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無実はさいなむ
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無実はさいなむの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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これはそんなによくない。 | ||||
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最後の作品解説部分で真犯人をずばり書いているので、ここから読んでしまってはダメです。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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養母アージル夫人を撲殺した罪で有罪のまま獄中で死んだジャッコが、実はアリバイがあり無実であった。その「朗報」により、では誰が真犯人なのかと、家族間で疑心暗鬼に陥る。その家族たちの心理ドラマとして見れば、本書はなかなかの傑作だと思う。 しかし、解説にも指摘のあるように、犯人探しに熱中していたフィリップが殺された際に十中八九の人に犯人が分かってしまうので、ミステリー作品としてはいただけない。では、その前の21章までに犯人を指摘できるかというと、それには手がかりが少なすぎる。 本書は昔読んだことがあるのだが、キャルガリ氏がジャッコの無実を家族に告げたところ以外は全然覚えていなかった。犯人を当てたことだけは記憶していたのに、途中、全然犯人の見当がつかず、おかしいなぁと思っていたが、前述のフィリップ殺しで犯人が分かり、あぁ、きっと昔読んだときも、ここで犯人が分かったんだなと思った。 | ||||
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クリスティの自選ベスト10に入っている作品。ポアロもマープルも登場せず、代わりとなるべき一貫した探偵役も登場しないと言う不利な設定の中、水準以上のものが書けたという自負があるのであろう。 慈善家の老婦人を殺害した容疑で養子が逮捕され獄死する。その2年後、その事件が冤罪だと言って男が屋敷に乗り込んで来る。否応なしに2年前の事件が蒸し返されるのだが...。上述の通り一貫した探偵役もワトソン役も登場しないので、場面の記述も一貫していない怨みがある。また、犯人像が曖昧なのも気になる。狡知に長けた一面があるかと思えば、ヌケた部分もある。突如としてロマンスが発生するのは、まあクリスティらしい。こうした細かい欠点がありながら、全体を通して読むと楽しめるのは、やはりクリスティの人間観察が鋭いからであろう。人間関係のドロドロした部分、誰しも持つ心の中の弱い部分を巧みに表現している。こうした基本的要素がしっかりしているからこそ、大トリックに頼らなくとも佳作を書き続けられたのだと思う。 クリスティ得意の人間模様の機微の描写が楽しめる佳作。 | ||||
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犯人と犯行の動機にいまひとつしっくりこなかった。 かし、筆力は相変わらずで、最後まで読ませてくれる。 クリスティの本の中では、まあまあの部類の作品。 | ||||
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