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悪人
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悪人の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 1~20 1/4ページ
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| 満足 | ||||
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| 映画をみてから本を読みました。映画がかなり本に忠実で驚きました。 | ||||
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| 映画化もされて話題になった大作である。映画の方も良くできているので、是非見てもらいたい。できれば、原作よりも映画を先に見た方がいい。出演者の妻夫木聡、深津絵里、満島ひかりのその時の心情が、原作を後に読むことによって、よりリアルにその心情が理解できる。また、映画では割愛されてあるシーンがかなりあるが、その比較が面白い。 上巻はそれほどまで面白いとは云えないが、下巻に期待したい。 | ||||
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| タイトルとは裏腹に、優しい人達の話しでした。 優しいけど、報われない人達ばかりが出てきます。 優しくて真面目で誠実に生きているのにちっとも報われない人が話の骨子となっているので、どうしようもなく力が抜けてしまいます。 ただひたすら切ないです。 | ||||
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| ちっぽけなきっかけで取り返しのつかない大きな過ちを犯してしまう。罰せられるべき悪人はチャッカリと線は越えない。ったく!不公平な世の中だ! | ||||
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| 泣ける本が読みたいなぁ。。とネットで検索した際に引っかかって、今更ながら購入。 吉田さんの作品は初めてです。比較的読みやすい感じですね。 で、展開も面白く最後まで短時間で読破。 ただ、、、読む前の期待が高すぎたせいか、物語り終盤での、「えーっ!」とか「そういうことか!」とかいう展開は特になく。 けっしてつまらない作品ではなかったのですが、まぁこんなもんかな。って感じでした。 そこそこってことで星3つです。 | ||||
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| 日本が嫌になる本。 魅力もモラルもない若者、愚かな年寄、寂れて退屈な地方都市、そして誰が殺しても、殺されたとしても、仕方がないような、焦ったいストーリーと感動のなさ。 しかし、読まされてしまう。 下を早く読みたい。 新しいストーリーテラーだ。 でも、口直しが必要だ。 学問ノススメでも読もうか。 | ||||
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| 難しくなくサクサク読めた印象。 読後、こんな悪人等がおりましたチャンチャンって印象。 特に残るものなし。 | ||||
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| 誰もが考えそうなことだろうけれど、結局、「悪人」とは誰だったのか、祐一じゃなくて横尾って意見が大半な気がするけれど…どうだろうか。 佳乃も悪人っちゃ悪人だけど、さすがにちょっと可哀想…かな。 (その佳乃って人物の描写が本書で一番光っていた。「嫌いにはならんれど、うざったい子、おるおる、こいいう子」がリアルに描かれている) 疑問なのが、光代と祐一がなぜここまでにお互いに惹かれたのかが分からない…吉田さんが描写を省いたからなのか、自分が深く読めていないのか、出会ってすぐに訥としたままホテル行って、その後ちょっと連絡取り合っただけで、愛の逃避行するところに感情移入ができなかった。 紙幅がなくなるにつれ、「どう終わるんだろう?」と気になっていたら、終わり方も、斬新というか今まで読んだ本にない感じで、興味深かった。 ───「今の世の中、大切な人のおらん人間が多すぎったい。大切な人がおらん人間は、何でもできると思い込む。自分には失うもんがなかっち、それで自分が強うなった気になっとる。失うものもなければ、欲しいものもない。だけんやろ、自分を余裕のある人間っち思いこんで、失ったり、欲しがったり一喜一憂する人間を、馬鹿にした目で眺めとる。そうじゃなかとよ。本当はそれじゃ駄目とよ」(p.245) …本書で私が読んだ吉田修一作品は5冊目になったけれど、一番面白かったのは断トツで『横道世之介』かな…他は横並び、という感じ。 その他、お勧めの作家さん、著者があれば、遠慮なくお勧めして下さい。 著者:吉田修一(本書で第34回大佛次郎賞を受賞) 発行:2009.11.30 2010.9.30 第10刷 読了:2015/05(060/11)★3.4 | ||||
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| 名前負けしている。もう少し哲学のある悪人が出ると思ったのに。 内容は凡庸でクライマックスも特にない(アレをクライマックスとは呼ばない)。どんでん返しもなく、逆に驚いたぐらい。九州が舞台だけに方言会話でつかえて読書ペースが若干乱れた。 | ||||
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| 内容が、ありふれていて新鮮味がない。 もう少し掘り下げてもいいのではないかと | ||||
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| 親近感を抱きそうな、故郷が舞台の小説ながら、情景が思い浮かぶだけに… リアリティーを感じにくかったのかなぁ、と。 | ||||
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| 犯罪ドラマを目指したような作品。この作家では珍しい。心象風景などはよく描かれており、それなりに読ませるが読後感が薄い。「郊外」の人々の心象風景というテーマが自分に置き換えにくかったせいかもしれない。 吉田修一なら「パレード」「日曜日たち」「東京湾景」「パーク・ライフ」とかの方がいいです。最近は多作過ぎて内容が薄くなっているような気がして吉田修一好きとしては心配(この作品は朝日新聞連載小説だけあって気合が入ってますが)。。。 | ||||
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| 映画を観た後、夢中になって原作を読みました。読み終わった直後はとても興奮しましたが、光代が最後に自問自答するところが、違和感を感じます。多分、祐一と引き離されてからの経緯が何も書かれていないからだとおもいます。三浦綾子の氷点や、宮部みゆきの模倣犯のような、加害者・被害者の心の葛藤の描写が少なく、とてもドライな印象を受けました。現代人の愚かさは、表現されていたと思うのですが、加害者の関係者と被害者の関係者の"愛する者が、事件に関わってしまったがための無念さ。"光代の無念さ。(利用されていたと感じるなら同時に怒りがを感じるのが普通なのに魂を抜かれたように、自己主張しなくなって、佳乃の月命日云々と話しているのが、なんだか、折角の今までの物語を非現実的なエンターテイメントにまで落としてしまった様に感じます。)もっと掘り下げて完結して欲しかったです。ページ数が少なくて残念です。寂しさ・愚かさだけではなく苦悩を丁寧に描写して欲しかったです。 | ||||
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| 何をもって、悪とするかは時代や国によっても異なり。 人は多面的で、どの面でその人を判断するかについて、一概には言えないが・・判断するには、客観的に事実を見つめる必要があると思う。 主人公、祐一には純粋な、優しい一面と・・佳乃の嘘に動揺し、保身の為、殺してしまう身勝手さ、そして、佳乃の遺体が発見された後も、すぐに自首をしなかった狡さ、弱さも持ちあわせていた。 祐一が未成年者でこの事件を起こしていたなら・・母に捨てられた生い立ち等も今回の事件の遠因と考えられなくもないが・・27歳である。 分別があって当然の年齢であり、祐一には祐一を引きとり、育て上げた祖母の房枝や憲夫もいる。 一人ぼっちだったのだろうか? 悲しい過去や閉塞感等は、それを乗り越えるか、否か・・・自分次第ではないか? 結局は、佳乃殺害後に逃げたように、それまでも現実から逃げていたのではないか? そんな祐一が愛する人、光代と出会い、共に時間を過ごす。逃避行を始める。 「祐一、逃げたら駄目よ。怖かやろうけど、逃げたら駄目よ。逃げたってなんも変わらん。逃げたって誰も助けてくれんとよ」房枝の言葉が届いたのではないか? 祐一は、最後逃げなかった。自分に出来ることを躊躇なく行動に移し、光代を守り抜いた。 強さを身に付けていた。 「あんた、大切な人はおるね?」 筆者が読者に問いかけたい一言は、やはりこの一言なのだと思う。 | ||||
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| 吉田修一の最高傑作との呼び声が高いらしいですが、個人的には、『パレード』の方がずっとよかったように思います。ちょっと登場人物が多すぎて散漫な印象がしたのと、吉田修一らしい「ひねくれた毒」が今イチ感じられませんでした。 ただ、逆にものすごくストレートな物語なので、社会派小説として読み応えは十分ですし、考えさせられる点も多いです。それぞれがラストシーンに見せる生き様には、胸が熱くなると思います。 | ||||
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| 「悪人」とはもっと知的で計画的で残忍な人のことを言うのではないか。 登場人物の中に悪人は見当たらなかった。 殺人犯は最終的に「悪人」というレッテルを貼られた、ということだろうか。 佳乃に手を下したのは祐一だが、殺意を抱かせたのは佳乃の発言であり、佳乃を夜中に置き去りにしたのは増尾である。そして佳乃の恐喝まがいの"その発言"を信じた祐一は未熟だったと思う。 更に言うなら、佳乃の警戒心の弱さが原因とも言え(出会い系サイトで躊躇なく男と会うことや、自分の言葉が相手にどう響くか予想できない事など)、そんな子供に育てたのは佳乃の親である。 けれども、佳乃が見栄っ張りで警戒心が弱く尻軽でKY気味(空気が読めない)だからといって彼女が死に値するとは思わない。 自分の係わった人間が死んだにも係わらず、あざ笑って話す増尾は残酷で罪深い。増尾に同調している人々も同じである。この小説で吉田修一の気持ちを代弁しているのは鶴田だろう。 人が一人殺されことによって加害者側、被害者側の家族は多大なダメージを受ける。 我々はメディアの伝える一部の情報により「誰が悪い」と決め付ける傾向があるが、全容と真実を知ったなら「誰が悪い」と安易には言えなくなるだろう。 読みやすい作品だったが、読み応えとしては少々インパクトに欠けた。 もう少し個人を掘り下げるなりテーマを絞っても良いのではないだろうか。 | ||||
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| 登場人物の誰にも自己投影しにくい小説です。悪く言うと他人事というか、、、。 でもだからこそ、この小説で大泣きできる人がいるのかもしれません。詳しくはありませんが例えば落語の人情話の悲恋物や歌舞伎の心中物に近い気がします。 あいにく私は泣きませんでしたが、日本の古典的な「泣き」の物語に自己犠牲愛というスパイスを振りかけた、なかなか普遍的に良い小説だと思います。主人公が行った自己犠牲的な愛情表現によるこの結末は、心中が封じられた現代の悲恋物のニュースタンダードになりうるかもしれません。 | ||||
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| 少ししか読んでませんが、いちいち違和感があるんですよね。今時のこんなこてこてな博多弁つかう子いるみたいな。それから湯布院から西南大に通学するため福岡市にでて来て、博多駅にマンション?西新、唐人町あたりでいいんじゃいとか。福岡でアウディA6に乗ってる西南大生いるかな〜、いないでしょみたいな。 これから読み進めることができたら、また改めてレビューしようと思います。 | ||||
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| タイトルから、作者が言いたかったことは何なのであろうか? いろいろな形の悪人があるということだろうか? すべての人が悪人であるというのであろうか? 悪人と呼ばれる人にも正義や歴史があるということであろうか? 期待が大きかった分、下巻を読み終えた今、何も感じなかったことに 残念に思っている。 映画はもっとおもしろいのであろうか?期待したい。 | ||||
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