死神の座
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
死神の座の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
名探偵・神津恭介の前に次々と現れる、個性的を通り越して、奇人と言うべき登場人物たち。 いずれも腹に一物持っていて、正直に尋問に応えてくれないため、真相は一向に見えないまま、連続殺人劇が繰り広げられる。 舞台は今上天皇がまだ皇太子で、美智子様とのご婚約が発表される以前の、1958年7月の軽井沢。 皇太子が避暑においでになる8月までには事件を解決せねばと、捜査陣は焦るが、登場人物たちは浮世離れした道化芝居を続ける。 本来のワトソン役・松下研三も、よせば良いのに犯人逮捕に乗り出し、大立ち回りを演じてクライマックスを盛り上げる。 とは言え、遺産相続をめぐる殺人劇なので、有力容疑者は限られている。 犯人は初めから主要登場人物の中にいて、かつその中から3人殺されてしまうのだから、犯人の意外性は、余り無い。 しかし、ここではそうしたことは問題ではないのだろう。 これは、カーを手本にした一種のバカミス、farce(笑劇、道化芝居)と読むべきなのだと思う。 そういう視点からは、かなり面白く読めた。 時代設定をバブル期などに手直しすれば、まだまだドラマの原作にも使えるネタである。 開巻いきなり登場する、ちょっと頭がおかしいとしか思えない娘などは、ぜひ吉高由里子に演じてもらいたいものだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者晩年近くの神津ものは辛い部分が多かったが、本書では神津は未だ健在。 星3’5ぐらいはあげても良いと思います。でも、犯人はヨミ易い。 「作者にしてやられた」とは行かないまでも充分神津モノを満喫させてくれます。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|