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真鍮の評決 リンカーン弁護士
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真鍮の評決 リンカーン弁護士の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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上下巻とも読んだ上でのレビューです。 今後もコナリーの翻訳作品を読み続けたいので Amazonで予約して購入。 1年ぶりのコナリー節(&古沢氏節)、 じっくりと楽しく読ませていただきました。 上巻はコナリーお得意の!?スローペースですが、 下巻に入ると一気にペースアップしていきます。 ミッキー・ハラーシリーズ2作目ということで、 法廷がメインの舞台ですが、1作目の「リンカーン弁護士」と比べて 法廷シーンはちょっと少なめ。あれれ、と言ううちに 一気に法廷の終盤シーンに・・・・その辺りの展開は ネタバレになるのですが、点と点が一気に線となり繋がります。 びっくりするようなドンデン返しがあるわけではありませんが、 複数の事件が法廷での刑事裁判事件と密接に絡み合っていきます。 その辺りの練り込まれたストーリーは「流石!コナリー!」と唸ります。 ハリー・ボッシュもその中の一つの事件の主任捜査官として 登場しますが、いつものボッシュ節は控えめ。 あくまでもこれは「リンカーン弁護士」の物語ということで。 タイトルの「真鍮の評決」の意味は最後の最後で明らかになります。 最後にミッキーが一番の悪玉に迫りますが、そこに至る道筋の部分で ちょっと納得いかない部分もあったりして、コナリーの最高傑作!とは言えないまでも、 作品を発表する毎にどんどん魅力が乏しくなって迷走してる検屍官とは違い、 一定水準以上に保ち続けているコナリーには脱帽ものです。 でも日本での人気と本の売上げが検屍官の方が上なのは・・・正直理解できん・・・・。 あのくらい人気が出てくれれば、出版社ももっと早く出版してくれるんだろうけどなぁ。 ちなみに本作には新聞記者のジャック・マコヴォイも登場しますが、 かなりチョイ役で、どちらかというと作者に冷遇されています。 日本でのコナリーの次の翻訳本はマコヴォイシリーズ2作目「The Scarecrow」が 年内に出るそうなので(現在翻訳中だそうです)こちらも楽しみに待っていますが・・・ やはりボッシュがメインとなる「Nine Dragons」が本命かなぁ。 来年刊行予定だそうですが・・・長いなぁ。 少しでも早くなるように、角川文庫と翻訳の古沢氏に切にお願いしたいところです。 | ||||
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