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母性
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母性の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全190件 121~140 7/10ページ
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『母』と『娘』が母親像として神格化している『おばあちゃん』 しかし、田所家を団子っ鼻の一族と言ったり、 「お母さんのために頑張った」という子供(『母』)を臆面もなく褒めたり、 娘の目の前で舌を噛んで自殺してみせる、 といった言動は「なんか『おばあちゃん』もヤバくない?」とこちらに 不安を掻き立てる存在でした 読んでいくうちに母性は有り余るのに、他者への愛がどこか足りないと感じました 娘も孫娘も『自分がいたからこその子どもたち』となっていて、 それぞれ違う人間であり、個性を持っている、ということを考えなかった人なのかな、と 『娘』の旦那さんは親族を大事にしつつも、その個性や人格を自分なりに考慮して 動いていたように感じました また自分の性質、性格、弱さと同時に己に対する『人間』が何であるかを 理解しているフシがあるのも見て取れました 思慮深いけれども臆病な人間を見事に表している、とも思いました 父親は異性である娘に対して『個人』として接する 母親は同性である娘に対して『分身』として接する 最後に書かれた『幸せで美しい家族』も娘のこうあるべきという姿にほかなりません 母が、父が、幸せそうだから「まあいっか」という”あそび”であることは間違いありません 母性を感じずとも本人たちが幸せであればいいと心から願います | ||||
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ストーリー自体はあまり好みではなかったのですが、サクサク読めました。 文章の中で、ひとつ気になる部分がありました。 正確に覚えていないのですが、女性は出産後に母親になるタイプと娘のままでいるタイプがいると。娘のままでいるタイプだと、子どもを上手に愛せず、自分の母親に愛してほしいという気持ちのほうが強い、、。私はまだ出産したことはないのですが、母性が誰にでも自然に芽生えるものではないのか、と少し恐ろしい気がしました。 心に残ったので星3つで。 | ||||
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中々も見ごたえがありましたね~~ かわいがることも 褒められることも イロイロと | ||||
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延々と義母のいじめや清佳の辛い辛い状況が続き、最後の10ページくらいで急激に進展して終わる。そんなに急に幸せに…?無理やりすぎる終わり方でした。 そして私の母は毒親なので、感情移入はできなかった。 | ||||
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一読した直後は「こういう毒親いそう。娘がまともに育ってよかったね」という浅い感想をもち、大団円っぽい終わり方にも物足りなさを感じたのですが。 ですが私含め子育て中の母親は、「あぁ母もかつてこうしてくれたなぁ。同じことを娘にしてあげられるなんて幸せ」と感傷的な思いに浸ることもよくあると思います。けれど実際には、母との関係は全て甘く優しいものだったわけはなく、思い出は多分に美化されているはず。娘に同じことをしたつもりでもどう受け取られているかは娘にしかわからない。子供が他人の気持ちを考えた行動をとり、人に好かれる人物に育ってほしい、という感情もある程度は誰しも持っている。 ということに気付くと、狂気じみていると思っていた作中の母親の思考回路も程度が極端なだけで、自分の中にも芽はあるのかもしれない、上述の日常の「幸せ」はもしかしたら独りよがりなのかもしれないという不安に陥りました…。 この後からじわじわくる読後感の悪さ、半端ありません。大団円に見える終わり方も娘の視点に過ぎず、作者があえて一読しただけでは丸く収まったように見える書き方をしだだけかもしれないと考えるとぞっとします。 星一つ減らしたのは、冒頭の女子高生自殺未遂事件のひっかけがわざとらしいのと、その記事を読んでいる高校教師が作中の娘だという設定の必然性がピンとこなかった点です。読み取り方が足りないだけかもしれませんが。 | ||||
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ショップさんに 問い合わせしたところ 丁寧な対応をしていただき 満足できる取引でした ありがとうございました | ||||
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本屋さんで平積みしてあったのでつい買ってしまいました。告白以来2冊目の湊かなえ。告白は嫌な読後感ではありますが、ストーリーが面白かったのですが、これはまったく面白くありませんでした。ストーリーの核心となるエピソードもありえない話かつ気持ち悪い。ほとんどの登場人物が自分勝手で読んでいていらいらします。この作家は何のために本を書いているのだろう?読者を不快な気持ちにさせるため?もう二度と湊かなえは読まないでしょう。 | ||||
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親は子供がかわいいのよ とかいう人に読んでいただきたい 毒親ならあるある すごい書ききり方 落ちがあっけないとのレビューがあるけどこれがまた毒親あるあるだと思う 毒親葛藤をしてもうフラバもしないけど、その結果その苦しい時代が過去になってしまってる人が 「あれは私の言い分で親はまた別のことを思ってたのかしら」 と思った時に読み返すといい。 こどもの思い込みではない。毒親はやはり当時は毒だった。 そして年を取る。 | ||||
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語り手は3人いて、そのうち2人は同一人物だということは割と早い段階で気付きます。 語り手1は最初から最後まで暴走しっぱなしです。2は最初から最後まで健気で不器用です。よって誰もが3に期待します。「真相は?結末は?」と。 ところが、なんと全てを解決してくれたのは「時間」でした。えっ!?てなりました。 面白かったです。ただ、パンチの効いた結末を望んでしまう私にはもの足りませんでした。でも現実はこうなんだろうと思いました。「事実は小説より奇なり」とは言うものの、実際現実社会で「衝撃的な出来事」を解決するのは「パンチの効いた結末」ではなく「時間」ですからね…。 | ||||
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いきなり話にグイグイ吸い込まれていく行く感じで読んでしまいます。 人物設定も心理描写もよどみなく表現されていて、とても面白かったです。 | ||||
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母親の望む理想の子供に育て上げた祖母。 その子供が母親になってからも、祖母(母親)の描く理想の娘で有り続けようとして、 我が子にまでその生き方を押し付ける。 子供がどうしたいかよりも、どうあるべきかだけを押し付け続け、 自己を失い、母親がどう思いどう感じるかだけを考えて行動する人間になってしまった。 この小説の序盤を読んだ段階で、自分の子育てを反省し、我が子に自分の思いを伝えておこうと思った。 普段、私がやっている子育ては、ともすると条件付きの愛情のような気がした。 だから、『色々な事で叱る事はあるけれど、可愛いと思っているし、どんな事があっても必ず守る。』と伝えた。 この小説を読んで良かった。 | ||||
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主人公である母親の性格に深みがなく、感情移入はおろか、読んでいて想像力を書き立てられることも、この先どうなるの?わくわく♪という感じも全くなかった。ただ成長しきれてない子どもが子どもを産むとどんな悲劇が生まれるか、を当たり前のように書いただけに思えた | ||||
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タイトルの通り。 読んでると本当に気持ちが悪くなってくる。 はきそうだった、ドロドロとした関係に。 他者に過度に期待する登場人物たちに。 物語は、ある女子高生が自殺を図ったところから始まる。 本当に自殺(未遂だが)だったのか、母親が殺そうとしたのではないのか。そういった話が出てくる。 その母親、そして女子高生から見て祖母にあたる人物の関係を軸に、物語は紡がれる。 登場人物はみんな、自分は悪くない、他者が悪いという現代の人々がいだきがちな感情を安易にいだき、人を軽蔑し、憎み、落胆する。 その繰り返しがとにかく胸糞悪い。しかし、終わりに不思議と、ご都合主義かもしれないけれど希望があるのが、唯一の救いか。 胸糞悪い物語を楽しめる精神状況にないとき、読むのはおすすめできません(笑)。 | ||||
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「わたし」と「私」。娘と母親の視点で勧められていくこのお話。一人称が「私」である母親は、自身の母親から愛されていたのだと感じられる。だが途中から可笑しくなっていってる。感じ方は同じでなければならない、とか。母親は自分の娘を育てながらも「私ならこう言う筈なのに」と自分と重ね不満を覚えることも多々有り。愛能う限りなんてのは本人が酔いしれてるだけであり、実際は手も上げていたなんて。本人はその事を一切書き記しておらず娘の回想で知りますが。娘と母親の価値観の相違、世間体を気にしすぎる母親。どちらもお互い愛してていた事に違いはないのですがどちらも愛の形がまるで違う。一方、娘は母親を守ろう、喜んでもらえる事をしよう。という純潔な愛情を母親に対して向けていたのではないでしょうか。中盤〜後半あたりからは母親に怯えてる様子も有りますが。母親に関してはプライドが高い人だとも感じた。又、愛が過剰な人だとも。ハッピーエンドなのかどうかイマイチよく分からないラスト。母親は最後改心したのかもよく分からない。けど、それは読者の想像にお任せって事なのかな。 | ||||
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最初の「記事」に繋がるんだと思い込んでいたんで、「何か辻褄合わなくない?」の方が気になって気になってw 読み終わってからやっと「冒頭の記事は単に回想を喚起する材料だったのね」と理解した次第で。 面白く読めたが、「ズルい」奴らに押し切られて、過ぎてみれば「ま、いっか」で、なし崩しに「結果オーライ」ってのは性分的にイラつくかな。自分執念深いタチなんで、なんつーか「貸借0」状態になってからの「めでたしめでたし」じゃないと「めでたしじゃない!」と反発してしまうというか。「よそでこんなつらい思いしてるんだよ」では納得しない。互いの関係性の内での貸借0が望ましい。みたいな。 単に自分の好みの話です。 | ||||
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話にグイグイ引きずり込まれて行く感じ、人物設定も心理描写も小気味よく流れて行く感じ。 面白かった。 | ||||
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経年劣化があるなどの記載があり、本カバーの折れや本のヨレは仕方ないかもしれませんが、上部にマジック?で描いたような黒い線が入っていたりで、残念な買物でした。 | ||||
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一人称の視点となっていた母と娘、どちらにも感情移入できました。勿論すれ違いや価値観の相違についても全てです。 どうしてそういう選択をしたのかということも含めて違和感はなく、作者さんの筆力の高さを感じさせます。 肝心のストーリーは、序盤から一気に読者を引き込む魅力を持っており、早く続きを読みたいという衝動に駆られ、ページを捲る手が勝手に動かされてしまいます。 それぞれの登場人物達に、明確な意思が見え、読み進めながらも『こんな感じなんだろうなぁ』という想像ができてしまう。 汚い人間がたくさん出てきますが、それもまた仕方がないと思えるのは、きっと作者さんが『人間とはそういうものだ』という広い価値観で書いているからなのでしょう。 終わり方も含めて素晴らしかったです。 | ||||
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まず、この本を読んで思ったこと。 マザコン。 通常だとマザコンの対象は男性が多いと思いますが、 作中に登場するのは、女性のマザコンです。 娘である「私」の、異常なまでの、母に寄り添う気持ち。 読んでいて少し気持ち悪くなりました。 そして時が経ち、母を慕う私も、結婚し出産することで 母になりーー これまで母性を受ける存在だった私が、 娘である「わたし」から慕われる存在に。 「娘の回想」ではわたしが、母への想いを書き綴っていますが、 「私の手記」で、私にはその想いが通じていないのが読み取れ、 何とも痛ましいです。 7つの章で物語は繰り広げられます。湊かなえさんの作品では、 珍しい終わり方をしています。救いのない終わり方ではないです。 読んでいて意外に思いました。 | ||||
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重い話し。 後半を一気に読んだ。 一度も時計を見なかった。 次から次に頁をめくった。 もう一度、読んでみようと思う。 母になって読んでみると。 また違うんだろうなと思う。 読み終わって思ったこと、重かった。 | ||||
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