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母性
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母性の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全123件 1~20 1/7ページ
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映画を見て購入しました。 映画は戸田恵梨香さんが素晴らしくレンタルで何回も見ています。 | ||||
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今、この本を読み終えたばかりです。余りの面白さ、奇抜さ、作者の深く鋭く、皮肉を交えた→時には作者の視点は残酷ですらある 人間洞察。まさに目に鱗でした。和製アガサ・クリスティということばでは、くくれない、作者の底しれない才能に脱帽しました。しばらくは、私のマイブームは湊かなえになりそうです。 | ||||
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淡々としてるのに飽きない、引き込まれる、湊かなえさんの作品は初めて読みましたが、次も読んでみたくなりました。 終盤で、主人公の名前が出てきただけで、あっと思わずにはいられない。 そして、「解説」のおかげで、ストーリーの理解が補填され、満足度もぐっと上がりました。 | ||||
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この本の構成を超ざっくり言うと、母娘の長年の葛藤が書かれた後、最終章で何もかもが上手くいった終わり方をする。 しかしこの終わり方は、これまでの話の流れ的に矛盾だらけだ。 娘を愛せなかった母が娘を愛し、 不倫した父がもう一度帰ってきて、 物事を深く考える娘が深く考えなくなる。 この完璧すぎるハッピーエンドは、自殺未遂の娘が昏睡状態の中で見てる夢か、現実世界で物事を深く考えないようにした娘が嫌なこと全てから目を背けてるか。 いずれにせよ、ハッピーエンドとは思えない | ||||
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自身に都合よく記憶とは改ざんされる。 この物語の真実は結局不明瞭なまま幕を閉じる。 どんでん返しも答え合わせもない。 私とわたしが見ていた景色、その心情を読み進めていくだけ。 本ってこんなに面白かったんだと思えました。 | ||||
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いわゆる世間で言う、毒親。 この母親は自分しか考えてない。 だから、褒めてもらうために生きている。 神父さんにも心からの懺悔ではなく、懺悔した方が神父さんに良い母に見てもらえるから懺悔したフリをしているのである。 世界に自分しかいないひとが、他人(子も含め)愛せるわけはないのだ。 ここまで心理がなぜわかるか、それは私もそうだからだ。私に子はいない。 これが唯一の救いだと思う。 | ||||
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母性について深く描いて色んな母親像が描かれるのだけど、最終章の雑なハッピーエンドは微妙でした | ||||
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暗い闇が延々と続いていくがフィナーレはハッピーエンドだと私は確信する。 語り手(母、娘)、女を通して「哲学」というものを学べた気がする。 子供、赤ちゃんが好きな人には辛く厳しい小説かも知れない。 とりあえず不倫していた田所、仁美、そして鬼姑を殴りたい。 | ||||
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愛されてるんじゃなくて、体裁を整えてるだけ この言葉が印象的でした 母に褒められるため、喜ばれるため、それが行動原理の人間は自主性がなく世界の中心が永遠に母親 私はこんなにしてるのに…私ならもっとこうしたのに…と、無自覚な人間的歪みをこんなリアルに表現できる湊かなえさん凄すぎる!! キティーちゃんを欲しがる娘に、意見を変えるよう圧力をかけ、今現在もその行動が間違っていると思っていない。あんた、そーゆーとこやぞ!って突っ込みたくなりました。 無償の愛を受けて育った人間がこんなにも歪んだ人間になるものなのか?そこがしっくり来ませんでした。母親の自殺でおかしくなった、というより妊娠した瞬間から毒親ぽかったし 血の繋がる娘よりも義母に娘として認めてもらい、もう一度自分自身が娘であり続けようとする。その願望に自身も無自覚で、何の疑いも反省もなく回想している成長しない母親に終始怒りを覚えた 母親の娘である。と言うのがこの人のアイデンティティの全てだったのだろう 自分の価値をブランド物や旦那の職業、子供の学歴で上げようとする人も同様に、自分自身を愛する事ができない人 自分を愛さない、自己肯定感が低い だから価値ある別の何かの、娘、嫁、母 である事がアイデンティティになる そういう人は相手のことを自分の小道具としか思わない 愛のパフォーマンス 外から見ると同じように見えても、子供からすると一目瞭然で… そうやって居心地の悪い人間関係が出来上がる | ||||
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人格者で聖母のように描かれている祖母が、読者レビューでは一定数批判的な声がある。 娘がいつまでもお母さん大好きなままで、自分の娘に対して"母性"が芽生えなかったのは、母親のせいであろう、ということだ。 娘と母親が死の淵に立たされている時、娘ではなく大事な母親を助けようと選ぶことを、みな悪だと思っている。 そうしようとした母親(娘)を、それよって祖母が自殺したことを、夫も、その愛人も、読者も、批難する。批難しないのは選ばれなかった当の娘だけだ。 私自身も、同じ母親として「子どもはまた産めばいいじゃない」のセリフに「おいおいまじかよ?」と思ったりはしたが、母親は"母性"があるから、娘を助けるのが当然なのだから。というのが自分自身にも無意識に染み付いているのだなと思った。 よく考えてみれば、夫は、家族よりもまず自分の大事な絵を運び出したというのに、それは当の夫(父親)本人ですら棚に上げている。 母親は、自分の大事な母親ですら助けさせてもらえない。それは本当はおかしいことだよな。 「母親は母性があるから、当たり前」というセリフに、みな甘えきっているのだなと思う。 結局何をしても批難されるのが母親というものだ。 マンションから飛び降りて自殺をはかった女子高生の事件か事故で、まず母親にインタビューするのも、母親に何かしらあるんじゃないかと真っ先に思われるからだ。 家出同然に飛び出して、自分で商売して楽しく生きてる「りっちゃん」が一番楽しそうではあるから、娘も息子も母親から飛び出していくのが最善、ということなんだろうか。 | ||||
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本を読んでから映画を見ました。 この話は映画にするには無理があります。 端折られすぎてて恐らく意味がわからないでしょう。 ここからはネタバレです。 母性というタイトルですが、現代用語で表現すると、毒親の様々な形が書かれています。 もちろん、母性に触れるところもありますが、子供側からの視点であり、考えさせられる程のものではなく、問題点がはっきりしています。 ただ、物語はとても面白く、2時間ほどで読み終えました。とてもおすすめです。 | ||||
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ルミ子が自分の母と重なってしまい、語られる祖母からの愛はルミ子が作り出した理想の母親像で、実際とは異なる幻想だったのではと思えてしまいました。 与える側と受け取る側、求める側と求められる側、母と娘になるとどうしてこんな風になってしまうのだろう。 | ||||
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湊かなえさんの著書を読むのは初めてです。 正確にはオーディブルで聴きました。 戸田恵梨香さんの丁寧な朗読がお話の内容とぴったりでどんどん引き込まれました。 オーディブルは、スピードを上げて聴くことが多いのですが、戸田さんのそのままの声を聞きたくて、久しぶりに1.0のスピードのまま聞きました。 るみこさんも、さやかさんも、お母さんが大好きだった…。自分の娘時代を思い出し、大共感して涙が出ました。 母の短所も長所も愛おしく、母に喜んでもらいたい、母を助けたい、かわいそうな母に幸せになってほしい、と、いつも思ってました。一緒に住んでいても切なくなるほど、大好きでした。 自分にも娘が生まれ、娘も自分のことを大好きでいてくれているんだな、と感じます。 だからこそ、娘の幸せのために自分の言動を気をつけなくては、と気づかせてくれました。 辛い出来事が立て続けに起こり、2人とも可哀想過ぎて先を読むのがこわくなりましたが、最後まで読んでよかったです。 | ||||
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湊かなえさんの本はNのためにと比べると他の作品に物足りなさを感じていたが母性はとても楽しめた一冊。 | ||||
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それでも人生は終わるわけには行かず続くのですね。 「舌切りでの自殺はなかなか難しいなあ」と途中から浅く感じてしまっていたのですが、映画版ではハサミでの自殺に変更されていたのでホッとしました。 オーデュブル版では若干役者の切り替えがわかりにくく、俳優と声優との難しさの違いを感じました | ||||
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まだ読み始めですが、結末が気になります!! | ||||
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ほぼ100%善人に描かれている祖母が最大の問題であると感じた。また人に褒められるために生きる生き方も危険だ。母をある時点で否定することが娘には必要なのだと感じた。 | ||||
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湊かなえの作品はほんとうにおもしろいです。 | ||||
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登場人物の言動がそれぞれどう捉えているか、どう展開するかが2人の視点で全然違って面白かったです。 個人的には結末が???でした。自分がどの人物でもこうはならないだろうと思う部分に収束したので…。まあそもそも誰にも共感できなかったからそんなもんですかねー。 | ||||
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湊かなえさんは偉大なる策士だ。 あちこちに読者を惑わす仕掛けを仕込んで、毎回降りまわされる私は、いつも敗北する。 「そういうことか!」とわかったとしても時すでに遅し、新たな罠にはまりかかっているに過ぎず、湊さんの策略に勝てるはずもない。 親子3代にわたる壮絶な物語は、これでもかこれでもかと、愛情を与える者と求める者と、そして与えない者の大舞台で「母性」が中心ではあるが、周りの人間関係もたっぷりと描かれており、各自相当身勝手なキャラクターを見事に全うしている。 母性って柔らかくて温かいものなどと、一般的なイメージを抱いて読み出すと、湊さんにとんでもない迷路に連れて行かれてしまう。 全体としてはここまではありえないだろう思わせるけれど、読み進めるうちに誰しも「そういえば、あの人がこんな風だった」といずれかの登場人物に思い当たる節が、少なからずあるのではないだろうか。 人はそれぞれの思考で物事をとらえる。一つの出来事の中にも多面性があり、その当事者達もまた、自分の感じ方がすべてだと思い込んでいる。 そのてんこ盛りが本編で、最後の章は「どう、こうだったら少しはスッキリする?」と長い長い嫌な話を読んだご褒美に、湊さんからおやつを投げられた犬の気分になるが、当然スッキリなどするはずもない。 「こんなの嘘ッパチだ!」と叫びたくなるほど、穏やかでハッピーな結末で終わってしまう。 ひょっとしてこれは、誰かの妄想なのか、もしかして続編が書かれて、各自のモノローグからさらなるストーリーが明らかになるのかと、最後まで惑わされるのだ。 「これが書けたら、作家をやめてもいい」とまで言わしめた本作は、ひょっとして湊さんの中に、母性に関する相当な葛藤があったから生まれたのではないかと想像してしまう。 私自身、大人になってからも親の愛情を疑うことがあり、ほかの親と比べて、私に感心がないのかと思ったりもした。しかしこの「母性」を読む度にいつも思う。「あっさりした母親で、本当に良かった」と。 毎回少し心が軽くなっていくのを感じる。 追記 解説の間室道子さんが見事すぎて、Amazonで他に彼女が書いたものはないかと探したところ、EAERAで彼女を紹介する記事をみつけ、さっそくKindleで読んだ。 湊さんが彼女を選んだことに納得、本の為に生きているかのような人だった。 | ||||
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