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悪人



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【この小説が収録されている参考書籍】
悪人
悪人(上) (朝日文庫)
悪人(下) (朝日文庫)

悪人の評価: 4.01/5点 レビュー 407件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全407件 221~240 12/21ページ
No.187:
(5pt)

「悪人」へのボーダーライン

社会の片隅で祖父母とひっそり暮らすどこにでも居そうな少年。その彼が、ただありふれた異性への思いをきっかけに、犯罪者・逃亡者へと堕ちていきます。大それた欲望も悪意も持たず、平凡に暮らして行けたはずの人生。ただ幾つかの何かが「悪人」へのボーダーラインへ運んで行き・・・。誰でも、加害者にも被害者にもなる可能性のある日常で、絶対に越してはいけない一線があります。この中にはいろんな形の「悪人」が出てきますが、結局人はみんな「悪人」なのかなぁと思いました。重松清氏著作の「疾走」を読んだ時と同じような、社会から弾かれた者の悲哀を感じました。
悪人(上) (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237
No.186:
(3pt)

悪人(下)

結末を迎えるまでの前フリが長すぎて、最後何故そうなったのかが全然書き切れていないと思う。何が言いたかったのかがわからない。
悪人(下) (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:悪人(下) (朝日文庫)より
4022645245
No.185:
(5pt)

テーマを勘違いしているのではないかなあ

吉田は映画で柄本明が叫ぶ「真面目に生きとる人間をバカにするな」の一言を世に出したかった。人の挫折というのは、「逃げ」から始まるのではないかな、負けても負けても真面目に行けと。その一言を、「逃げ」で表現しているのだから、「逃げ」の現象をどうこう言っても始まらない。平成20年前後の日本に生きている読者に、出合い系や解体労働者や地味な女や軽い女などの具材を提供しただけで、登場人物は、吉田の思い通りに行動し発言する。太宰は、小説というは一言を伝えんがための饒舌みたいなことを言っていましたが、弱い俗物の多い日本人のために、切腹せんで、行き詰らないで、吉田に再度このテーマで書いて頂きたい。今度は、人間の生きる本能はかくも強いのだ、わかったかこのへたれ日本人が、という「おち」が良いと思う。閉塞した日本社会を打破する、一つの解答作品を描ける吉田の力量に期待したい。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.184:
(3pt)

『悪人』?タイトルは『馬鹿』に変えた方がいい

ヤンキーだの今どき大学生だの普通の人に紛れてるビッチだの、薄っぺらい『馬鹿』ばかりが登場する作品。 『悪人』はて?誰のこと?という感じ。 ワイドショー好きな自分は楽しく読めたとこもあったが、出会い系でよくありそうな殺人事件を裏がこうだったらおまえらどうよ?俺の妄想聞いて! と言われてる感じ。 口が悪い自分も、気を付けないと、カッと来やすい馬鹿に殺されちゃう馬鹿になっちゃうなぁ、とちょっと反省。 あのビッチは馬鹿過ぎでしょ。殺されて当然の振る舞い&キャラクター。 父親の振る舞いを見ても、だからこんな娘に育っちゃったのねーと、思う。 薬やってた自分の娘を棚に上げて押尾を糾弾してる例の両親思い出した。 この作品の中に『悪人』なんていませんよ、世間の底辺で生きているのが納得出来る、はたまた相応しい、『馬鹿』がいるだけ。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.183:
(4pt)

強さを持つ大切さ

レビュー評価の低い方の多くに“弱い人間を描いているだけ”という意見が多い。むしろ、作者はそこが描きたかったと思う。その“弱さ”こそ、テーマ。この殺人事件は、あらゆる登場人物の“寂しさ”“嫉妬心”“見栄”そういった心の弱さが、様々な角度から偶然に重なり合って起きてしまった事件だと思う。この事件の悲しさは、そこにある。誰にでも起こりうる事件だし、些細なきっかけで回避できた事件だったはず。そして、些細なきっかけこそ、佳男がつぶやいた「大切な人」の存在なんじゃないかな。人間だれもが弱い。だからこそ、そんな弱さを互いに認め、一緒になって支え合える「大切な人」が必要。大切な人がいることで、誰かに必要とされているという喜びが生まれ、大切な人を守りたい、そばに居たいと思う気持ちが生まれる。人はそこで「強さ」を持てる。そして、その強さが、自信となり、自分自身への愛、自己愛にも繋がる。彼らには、その「強さ」が足りなかったんだと思う。「強さ」さえあれば、彼らも、自分の人生に光を見いだせたんじゃないかな…当たり前の幸せを手に入れられたんじゃないかな…考えれば考えるほど、涙が込み上げてくる。佳男がつぶやく「大切な人がおらん人間が多すぎる」というセリフが今も心に響いている。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.182:
(4pt)

今、愛する人がいる人にも、いない人にも。

悪人はラブストーリーだった。人を愛するということ。それについて書かれている。親子の愛も、男女の愛も、どんな愛も、人が人を想う所、そこに愛がある。愛が生まれる。ただし、愛は必ずしも「幸せ」ではない。
悪人(上) (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237
No.181:
(5pt)

善人。。。

いっきに 読み、 久々 号泣しました。 佐賀に生まれ、育った私にとって、光代の内に秘める感情は、世代を超えて共感しました。 光代にとって、たとえ一時の出来事でも、かけがえのない 大切な時間が持てた・・・いい人生だったと思える。良かったね。そう 思います。。。。真実は人それぞれ違うから。故郷を遠く離れ 標準語の飛び交う暮らしの中で、故郷の言葉が これほど 愛おしく感じられた本もありませんでした。
悪人(上) (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237
No.180:
(4pt)

確かに、新鮮味はないですが・・・

通勤途中の読書3日ぐらいで読み終えました。他の方のレビューにもありましたが、確かに面白いしぐいぐい読めるのですが過去の他の小説でも見たことがあるような感じがどうしても気なってしまった。ですが。。。。昨今このような事件が頻繁に起きている。もしかしてこの小説と同じなんじゃないだろうあと感じてしまう。という意味では、手法どうこうってのはどうでもよくって、ただ純粋に作者が現代に訴えたいってことが伝わったのかなって気もします。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.179:
(3pt)

光代は愚かだけど切ないですね。

本当の悪人はだれか?というテーマが込められたタイトル。悪人は祐一に限らない,というのであれば,それはそうかなと思うけど,でも祐一は人間としてダメですよね。佳乃は嫌な子かもしれないけど,だからといって殺してもいいわけないです。自分の急場しのぎに人命を奪うような祐一に対して,私は,まったく同情する気になれないし,感情移入もできないです。しかも,そのあと別の女と逃避行かよ,と思ってしまいました。私は,むしろ光代に興味を持ちました。殺人犯相手に,生まれて初めての「愛されてる感」に夢中になってしまう彼女は,ものすごく寂しい女だと思うし,不幸になるとわかっている道を選んでしまう不器用な女だと思いました。祐一の最後の行動がなければ,彼女は,ずっと祐一を待ち続けていたと思います。最後の祐一の行動は,彼なりの本当の愛情だと思うけど,彼女は,どうもそれに気づかず,むしろ愛は幻だったのかなと思う。でも,それによって,きっと人生の仕切り直しも可能となったと思います。映画は見に行きたいと思います。深津絵里さんが楽しみです。
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No.178:
(1pt)

みなさん本当に?

みなさん本当に泣けました?私の正直な感想です。祐一も佳乃も増尾も光代も、登場人物の頭の悪さに終始イライラしました。まともなのは鶴田くらいだと思いました。佳男や房枝の気持ちや行動は当然のこととして理解できますが、どうしてか、現実味を感じられません。全く心に響きませんでした・・・。
悪人(下) (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:悪人(下) (朝日文庫)より
4022645245
No.177:
(3pt)

プシュー

感動するラストを期待していたんですが、逮捕される直前から一気にプシューっと気持ちがしぼんでしまいました。なにこれって感じですね。終わり方に異議あり。こういう終わり方しかなかったんでしょうか? それともラストがこれだからいいとか…。微妙でした。
悪人(下) (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:悪人(下) (朝日文庫)より
4022645245
No.176:
(3pt)

使い古された秀逸さ

吉田ファンとして発売早々に読みました。彼の持ち味である突き放したような現実味のある話が私は好きです。今までの吉田テイストと違うと思うのは私だけでしょうか。彼はこんなにも社会派なストーリーを書く人だったか。こんなにも使い古され、説教くさい話を書く人だったろうか。内容はよくできていて、一気に読んでしまうパワーを充分に持ちえていますが、どうもどこかで読んだ話であり、罪とは一体なんなのか・現代の闇、みたいなありきたりで昔読んで心痛んだ話としか思えません。彼には、彼にしか書けない話や題材があるのにあえてこの手の題材について書く意味は薄く、他の作家のそれに比べてしまうと劣っていると言わざるをえないです。悪くない。でも吉田修一がこの手の話を書く必要があったのだろうかと非常に非常に残念な気持ちです。映画も筆者が脚本を書いているということで見ましたが、小説より更に味気ないストーリーになっています。映画公開により、小説も映画も絶賛されていることが疑問でレビュー書いてみました。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.175:
(4pt)

誰よりも弱く純粋な“悪人”

人間くさい。 まるでその人が隣りに座っているかのように、登場人物1人1人の匂いが漂ってくる。そんな小説でした。 弱さや寂しさ・汚さ・執着心・エゴ…その他諸々人間の“負”の部分が、本を閉じてしまいたくなる程生々しく表現されています。 羨ましいと思うような人物は1人も登場しないのに、登場人物全員に共感してしまうという不思議な感覚を味わいました。 吉田修一さんの作品はこの『悪人』が初めてだったのですが、これを読み終えてすぐに彼の別の作品も購入しました。 引き込まれる引き込まれる。 主人公・祐一の心理描写がゼロなのにも関わらず、きっと大半の読者がこの誰よりも弱く純粋な“悪人”に心を奪われた事でしょう。 寂しさ・虚無感を感じている全ての方にオススメしたい作品です。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.174:
(3pt)

『悪人』?

『悪人』というタイトルが作品としっくりきません。確かにいろいろな人の悪の部分を垣間見ることはできましたが、この作品の中に出てくる「悪人」と呼べるような人は、催眠商法で人を騙し、漢方薬や健康食品を売りつける人達ぐらいだったように思えます。 作者としては、人の中の「垣間見えた悪」の連鎖によって起きた群像非劇の中で、「結果としての殺人」を起こしてしまった清水祐一を象徴として『悪人』としたのかもしれませんが、私の中では主要な登場人物達の憐れさを総括できる『哀しい人々』のようなタイトルの方がこの作品にはしっくりきた気がします。
悪人(下) (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:悪人(下) (朝日文庫)より
4022645245
No.173:
(5pt)

興味を沸き立て直ぐ読み進んだ☆

大まかな成り行きは本の裏に書いてあるそのままです外側からみたらよくある事件、まさに現代事件ですでも何故?何故殺された彼女は?殺した彼は?庇った彼女は?とゆう興味を書き立てる作品、そして最後は?と気になること受け合いです!誰が悪人か?私には全員そう思えました。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.172:
(5pt)

これからこの本を読もう、またはこの映画を観ようとしている全ての方へ

素晴らしい作品だと思います。僕は、誰かの目の前に並べられたこの「悪人」という名のフルコースを、その人が手にとって口に入れる前に美味いだの不味いだのあまり言いたくないので、このレビューもほとんどの人にとって役に立たないものかもしれません。でも、前から気になってたけどまだ読んでいないっていう方、近くの本屋の映画化コーナーで見かけたことあるっていう方、深津絵里さんのモントリオール世界映画祭最優秀女優賞受賞で初めてこの作品を知ったよっていう方、そんな全ての方に読んでもらいたい。「殺人事件」という、きっとほとんどの人がその人生の中で「TVのニュースや新聞の中の出来事」として終わってしまうような事にスポットをあてた物語なので、場面をうまく想像できていなかったり、登場人物にうまく感情移入できなかったりすることがあると思います。ですが、読み手の数だけ無数に祐一がいて、光代がいて、そしてこの物語があっていいと思います。この作品を「平凡な小説」や「シラケ話」と捉えるのか、「人間の尊厳とは何か、生とは、死とは、善とは、悪とは何なのかを考えるための人生のスパイスの一つ」と捉えるのか、読み手の想像力と読解力次第でしょう。僕は、この作品を前者のように捉えることができるほどできた人間ではないので、初めてこの作品を知ってから2年間、「何かある」度に「罪と罰」の次に読み返しています。さあ、あなたも荒江四つ角へ・・・
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.171:
(1pt)

真面目に生きている人に対して失礼な小説

人殺しは人殺しに違いないし、純愛してるから、不幸な生い立ちだからという理由で感情移入するのもどうなのかな?それだったら、現実に起きた事件の被害者はいたたまれないだろうし。登場人物に安易に感情移入して「自分も悪人なんだな」って納得して終わらせるより、その「悪人」的な自分とどう向きあうかが必要なんじゃないの?自分のしたことや弱さを認められない頭の悪い連中が純愛劇だのと誤魔化しているとしか見えなかった。登場人物、特に主人公とそのツレは「自分がやったことの結果を受け入れる」ことができないままで小説が終わってしまった。ここまで読者を盛り上げておいて、「あとは自分で考えてください」というのは酷である。何らかの答えを見出せないまま、作者が呈のいい結末をつけて途中放棄しちゃったみたいな・・。前半の薄っぺらい人生を送っている人々の見本市的な展開はリアリティがあって、ぞっとするほど感心したけど、それまで。それ以上の展開が望めず、殺人犯の逃避行に急展開してしまう消化不良・・・。「私たちは一見真面目に生活しているけど、実は悪いこともしています。それが何?」と薄っぺらい人間たちが薄ら笑いして開き直っているような不快感を感じる。最後の加害者の祖母と被害者の父親の「蜂の一刺し」でやや溜飲を下げたのも束の間、ラストのモノローグで台無し。最後まで自分の弱さを認められない人間がそのまま社会復帰できるなんて・・・というモヤモヤ感が残った。高評価のレビュー多いし、映画化もされたけど、個人的には「?」です。「純愛できたら人殺しもOK、殺されるほうも悪いんだし〜」というノリなのか?殺人事件がファッションみたいに取り扱われているようで、不愉快。映画のCMなどを見るたびに肌が粟立ってくる。世の中には、人から見たら平凡そうに見える人生でも、汗流して真剣に生きている人たちもいるのに(例えば、クレヨンしんちゃん「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」はそれを描いた秀作)。何故こんな小説や人間ばかりがクローズアップされるのかと思うと腹立たしいくらい。以上、この本は展開やモノローグにリアリティが込められていて、小説としては成り立っているけど、時間と興味があれば、読んでみてくださいという程度。自分がひねくれているだけなのかな・・・。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.170:
(3pt)

可もなく不可もなく.....

わからない.....どうしてここまで評価が高いのか全く理解できない。確かに悪い作品ではないし、サクサク読める。でもそれだけ...。ありきたりで、他の小説や映画で既に見知った内容だ。
悪人(上) (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237
No.169:
(5pt)

人には「人を傷つけていい理由」など無い。

近日中に映画も公開される話題の本作を遅ればせながら読みました。殺人を犯した若者、そのきっかけを作った若者、殺されても仕方ないような被害者、加害者を想う女性、被害者の両親、加害者の祖父母。物語は彼ら登場人物の背景を丁寧に、そして立場を丁寧に描写していきます。読み進めるうち、被害者の佳乃はとても性悪なあばずれで、「あぁ、こんな女だったら殺されてもしょうがないね。」と自然に想う自分がいました。そして加害者の祐一にこそ肩入れをしてしまう気持ちになるのですが、それを佳乃を想う両親が打ち消しました。どんなにビッチで最悪な女でも、それを手塩に育てた両親が存在するのだ。そしてそんな子を想う親の気持ちは他人のそれに決して劣るものではなく、その命が奪われれば血の涙を流すほど、身体の大部分が抉られて心が粉々に砕かれてしまうのだと。。祐一に対しても、その悲劇的な生い立ちや生真面目すぎる性格が災いして報われない人生を不器用に生きている様が痛々しく肩入れしてしまいます。そして彼を想う寂しいアラサーの光代に対しても「誰かに必要とされたかったんだねー、純愛やねー」と、さらに事もあろうかボンボンで軽薄な圭吾に対しても「ニンニク臭いいけすかない尻軽女だったら蹴飛ばして車外に放り出したくなるかもねー」と、不思議と妙に感情移入してしまい、誰も憎めなくなってしまいました。この作品のテーマ、「悪人とは?」…一番の悪人は誰だったのでしょう。佳乃?佳乃を奔放に育て過ぎた佳男?祐一?祐一を捨てた母親?母親を捨てた父親?房江?圭吾?恐らく読み手によって印象は変わってくると思います。そう思わせる、秀逸の作品です。ボクトツで不器用すぎる祐一の心が、正直、痛いです。しかし、どんな理由があれ人を傷つけていい、殺めていい理由など無いのです。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.168:
(4pt)

質問対する回答

話の落としどころはこの辺りでしょう。結局真の悪(人)は、無責任なマスコミその他周辺の人々ということになるのでしょうか? 作品中に九州の方言が溢れていて好ましいが、博多弁も佐賀弁も長崎弁も同じなのか?そんな疑問も湧いてきます。映画の中では、この辺りも表現されているようです。 内容は愛情に餓えた男と女が出会い、互いの存在に自らの飢餓感を満たしつつも破滅へと向かっていく。最後に見せる主人公のやさしさが心に痛いです。 映像で見せるのはちょっと難しそうです。しかし、深津絵里さんはモントリオールで受賞したようだし、映像化した作品の出来も悪くないのかもしれません。
悪人(上) (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237

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