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ウツボカズラの夢
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ウツボカズラの夢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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どんでん返しがあるのかと、期待して最後まで読んで、 え〜っという感じ。 素朴そうな顔をして、シャラっと怖いことする「未芙由」のような女が、 一番嫌い。 みんなのレビューを読んで、「ウツボカズラ」の意味が初めてわかった。 そういうことなら、納得はできるな。 この家族の中で、一番好きなのは「尚子おばさん」だ。 アッサリしていて、こだわりもあまりなく。 こういう母親なら、あんなわがままな娘は育たないんではないかと思った。 | ||||
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家に居場所がなくなり、東京の親戚を頼ってきた未芙由。 そこは高級住宅地のお屋敷だったが、家族はバラバラ。 そこで家事を任され、目立たないように邪魔にならないように静かに静かにただジーッとチャンスを狙っている。 気付かないうちに人の隙間に入り込み、静かに静かにおびき寄せるのは・・・居場所と幸せ。 はじめは家族の物語なのかと思ってたけど、タイトルの意味がわかり、物語の本質に気づいた瞬間、ゾッとしました。 ウツボカズラ・・・よく言ったものです。 本編の最後(408ページ)の主人公の決意には鳥肌が立つほどで、桐野夏生さんの作品っぽい不気味さがありました。 プロローグがうまく生かしきれてない印象だったけど、最後の最後のエピローグで納得。 最終的に誰も損してないからすごい。読み始めた時の印象と話の展開がこんなにも違う作品も珍しい。 この本、スピン(しおりの紐)が2本ついてるんですよこれってどんな意味があるのでしょうか?? | ||||
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母が死に、父とその後添え、そして弟から孤立した19歳の主人公は 東京の裕福な親類を頼ってふるさとを捨て上京する。 優しいけれど気まぐれなおばと、団体職員で影の薄いおじ、 大学生で家に帰ってこない息子と、一見平凡な女子中学生にしか見えない娘。 しかし、一緒に暮らし始めて、この家族がお互いにとんでもないウソツキだと わかってくるヒロイン。奇妙な家族の中で、彼女自身も良心を麻痺させて 自分なりにしたたかになっていく・・・ という、ひとつの家族に放り込まれた異分子のような女の子をヒロインにした 物語は、それぞれの家族の秘密が発覚し、嵐が起こり、と、ハイペースで 畳み掛けるように展開する。テンポ良く一気に読めるのだけれど、 思わせぶりな書き出しの割には大きな事件やどんでん返しはなかったな、と 個人的には肩透かしを食らった感も。 一度に1冊何か丸ごと読んでドキドキハラハラしたいときにお勧めしたい。 | ||||
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