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邪馬台国の秘密
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【この小説が収録されている参考書籍】
邪馬台国の秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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小学校4年生の時この本を読んで読書感想文を書きました 読み応えがありとても面白かったです 社会科が主の担任の先生に宇佐説はほぼ否定された物で この本はあくまでもミステリー小説であると説明されました 畿内説が主流ですが吉野ケ里で見つかった古墳に何があるのかとても楽しみです | ||||
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神津恭介シリーズの三部作の成吉思汗の秘密、邪馬台国の秘密、古代天皇の秘密は、昔、読みまくりました。ロマンです。 | ||||
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何十年前に読んだが、スジは殆ど忘れており、また自身の歴史知識も多少進歩している為、非常に興味深くよめた。今読んでも面白く、あり得ない話ではないと思わせる。 | ||||
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邪馬台国論争に大きな一石を投じる(た?)一書ではないか。ベッド・ディテクティブ(「入院中の探偵」という意味でしょうが、この英語で通じる?)が活躍する推理小説としても面白いが、その推理そのものにも目から鱗のオリジナリティがある。本書の魏志倭人伝の解釈には、他の説にはない論理一貫性があり、無理やり「南」を「東」と読むようなこじつけや歪曲がない。実に堂々たる、そして納得感の高い説である。 魏の一行の上陸地点を「定説」である松浦半島ではなく、さらに東の神湊に比定する。そこから倭人伝にある方角と距離(1kmを7里と計算)の通りに進んでくると、なんと「自然に」宇佐八幡の辺りに行きついてしまうのである。しかも、宇佐八幡に祀られている三神の一人は「神功皇后」で、日本書紀では卑弥呼と断定されている人物。三神のもう一人は「比売大神(ひめのおおかみ)」という記紀にも登場しない神様だが、その読みが卑弥呼を容易に連想させる。さらに、神社は明らかに古墳の上に建立されており、実際に石室を見たという目撃者もいる。倭人伝に記された卑弥呼の霊廟が、この宇佐八幡の下にある可能性が否定できないのだ。 高木(神津?)説の惜しまれるところは、倭人伝の地名と現代の地名の類似点が殆ど無いことだ。70年代に書かれた本作に今頃興奮している自分も自分だが、本作発表後40年、本作の推理が定説を覆すに至らなかったのは、まさにこの地名の問題が大きかったのではないだろうか。この上は、どなたかが宇佐八幡の古墳の石棺を開けて、魏の金印を発見して下さることを祈るしかない。 | ||||
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大変興味深い内容ですいすい読み進められます。 おかたい歴史書を読むより、読み物として楽しめます。 | ||||
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小学生のころ、土曜ワイド劇場で神津恭介シリーズをやっていた。 中学生になって初めてこの本を買い読破できなかった。 三十代になりやっとこの本を読破した。 昔の歴史の話は馬鹿に出来ない。 | ||||
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邪馬台国はどこか?日本古代史最大の謎に名探偵神津恭介が病臥のまま挑む。「魏志倭人伝」の解釈と推理。同時に旅情もゆったり楽しめる趣向。高木彬光の結論が正しいのか?もちろんそれは分からないが、論証の手法にぶれも無駄もなく、フェアな印象を受けた。自分が想定した場所に邪馬台国をもって行くための恣意的な「魏志倭人伝」ご都合主義解釈とダブルスタンダード、トリプルスタンダードにウンザリだった者には「あるいはこれが真相か?」と思わせる。とすれば、作家としては成功作。高木彬光の学術モノでは最高傑作だと思う。 40年近く前にカッパノベルス版で読んだ懐かしい一冊。あのカバーのデザイン(九州北部の地図と埴輪)の再現だと良かったのに。 | ||||
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高校生の頃に本書に出会って以来20年以上の間、何度も読み返してきました。優れた小説は時代を超えて文章に説得力があるものです。歴史学者が畿内説と九州説に分かれて、充分に論証できていないまま、長い時間が経過しています。我が国の起源に関わる命題を明快に解くことが出来ない歴史学者には、科学的な推論を本書から学んでほしいと思います。 高木氏の着想と主観を抑え込んで真実に迫ろうとした姿勢は大いに学ぶべきと考えています。こうした精神は現在の仕事でも根源的な処で役だっています。 | ||||
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邪馬台国は一体どこにあったのか?畿内なのか、九州なのか? その疑問に答えるべく名探偵神津恭介がその解明に乗り出した ベッド・ディテクティブものの第二弾。 邪馬台国の女王に君臨した卑弥呼の墓といわれる箸墓古墳は 奈良に存在する。そのため、邪馬台国は畿内説がやや有利な ようだが、事実はどうだったのか? 中国の歴史書「三国志」の「魏志倭人伝」に女王卑弥呼の 記述があり、約三十の小国家の長となり、祭政一致の政治を 行なったとあるが、その所在については確定すべき資料が 発見されていない現在、その解明の一方法論として示された この書の内容は確かに注目に値するものである。 | ||||
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昭和54年発行のためかなり紙質などに劣化が見られましたが保存状態は良好でした。文庫本とはいえ初版本だったので驚きました。大切に所蔵していきたいと思います。 | ||||
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考察が論理的かつ合理的で、万人が納得できるものだと思う。邪馬台国推理の金字塔である。 | ||||
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はじめての高木彬光作品。はじめての邪馬台国本。私にとってはそういう位置づけになった本。まず、高木作品としてだが、初対面の神津恭介さんは、・・・おじいちゃんだった(笑やはり今読むと、古さを感じさせる文章は致し方あるまい。しかし、ストーリーの展開は意外にスリリングで、エラソーな神津探偵の口ぶりも、それほどイヤミに感じない。今でも十分通用するミステリーと評価したい。邪馬台国本としては、もちろん私も邪馬台国のなんたるかも、これが大論争となっていることもよく知っている。しかし、ちゃんとした一冊の本として読んだのは、これまで記憶にない。感想としては、知的冒険小説として邪馬台国ものは、「これはイケる」と感じたね。・・・学説としては今現在、邪馬台国は畿内説が有力なようだが。 | ||||
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本作は『成吉思汗の秘密』に続いて名探偵神津恭介が日本史最大の謎である邪馬台国に挑んだベッド・ディテクティヴ第2弾となる意欲作です。最早この論争は百花繚乱状態で古墳等の学術調査によって決定的な物証が出てこない限り結論は出ないと思われるのですが、神津推理は原点である所謂『魏志・倭人伝』を素直に読み解いていくところからスタートします。そこから単純な間違いと指摘されるような方位や距離の問題を全方位360度の8等分や地図上の距離の測定といった非常に簡便な方法で解決していきます。これで従来言われてきたような誤記訂正的な論法ではなく自然な形で九州東海岸への道筋が開けていく事になるわけですが、一番ユニークだったのは壱岐から北九州への上陸地点が従来の東松浦半島ではなく宗像となった点でした。『魏志・倭人伝』の距離を尊重した推理ですが夏場の帆船航路としては実に自然な考えで後の朝鮮通信使も海流を考慮して直接博多方面に航海している事からみても慧眼であったと思います。その後の邪馬台国の宇佐比定や投馬国の位置については万人を納得させる説得力としては未知数ですが宇佐神宮と大和朝廷の関係から見て非常に興味をそそられます。邪馬台国の衰亡と畿内への勢力移動については歴史上のロマンとして大いに受け入れられる考えですし「謎の四世紀」というミッシングリンクを解明する一つの指標と言っても良いと思います。今後、新たな為政者の英断で邪馬台国の全貌が解明された時は地下の高木彬光先生や名探偵神津恭介も大いに満足されるのではないでしょうか。混沌とした論争にエポックメーキングを見出したい方にはお勧めの一作です。 | ||||
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3回読みました。推理小説家ならではの考察で、しかも小説家が書いている本なのですごく読みやすいし頭に入ってきます。なるほど〜と思える判断もあります。残念なのが30年以上前に書かれた話で、当時は吉野ヶ里も発見されてなかったし、鏡も現在ほど出土していなかったので、それを踏まえてもう一度持論を書いて欲しいと思いますが、亡くなっておられますのが残念です。私としては、邪馬台国がどこだ?とか、理由は?とかコテコテの学者本より、面白く納得できるこの本が一番好きです。 | ||||
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名探偵神津恭介が二度目の入院、前回の入院時にベッドの上で「源義経は成吉思汗(ジンギスカン)である」を証明したのについで、日本古代史最大の謎ともいえる邪馬台国の場所の確定に挑戦する。このての歴史ミステリのおもしろさは、歴史の事実だと思っていたことが次々と覆されていくことにあるが、邪馬台国はもともと近畿説と九州説の二つがあり、作中でもこの二つのどちらが正しいかを推理していくため、衝撃度では「成吉思汗の秘密」のほうが上だが、資料(魏志倭人伝等)の独自の解釈から邪馬台国にたどりつくあたりはさすが神津恭介とうならされます。歴史ミステリの秀作です。 | ||||
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