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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年



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【この小説が収録されている参考書籍】
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価: 3.41/5点 レビュー 1022件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1022件 601~620 31/52ページ
No.422:
(1pt)

人気ほどの作品ではない

まったく読むに値しないものでした。
なぜ村上春樹が人気なのかわからない。
時間の無駄でした。
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年Amazon書評・レビュー:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年より
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No.421:
(5pt)

感銘を受けました

今まで村上春樹さんの作品に触れていませんでした。この作品の話題性から読んでみたのですが、自分の心に染み込んでいく感じがよかったです。疑似体験をしているような描写もとてもよかったですね。賛否両論はあるようですが自分の心の中に引っ掛っている何かを時間の経過に任せて埋もれたままにするのではなくて、解き明かしていく・・・そういったことが人生で必要なんだと感じました。
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No.420:
(5pt)

久しぶりに気持ち良く読めました。

久方ぶりの村上春樹さんの作品。
今回は気持ち良く、一気に読むことができました!!!
1Q84はあと少しなんだけど。。。
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No.419:
(2pt)

文章だけで読ませるのは凄いよ。

村上春樹の小説もエッセイもすべて読んで来ました。自分とリアルタイムの優れた小説家だと思っているからです。
今回の小説はラストも納得出来ず、次回作でもあるのかいな〜と思いました。
内容はありません。でも文章だけでこのような小説が一冊書ける村上春樹は凄いと思いました。
何だか才能も尽きた感がありました。
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No.418:
(3pt)

報道で興味持って乗り遅れまいと・・・

一週間で100万部突破
なぜだか分からない

販売政策の勝利?
それだけ踊る人が居る今の日本?

時間を立体的に組み上げてる
それは分かるけど・・・
普通の小説じゃ無いですか

当たり前だけど
人間てさみしい生き物なんだなー
それが読後感
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No.417:
(5pt)

久しぶりに、感動。

人は本当に自分の事をわかっているようだが知っているのはほんの一部分だけのような気がする事に改めて気付いた。
かくいう私も最近の日々は本当の自分を知らない、いやわからないと言う事が続いていたのだが、この本を夢中になってあっという間に読み終えた。後半部分のフィンランドへの探求の旅の中で、つくるやユズに思いを寄せるエリさんの心中には思わず感動した。
所詮人は自分の事すらわからないのだから、他人を解ろうとすること自体愚かなのだと、少しだけ悟った気分・・・かな??
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No.416:
(3pt)

続編を期待。

文章の読み易さは評価しますが、内容的には物足りなさを感じました。

物語は中断されている感があるので、作者は続きを考えているのではないでしょうか。

続編で、作者の言いたいことが集約されて読み手に明確に伝わることを期待しています。
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No.415:
(4pt)

こんなかんじですかね?

初めて村上春樹さんの本を読みました
何だか不完全燃焼です・・・続編が出るのかな?
でも、とても面白かったです。
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No.414:
(5pt)

1Q84よりは楽しめた

今★5つをつければ確実にアンチ春樹たちに「レビューは参考になりませんでした」爆撃を食らうに決まっている……!! しかし信者(ファン)には引けない時というのがある。それもこれもあのドリーとかいう滝本竜彦フリークみたいなやつの文学性が欠如した三文文章がいかんのや。まあそれはともかく。

 今作は結構熱中して読めました。前作1Q84が個人的にヒットではなかった分、結構興奮しながら読みました。二日くらいで読了しましたね。
 1Q84に関して言えば、アレは村上春樹入門用の新読者に向けられた小説なのであって、一応春樹さんの大抵の作品を読んでいる自分にとっては、少々物足りない作品でした。ビッグ・ブラザーに対するリトル・ピープル――現代という時代においては、人の個性というものを殺していくのは巨大な一人の独裁者ではなく、個の小さき人々の群れなのだと思われます――そして空気さなぎ(自我を後天的に、恐らくは意志的に養えるポッド)といったギミックはそれなりに挑戦的なモチーフであるようには思われましたが、しかしやはり最終的なカタルシスに欠け、予定調和的な部分の見られる作品であったように思われます。しかし今は1Q84の話は置いておきましょう。

 今作は何より文体に勢いがありますね、そして、現代という時代に寄り添うような様々な物が小説中に現れました。SNS、スマートフォン、グーグル……などなど。
 主人公が抱えている問題が二十代の初めくらいに起こった出来事に起因している、といった設定も、どこか今の新しい人間、つまり若者という読者にむけられた作品であることを示すサインであるように思われます。つまり、春樹さんは新しい物事や、新しい人々、若者という、“新しさ”を主軸とした物語を書かれているということです。御年が六十を越えてなお小説に対して持っている挑戦的な姿勢というのは、これは実に見習うべきものでありましょう。

 登場するキャラクターも実に瑞々しい存在でした。ヒロインの一人である沙羅、これは短篇集『神の子どもたちはみな踊る』に出てきた『蜂蜜パイ』の登場キャラクターの一人、沙羅と同じ名前ですね。ただ、1995年において恐らくは5歳かそこらだった沙羅が三十代の後半になっているという設定を春樹氏が考えるとはあまり思えないので、偶然の一致かもしれません。
 個人的には、クロのキャラクター像が気に入っております。聡明な皮肉屋でありながら、自分の恋愛感情にできるだけ正直にあろうとするその健気さというのは、あたかも十代か二十代の小説家が対象とするようなキャラクター像に思われます。本作の後半を読みながらに思ったのは、「何だこのラノベに出てきそうなキャラクターは」とかいう感想でした。1Q84のキャラクターである「ふかえり」にも同じようなことを思いましたが、まあそれはいいです。ちなみに僕はラノベ好きです。中学生の頃はラノベと海外文学を交互に読みまくっていました。

 他にも登場するキャラクター。アカやアオ。そしてシロといった、彼らや彼女らにまつわるエピソードにはそれぞれ興味深いものがあります。率直に言って、何度か読み返したくなるようなそういうエピソードです。
 もっと言うならば、それらのエピソードは「いきいきと」しています。読者のニーズなどに合わせて振り回されるようなキャラクター像ではなく、そこには「生きた」キャラクターの息遣いが感じられます。こういう生命感というものは、凡百な作家には当然書けないものです。とにもかくにも、この小説はいわばキャラクターありきの小説です。彼らの重みのある存在感や、その語り、そして人生といったものを個別に味わい、そして想像をふくらませる媒介にするというのが、この小説の楽しみの中心にあるもののように思われます。
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No.413:
(1pt)

なぜにこうかっこつけたがるのか

結局何だったんでしょうか。
読み終わりましたが何も残っていません。

彼の小説からセックスとキザな言い回しを取ったら、何も残らないのでは?

カフェで、ブックカバーつけずに村上春樹読んでる俺、かっこいい!
そんな奴をみると錆びた釘バットでかっとばしたい気分になります。
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No.412:
(3pt)

素敵な文章と、意外な結末

いつもながら綺麗な言葉を選んでおられるのは、さすがだな~って感じました。 結末は、流れから期待していたものではなく、やはりその意外性が村上春樹さんなんだろうな、と思いました。 その不完全燃焼な部分を鑑み、生意気ではありますが、普通とさせていただきました。
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No.411:
(3pt)

自分が他人に与るべき物があり、他人との幸せな関係を受け取れるという事。

私は26の男性です。
多崎つくるとおかれた立場は違うが、この小説を読んでいて、妙に感情移入してしまった。

私は、小学生から中学生に掛けていじめられた時期がある。
高校入学以降は、新しい環境になり、特にいじめられる事も無くそれなりに楽しく過ごしていった。

しかし、いじめられた経験から、素直に自分の気持ちを伝える事が怖く、
今でも他人に正直な自分を出す事はできないでいる。
いや、正確には出せる人が家族と一人の友人のみである。

だから、大人数のグループでの立ち振る舞いはヘタクソだし、
外見は普通だが人生で真剣に他人と交際出来た事もない。

自分の今の現状は、主人公と沙羅の以下の会話が表していると思う。
「誰かを真剣に愛するようになり、必要とするようになり、そのあげくある日突然、年の前置きも無くその相手が何処かに姿を消して、一人で後に取り残される事を僕は怯えていたのかもしれない」
「だからあなたはいつも意識的にせよ無意識的にせよ、相手とのあいだに適当な距離を置くようにしていた。あるいは適当な距離を置く事のできる女性をえらんでいた。自分が傷つかずに済むように」

きっと誰もがトラウマの様なものを抱えながら毎日を過ごしている。
他人と関わっている。でも記憶にふたをしたまま、歪んだ自分のまま他人と関わるから、
結局歪んだ関係になり、本当の意味での幸せは得られない。

自分に素直になり、他人に与えられる物を与える。そうする事で得られる物があるのだ。
そんな事に気がつかされた小説でした。

最後に、シロについては謎の多い話だったが、シロの事に自分のレビューが触れていない点が、まだまだ青いなとおもっている。
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No.410:
(2pt)

名前で売れるだけの作品

ものすごく嫌な部分があるわけではないけど
惹きつけられることもないので目が文面を滑ってしまう

登場人物の行動が不自然、言葉使いも現実的ではない
感情移入もなにもなくただ文字を追っていくのが苦痛
良いと言っている人はそれが魅力なのか?

村上の名が無ければまったく売れることは無いであろう駄作なので
もし初めて村上さんの本を買おうとしている人がいたら止めたほうがいい
5ページぐらい立ち読みしてからにしよう
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No.409:
(2pt)

村上春樹のリアルなものはいまいちだと思う

村上春樹の小説はかなり読んでいるが
ノルウェーの森やこの小説のようなリアル
なものはいまいちだと思う。異次元的な
世界が出てくるものが私は好きだ。ところで
星1つをつけてるレビューをいくつか見たが
アンチの人は女にまるで縁のない人が多い
らしい。自分ももてないほうで、小説の中の
人物が不自然にもてることには前から違和感
を感じてきた。日本のアニメにもそういう
設定のものがあるがしらけてしまう。村上春樹
の小説にきざな印象を抱く人も多いが、村上氏
はフィッツジェラルドやレイモンドチャンドラー
の影響を受けている。アメリカのこういう作家
の書いたものだときざなセリフも違和感がない
のだが日本人がこれをやると日本人から見ると
じつに不自然な印象を受けてしまう。海外の
人はそうでもないのだろう。外国で人気なのも
わかる。
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No.408:
(3pt)

しょうがない、村上春樹だから

親しい人々が手のひらを返すのに直面すると、心の一部が壊死してしまいます。私も遠くない過去、そういうことを経験しました。あの日の前と後とでは、世界は違って見えます。その断絶は今後、ほかの人々と近しい関係を築いても心に残り続けるだろうと思います。何を食べても砂を噛むようで、寝ても目が覚めるのが怖いような日々。そこを掬い取ってあったことが、私にとっては救いになりました。

村上春樹の描く孤独は自己陶酔的で、出てくる女性は常に男性に都合よすぎで、リアリティもありません。その「しょうがなさ」は『ノルウェイの森』あるいはもっと前のデビューの頃から言われていたことです。私は女性ですが、多崎つくる、あるいはすべての村上作品の主人公のような男性が身近にいたら「めんどくさい」「鬱陶しい」と思うことは必須です。村上春樹が世界で読まれるほど、日本の女性は妙な誤解、妄想の対象にされている気がしなくもありません。海外在住の私は迷惑だと思うこともあります。

ただ、それでも村上春樹という作家が何をどう言われても、同じようなテーマと主人公で同じようなことを語り続けるそのしつこさに、呆れながらも、新作を買い続ける読者との関係が独特の「境地」に入っている気がします。何十年も何作も「読んでガッカリした」とファンは言い続けているのに村上春樹は商売が成り立っています。そして未だに若い世代にそのような読者が再生産されていることに驚愕を禁じ得ません。私もそういう二十年来のファンです。外国で前宣伝は日本ほど耳に入ってきませんが、気づくと一時帰国の際に、平積みの新作本を手に取って、レジに持って行っていました。

そして、読んでいるうちに、この人の作品じゃなければ癒せない何かが自分にあることにいつものように気づくのです。何に似ているかと思ったら「親」でした。私の親はもともとしつこいのですが、年を取るごとに、同じ事をクドクドクドクド、繰り返して話すようになりました。会話として何の生産性もありません。だけど会った後で気づくのですが、そういう親じゃないと癒せない何かが自分の奥深くにあるのです。終わりの見えない親の話の何かが、自分の中のどこかを包み込んでいたことに後で思い当たるのです。

村上春樹はそういう「老境に足を踏み入れた親」みたいです。しょうがないがゆえに、かけがえがないのです。
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No.407:
(1pt)

未熟文学

村上春樹の作品の主人公(今回多崎つくる)には、いつもある一定の傾向がみられます。

・弱くて傷つきやすい(p.37 「僕はそこまで強くなかったんだ」とつくるは言った。)
・でも「他人と違った特別さをもっている」と思っている(p.14 周囲の人々とは少し違う、あまり普通とは言えない部分が自分にはある(らしい)。)
・自分のしていることおよび感じていることは「正しい」と思っている(p.7 五人はそれぞれに「自分は今、正しい場所にいて、正しい仲間と結びついている」と感じた。p.329にも同様の箇所あり。)
そして、これが最大の問題ですが、
・自分は傷つきやすいにもかかわらず、他人の痛みにはおそろしいほど鈍感。
p.131からp.134にかけて、つくるは婚約者のある女性と合意の上で交際していますが、裏切られた婚約者のことなど一度も考えたことがないようです。これは1Q84の青豆や天吾も同じです。自分に殺された人や、人妻GFの旦那の気持ちなど考えたこともないに違いありません。

上記のような特徴はひとことで「未熟」と言い表せると思いますが、実際にこのような人は周囲にかなりの頻度でいます。「村上作品の主人公に感情移入できる」という人たちだと思います。現実にはこのような人たちは、その未熟さゆえに、上司や先輩と常に齟齬や摩擦を起こしています。本人は「自分は正当に評価されていない」と感じており、40歳近くにもなって、職場と転々としたり、結婚したり離婚したり、大概満足できる状況を得られていません。

しかし、村上作品主人公は違います。

(p.232 三十六歳で、一見優雅に独身生活を楽しんでいる。身体は健康で、贅肉もついていないし、病気ひとつしたことがない。躓きのない人生だ、普通の人はそう考えるだろう。
 たしかに多崎つくるはこれまでの人生において不足なくものを手に入れてきた。)
学卒後電鉄会社に勤務し続け現在は課長補佐、父の遺産の自由が丘のマンションで清潔な一人暮らし、夜は恵比寿か広尾で年上の彼女とデート・・・ってこんな人はやはり稀ですよね。でも読者は「自分は本来ならこうあるはず」を提供されるのでうれしいのではないでしょうか。

まあ百歩譲って、「未熟な心性でありながらこういうオシャレな生活をしている人」がいるとして、

決してありえないのが、村上作品には、必ず主人公を理解し、励まし、問題の解決(?)に導く「老賢者」が登場することです。つくるの場合は沙羅(エリも少し)がそれにあたります。
30歳も過ぎた未熟な人間に「そのままでいいんだよ」「勇気をもって」なんていう老賢者はこの世に存在しません。でも読者は「こういう人を待っているんだ!」とシビレるのかもしれませんね。

私は、村上作品がこんなに支持を得るのは、主人公と同じ未熟な心性の読者を「理解者に恵まれ、オシャレな暮らしをする」という理想郷に連れて行ってくれるからだと思います。しかしそれはこどもの理想郷であるがゆえに、リアリティと普遍性を全く欠いています。

詳しくは知りませんが、村上作品はどんなに人気があっても、文壇で高く評価されていることはないのではないかと思います。成熟した良識あるおとなを納得させるだけの普遍性に欠けていると思います。「人の心は、傷と傷、痛みと痛み、脆さと脆さによってこそ、深く結びついている」わけがないと思います。もしかしてこのことは村上春樹自身わかっているのではないでしょうか。
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No.406:
(2pt)

p51の15行目

p51の15行目辺りまでの内容で終わる短編だったらわりと好きだったと思います。
主要人物の5人は「中の上」の家庭とのことですが、どう見てももっと上。
色々と庶民の感覚からはかけ離れていると感じました。

彼女に強ーく勧められるまで放置してたような十数年も前の出来事は、今更
金と時間をかけてほじくり返して整理しなくても生きていけます。やはりもっと
現実的なことで悩む小説の方が自分には合っているようです。駅の設計を
志したが経済的な事情で大学には通えず、高卒で就職した会社は倒産。バイトを
しながらハローワーク通いを続けているが、仕事なんかねーよ!みたいな。

ということで、つくるさんが暗い海をどうやらひとまず泳ぎきったっぽい
p51までで満足しました。クロさん辺りが電話で3分ぐらい話せば済むのに
そこまで全力で真相を伝えない意味って何だ。あ、それはp52以降でしたか。
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No.405:
(1pt)

お金の無駄

作者がこの作品のことを「新たな実験」と言っているそうですが
それは
「こんなお粗末な内容でも 僕というブランドで どのくらい売れるか」
という実験なのでしょう。
今度こそは村上ワールドが好きになるかもと、毎回騙されますが
今回もダメでした。
この人sexと精神異常に固執してますね。
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No.404:
(5pt)

今の自分を信じられる本です

読み終わりが近づくにつれ、身体の毒素が徐々に溶かされていくような、清々しさを覚えました。まさに読書しながら、巡礼を共にした気持ちです。

人生において全てがクリアになる訳ではない、でも生きるに必要なことは理解し得る(あるいは受容できる)、そんな世界観が心地良かったです。

固い表現が多いですが、文章は分かりやすいです。登場人物の話す言葉が、全て同じ思考から生み出されたしか言いようがなく、‘他者’を感じられませんでした(笑)

村上さんの本を読みたくて読んだのだから、それで十分と納得しています。

六本指の人は普通に存在すること、不思議は不思議で在ること、自分が思う自分と他者から見る自分の違いなど、この世界をまっすぐ見つめる視点は王道ともみえ、安心しました。
この作品を出逢えて、毎日をまた新鮮に生きてみようと思えました。
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No.403:
(4pt)

読みやすかったけれど

読みやすかったけれど・・読みやすかった分少し物足りなかったです。1Q84がすごすぎた。
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