冷血

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評判

冷血の評価:

3.76/5点 レビュー 109件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全209件 41〜60 3/11ページ
No.169
(5pt)

何とも言えませんわ

読み応えありました、いつもながら高村薫先生。
冷血とは、誰を示すのか、何を示すのか…。
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4620107891
No.168
(4pt)

ぜひ下巻まで読んで欲しい 「冷血」の真の意味は・・

犯人はすぐにわかるし、早々に逮捕される。いわゆる推理物ではない。
犯人の動機探しというか、警察的・検察的な動機付け、とでもいおうか。

途中、確かに「これは、合田刑事である意味はあるのか?」と問いながら読んで、
匙を投げかけた時もあったが、我慢して下巻まで読了して、
「なるほどこれは合田でなければならなかった」と納得。

そして、「冷血」のタイトルにも疑問がわきつつ・・・

この後は下巻のレビューで書きたい
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4101347255
No.167
(4pt)

ぜひ下巻まで読んで欲しい 「冷血」の真の意味は・・

犯人はすぐにわかるし、早々に逮捕される。いわゆる推理物ではない。
犯人の動機探しというか、警察的・検察的な動機付け、とでもいおうか。

途中、確かに「これは、合田刑事である意味はあるのか?」と問いながら読んで、
匙を投げかけた時もあったが、我慢して下巻まで読了して、
「なるほどこれは合田でなければならなかった」と納得。

そして、「冷血」のタイトルにも疑問がわきつつ・・・

この後は下巻のレビューで書きたい
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4620107891
No.166
(4pt)

真に「冷血」だったのは

下巻は、ほぼ、合田と同じ目線でただひたすら調書を読む。
彼と同じように、犯人を知りたい気持ちがわいてくる。

タイトルに疑問もわいた。
犯人は4人殺した「冷血」な奴らだったろうか。
「真相」とでもつけた方がよかったのではないか。
真に冷血だったのは、冷血な犯人像を描きたかった検察、国の方ではないのか。
決して犯人に同情しているわけではないが、このまま彼らを殺してしまってよいのかとも思った。

<少しネタバレ>
上巻では合田である必要性に疑問を感じていたが、
ギンリョウソウのシーンで、ああ、この作品は合田でなければならなかったと納得した。
不必要に感じていた医療過誤の捜査も、犯人の葉書のセリフのためにだけ、必要だったのだとこれも納得。
冷血(下) Amazon書評・レビュー: 冷血(下)より
4101347263
No.165
(4pt)

真に「冷血」だったのは

下巻は、ほぼ、合田と同じ目線でただひたすら調書を読む。
彼と同じように、犯人を知りたい気持ちがわいてくる。

タイトルに疑問もわいた。
犯人は4人殺した「冷血」な奴らだったろうか。
「真相」とでもつけた方がよかったのではないか。
真に冷血だったのは、冷血な犯人像を描きたかった検察、国の方ではないのか。
決して犯人に同情しているわけではないが、このまま彼らを殺してしまってよいのかとも思った。

<少しネタバレ>
上巻では合田である必要性に疑問を感じていたが、
ギンリョウソウのシーンで、ああ、この作品は合田でなければならなかったと納得した。
不必要に感じていた医療過誤の捜査も、犯人の葉書のセリフのためにだけ、必要だったのだとこれも納得。
冷血(下) Amazon書評・レビュー: 冷血(下)より
4620107905
No.164
(4pt)

好きなら読め!といいたい

確かに高村さんの作品は難解だったり読み進め難い点もあります。でも、好きな作家さんだったらまず読んでみようよ、と思うんですが・・。最近ここのレビューを見てつい買うのをためらう事が多々あるので。冷血は合田刑事が出てくるから一瞬おおーっ!と思って買われる方もあるのでしょうが、一家4人が惨殺され、その犯人を巡る心の動き、合田ありきではなく、事件そのものを描いているんだと思って読んでみたらどうでしょうか。最新作の我らが少女Aでも合田さんが出てきますが、私は最後の最後、あのたった一行に涙し、やはり高村作品はいいなぁと感動しました。
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4101347255
No.163
(4pt)

好きなら読め!といいたい

確かに高村さんの作品は難解だったり読み進め難い点もあります。でも、好きな作家さんだったらまず読んでみようよ、と思うんですが・・。最近ここのレビューを見てつい買うのをためらう事が多々あるので。冷血は合田刑事が出てくるから一瞬おおーっ!と思って買われる方もあるのでしょうが、一家4人が惨殺され、その犯人を巡る心の動き、合田ありきではなく、事件そのものを描いているんだと思って読んでみたらどうでしょうか。最新作の我らが少女Aでも合田さんが出てきますが、私は最後の最後、あのたった一行に涙し、やはり高村作品はいいなぁと感動しました。
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4620107891
No.162
(5pt)

ブックカバーデザインが可愛いですね。

たびたび利用する書店で安心してます。
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4101347255
No.161
(5pt)

ブックカバーデザインが可愛いですね。

たびたび利用する書店で安心してます。
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4620107891
No.160
(4pt)

満足です。

よく購入する書店で安心です。
冷血(下) Amazon書評・レビュー: 冷血(下)より
4101347263
No.159
(4pt)

満足です。

よく購入する書店で安心です。
冷血(下) Amazon書評・レビュー: 冷血(下)より
4620107905
No.158
(5pt)

これも高村薫。これぞ高村薫。

評価が分かれているのが意外だが、紛れもなく高村薫の作品として非常に高いレベルで完成されており、例えば村上龍のように過去の傑作との落差にがっかりさせられることは決してない。ただし、リヴィエラやマークスのような分かりやすいミステリーでないことは確かであり、読者としてはそれなりの覚悟は必要。2000年代のまだ余裕を残しつつ明らかにピークを過ぎつつあった日本社会の状況と合わせてじっくり噛み締めたい一作。それにしても高村作品は文庫化が遅すぎる!
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4101347255
No.157
(5pt)

これも高村薫。これぞ高村薫。

評価が分かれているのが意外だが、紛れもなく高村薫の作品として非常に高いレベルで完成されており、例えば村上龍のように過去の傑作との落差にがっかりさせられることは決してない。ただし、リヴィエラやマークスのような分かりやすいミステリーでないことは確かであり、読者としてはそれなりの覚悟は必要。2000年代のまだ余裕を残しつつ明らかにピークを過ぎつつあった日本社会の状況と合わせてじっくり噛み締めたい一作。それにしても高村作品は文庫化が遅すぎる!
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4620107891
No.156
(4pt)

格差社会

被害者側と加害者側で余りにも違い過ぎる世界。
この小説が発表されてからまた年月が経ちましたが、移民も増えてくるであろうこれからの日本は更にこのような犯罪が増えてくるかも知れません。合田、そしてこの小説の主たる読者は被害者側の世界にいるのだろうと思い至ります。
世田谷の事件を思い出させますが、それは違うほうが良かったかも。そのために減点です。
冷血(下) Amazon書評・レビュー: 冷血(下)より
4101347263
No.155
(4pt)

格差社会

被害者側と加害者側で余りにも違い過ぎる世界。
この小説が発表されてからまた年月が経ちましたが、移民も増えてくるであろうこれからの日本は更にこのような犯罪が増えてくるかも知れません。合田、そしてこの小説の主たる読者は被害者側の世界にいるのだろうと思い至ります。
世田谷の事件を思い出させますが、それは違うほうが良かったかも。そのために減点です。
冷血(下) Amazon書評・レビュー: 冷血(下)より
4620107905
No.154
(4pt)

動機すら曖昧な現代の犯罪のリアリティを描く

この本は一家皆殺し強盗事件の顛末を描く。
犯人たちが小さな偶然によって大それた犯罪へと転がって行くその様は、現代では多くの犯罪が動機すらあいまいなままに引き起こされているのかも知れないと感じさせる。そうしたリアリティを、ある意味では十分に描いているとも言える。
本書は犯行の渦中の同時進行的に描写される心理、逮捕されてからの取り調べへの応答、犯人の周囲の人たちによる生い立ち等の証言で構成されているが、検察の求める、あるいは裁判所が求める動機・犯意・犯行態様などは、所詮は「責任」という虚構を満たす「物語」でしかなく、それに気付く刑事・合田の葛藤も分からないでもない。
その点はぼくの中では、小説ではないが以前読んだ小坂井敏晶『責任という虚構』とも重なる。

その上で、本書に対して感じたことを少し書きとめておく。

第一の点。
まず、ぼくは帯などの事前情報をあまり読まないで、あるいは映画などでも予告や内容を示唆するコピーなどはあまり見ないまま、いきなり読みはじめたり観はじめたりするタイプである。あまり先入観は持ちたくないからだ。

そして、本書を読み始めると歯科医一家の様子が筑波大附属に通う中学1年生の長女の視点から描かれる。それはかなりの分量におよび、明らかにその少女に感情移入するように描かれているのだ。
それが、いきなり家族全員皆殺しである。
帯で予告されているのだから、当然と言えば当然かもしれないが、普通だったら皆殺しにされる側の少女に、ここまで感情移入するような描き方はしない。
たとえて言えば、宮部みゆきの『ソロモンの偽証』で、主人公の女子中学生一家が、第一巻の真ん中あたりで突然皆殺しにされるような感覚なのである。
もちろん、そうして感情移入させておいて、皆殺しにされる理不尽さを描いたといえばそれまでだが、まあ何というか不全感が強い。

第二の点。
その少女の一人称の描写において「いいえ」という言葉が連発される。これは、一段落の内に5つも6つ現れ、ある命題を述べたのちに続けて「いいえ」とそれを自分で否定する形で思念がまわっていく形をとっている。こういう書き方をするからこそ、その少女に読者は感情移入をするわけである。
これは『新リヤ王』において、老人である福澤栄に頻発させた『ああいや』が、中1の少女では「いいえ」に変わっただけのことであるのだが、つまり、これは高村節であるということで、この作者がともかく前面に出てきてしまう感じが強いのである。

第三の点。
作者が前面出てきてしまうのは、犯行に至る経緯での犯人の心理描写も然りである。彼らの何と観念過剰で饒舌であることか。「何も考えていない」彼らの観念過剰もまた高村節である。

こうしたあげつらいつつ、しかし、それでも読ませてしまうのは、この作者の凄いところで、それは全く否定しないのだが、昨年から『晴子情話』『新リア王』『太陽を曳く馬』『冷血』と上下2巻本を8冊も読んでくると、少しは文句も言いたくなるw
まあ、それでも彼女の次の長編もきっと読むのだろうなぁ。
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4101347255
No.153
(4pt)

動機すら曖昧な現代の犯罪のリアリティを描く

この本は一家皆殺し強盗事件の顛末を描く。
犯人たちが小さな偶然によって大それた犯罪へと転がって行くその様は、現代では多くの犯罪が動機すらあいまいなままに引き起こされているのかも知れないと感じさせる。そうしたリアリティを、ある意味では十分に描いているとも言える。
本書は犯行の渦中の同時進行的に描写される心理、逮捕されてからの取り調べへの応答、犯人の周囲の人たちによる生い立ち等の証言で構成されているが、検察の求める、あるいは裁判所が求める動機・犯意・犯行態様などは、所詮は「責任」という虚構を満たす「物語」でしかなく、それに気付く刑事・合田の葛藤も分からないでもない。
その点はぼくの中では、小説ではないが以前読んだ小坂井敏晶『責任という虚構』とも重なる。

その上で、本書に対して感じたことを少し書きとめておく。

第一の点。
まず、ぼくは帯などの事前情報をあまり読まないで、あるいは映画などでも予告や内容を示唆するコピーなどはあまり見ないまま、いきなり読みはじめたり観はじめたりするタイプである。あまり先入観は持ちたくないからだ。

そして、本書を読み始めると歯科医一家の様子が筑波大附属に通う中学1年生の長女の視点から描かれる。それはかなりの分量におよび、明らかにその少女に感情移入するように描かれているのだ。
それが、いきなり家族全員皆殺しである。
帯で予告されているのだから、当然と言えば当然かもしれないが、普通だったら皆殺しにされる側の少女に、ここまで感情移入するような描き方はしない。
たとえて言えば、宮部みゆきの『ソロモンの偽証』で、主人公の女子中学生一家が、第一巻の真ん中あたりで突然皆殺しにされるような感覚なのである。
もちろん、そうして感情移入させておいて、皆殺しにされる理不尽さを描いたといえばそれまでだが、まあ何というか不全感が強い。

第二の点。
その少女の一人称の描写において「いいえ」という言葉が連発される。これは、一段落の内に5つも6つ現れ、ある命題を述べたのちに続けて「いいえ」とそれを自分で否定する形で思念がまわっていく形をとっている。こういう書き方をするからこそ、その少女に読者は感情移入をするわけである。
これは『新リヤ王』において、老人である福澤栄に頻発させた『ああいや』が、中1の少女では「いいえ」に変わっただけのことであるのだが、つまり、これは高村節であるということで、この作者がともかく前面に出てきてしまう感じが強いのである。

第三の点。
作者が前面出てきてしまうのは、犯行に至る経緯での犯人の心理描写も然りである。彼らの何と観念過剰で饒舌であることか。「何も考えていない」彼らの観念過剰もまた高村節である。

こうしたあげつらいつつ、しかし、それでも読ませてしまうのは、この作者の凄いところで、それは全く否定しないのだが、昨年から『晴子情話』『新リア王』『太陽を曳く馬』『冷血』と上下2巻本を8冊も読んでくると、少しは文句も言いたくなるw
まあ、それでも彼女の次の長編もきっと読むのだろうなぁ。
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4620107891
No.152
(3pt)

深みのある心情描写

それぞれの登場人物の心情描写に深みがあります。読んだ後に何のための事件だったのか、それぞれ何のための人生だったのか虚しく、暗くなってしまいました
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4101347255
No.151
(3pt)

深みのある心情描写

それぞれの登場人物の心情描写に深みがあります。読んだ後に何のための事件だったのか、それぞれ何のための人生だったのか虚しく、暗くなってしまいました
冷血(上) Amazon書評・レビュー: 冷血(上)より
4620107891
No.150
(4pt)

冗長ですが、読み応えがあります。

上巻は本屋で買ったですが、その続きで読んでいます。警察の調書がながいですが、193ベージに「一人一人歴史の小石になる」との部分は、刑事の矜持を感じる。作者のほかの作品も同様だが、時代、社会、権力などの高説はべつとして、細かい所に光っている石を拾えるのが好きです。
冷血(下) Amazon書評・レビュー: 冷血(下)より
4101347263