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七瀬ふたたび



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七瀬ふたたびの評価: 4.41/5点 レビュー 78件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全69件 21~40 2/4ページ
No.49:
(4pt)

新キャラをアッサリ切り捨て、スピーディーに処理した筒井康隆の才気

「家族八景」に続いて、30年ぶりに再読。今現在の目で見ると、何の説明もなくいきなりこの話を読んだら戸惑うだろう。明らかに前作を読んでると言う前提での書き方で、若干不親切。まあタイトルからして続編とわかるので、ほとんど問題はないだろう。問題は、続編ありきで終わらせていること。当然続編の構想もあったのだろうけど、不完全燃焼の感が強く、読者をやきもきさせる終わり方だと思う。何しろ今巻で初登場の味方キャラをアッサリ使い捨ててしまうのだから、この後どうすんだよ、と正直不安に思ってしまった。が、読者におもねらないのが作者らしい。
 さて前作とガラリとテイストが変わり、他の超能力者と組んで敵の組織と戦うバトルものになっていたのには驚いた。その中で、超能力者の存在意義についてヒロイン七瀬が哲学的に悩むのだけど、普通なら何巻もかけて書きそうな内容を一冊でスピーディーに処理したのが凄い。筒井康隆ならではの才気を感じた。
七瀬ふたたび (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:七瀬ふたたび (新潮文庫)より
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No.48:
(5pt)

さすがです!!

一気読みしてしまいました。続編があればな~・・・。言葉回しに時代を感じますが、今、この続編がでたら、そのあたりの言葉回しはどうなるんだろう?と思いながら・・・。
七瀬ふたたび (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:七瀬ふたたび (新潮文庫)より
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No.47:
(4pt)

七瀬シリーズ第二弾

前作は家政婦だった七瀬が、今回は家政婦を辞めており、様々な超能力者と出会い、謎に包まれた組織と戦うことになる。
前作よりも超能力の部分に重点が置かれており、超能力者であるが故の悩み等が描かれている。
前作の終盤から七瀬が魅力的な女性として描かれているが、今作も七瀬の魅力に磨きがかかっており、男性読者は七瀬のファンになってしまうだろう。
七瀬ふたたび (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:七瀬ふたたび (新潮文庫)より
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No.46:
(5pt)

単独作品と考えた方がいいかも

いわゆる「七瀬三部作」の二作目で、シリーズ中核と目される作品ですが、三作とも傾向が違うので単独作品と考えたほうがいいかもしれません。SF作品で主人公が超能力者なので、「超能力者」対「非超能力者」、「個人」対「国家」という形で書かれていますが、あまりそれにとらわれない方が良いのでは無いかと思います。本作品は悲劇的な結末を迎えますが、本当の意味での結末なのかどうか考えさせられます。ぜひ読んでみて下さい。損はしないはずです。
七瀬ふたたび (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:七瀬ふたたび (新潮文庫)より
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No.45:
(4pt)

通奏低音は超能力者の悲哀

七瀬シリーズ②。念動力のヘンリー、時間遡行の藤子、予知能力の恒夫。
前作「家族八景」と趣をがらりと変えてSF冒険小説へ。ただ通奏低音は超能力者の悲哀。
超能力者でないヘニーデ姫のキャラクターが一番キュートで魅力的。
七瀬ふたたび (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:七瀬ふたたび (新潮文庫)より
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No.44:
(5pt)

筒井康隆の非日常世界

筒井康隆の小説は常に日常や社会問題といった現実と接している面があり、そこから非日常の不条理な世界へとスッと移行していく。
ただの非日常(たとえばホラー映画)ではなく、日常に接してるからリアリティーを感じて怖い。
日常の裏に紙一重で非日常が存在するのではないかという錯覚を起こさせる。筒井康隆の独壇場であろう。
筒井康隆全集〈17〉七瀬ふたたび.メタモルフォセス群島Amazon書評・レビュー:筒井康隆全集〈17〉七瀬ふたたび.メタモルフォセス群島より
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No.43:
(5pt)

おもしろいと思います

中学生の時に一度読んでますが、今読むとまた違った感じです。 おもしろいと思います。
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No.42:
(5pt)

ありありと小説の場面が想像できます。

家族場面・七瀬ふたたび・エディプスの恋人、3部作ではこれが一番面白い(と思う)。 高校生の頃、通学時その他で読んでました。
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No.41:
(4pt)

この後、どうなるのか?興味は、続編へ!

なぜか?私は、3部作であるのに、「七瀬ふたたび」から読み出して しまいました。 昔、TVのドラマで見た記憶が残っていたからでしょう。 七瀬の超能力者としての悲劇、次々、殺される仲間たち。 その背景は?、、、、彼女の命は? という気になる所で続くです。 残念! 「家族八景」も読んでいないので、もうひとつ、ピン来ない 所もあり、そちらも読んでから、「エデイプスの恋人」と 読まねばなりません。 やはり、名作、グイグイ惹かれます。
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4101171076
No.40:
(5pt)

満足です。

30数年前が最初でしたが、何度読んでも面白いですね。久しぶりに読み、離れて住む次女にも同じ感動をと思い、アマゾンで贈りました。
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No.39:
(5pt)

最高!

面白い!おもしろすぎる!最高級のエンターテイメント小説といっても過言ではないでしょう!

---------以下多少ネタバレ------

しかし、前作でなかなか能力者に出会えなかった七瀬が、ボコボコ出会い始めるのは少し困惑しました。
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No.38:
(4pt)

このあとは

七瀬は、本当に死んでしまったの?七瀬と関わった人たちが死んでいく。悲しい。。こんな結末だなんて。。。
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4101171076
No.37:
(5pt)

古典です。

昔 文庫本で夢中になって読みました。
読み返すたびに面白い。素晴らしいSF作品です。
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4101171076
No.36:
(4pt)

心に残ります

「家族八景」からは思いもよらない展開でした。
七瀬は、ますます魅力的な女性に成長していて、一気に読みました。
読み終った後、これはSFであると認識しましたが、存在感や現実感があり、心に残ります。
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No.35:
(4pt)

読んでみたいと思いながら、やっと達成しました

筒井康隆の小説は、読みたいと思いながら数冊しか読んでいませんでした。Kindleでたまたま見つけ、読みかけると、楽しくて没頭しました。読み終わるのがもったいない気がする本でした。
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No.34:
(5pt)

思春期の僕が一番影響を受けた小説

中学3年生の時に読んで、大影響を受けた小説です。
南武線の車内で、ハラハラしながら結末まで読んで
呆然とした状態で、駅に降り立ちましたっけ。
詳しく書くとネタバレになってしまうので書けませんが、読後も、1年位は、憑かれた状態でした。
当然、七瀬3部作の『家族八景』、『エディプスの恋人』も読みましたが、
正直、あまり気に入りませんでした。
あれから、もう30年以上経ってしまいましたが、
この作品が、思春期の僕に最も影響を与えた小説だと思います。
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No.33:
(5pt)

何とも言えない切なさ

超能力者が命を狙われるというシチュエーションの作品。その名作である。

筒井康隆氏の作品にしては珍しく終始一貫シリアスな展開の作品。

七瀬という女性の主人公が、テレパス能力者であることを隠して暮らしているが、徐々に同じ様な境遇にある人に出会い、仲間となって行く。しかしながら、仲間達との穏やかな生活は超能力者を抹殺しようとする組織によって見つかり・・と言う話。

切なさと深い余韻を残すクライマックス。名作である。

なお、本作の主人公、七瀬が登場する作品として、他に前作『家族八景』、続編『エディプスの恋人』があるので、気に入った人は是非読んで貰いたい。
七瀬ふたたび (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:七瀬ふたたび (新潮文庫)より
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No.32:
(5pt)

好きな本です

昔、ハードカバーで読んだのですが、また読みたくなって買いました。KIndleで読む電子版は七瀬に合っていて、楽しめます。
七瀬ふたたび (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:七瀬ふたたび (新潮文庫)より
4101171076
No.31:
(5pt)

よみたかったので

30年以上まえに子供のころTVで見た時から、気になっていました。
何となく読んでみたいと思い購入しました。
なつかしさで、感動してます。
七瀬ふたたび (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:七瀬ふたたび (新潮文庫)より
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No.30:
(4pt)

サービス精神はあるけれどエンターテイメントに徹し切ってはいない(ネタバレ含む)

たしかずいぶん昔にテレビドラマをやっていたのを観た記憶がある。
七瀬は水野真紀で、恒夫が筒井道隆というキャストだったと思うが、
読み終わった今、良いキャスティングだったのだなと思う。
そういうわけで、上記二人の顔がちらつきながら読んだわけだけれど、
いま読んでも楽しめた。
いや、今だからこそ楽しめたのかもしれない。
なぜなら、現在ならもうウンザリするほど見飽きたよという超能力者バーサス「組織」の
構図の中で、超能力者の描かれ方が、今(ライトノベルなど)の視点から見れば新鮮に映ったからだ。

その描かれ方とは、心を覗かれることをひどく恥ずかしがる恒夫や、際限なく品のない透視能力者などの
卑近な心理描写である。最終章をのぞきヒロイックになることは少なく、ひたすら身近で俗っぽい考え方をする「小市民」的な超能力者たち。
そこが一番の読みどころだ、と個人的には思ったし、この著者の比類なきところなのかもしれない。

読みやすさとしては、ぞろぞろ出てくる端役の男たちの心内で、七瀬が何度も裸にむかれることを指摘しておけば、その対象レベルがわかると思う。
ただそのようなサービス精神はあるのだが、エンターテイメントの構成という面から見れば、少々疑問が残る。
個人的に一番引っかかったのは、本書のヒロイン? であり予知能力者である恒夫の死にざまである。
恒夫は七瀬を助けようとして殺されてしまうわけだが、その危険をおかした理由は七瀬が好きだったからということになっている。
しかし、読み手にはその好意があまり伝わってこない。
なぜなら、ちょっと電車であって、ちょっと電話したくらいしか、二人の接点はないからである。
ただ、若い男と女の超能力を持った登場人物が偶然出会った、というぐらいしか、説得力を与えるものがない。
もうちょっとまともなエンタメなら、死ぬ前に一度ぐらいは共闘し、その中で好意を示しあうエピソードの一つもいれるだろう。
その点は惜しい気もし、そうすれば「衝撃的なラスト」ももっと栄えが出たのではないだろうか。

(あとで調べたところ、水野ドラマ版恒夫は筒井道隆ではなく、袴田吉彦だったようです。なぜこんな勘違いをしたのかわからないけれど、道隆の方がはまり役な気がするのは変わりない)
七瀬ふたたび (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:七瀬ふたたび (新潮文庫)より
4101171076

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