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夜に生きる
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夜に生きるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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ジェットコースター的な展開で楽しく読みました。登場人物にも好感が持てました。 私が好きだったのは主人公の父親です。既に金持ちで、市警の幹部なのに賄賂は取る、脅迫はすると言った人物。家庭生活はうまく行きませんでしたが、息子を深く愛する父であり、ある点では譲れない正義感を持っています。 主人公のジョーは物語の始まりではたった20歳。ナイーブな青年が過酷な刑務所生活を経てタフな男に成長します。刑務所での恐怖は鳥肌が立つくらいリアルに感じられます。 けっこうなページ数がありますので寝不足にはご注意下さい。 | ||||
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圧倒的なエンターテイメントで、 片時も飽きさせず最後まで読ませる。 つぎ込まれた展開の数々が、 予想を超えるスケールで話を広げ、 ジョーの生き様に胸を熱くする。 久々に旧作もまとめて読みたくなりました。 次回作も楽しみでなりません。 | ||||
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途中、長いなあと感じる場面もありますが、Kindle版で一日で読了してしまいました。 全体的によいテンポで、訳も適切で楽しめます。 | ||||
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「シャッター・アイランド」( Shutter Island (2003)、2009年に“シャッター アイランド”として映画化)は、皆様も小説か映画でご覧になったでしょう。本作『夜に生きる』(Live By Night (2012))は、「運命の日」( The Given Day (2008))に続くシリーズ第2弾で、 米国探偵作家クラブ賞の最優秀長編賞受賞作品です。前作とは内容が続いていませんので、独立した作品として読めるでしょう。本作は、1920〜1930年代にかけてギャングとして伸し上がってゆく警官の息子の物語である。“One of the greats of crime writing”と称されているように、本作品も、読みごたえタップリである・・・男たちの友情、憎悪、復讐を巧みに記述しながら、彼らの栄枯盛衰をたっぷりとした筆致でドラスティックに描いてくれる。さらに、それだけではなく、デニス・ルヘインらしい家族愛、信仰と罪悪と悔恨が絡んだ複雑なドラマにやるせない悲しみ、切なさもある・・・もちろん、情感豊かな恋愛も忘れてはいない。 本書は、満足感いっぱいでした。是非、お読みください、お薦め! | ||||
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「運命の日」で読者を魅了したコグリン家再び! です。 おもしろくないわけがないのですが、私は第1章がいちばん好きでした。 ハートをふるわす美しい表現もちりばめられて。 女々しいくらいリリカルです。 第2章以降はぶっちゃけ「ギャング(あるいは無法者)の一代記」です。 そういうことなら最近のドン・ウィンズロウ作品なんかもありますし、「ゴッドファーザー」をほうふつとさせるところなんかもあったりして、どうしても「ハリウッドむけ」になってしまうのは否めない? 正直、「またか」という印象。 ファム・ファタール願望もてんこもりで、男性読者にはたまらないかもしれませんが、女性読者の視線は冷ややかです。 結末もかなり早い段階で読めちゃいますし。 そのあたりで星ひとつ分マイナス。 いやしかし、濃いです、コグリン家(苦笑)。 なんたる個性のコラボでしょうかっ? 「カラマーゾフの兄弟」もビックリか? (どっちの父ちゃんもまたある意味すごいし・・・) ご近所にいてほしくない一家です。 | ||||
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ありふれたプロットが、こんな見事に読者を魅了する作品になる! 大家レヘインの作品の中には、捻りすぎのプロットが多いが、この作品のようにハードボイルドの王道で、人間を書けるレベルの高い表現力を 読者に見せて欲しい。 | ||||
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おもしろいです。前作がミステリ・ハードボイルドの枠を超えた小説の趣ありとても良かった。本篇は引き続きアメリカの暗部に焦点をあてコグリン家の三男が主人公のギャング小説。 ルヘインの真骨頂でもあります。よわっちい男からのし上がっていく物語。ただルヘインの歴史観・アメリカを見つめる目が色濃く反映されているのが今までの小説とちがうところ。3作目が早く読みたくなる。 1作目、2作目に野球が出てくるのが伏線か、はたまた親子をテーマにしているので主人公の子供が3作目を引き継ぐのか?? 案外そいつがパトリックの御祖父さんだったりして… | ||||
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1920年代〜30年代の禁酒法時代のアメリカのギャング小説、ノワールな雰囲気が重たく伝わってきます。前編作品が4年前に発表されており、この作品は続編ということのですが、それを感じさせないぐらい、この一作品でしっかりとプロットが組まれています。私も前編作品は読んでいませんが、この作品をしっかりと楽しめました。ギャングが闊歩する時代を、激しく、したたかに生き抜く主人公、ジョー・コグリン。敵対組織だけでなく、見方にまでも翻弄されながらも、なんとかしのぎ切り、のしあがっていく、この主人公の「強さ」が最大の見どころです。主人公をとりまく家族、仲間との人間模様の複雑さ、深さにも引き込まれます。いっとき、ようやく主人公にも「安泰」が訪れたかのように思えますが...それぞれの登場人物が、作品中で見せる「蠢き」が最後まで読み手に油断をさせません。この作品、映画化が決定しているとうことですが、今から映像で見られるときが大変楽しみです。 | ||||
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[運命の日]読了済みの立場ながら、途中まで続編とは気づかず、夢中で読み進んでいました。 (それほど、[運命の日]の印象が薄かった...という事なんだが)[後書き]曰くに傑作とあるが、 その判定は別にして、久しぶりに面白いルヘイン節を堪能。 全編を通してジョージ・P・ペレケーノス[俺たちの日]風の友情テイストが貫かれ、第二部<イーボーシティ >は、そのまま タハール・ラヒム主演映画[預言者]を活字化したような....=これで面白くないはずはないというぐらいのエンタメをぶち込んだ快作。 ある種美学に貫かれた暴力描写に満ちた、友情、家族のわだかまり、裏切り、恋愛小説を読みたかったら、今本作は外せない= これ以上の本が他に見当たるか?。 | ||||
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