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ウツボカズラの夢



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【この小説が収録されている参考書籍】
ウツボカズラの夢
ウツボカズラの夢 (双葉文庫)

ウツボカズラの夢の評価: 2.56/5点 レビュー 16件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.56pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(1pt)

後味が悪い

他のショップで口コミが良かったので購入したけど、Amazonレビューを見てからにすれば良かった。他の人も書いてるけど、後味の悪さしか感じなかった。
登場人物の誰1人、共感も魅力も感じなかった珍しい作品。欠点だらけでも人間臭さが憎めなかったり、感情移入できる登場人物なら良かったんだけど、それがなかった。
乃南アサさんの作品は良いのは本当に良くて好きなんですが、時々こういうハズレ系が紛れ込んでるので注意がいります。
ウツボカズラの夢Amazon書評・レビュー:ウツボカズラの夢より
4575236098
No.6:
(1pt)

せっかくの乃南さんなのに

主人公が長野県から東京の叔母を頼って来てみると、思ったよりも立派な家だったが、
高校生以上の大人だけの家族はみんな、自分のことに夢中で、あまり家にいない。
そこに違和感を感じる主人公。東京、家、憧れの強い主人公は、この家族をうまく利用して……
という話。途中はひねりもなく、主人公も、家族たちも、ストーリーに沿って行動するので、
かなり感情の流れに無理があって、あまり共感できず、
深い関係のない人物が丁寧に描写されて、その人物から見た家族の誰かが描写される
という遠回りさにたびたび苛立ち、途中、あまりにも退屈で、メインのストーリーと関係ない
部分は飛ばして読みましたが、結局、最後までおもしろくなりませんでした。
なにか書こうと思っていたのに、違う感じになってしまい、そのまま本にしてしまったのかなあ。
練りに練ったストーリーとは言い難く、何が書きたかったのか伝わっては来ませんでした。残念。
ウツボカズラの夢Amazon書評・レビュー:ウツボカズラの夢より
4575236098
No.5:
(1pt)

読み手の私の方が罪悪感を抱いてしまった。

新聞の広告でこの本を知り読んでみたくなった。
結果、私の思うものとは大違いで、
残ったのは後味の悪さだけだった。
ヒロインが都会に出てからどういう経緯をたどって
どういう風に変わってゆくのか。
そんな期待をした私がばかを見たかたちとなった。

最初に出てきた強烈な性格の義母は、
途中鹿島田家とは何らのかかわりも見せず
消化不良である。
これでは丸っきりの核家族ではないか。
尚子の立場だけを説明するためにだけ無理やり
登場させたかのような中途半端さ。

事実は小説よりも奇なり、とはよく言うが
これはその上をいく奇怪な小説で
道徳心のない登場人物たちには正直へどが出そうだった。
よほど読むのを止そうかと思った。
ウツボカズラの夢Amazon書評・レビュー:ウツボカズラの夢より
4575236098
No.4:
(2pt)

知り得た秘密を利用し、情報戦を終始優位に戦う主人公

都会の家族に潜り込んだ、取り立てて取り柄のない田舎の女の子が主人公。
不遇な出生を嫌悪する彼女は、他人に侵されることのない、
裕福で幸せな居場所を確保したいと願います。

取り柄がない割に、驚くほど人心掌握に長けた彼女は、
家族の心に付け入り、陰湿かつしたたかに彼らをコントロールしていきます。
そして結果的に、パラサイトした家族の栄養を全て自分の物とする。
そんな物語。

読んでいて爽快になる類の本ではないです。
狡猾な女性、自分本位な男性、利用される側の人間、崩壊家族と、
人間にとってネガティブな部分がクローズアップされています。
とはいえ、それもまた人間たる所以であり、自分自身へ落とし込める要素はあります。

特に、主人公・未芙由の情報管理と利用方法は、エグいです。
嘘で固められた家庭において、一番深い情報・秘密を得て、
その優位性を最後まで慎重に確保して、最大限利用しています。

未芙由は、とっても嫌らしんですが、、関心してしまいます(笑)。


家族関係が崩壊寸前という前提であり、そういった意味で結論が見えており、
さほどのめり込んで読み進められなかったので、星は少なめ。
東京で、不倫ってどれだけ数が進行しているのだろうかと、
そんな興味も湧いた一冊でした。
ウツボカズラの夢Amazon書評・レビュー:ウツボカズラの夢より
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No.3:
(1pt)

駄作すぎて白けた

乃南アサ好きなので文庫版を購入。背表紙に書かれてあるのを読んで心理サスペンスかホラーかどっちなのだろう?と思いながら読み進めて行ったが最後の方までどっちなのか分らず。後半まで読み進めて、え?これだけ?という気持ちに。がっかり。余計な人物の描写ばかり多く、肝心の中心人物の心理描写は逆に薄く、これはただページ数を無駄に増やして価格を上げるため?とうがった見方もしたくなるくらい。途中から読むのやめようかとおも思ったが気合いで読んだ。これ、ページ数半分くらいに出来るのでは?読み終わったときは「読んだ!やっと次の本読める!」というのが正直な感想。設定としては面白いのだが、全く生かされておらず全てが中途半端な感じ。何が言いたかったのでしょうね?
ウツボカズラの夢Amazon書評・レビュー:ウツボカズラの夢より
4575236098
No.2:
(1pt)

これはないでしょ

あの書き出しで、これはない。
どんな物語が展開するのかと思ったら、設定が全然生かされることなく終わり、あの延々と描写される冒頭はいったい何の意味があったんだろうと首をかしげた。

つくづく宣伝の時代になったのだとため息が漏れた。
そして、煽り文句にひかれて安易に購入したことを反省した。


どうでもいい人たちの物語では共感も湧いてこない。
この家族の日常は帯にあるように「平凡」なのだろうか?
帯にある「平凡」「日常」のとらえ方、「誰が悪い」という発想は、おそらく私とは遠く離れた認識であるだけなのかもしれない。


家庭環境がとっくに壊れている場所にやってきて棲みついた女の子の話。
それ以上でも、以下でもない。


ウツボカズラの夢Amazon書評・レビュー:ウツボカズラの夢より
4575236098
No.1:
(1pt)

実体のない物語

読み終わった後結局何が言いたいんだって首を傾げたくなった。
葉の先端に瓶形の袋を下垂、中に消火液を貯え、液中に落ちた昆虫などの小動物を養分とするウツボカズラ。
そのウツボカズラの夢をタイトルにしたということは、未芙由になるのだろうか。
だろうかなどと迷ってしまうのは、奇妙に多くの人が主体になるからだ。
そこから何を表現したいのか、読みながらも、読み終わっても首を傾げたままで終わる。
1つの家族の崩壊を描きたいのか、
東京という街で生きてゆく術を表現したいのか、
何も取り柄もないように見える未芙由のしたたかさを表現したいのか、
挿入されていた鹿嶋田家の主人雄太郎、妻尚子、娘美緒の3人の恋愛もどきの話に背景も見えない。
沢山のしゃぼん玉が浮かんで消えたような、実体の感じない本だった。
ウツボカズラの夢Amazon書評・レビュー:ウツボカズラの夢より
4575236098

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