に正直な自分を出す事はできないでいる。
いや、正確には出せる人が家族と一人の友人のみである。

だから、大人数のグループでの立ち振る舞いはヘタクソだし、
外見は普通だが人生で真剣に他人と交際出来た事もない。

自分の今の現状は、主人公と沙羅の以下の会話が表していると思う。
「誰かを真剣に愛するようになり、必要とするようになり、そのあげくある日突然、年の前置きも無くその相手が何処かに姿を消して、一人で後に取り残される事を僕は怯えていたのかもしれない」
「だからあなたはいつも意識的にせよ無意識的にせよ、相手とのあいだに適当な距離を置くようにしていた。あるいは適当な距離を置く事のできる女性をえらんでいた。自分が傷つかずに済むように」

きっと誰もがトラウマの様なものを抱えながら毎日を過ごしている。
他人と関わっている。でも記憶にふたをしたまま、歪んだ自分のまま他人と関わるから、
結局歪んだ関係になり、本当の意味での幸せは得られない。

自分に素直になり、他人に与えられる物を与える。そうする事で得られる物があるのだ。
そんな事に気がつかされた小説でした。

最後に、シロについては謎の多い話だったが、シロの事に自分のレビューが触れていない点が、まだまだ青いなとおもっている。
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No.405:
(2pt)

名前で売れるだけの作品

ものすごく嫌な部分があるわけではないけど
惹きつけられることもないので目が文面を滑ってしまう

登場人物の行動が不自然、言葉使いも現実的ではない
感情移入もなにもなくただ文字を追っていくのが苦痛
良いと言っている人はそれが魅力なのか?

村上の名が無ければまったく売れることは無いであろう駄作なので
もし初めて村上さんの本を買おうとしている人がいたら止めたほうがいい
5ページぐらい立ち読みしてからにしよう
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No.404:
(1pt)

お金の無駄

作者がこの作品のことを「新たな実験」と言っているそうですが
それは
「こんなお粗末な内容でも 僕というブランドで どのくらい売れるか」
という実験なのでしょう。
今度こそは村上ワールドが好きになるかもと、毎回騙されますが
今回もダメでした。
この人sexと精神異常に固執してますね。
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