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母性
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母性の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全190件 81~100 5/10ページ
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大変迅速丁寧な対応で受け取りした商品も満足しています | ||||
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自殺か事故か、どっちだったのかということが主な内容ではなく母と娘の心情の描写やお互いに対する勘違いについてだったと思う。娘が不憫でならなかった。 | ||||
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母性とは永遠に不確かなもので正誤でもなく、白黒でもなく、何物でもない。愛もまた同様なのでしょうか。『母性』と言う言葉にに限らず文字は文字でしかないけれど、文字から紡ぎ出される様々な文字に魅了されるからこそ、本の世界に引き込まれてていく。湊かなえさんの作品は不気味な魅力の中に底知れぬ人間愛(仏心)が詰まっているような気がしてきます。深い読み応えのある作品だとかんじました。 | ||||
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※ネタバレ含みます 本作は、まず女子高生が転落したという新聞記事から始まります。 母が神父様に話す章、その娘目線の章、その記事をみた高校教師の章が織り交ぜられながら、話は進みます。(ただこう続けば、新聞記事のその該当者家族と思い込んで読み始めてしまうわけです。この手法は椰月美智子の「明日の食卓」でも同じ手法でまんまと術中にはまりました。) 湊さんの文章は小難しい言葉や格言、言い回しを使うことなく、するすると心に入ってきます。 田所家での章は橋田壽賀子ドラマか?と思うくらい嫁いびり。妻、母という立場の人たちは、家庭内でのつらさを耐え乗り越えていくために、心の拠り所や支えを手芸、宗教、占いなどに頼っていく姿の描き方は秀逸。モデルがいたのかな、ってくらいリアルでした。 読み終わって「ところで高校教師は何者だったの?」と混乱しネットで調べて分かった次第です。 実母を慕いすぎて、自分の娘を実母以上に愛せない。夫選びも出産も実母が応援してくれたから。 子どもを産んだ際の描写は、愛しい我が子というより気味の悪い妖怪。娘の愛にも気づけない。お互いの誤解も手伝って親子の関係が本当に良く描かれていて見事でした。実母が絶対で、夫や娘に執着しなかったからこそ、あの田所家に仕え夫の浮気にも寛大だったと(浮気せざる得なかった事情も明かされるのですけど)。 嫁や孫にきつくあたっていた田所のお姑さんが最後の最後は仕事してくれました。ちょっと格好良かったです。家族ひとりひとり、それぞれの事情が徐々に明かされていく過程に引き込まれ、とても読み応えがある作品でした。 しかし1つ分からなかったのは例の姓名判断の姉妹。彼女たちはインチキだったのか、それとも本物? その真相がいまだ不明なのです。 | ||||
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一人語り、か、告白文を読ませているのか、二人の女性による物とは考えられるものの、一体どう言う関係の人たち?二人に何が有ったの?とサンプルだけで、色々と想像を巡らしました。 本編を購入したいと思ったのが、その最初でした。女性が、何故?と聞かれて戸惑う部分から、もしやこの女性は。。。と 自分の推理を確かめたくて買って読みました。 著書は何冊か読んでおり、ドラマ、映画作品も拝見していますので、サンプルが有ったのがキッカケで、映画化と配役が決まったら本編を購入しようと決めていたのです。 | ||||
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陳腐なミスリード、謎解き解説のような最終章。告白が頂点? | ||||
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母に会いたくなりました。 そして、女で産まれて良かったと思うと同時に女で産まれたことの覚悟と複雑さを感じました。 | ||||
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母と娘という題材はよくあるけれど、母子の関わりの中での心の内をここまで丁寧に描いている作品を私は知りません。様々な事象の中で、登場人物の一人ひとりの背景が明るみになり、「悪人」とか「善人」とか簡単に分けられるものではない事に気づいていきます。悪人のような善人も、善人のような悪人もいて、そのどちらも人間らしい心の浮き沈みの中でもがいていました。 人はどうしても自分だけの視点で物事を見て、判断し、決めつけてしまう。でも物事は白か黒ではないし、人は皆グラデーションで、常に流動的なのだと理解できます。また目の前にある現実を恐れて逃げ出してしまう、そんな弱さもきちんと表現されていました。 個人的に、亡くなった祖母個人のエピソードがもう少しあると良かったなというのと、やはり、母親自身の愛の歪みがどこから来たものなのか、もう少し知りたいところです(普通愛情深く育てられたらあそこまで歪む事などないと思ってしまうので)。まぁ、そこはもっと想像力を働かせろ…という事なのでしょうか。 | ||||
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中盤あたりからぐいぐい引き込まれました。 何回も読みたくなる本です。 | ||||
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最後まで何が真実なのかわからない、なんとも薄気味悪い話しでした。 視点が変わると捉え方も変わり、真実も変わっていく。 色々な解釈ができる話しだと思います。 自分にも高校生になる一人娘がおり、恐らく平均的な母娘よりも仲が良く、お互い依存しており、特に娘の方が私へのこだわりがもの凄いので、この祖母と母親(ルミ子)と娘(清佳)の関係に一部重なるものがあり、深く考えさせられました。 娘がこの本を読んだらどのように思い、誰かに共感するのだろうかとも思った。 そして、気取ってばかりで甲斐性なしの父親に腹が立つと同時に、この父親視点の話しも見てみたいと思った。 | ||||
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湊かなえはどういうつもりでこの本を書いたのであろうか。作品全体が「不安定」な気がする のは私の読解力の欠如ゆえか。自分の母を溺愛する女性がいる。彼女にとっては、母がすべてで あり、自分の一人娘に対する愛情も、それゆえに十分行き届かない。いや、彼女にとって、自分の 母と娘では比較にならぬほど、自分の母を偏愛している。この姿は異常だ。まさにこの作品が ミステリーとするなら、面白いキャラの設定だと言っていい。その女性と娘の一人称で物語は語られる。 冒頭、その娘が自殺あるいは事故で倒れる場面から作品は始まる。自殺なのか、事故なのか いや、そんなことはこの作品ではあまり重要なことではない。何か、不完全な読後感が私には残る。 湊かなえが言いたかったことがすべて言えていないんじゃないか。そんな気もする。 | ||||
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貸し出していたこの本が手元に戻ってきて、ふと読み出したら、やっぱり一気読みしてしまった。数年ぶりに読んだが、やはり、面白い。この数年の間に私は二児の母になり、初見当時は娘の立場で読んだこともあり、新鮮な読後感を得られた。湊かなえさんの小説は大好きでほぼ読んでいる。本当に人間の心理描写、展開の運び方、ともに秀逸そのもの。私はどんな母になりたいか?改めて考えさせられた。 | ||||
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私と娘の言い分が異なります。私は「娘に愛されていない・撫でようとした手を拒否された」娘は「母に愛されていない・母にやさしく触れて欲しい・夜中に叩かれた」。事ある毎に「母のように・・・、母のような・・・、母ならこうしてくれる・・・、私ならもっと喜ぶ!」いい加減にしなさい!いつまでたっても「母」になる事より「母親に愛される娘でいたい」命の危機でも「自分の娘より母親優先」精神の未熟さにイライラ。「母」であるより「永遠の娘でいたい」。母になりきれていないと同時に大人にもなりきれていない。神父様には「私はそんなに悪かったのでしょうか?」の繰り返し。やはり娘清佳の言い分の方が信用できます。最後は娘の首を締めようとした?は?馬鹿ですか?姓名判断で騙されて高額な薬を?娘の自殺未遂でようやく目が覚める。遅い! そもそも「高台の家」に何故「土砂」が入ってきたのでしょうか?? まあ、告白のような「最期に誰も救われない、無残。残酷。悲惨」な終わり方では無かったので★は2つ。 | ||||
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作風的に姑の嫁イビリと言うのはピッタリの題材だったが、嫁の連れ子との関係も描いたのがキモか。母と娘双方の立場でドロドロした心理劇を描く、湊かなえらしい作品だが、読んでいてそれほど嫌悪感を覚えず、やや中途半端な印象を受けた。 「母性」をテーマに、いびつで歪んだ女性心理を表現したかったのだろうけど、リルケの詩篇を挟むなど妙な純文学志向はいかがなものか。ストーリーは刺激的な事件が起こるエンタメ作なのだから、もっとえげつない女の確執を読みたかったと思う。私は影の薄い男の立場で読んだのだけど、ちょっと残念な女性キャラのオンパレードで、面白い「イヤミス」になる要素は十分だと思う。 下手に文学性を持たせようとしない方が、湊かなえの「毒」が生きるのではなかろうか。 | ||||
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この作家は初読みです。 先日久しぶりに読む山田詠美作品「つみびと」に圧倒され、その余韻覚めやらぬなか、女と母性について女性作家が書いた作品をもう少し読んでみたくなり、ふと図書館で見つけた湊かなえの「母性」。なんの前知識もなくタイトルだけで選びました。 途中で何度もその文章の陳腐さに、心理描写の薄っぺらさに、そしてただ一人として可愛げのある人間くさい、貧富に関わらず「自分の人生は自分で引き受ける」という矜持を持った品格のある人物が登場しないことに、読み進むことが時間の無駄かつ拷問にさえ感じましたが、あとで批判するにせよ読破しないと何も言えないよな、という一心でなんとか読了。 十代の頃から山田詠美を読みあさり、その後昔の日本の素晴らしい名文の数々も外国小説もたくさん読んできて、本当に良かったと思うのはこういう時です。 こういう実感の伴わない陳腐さに、偽物の文章に、すぐに気づけてしまうから。 いや、これは不幸なのか。 湊かなえという作家の作品が文学とは程遠い。ということだけは学べた作品でした。 こういうの、どういうジャンルなの? たとえばミステリーって言うと、社会や人間の業に深く切り込み、えぐり、言葉を持たない弱者に常に光を当てようとする松本清張などの作品と同列に位置するように取られかねない。100分の1の濃度もない。 普段レビューを投稿することはないけれど、あまりのひどさに書かずにはいられなかった。 こういう作家がベストセラーになる今の日本って、ほんとに大丈夫? | ||||
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あまりにもダーク過ぎて、心がざわざわします。 人の心が読めれば、どんなに良い顔をしている人でも、 闇の部分はそれぞれにあるって気付いて、人間不信に陥ります。 この小説は、それを疑似体験させてくれる1冊だと思う。 自分も子供を持ち、と言っても父親ではあるので、主人公の彼女と ウチの奥さんを被らせて読んでいくと・・・ あぁ、この気持ちは文章にできません・・・ | ||||
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母と娘の関係を問いかける小説。母親の無償の愛を求める娘、自分の母親への感情が先立ってしまい娘を愛しきれない母親。娘と母の視点で交互に綴られる手記は同じものを見ていても微妙に噛み合わず、火事のなかで祖母が孫を生かすために自らの命を絶ったという家族の秘密が共有された最後、絶望的な交わりを迎えます。 子どもは親を選べない、親は生まれた子に愛情を本能的に注げるわけでは必ずしもない。著者が訴えたかったことは何か、一度読んだだけでは判然としないところがありますが、解釈は読者に委ねる、ということなのでしょうか。 | ||||
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母と娘。二種類の女性。美しい家。暗闇の中で求めていた、無償の愛、温もり。ないけれどある、あるけれどない。私は母の分身なのだから。母の願いだったから。心を込めて。私は愛能う限り、娘を大切に育ててきました―。そしてその日、起こったこと―。 | ||||
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読んでいてずっとしんどかったけど最後まで読んでしまった… 母の手記はひたすら気持ち悪いし全く共感できないが、読んでいくうちに必ずしも母が子を愛するというわけでもないのかもしれないと思えた。 また、母の手記と娘の回想では、お互いの想いがすれ違っているし、それぞれの言い分が違う。湊かなえさんのほかの作品を読んでも思うが、すれ違いが起きてる2人は全く会話をしていない。よくある「言葉がなくても通じ合える」なんてことは無いのではないか…? そして、ラストがいい感じに収まっているように見えるが、今までの手記、回想からして信用できない上に、いきなりさっと終わった感じがしたので、意識不明の娘が望むエンディングが書いてあるだけなのではないかと思えた。 | ||||
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かなり前になりますが、湊さんの「告白」と「Nにために」が大好きだったので読みました。正直言ってガッカリしました。女性みんな母性を持たないのはわかります、でもその母性を持っていないその主人公はなぜ娘を愛せない理由が全くわからなかった。この主人公は母親からずっと愛されてきて何故自分の娘を愛せなかったのかがわからない。サイコパスとでも呼んで済むものでしょうか?でも自分の母親の事を愛せるのなら何故自分の子供を愛せないのでしょう?主人公の描写が薄すぎる為、読んでいて一人の人間として理解が全く出来なかったですし、したくもなかったです。登場人物を好きにならなくてもいいと言いますが、ちょっとでも共感できないのはどこか違うように感じました。 | ||||
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