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隣の家の少女
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隣の家の少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全207件 101~120 6/11ページ
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作品としては★五つ。お勧め度としては★一つ。とにかく酷い話である。読んでいて吐きそうになったのは初めて。 ただ、作者は何を伝えたかったんだとか、単なる厭な話としか評価できないとしたら、それはあまりにも短絡的であろう。 日本でも凄まじい児童虐待はある。何十人もの子供達が殺されている。 もしもそれが自分の身の回りで起きた場合、果たして私は、そして貴方は他人の子どもを救えるだろうか。 通報ぐらいはする、何らかのアクションは起こす、と言われるかもしれないが、それだけならこの物語の主人公と同じだ。 虐待に憧れ、参加したいと考える主人公とは違う、そう仰る方もおられるかもしれないが、 虐待されている当人にしてみれば、何れにせよ助けてくれない相手は傍観者でしかない。 私はこの作品を否定できない。 すぐ身近に起こりうる出来事をケッチャムは書いたのだ。書かずにはおれなかったのだろう。 読後感が最悪で、二度と読み返したくないのは当然なのだ。 何故なら、それは己の心に向かい合う作業であるからだ。 | ||||
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日本に女子高生コンクリート詰め殺人事件なんてのがありましたね。 ああいう事件に興奮を覚える猟奇的な心の持ち主なら、 面白がって読むんじゃないでしょうか。 自分も結構、ドロっとした闇のある小説は読みますけど、 この作品は本当に胸糞悪いだけだった・・・・。 本作品の登場人物たちはスティーヴン・キングのスタンドバイミーのぐらい年齢の子たちだが、 自分の幼少時代の感覚を思い出しても、この作品にはなんの感銘を受けない。 この登場人物たちの感覚が特殊すぎる。日本の読者にはまず合わないだろうと思う。 ・読みかけの小説を投げ出す気持ち悪さ ・本作品の気持ち悪さ かろうじて、1ミリほど前者が勝って「頑張って」最後まで読みましたけどね。 というか、レビューで酷評するために頑張ったと言っても良い。 もうこういう作品は沢山ですね。 | ||||
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最悪な気分になれると小耳にはさんで読んでみたのですが いかんせん、変態と狂人のあふれるこんな国で暮らしてるものですから、 残酷描写にそれほど気分を害することはなく、さしたる衝撃も得ぬままに読了。 グロ度、登場人物のゲス度ともに中の上くらい。 胸糞悪いもの見たさで読もうという輩には少々物足りないです。 それはさておき、ひとつの文学作品としてはとてもおもしろかったです。 | ||||
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僕は年間100〜50冊くらいの本を読みますが、30数年の人生の中で最悪の読書体験となりました。 読後1年ほど経っていますが、いまだにその描写の一節が脳裏をかすめると、酷い混乱に陥ります。 例えば、貴方は目の前で友人を亡くしたことがありますか? 信頼していた家族に裏切られたことはありますか? 恋人に暴力的虐待を受けたことはありますか? そしてそういう思い出をわざわざ選んで経験したいと思いますか? この本を読むというのはそういう体験なのだと思います。 それだけ読者の感性を、感情を激しく揺さぶる著者の筆力はたぐいまれなるもので、文句なしに★5つです。 ただ、繰り返します、これはまっとうな神経の持ち主は読まないほうが良い小説です。 | ||||
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読んでいてこれほどまで怒りを覚えた作品も珍しい。 理不尽極まりない子持ちの女が、両親を事故でなくしこの鬼畜に引き取られた少女を地獄の底に突き落とす。 これらの狂気に満ちた一連の悪行は、自分よりも遥かに若く美しく、清楚で純潔な美少女を妬んでのこと。 この女が行った行為は、彼女の一生を掛けたところで到底償えるものではない。 文章を読むのも非常に辛いので、途中でやめてしまう人がいてもおかしくないほど凄惨すぎる内容です。 心を痛めたくない人や、心臓が弱い人は読まない方がいいです。 そうでなくとも、読んだら絶対に後悔します。 読むのであれば決死の覚悟で読んで下さい。 | ||||
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”兵士が発砲を決意する最大の理由は「撃てと命令されるから」である” 読んでいる間ずっと、このエピソードを思い出していた。 ”やる”という意思決定も難しいが、”やらない/それをとめる”という意思決定も同様に難しい。 結果、主人公は傍観することになる。 傍観している主人公の視点から、読者もまた傍観させられる。 まるで、目の前で見せられているかのような感覚だった。読んでいて体がこわばった。 2chのまとめサイトで「初心者におすすめ元気が出る小説」と紹介されていたので読んだが、すっかり騙された。ふざけんな。 | ||||
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邪悪とは何か。 それは、人としての尊厳を失う事である。 そして、人はどのように邪悪となるのか。 それを明らめたものが本書であろう。邪悪とは、正義を以って 行使される時、恐ろしい破壊と悲劇をもたらすのだ。 この作品は、文学史上、最も陰鬱を味わうと言われている。 読者は、読者であるが故に、少女たちが味わう苦痛と侮辱に何も出来ない事に苦しめられる。 傍観者であることに、これ程苦しみ、また、罪悪感を感ずる事はない。 目の前で恐ろしい邪悪が、行われる事を、ただ見つめるしかない無力さは、 己をもまた邪悪の一味であることを思わせる。 この作品程救いがなく、心を暗くするものはない。 ダンラ「神曲」にある地獄の門の言葉こそ、この作品にはふさわしい。 しかし。読後に我々は、一筋の光明を見る。 それは、闇と、汚職ばかりの中で、ただ少女だけが最後まで輝き続けることだ。 皆が少女の光を消そうとする。そしてそうなる。 しけし。消えるからこそ、その光はいつまでも残るものだ。 あまりに暗い故に、その残光は消えないのだ。 | ||||
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映画化で話題になった機会に読んでみた.ストーリー展開やおぞましいのは予想の範囲内だったが,作品としての完成度やエンターテイメント性などは想像以上で,自分の中では高めの評価をしていた.アマゾンの星で言ったら4はつけるつもりだった. で,この元になった事件を調べてみると,なんと細かい所まで全く同じじゃないか,それでいっぺんにしらけた.この作品の強みともいえる読後感の悪さや迫力もすべて消え去ってしまった. 事件にヒントを得てモチーフにするなら分かるけど,ディテールまで一緒じゃあ,小説家としてなにやってんの?って感じ. | ||||
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まず最初に連想したのが「スタンド・バイ・ミー」。大抵の人はそうでしょうね。大雑把に言えば、誰にでもあった少年期の様々な葛藤を経て、仲間達と共に成長してゆくという物語。 この作品の登場人物たちも成長してゆくが、ベクトルの方向は違う。みなの母であり、良き理解者であったはずの一人の狂った女のコントロールの下、憎悪を増幅させ暴力と陵辱の日常から逃げ出せられなくなっていく。 非常に後味の悪い作品。が、読み進めるのを止められない。恐怖の塊。 | ||||
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何度読んでも重い・暗い・痛い気分になる…。 初めて読んだ時の衝撃といったら…! それなのにまた読みたくなる… そして、“あの忌まわしい事件”の被害者への作者なりの鎮魂歌のようにも思えた。 | ||||
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内容は既にたくさんの方がレビューされているので省略しますが…… 普通のエンタメとして出版さているにも関わらず、この作品を純粋に楽しんで読めるのは真性のサドだけでしょう 普通の人が読むと嫌な気持ちになると思います 虐待系の話に感心がある人でも、素直に新書とか読んだほうがいいんじゃないでしょうか。そのほうがショックも少なく、より現実を知ることが出来るでしょうし…… しかしながら「このようなダークサイド話をエンタメにまで昇華させ、小説という形をとって世に広める」という作者の意図(があったかどうかはわかりませんが)は見事に成功しているでしょう 陰惨なストーリーを読みやすい文章とテンポの良さで描いている点は秀逸で、ベストセラーも納得 結末も読後感も最悪ですが、そこも重要なポイントなんだと思いますね。虐待や拷問を忌むべき存在として見つめ直すと共に再確認できる良いきっかけになりますから 一応フィクションですが、どのような形であれ悲惨な事件の実態を知る人が増えれば、実際の犯罪も減っていくのかな……? どちらにせよ普通の人が気軽に楽しめるような話ではないです。読みやすいんだけどね | ||||
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’81年、『オフシーズン』でデビューした、アメリカ・ニュージャージー州のホラー作家ジャック・ケッチャムが’89年にペーパーバックで発表し、’96年にハードカバーで復刊された第2作。映像化もされ、DVDになっている。’98年の邦訳以来版を重ねて長く読まれてきたが、ここにきて書店でのPOPや新しい帯のキャッチコピーのアピールで人気が再燃している。ちなみにペンネームのジャック・ケッチャムは、英国の絞首刑執行人に代々受け継がれている名前だそうだ。 ウォール街で成功をおさめ、2度の離婚を経験、3度目の結婚を控えた‘わたし’ことデイヴィット・モーラン41才が、12才半だった1958年の夏を想い出して語る。 全部で5部構成の第2部あたりまでは、‘わたし’が交通事故で両親を亡くして親戚である隣りのチャンドラー家に預けられたメグことミーガン・ロクリンとその妹で下半身に重度の障害を残したスーザンと出会い、メグに“異性”を意識したり、悪童たちと遊んだりといった、まるでロバート・マキャモンの『少年時代』を彷彿させる、ノスタルジックなストーリーだが、第3部から雲行きが怪しくなり、第4・5部は、凄惨な“虐待”シーンの連続となる。 このさしたる理由もない、おぞましくもエスカレートする集団暴行と、それを先導し、その場を支配する隣家の主婦ルースは異常である。これは昨今問題化されている“児童虐待”をはるかに超え、通常の“ホラー”の範疇では理解できない小説である。私は、ホラー小説から受ける生理的な“恐怖”というより、“嫌悪感”を抱いた。 本書は、読者をしばらく眠れない・立ち直れないほどのショックを与える“極悪小説”である。未成年者は決して読むべきではないし、軽い気持ちで手にとってはいけない。 | ||||
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確かに、かなり気分の悪くなる小説ではあるが、以前、「女子高生コンクリ詰め殺人事件」 や「名古屋アベック殺人事件」、「北九州・連続監禁殺人事件」等を読んでいたので、 衝撃度はそれらの10分の1もなかった。 この小説も実際にあった事件を元に書かれてるらしいが、所詮は小説である。 しかし、上記の事件は紛れもない事実であり、その凄惨さはこの小説を遙かに上回っている。 それらを読んだ時、あまりの胸クソの悪さと凄惨さに2か月くらい気分が悪かった。 自分の中で、何かが変わってしまった気がした。 まさにレビュータイトル通りである。事実は小説を凌駕する。 人間の想像を絶する残忍さを持った人間が、この世には存在しているとゆうことだ。 | ||||
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後味の悪さだけが心に残ってしまい、 そういう意味で絶賛していた本ですが、 気分の良いときに読み返してみると、 ケッチャムが伝えたい事はもしかして、 暴力に伴う『痛み』なのかもしれないと思いました。 この本を読んだ人は、自分までこの事件の傍観者になってしまったようで 非常にいたたまれない気持ちになると思いますが、 この描写がもし、ワクワクしてしまうようなものだとしたら、 それはとんでもない間違いではないのでしょうか。 暴力描写があふれ、慣れすぎてしまったため、 「この程度のものでは・・・」と思う人もいると思います。 しかし、『本当の暴力』には必ず痛みがついて回ります。 エンターテイメントとして作られた暴力描写にはそれが無いように感じます。 だからこそ「面白い」のですが・・・。 しかしその痛みをわたしたちに感じさせようとして筆を進める ケッチャムはやはり素晴らしい作家だと思いますし、 この作品も素晴らしいものだと思います。 | ||||
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後味が悪いには悪いですが…そんなに話題になるほどでは…というのが正直な感想です もちろん現実にあった事として読めば痛ましい事この上ないのですが、小説として読むと作者が何を伝えたいのかいまひとつわかりにくい気がします。なので星3つ。後味の悪さで言えばもっと凄い本があるでしょうし…うーん。 | ||||
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休日に一気に読んでしまいました。 面白い。止まらない止まらない。 主人公が決心してから、急に大人になり過ぎな気がしたけど・・・ 面白いのは間違いないです。 | ||||
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まず面白かったです 帯の「コレはヤバイ」というのに期待していたのですが ヤバイとは怖いの方の意味ではなく、違う方の意味でした 今度はオフシーズンを見てみたいと思います | ||||
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文章も展開もすばらしい。小説として必要なすべてを兼ね備えた、実力派の一作といえるだろう。 しかし、この作者の作品は読者を選ぶ。不向きな人が読んでしまったら、これはもう、言いようもなく不幸で惨めな気分になる。 その意味で、私にとってはこの作品は完全に不向きで、心の底から不愉快で、二度と手にとりたくないものの一つだった。読み終えた本を手元に置くのさえ不快で、慌てて売ってしまったほどだが、それでも記憶の中になまなましく残る内容は、決して消えることはないだろう。そこまでの印象を残す作品として、やはり高く評価されるべきだろうとは思う。だが公平に判断しても、決して青少年に読んでほしくない小説であることは間違いがない。 小説としての筆力は評価されるべきだが、個人の感情としては誰にもすすめたくない本だというより他にない。 | ||||
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私には合わなかった。単純なエンターテイメントだと思って読むとつらすぎる。だからといって、筆者が何を伝えたかったが私にはわからなかった。ある種の実験的行動観察をしているような気がした。作品の完成度は高いが、本棚に置いておきたくない一冊でもある。 教育すべき立場の大人の道徳の欠如が、子ども達の残酷さに歯止めをなくす。そういうものかもしれない。好きだけど期待した見返りがなかったり自分のものにできないことで理不尽な怒りを持った経験を思い出す。このような場合、残酷さを増すか微妙な立場をとるか、正義感を強くするかは何で決まるのだろう? | ||||
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そこかしこで「すごい」という評判が書かれていたので手に入れて読んでみる。スリラーなのかと思うとそうではなかった。単なる少女虐待話である。 あの女子高生コンクリート詰め殺人事件がそのまま再現されているかのような物語で非常に気分が悪い。描かれている、軽い虐待がエスカレートし、激しく、ねちねちしたものになっていく様はリアルな経過なのかもしれない。実はこの物語自体も実際にあった事件をもとに発想を得て書かれたようである。 しかし、実話に発想を得て、残虐な小説を書くというのはどういう事だろうと思う。コンクリ事件は映画化された時、凄まじい非難を浴びたものだが、その作品はその事件そのものを描いたものであり、発想を得たと云うのとはまた異なる。事件に対する製作者の理解・態度がストレートに問われることになる。それに対して、発想を得たと云うだけなら、趣味に戯れることが可能である。 趣味としてはかなりの悪趣味としか云いようがない。 この物語から得られるのは特に何もなく、読み終えるまでの3時間程度を潰せる、いや、潰してしまうということになろうか。 まぁ、悪趣味に走るのなら「終わらない夏休み」くらいまで徹底してやればいいのだ。ここまでくると素直に受け入れられるものがある。もっともあたしは一日目で十分になって、読むのを止めてしまったけどね。 | ||||
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