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牧師館の殺人



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牧師館の殺人の評価: 4.38/5点 レビュー 34件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 1~20 1/2ページ
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No.34:
(4pt)

小さな村とそこに住む人々が魅力的

翻訳者は「肩甲骨は翼のなごり」や「スタンド・バイ・ミー」を訳された方のようです。
クリスティー文庫の方でも読みましたが、この創元推理文庫orクリスティー文庫どちらで読んでも良いと思います。

ミス・マープルシリーズは今のところ6冊読んだのですが、その中で牧師館の殺人が一番お気に入りです。
どこに惹きつけられてるのかな?と考えてみたら、セント・メアリ・ミードやそこに住む人々に魅力を感じてるのだと思いました。当時のイギリスでの生活の様子、小さな村ならではの様子、魅力的な登場人物たち。そして、もちろんミス・マープル。
マープルを客観的に見た描写がされているのですが、〝とても怖い人物(村のことなら何でも知っていて、いつも正しいから)〟として書かれていて面白いです。

というわけで、マープルやセント・メアリ・ミードのことがよくわかるので、ミス・マープルものを読むにあたって牧師館の殺人はどこかで読んでおいた方がより楽しめると思います。個人的には一番はじめに読むといいかなと思います。

謎解き部分はあまり派手さはないです。
ミス・マープル最初の事件 牧師館の殺人【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ミス・マープル最初の事件 牧師館の殺人【新訳版】 (創元推理文庫)より
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No.33:
(4pt)

ミス・マープル長編第1作目

ミス・マープル長編第1作目。小さな村という閉ざされた空間で、噂話で情報が行きかうスタイルが、読んでいて面白い。ポアロシリーズよりも肩の力を抜いて読める。村中から絶えまなく相談や苦情が寄せられる牧師には、思わず同情してしまった。料理が下手くそなメイドも「教育すると、他の家に行ってしまう」とのことで、なるほど。当時の生活が伺えるのもgood。嫌な印象だったプロザロー大佐の娘も、真相がわかると印象がガラッと変わる。流石。マープルもぜひ読破したい
牧師館の殺人(クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人(クリスティー文庫)より
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No.32:
(5pt)

教会の鐘の音で時を知る村人たち

本書『牧師館の殺人』は「牧師の書斎で牧師に殺害される教区委員」(290頁)
の筋書きか、と思いきや、
「人生というものは筋書きどおりには運ばない」(290頁)
というわけで、前言の筋書き完全否定の物語。

こんな調子ですもん、本書は437頁という長篇小説になっています。

自分の腕時計や柱時計で勝手に時間を早めたり遅らせたりする村人たち。
彼らは結局、村の教会の鐘の音で村だけの「共通時刻」を知るのです。
村人たちの共通の標準時間は、村の教会の鐘の音。

本書は、電波時計のない時代の1930年の作品。
殺人事件の犯行時間の推定は今も昔も難しい。
そこを逆手に取って、時間を捏造してアリバイ作りする人間の醜さを感じました。

人間は自分の都合に合わせて、
自分の腕時計や柱時計の時間を早めたり遅らせたりして生活しています。
挙句の果ては「時は奇妙なものだ……」(363頁)との認識。あちゃー

しかし、教会の鐘の音は、そういう人間さまのご都合主義はとりません。
村の教会への信頼感は、この馬鹿正直な鐘の音から来ているようです。

でも、牧師さんも人間です。
本書に登場する牧師の名は、レオナルド・クレメント。愛称は「レン」。
牧師の妻の名は、グリゼルダ(・クレメント)。
牧師の甥の名は、デニス。

副牧師の名は、ホーズ。ボーズ(ぼうず、坊主)ではありません。
ホーズは「三週間前に仕事についたばかり」(16頁)

本書のシリーズ文庫には珍しく、図が三枚も付いていました。

図A(47頁) 牧師館の間取り図と、隣接するミス・マープルの家
図B(74頁) 牧師館の書斎「部屋の見取り図」(73頁)。内部の家具配置図
図C(122頁) 牧師館を取り巻く環境図。方位まで示されています。

本書の語り手は「わたし」(13頁)。牧師の「レオナルド・クレメント」です。

牧師なのに、「誰かがプロザロー大佐を殺してくれたら・・・」(13頁)
などと誤解されるようなことを口走る普通の人間です。

殺されたのは、プロザロー大佐。みんなに嫌われていた治安判事。
妻のアンは、前の妻が家を捨てて出て行った後の若き後妻。

プロザロー大佐は、牧師館の書斎で誰かを待ちながら、
書き物机に座って手紙を書いていたところを
「至近距離から頭を撃ち抜かれ」(75頁)たのです。
傷跡から、自殺ではないとヘイドック医師。

殺人犯人の容疑者は、マープルに言わせると、七人もいる、とのこと。
「いつか七人の容疑者がいるとおっしゃっていましたね」(380頁)
殺意がある発言をしていた人間は、容疑者?

でも、彼らの発言は、殺意ではなく、単なるユーモアだったのかも?

ところどころに、あちこちにアガサのユーモアが出てくる本書です。
この小説は、探偵小説風のユーモア小説です。

アガサのストーリー構成力、展開力は抜群です。
誰もが容疑者になるように構成されています。
犯人の謎解きが、癖になるほど、おもしろい。

謎といえば、「謎めいた女性」と紹介された登場人物の「エステル・レストレンジ夫人」。
プロザロー大佐の声は大きい。立ち聞きしなくても自然に聞こえてきます。
「『こんなに何年もたったあとで』――そういっていたんです――『よくも、のこのこここに来たな』」(272頁)
女性に「のこのこ」とは、ちょっと言葉が過ぎません?

「それから『彼女には会わせない』――それは禁じる――」(272頁)
この「彼女」とは誰でしょうか? 答えは、本書の最後の最後にありました。

レストレンジ夫人は、何年も前に家を捨てて出て行った、プロザロー大佐の前妻?
「レストレンジ夫人はもう長くないんだ」(364頁)とヘイドック医師の見立て。
可哀そうな女性。

殺人事件の犯人捜しはもう充分、という気分になっていた最後に、
「謎めいた女性」の謎の種明かしでホロリとしました。
本書は終わりです。ホッとしました。
牧師館の殺人(クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人(クリスティー文庫)より
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No.31:
(4pt)

女性作家だから許される女性蔑視?の数々w

初読のつもりで読んだが、覚えがあるような、ないような――、おそらく初めてだろうと思いながら、読み終わり間近のクレメント牧師夫妻のやり取りにまた既読感を覚えて……。
 なんともはや情けないが、それくらい派手なところのなく、こじんまりした作品というであるw

 こんな構成からすれば、かなりつまらなく感じても不思議はないのに、ほとんど飽きることなく読了して、さぁ次は『火曜クラブ』かと思えるのだから、著者の筆力に感心する。それほどキャラが掘り下げられるわけでもないが、とにかく登場する老若男女が活き活きしている。このあたりは、エラリー・クイーンやディクスン・カーといった同世代組よりも一頭抜けていて、レックス・スタウトとタメを張る長所だと思う。

 特に女性に対する辛辣に茶化したやり取りがおもしろい。
 運動全体のエネルギー総量はともかく、当時もフェミニスト団体はあった筈だから、これ、女性作家じゃなければ問題視されたのでは。なんて思ってみたりもする。
 男性のクレメント牧師の視点なのだが、ま、彼自身が女性をバカにした発言をしているわけではないか……。
 とは言え、彼が登場女性の何人かにかなり辟易している内面描写はあるから、彼が本書を公に発表したとすれば、セント・メアリ・ミードでの彼の評判はガタ落ちになっただろうw

 「解説」によれば、本書が発表された1930年は、クリスティが13歳若い考古学者マックス・マローワンと再婚した年である。その実生活への周囲の反応が、本書の幾人かの登場人物間の歳の差を意識させる描写へと繋がっているというのは慧眼だ。
牧師館殺人事件 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:牧師館殺人事件 (新潮文庫)より
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No.30:
(4pt)

さすが女王。

牧師館に牧師が帰宅すると、書斎でその土地の有力者が拳銃で頭を撃たれて死んでいた。……被害者の妻が殺したと思った、その妻と不倫していた画家が、妻をかばうために自分がやりましたと警察に自首する。……すると妻の方も自分がやりましたと言って自首してくる。……結局二人とも疑いが晴れる。……ところが……という話。
後半は、話が二転三転して面白い。
ミス·マープルは要所要所で顔を出して、鋭い推理を披露してくれる。
最後は、真犯人に罪を着せられて殺されそうになった人間が、救われて、犯人も捕まってめでたしめでたし。
……ミスマープルの推理は、今読んでも、全然遜色なくなるほどと納得できる。
……例えば、被害者のそばに、いかにも被害者が書いたように置かれた手紙が、“もう待てない。“と書いてあるけど、被害者がそこに来たときに、牧師はこの時間までは帰らないと女中が伝えてあったのに、その時間より前に“待てない。“と書くのはおかしい……というような推理。……こういう、ちょっと見ただけではわからないようなところから、それがウソの手紙だと見破るというのが、うまいなあと思う。……こういう、緻密で論理的な推理を、小説の中で披露するのは、他の作家では、ほとんど見られない。
……さすが女王と言いたくなる力作です。

創元推理文庫では『ミス·マープル最初の事件』というタイトルなので、重複して両方買ってしまった。……海外の作品の翻訳は、違う出版社から出す時も、タイトルを統一してほしい。何か理由があってタイトルを変更する場合は、もとのタイトルを、表紙に小さく書いておくべきだと思う。
牧師館の殺人(クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人(クリスティー文庫)より
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No.29:
(5pt)

セント・メアリ・ミード村は詳述されなければならなかった

ゆるい進行で、特に書き出しのところは脱力しそうなほどですが、マープルの探偵眼はセント・メアリ・ミード村に育まれたわけで、そこは、牧師館を中心に形成された田舎らしい噂話と相互監視のコミュニティなのですから、要するに、ゆるく描かれなければならなかったのではないでしょうか。
本作でマープルは大変濃いキャラとして設定されていますが、後年、いくら格好良くなっていくとしても、この舞台とキャラクター設定なくしてマープルは理解できないはずだと思うので、本作はやはり最初に読まれなければならないと考えます。
牧師館の殺人(クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人(クリスティー文庫)より
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No.28:
(5pt)

面白い

見取り図などもあり推理が楽しい。あの時代の雰囲気も好きです。天才です。
牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)より
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No.27:
(5pt)

年輩者と若者たちの書き分けが見事

穏やかで平和な村の殺人事件。村人たちは方々で犯人捜しの噂をし合います。
年輩者と若者たちの性格の書き分けが見事で、とても軽やかで楽しいです。
そしてミス・マープル登場。鋭い観察眼と深い洞察力で真実を推理しますが、
とてもスッキリと心地よい読み物です。殺人事件といえば悲惨な出来事なのに
暗い気分にさせられません。お勧めします。
牧師館殺人事件 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:牧師館殺人事件 (新潮文庫)より
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No.26:
(5pt)

カバー目的

カバーイラスト目的で購入。
牧師館の殺人(クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人(クリスティー文庫)より
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No.25:
(5pt)

評価

面白かったですよ。
牧師館の殺人(クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人(クリスティー文庫)より
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No.24:
(5pt)

届いています

楽しみに読ませていただきます
ありがとうございました
牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)より
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No.23:
(5pt)

ミス・マープル初登場‼︎

クリスティ文庫はこどもの頃から読み全巻持っていますが、新訳の電子版が欲しくて購入、ミス・マープル物で個人的に1番好きなのは『バートラム・ホテルにて』です。ストーリーもですが、そこに繰り広げられる世界にタイムスリップできる感が壮大なので。さて本作はミス・マープル初登場の重要な一巻。村で渦巻く人間像・人間関係は普遍的で現代社会の風刺でさえある。注目したいのがミス・マープルの甥で文学者のレイモンドがまだ嫌味なほどマープル女史を馬鹿にしてないし、後の作品のようにその名探偵としての手腕に脱帽もしてないし、ミス・マープルの礼賛者ヘンリー・クリザリング卿も出てこず、ミス・マープルは後半で大活躍するものの、他のマープル物に較べ出番が極めて少ないこと。その分周囲の登場人物一人一人が濃いキャラとなって他作品同様面白く読める点でしょうか。バッグの中身を故意に全部落として拾ってもらって指紋を採取する等、他作品のように能動的な探偵ではないけれど、愛すべきマープル女史のデビュー作としては十分興味深い。ポアロも最初は曲がっている物を真っ直ぐにする癖以外、ご自慢の口ひげを丹念に整えたりする仕草も、ホットチョコレートもミス・レモンも登場しないし、ヘイスティングズもいたってまともでポアロに馬鹿にされることもない。作品を重ねるにつれ、クリスティ女史の中で人物像が深くなっていく過渡期の作品として非常に面白く読めます。
牧師館の殺人(クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人(クリスティー文庫)より
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No.22:
(2pt)

良いとは…

購入前に値段と評価のギャップに気付くべきだったなとは思いますが、カバーに数か所破れがある状態で「良い」の評価は微妙。
牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)より
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No.21:
(4pt)

本格ミステリの傑作でデビューするミス・マープル

クリスティーはかなり読んでるが、ミズ・マープルものは初めて。しっかりした本格ミステリだったが、かなり出しゃばり気味なエルキュール・ポアロに比べて、ミス・マープルは中盤ではほとんど出番がなく影が薄い。その代わり? なのか、彼女の知り合いのオバチャン連中が、この村では珍しい殺人事件に興味津々で嘴を挟んで来る。イギリスの片田舎が舞台で、特別な金持ちでなくても使用人を雇っている時代、他に娯楽がなくゴシップの噂話が生きがいみたいなオバチャン達。日本人であってもノスタルジーを感じさせるような雰囲気の中、決して出しゃばらないが最後に名推理を披露するミス・マープルが印象的なデビュー作だった。
 全体の叙述トリックはクリスティーのデビュー作「スタイルズ荘の怪事件」の二番煎じ。ミス・マープルの原型は「アクロイド殺し」のゴシップ好きな真犯人の姉と言う解説を読んでなるほどと思った。ミス・マープルの長編処女作と言っても、クリスティーは40歳で円熟期の作品。本格ミステリとして安心して読めるハイレベルさに納得だ。殺人の引き金となった不倫などいろいろ不道徳な問題も、現代の日本に置き換えて十分通用するもので、鑑賞に値する本格ミステリの傑作と評価したい。
牧師館の殺人(クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人(クリスティー文庫)より
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No.20:
(4pt)

セント・メアリ・ミード村の様子が詳しく書かれている

マープル物の最初の長編作品であり、マープルの住んでいるセント・メアリ・ミード村の様子が詳しく書かれているのが興味を引いた。
殺人事件はプロズロウ大佐の銃殺事件1件だけだが、人物を巧みに配置し、置き手紙、偽の電話、銃声、殺人の時刻、アリバイ、証言内容、過去のつながり等、様々な謎が盛り込まれていて、ミステリーの物語としては、十分に読み応えのある作品。
マープルの些細な事象に対する気付きや、状況をうまく説明する解釈はなかなかと感じるが、真相はポアロ物の某作品と非常に類似しているし、ややごちゃごちゃとしている印象を受けた。
牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)より
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No.19:
(5pt)

物事を見る目を持つ者は老人かも知れませんね。

1976年出版、全368ページ、カバー見開き部に今作の登場人物達が紹介をされています、これで「誰が誰だか解らなくなる問題も回避が出来ますよね、一見、他の誰よりも分別もあって穏やかな老女に見える、だが実は庭いじりは詮索好きである事を隠すカモフラージュ、人間観察やゴシップも大好きであるミス・マープルが大活躍をするシリーズものの第一弾!、殺人事件が起きたのは何とミス・マープルの家の隣にある牧師館!?、殺害をされたのは金持ちの大佐、彼の後妻は若い画家の男と不倫をしており、一見をすると他に容疑者も見当たらない極めて単純な事件に見えるのだが、、、「ごく自然な事過ぎて真実が見えなくなる事もある」うーん、ミス・マープルシリーズは人間心理が深くて読み応えがありますよね。
ミス・マープル最初の事件―牧師館の殺人 (創元推理文庫 105-28)Amazon書評・レビュー:ミス・マープル最初の事件―牧師館の殺人 (創元推理文庫 105-28)より
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No.18:
(5pt)

さすがです、マープルさん。

複雑な人間関係を噂や観察で推理するなんて、、、

犯人全くわかりませんでした。
牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)より
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No.17:
(4pt)

村の嫌われ者の大佐が殺された

死体が発見されたのは牧師館でクレメント牧師も容疑者になってしまう。
その後、画家のロレンスが自首し、大佐の後妻のアンも自首する。
しかし、ふたりとも無実。
詮索好きの閑な夫人マープルが謎に挑む。
ミス・マープルって65歳くらいか?
牧師館の殺人(クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人(クリスティー文庫)より
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No.16:
(4pt)

村の嫌われ者の大佐が殺された

死体が発見されたのは牧師館でクレメント牧師も容疑者になってしまう。
その後、画家のロレンスが自首し、大佐の後妻のアンも自首する。
しかしふたりとも無実。
詮索好きの閑な老婦人マープルが謎に挑む。
ミス・マープルって65歳くらいか?
牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)より
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No.15:
(5pt)

元祖

セント・メアリ・ミード村が舞台の物語。ミス・マープルシリーズです。
元祖コージーミステリといっていいのではないかと思います。
村など小さなコミュニティをよく知る人物(噂や詮索大好き!)が謎を解決するカギを持つ…
今作を読んでこれがやぱりコージーミステリの「核」なんだなと思いました。
ミステリがゆるいからコージーミステリではないと思っています。
実際この作品は本格ミステリとしてもしっかり楽しめますし。
今作の牧師もマープル同様、コミュニティをつかさどる人物として活躍してます。

昨今の日本の日常謎解きブームのおかげで
「コージーミステリ」という単語だけは知られるようになりましたが、それとは似て非なるものと思いまいます。
実際元祖コージーいえる今作と日常謎解きと読み比べてみると、より違いがよりわかるのではないかなと思います。
牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)Amazon書評・レビュー:牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)より
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