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母性
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母性の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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読後読んでみたいと言うので孫に渡しました、 主人公に対し違和感を感じました | ||||
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気持ち悪さが初めから最後まであったのに、一気に読みました。なぜそうだったこかも、まだわかりません。で、なんだったのかわからないかったので解説を読みました。「信用出来ない語り手」という冒頭のことばに、『その辺りなにかありそう』と読んだけどわからず、口コミ読んでも、全然わからず。一気に読んだのに、なにもかもわからないまま。 しばらく悩みそう。 でも、物語のあちらこちらの言葉に、遠い子育ての苦い思い出や後ろめたさが、よみがえった。そのあたりだったのか。母性って。しばらくこころの奥の方に、漂っていきそう。 と書きながら、そのもろもろのイメージが、複合されたものが、母性なのか…そこのところか…『湊かなえ』はやっぱり嫌だと思いながら、こんなにも囚われるなんて。悔しいけれど、すごい小説なのかな。もう一度、読んでみようと思う。 | ||||
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★ネタバレあり注意 なんかところどころよくわからない。 母親の手記では祖母が100%善人の聖母のように描かれており、気持ち悪い。 祖母の使う言葉もいちいち大げさだし、日常会話では普通使わないような言い方をする。 母親が本当に祖母から無償の愛とやらをお腹いっぱいもらっていたら、あんな祖母べったりの祖母真理教の信者みたいな人にはならなかっただろうから、全ての元凶は祖母だと思う。 その手がかりのような記述が後ろの方にあって、母親は学生時代、異性との事を全て祖母に包み隠さず報告していたという。 つまりは祖母が子供を支配したいタイプの人で、母親はそれを何の疑いもないまま受け入れ、そのまま大人になり、自身も子供を持ってもなお自分というものがなく、祖母に管理される娘でありたかった。ということか。 でも、娘清佳も祖母のことを無償の愛をくれた人だと言ってて、どういう事だろうと思っている。 支配したいけど、そこに愛はあったということか?大地真央だけに? もうひとつ分からないのは、母親に首を締められてその後自殺未遂した娘が、最後なんで母親と仲良さそうにしてんの? 元々うまくいってなかった親子なのに、そんなことがあれば娘が精神を病むか親子絶縁かのいずれかじゃないのか。 どうも納得いかん。 | ||||
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誰かに認められたい、褒められたい、と他人軸で生きている母親は、いつまで経っても娘でしか居られないのだ。 「私だったらこうするのに。娘はそれができない」という発言が鼻につく。 初めて湊かなえさんの本を読んだけれど、憎らしい人物を描くのが絶妙にうまい。 「愛を伝える5つの方法」という本を思い出した。この母親は言葉でこそ愛が伝えられると思っているし、言葉でないと愛を感じられない人だ。一方、娘の方は言葉よりもスキンシップや、2人で過ごす時間を重視しているのだろう。親子の愛情表現が食い違うと、片方は愛を伝えているつもりでも相手に全く伝わっていないことがある。 もっと早い段階で親子で語り合う必要があった。寝しなに、拳をぶつけるのではなく。 母親は最後まで一貫しており、誰かに認められればよく、そのための苦労を厭わない。いつまでも悲劇のヒロインだ。 父親は結局ただのク◯だった。義母は時代に翻弄された面もあろうが、他責的で、他人を思いやる気持ちがない。祖母は悪い人ではないが、母子分離ができないまま、娘を娘のまま大人にしてしまった。 娘をだけがまともなのが救い。 と、こき下ろしてみるも、私にも娘が居て、完全に他人事と切り捨てられない面もあった。「私は絶対にそんなふうにならない」と思うことが一番危険だ。 余談だが、少し前にもう読まないだろうとリルケ詩集を手放してしまった。また読みたいと思う日が来るとは…。リルケ詩集を持っている人は、これを読むまで捨てないように。 | ||||
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思いだけでは、何もわからないし、解決もしないって事かな。言葉にして初めて何事も伝わるって事かな。 | ||||
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一見サラリと読めるかなと思いきや 深くて読んだあともふり返りが必要な内容 登場人物の個性も強く良く描かれてる 母性は一律ではないという理解がわかった 与えると受け取るのバランスがとれている 親子関係が理想なんだろうな | ||||
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映画が公開されて、読んでみた。CMの映像の印象が強く、実際に本を読んでみた感じとは違っていた。 | ||||
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最後まで読んだけれど、スッキリしない。 とりあえず主人公の父親が父親のちの字もない。 逃げてばっかり。 作者が何を目指したかったのかさっぱりわからない。 娘の方の割り切り方? スッキリするものを求めてはいけないのかもしれないけど、 勧善懲悪とか、ハッピーエンドとか求めていたわけでもない。 作品自体が何を表現したかったのかわからない。 延々と不憫な女性の物語なら読んだことがあるけど、それはそれでよかった。 リアリズムがあった。 この本は割とファンタジーで、しかも歪んだファンタジーだ。 登場人物に驚くほど共感できない。歪みすぎている。 歪んだ母親に歪んだ義母。勘弁してほしい。 こんな奴いるか?のオンパレードで 何を読まされてるんだと読み飛ばした。 まだ昼ドラの方が親しみがある。 | ||||
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映画を先に見てから原作を読みました。 心理描写や構成も原作の方がよかったです。 祖母の代から続く女親と娘の因果応報が主題ですが、もう少し祖母の心の内側が読みたかった。 | ||||
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病院の待ち時間に読めてよかった | ||||
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レビューが良かったので読んでみたが、何を言いたいのか、、がさっぱりわからなかった。 娘が不憫でならず、母親の歪んだ心を全く共感できなかった。 もっとミステリーなのかと思い、良さがわからなかった。 | ||||
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どんでん返しがあるようなストーリーかと思ったが、そうではなかった。物語は母娘それぞれの視点から語られ、それぞれの認識の食い違いも散りばめられているが、映像化された方がその差異がより分かりやすいかもしれない。 勧善懲悪モノでもないので、読後の爽快感もなく…読み返すことはないと思う。 | ||||
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自殺か事故か、どっちだったのかということが主な内容ではなく母と娘の心情の描写やお互いに対する勘違いについてだったと思う。娘が不憫でならなかった。 | ||||
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湊かなえはどういうつもりでこの本を書いたのであろうか。作品全体が「不安定」な気がする のは私の読解力の欠如ゆえか。自分の母を溺愛する女性がいる。彼女にとっては、母がすべてで あり、自分の一人娘に対する愛情も、それゆえに十分行き届かない。いや、彼女にとって、自分の 母と娘では比較にならぬほど、自分の母を偏愛している。この姿は異常だ。まさにこの作品が ミステリーとするなら、面白いキャラの設定だと言っていい。その女性と娘の一人称で物語は語られる。 冒頭、その娘が自殺あるいは事故で倒れる場面から作品は始まる。自殺なのか、事故なのか いや、そんなことはこの作品ではあまり重要なことではない。何か、不完全な読後感が私には残る。 湊かなえが言いたかったことがすべて言えていないんじゃないか。そんな気もする。 | ||||
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作風的に姑の嫁イビリと言うのはピッタリの題材だったが、嫁の連れ子との関係も描いたのがキモか。母と娘双方の立場でドロドロした心理劇を描く、湊かなえらしい作品だが、読んでいてそれほど嫌悪感を覚えず、やや中途半端な印象を受けた。 「母性」をテーマに、いびつで歪んだ女性心理を表現したかったのだろうけど、リルケの詩篇を挟むなど妙な純文学志向はいかがなものか。ストーリーは刺激的な事件が起こるエンタメ作なのだから、もっとえげつない女の確執を読みたかったと思う。私は影の薄い男の立場で読んだのだけど、ちょっと残念な女性キャラのオンパレードで、面白い「イヤミス」になる要素は十分だと思う。 下手に文学性を持たせようとしない方が、湊かなえの「毒」が生きるのではなかろうか。 | ||||
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母と娘の関係を問いかける小説。母親の無償の愛を求める娘、自分の母親への感情が先立ってしまい娘を愛しきれない母親。娘と母の視点で交互に綴られる手記は同じものを見ていても微妙に噛み合わず、火事のなかで祖母が孫を生かすために自らの命を絶ったという家族の秘密が共有された最後、絶望的な交わりを迎えます。 子どもは親を選べない、親は生まれた子に愛情を本能的に注げるわけでは必ずしもない。著者が訴えたかったことは何か、一度読んだだけでは判然としないところがありますが、解釈は読者に委ねる、ということなのでしょうか。 | ||||
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母と娘。二種類の女性。美しい家。暗闇の中で求めていた、無償の愛、温もり。ないけれどある、あるけれどない。私は母の分身なのだから。母の願いだったから。心を込めて。私は愛能う限り、娘を大切に育ててきました―。そしてその日、起こったこと―。 | ||||
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端的にいうと母と娘の愛憎の物語。 母親視点から娘、そして自身の母親を、娘視点から母親、そして祖母について語られる。 親からの溢れんばかりの愛情が、相手からはそのように受け取られない。よく見られる光景だが、そこに意地の悪さを匂わせるのが著者の得意とするところだ。はっ!とする傷つく一言で、気持ちを凍てつかせるあたりは流石。 しかしながら、タイトルの「母性」のあり方が結論づけられていないように思える。まるっと収まったラストは、それまでがヒリヒリするだけに、中途半端感が否めない。頁数の制限なのか・・・ハテな・・・ | ||||
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一読後、登場人物の描き方がステレオタイプで分かりやすいが本当にこんなに単純だっけ?と思いました。 確かに母子、嫁姑、息子と父の相克はある。私自身も振り返ればこの小説の1シーンに近いことはあった。母とも息子達、姑とも。 だがしかし、こんなに単純かな?湊さんの作品は「豆の上に眠る」もそうだけど、ストーリーの掘り下げ方に物足りなさを感じます。 私が感じたり行った感情や幼稚な行為を「小説」として昇華してほしかった。それが納得できるかどうか別として。 導きに目新しさがないというか。誰にでも起こりうる相克に付いて湊さんなりの提言や方向性があればまだブルっとくるのだと思います。 | ||||
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最後まで一気に読んでしまいました。最終章までは面白かった。最後があっけなさすぎて、大団円すぎてモヤモヤしました。自分自身が母親との葛藤があるせいなのでしょうか。そんな手を握ってもらっただけで許せないですよ。でも、湊かなえさんのうまい所は、娘が妊娠中で時が止まっているところ。一番幸せな時。子どもを産むと、今度はまたドロドロすると思います。娘は子どもに対して、母親とは違った形の愛情を与えると心に決めている、でもどうやったらいいのか分からない。自分は与えてもらえなかった愛を、子どもは浴びるほど与えてもらっているという嫉妬。まるでループのよう。もし続編が出たら、読みたいような、読みたくないような…。 | ||||
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